OpenVR Advanced Settings(略称 OVR)の設定の仕方
コントローラ別に記載しました。記載といっても、先人が記事にしています。
①IndexコントローラでのOpenVR Advanced Settingsの設定方法
https://signyamo.blog/valve-index_ovr_height/を参照して実施しました。
記事はかなり昔ですが、HMDがIndexなどのライトハウス方式の場合、VIVEのフルトラ関連のソフトはあまり更新がないので、古い記事でも問題なくできることが多いです。OpenVR Advanced Settingsに関しても同じです。Questでもコントローラーの名称や設定以外はほとんど同じです。
https://signyamo.blog/valve-index_ovr_height/ に設定の仕方やスクショは、すべて書いてあるので、そちらをご参照ください。
ちなみにですが、先ほど調べたら、こはろぐもIndexコントローラでしたので、こちらでも可能です。
https://kohavrog.com/spacedrag/
②QuestシリーズでのOpenVR Advanced Settingsの設定方法
こちらも記事が古いのですが、基本的に設定方法は今と変更がなく
https://note.com/w01f/n/n573cb48371c2 や https://metacul-frontier.com/?p=4921
に記載されています。
③VIVEコントローラでのOpenVR Advanced Settingsの設定方法
こちらも記事が古いのですが、そもそもVIVEコン自体大きな変化がないため、基本的に設定方法は今と変更がなく
バチャマガの記事で対応できます。ほとんど共通していて、コントローラの割り当てのところのみ異なっています。
余談:共通部分だけぬきだす
先ほどの3つのケースにほとんどの人があてはまるので、以下は余談です。
共通している部分だけ抜き出すと、つまり「コントローラーのどのボタンに割り当てるのか?そのボタンはタッチも認識するのか?」のみが大きく違っていて、下記の割り当ての設定内容や動作については同じのようです。
OpenVR-AdvancedSettingsのダウンロード
Steam>ストア>「OVR」と検索、もしくは、上記をクリック。
https://store.steampowered.com/app/1009850/OVR_Advanced_Settings/
OpenVR-AdvancedSettingsの設定
インストール後、起動し、SteamVR>ライブラリ>「OVR Advanced Settings」へ。
選択後、起動をクリック。その後、「Motion」を選択。
Space Dragの「Left Hand」「Right Hand」の両方にチェック
キーバインドの設定
「Bindings」の選択、左コントローラーのシステム横の+を選択後、「left hand space drag」をクリック。
「reset offsets」を選択>個人用バインドを保存を選択。
Unityと同じで、記事が古いからできないと思わず、古い記事でも今でも使えるから、検索して上位に残っていると思った方がいいでしょう。以上です。
OpenVR-AdvancedSettingsの意外に知られていない便利な方法
フルトラ時に足が埋もれる等が発生した場合、OpenVR-AdvancedSettingsのFloor Fixを使って一時しのぎする
床の位置がおかしくなった場合、コントローラを一台置いて、OpenVR-AdvancedSettingsのFloor Fixを使うと、一時的に床の高さにあいます。ただし、プレイ中のみ、一時的な処置なので、HMD側の再設定をお勧めします。HMDがIndexなどのライトハウス方式の場合は、ルームセットアップ、QuestやPICOなどの場合も床の設定などを再度しなおしましょう。どのHMDでもどのフルトラデバイスでもSteamVR対応している場合は、普通に有効です。
HMDの位置がぶっ飛んでいる、最初から位置がおかしい時、一時しのぎで
Fix Floor: 床の高さを修正します。床にコントローラを1つ置いて、ボタンを押すだけです。
Recenter Playspace: 床の高さを修正するだけでなく、床にあるコントローラの周囲のスペースもリセンタリングします。
OpenVR-AdvancedSettingsの英語がわからないので和訳してみた
TOPページについて
Video Profile: ビデオプロファイル。
Chaperone Profile: シャペロン境界プロファイル。
Microphone: マイクの音量設定。ミュート/ミュート解除。
Push-to-Talk: プッシュトークの有効/無効
シャペロンって何?
ライトハウス方式のHMDで、ユーザーのプレイエリアの境界を示す技術。 コントローラでプレイエリアを指定することにより、セットアッププロセスでシャペロン境界を設定可能。 デフォルト設定では、ユーザーが境界線に近づくとグリッドパターンが表示されるようになっている。今はQuestが多いので、そんな言葉は使わないかもしれません。
SteamVR
Misc
Enable Timing Overlay: タイミングオーバーレイを有効。
Allow Multiple Drivers: 複数のドライバのロードを許可。viveトラッカーを別デバイスで使うなどを許可
Disable Notifications: 通知無効
Enable System Button Binding: システムボタンをバインドして任意のアプリケーションで使用可能。
No Fade to Grid: アプリケーションが応答しないときに、グリッドを非表示
Camera
Enable Camera: カメラ機能有効
Desktop Overlay Width: :Steamのデスクトップオーバーレイの幅を調整。
Restart SteamVR:SteamVRを再起動
Statistics
HMD Rotations: Y軸の回転数(有線HMDの絡まったコードをほどくのに便利)。
Left Controller Max Speed: 左コントローラの最大速度。
Right Controller Max Speed: 右コントローラの最大速度。