QuestPro #Quest3 #Quest3S Quest2 #VRChat ではどのVRゴーグルが良いか! #PICO4Ultra も実際使って比べてみた【前編】2024年11月30日更新

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ヒロヒロ
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PCでVRChat始めたけど、やっぱりヘッドマウントディスプレイ(HMD)をつけて遊びたい!
そんな人に向けて、今回、MetaQuestのヘッドマウントディスプレイを各種紹介します。

目次
  1. そもそもVRChat用のHMDってなに?という人へ
  2. Meta Questシリーズって何?
  3. Meta Questシリーズの共通点
    1. 共通点1:インサイトアウト方式のSteamVR対応のHMDでベースステーションが不要
    2. 共通点2:外出先でも利用ができるが、弱点あり
    3. 共通点3:VirtualDesktop等で無線でプレイできる
    4. 共通点4:PCとつなげてVRすることもできるし、Quest単機でも可能
    5. 共通点5:PICO Motion Trackerは利用不可
    6. 共通点6:VIVE Trackerのフルトラには、公式では非対応
    7. ココがいい(外部センサーがあるライトハウス方式との比較)
    8. ココがダメ(外部センサーがあるライトハウス方式との比較)
  4. Meta Questシリーズのそれぞれの違いは何?
    1. 違い1:発売時期がQuest2➡QuestPro➡Quest3➡Quest3S
    2. 違い2:画質や視野角はQuest2<Quest3S<<Quest3<QuestPro
    3. 違い3:顔に接触するフェイスカバーの材質に違いあり!実機で試して!!
    4. 違い4:重量バランスの違いあり!実機で試して!!
    5. 違い6:VR睡眠を考えると、Quest3や3S
    6. 違い7:Quest3Sが4万8400円で最安。Quest3は512GB 8万1400円と高額
    7. 違い8:QuestProとQuest3 128GBは在庫限りで終売
    8. 違い9:Quest3Sはイヤホンジャックがない
  5. まとめ
  6. 後編【詳細編】につづきます
  7. スペック比較一覧
  8. 【フルトラ】Questシリーズでフルトラしたい場合
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そもそもVRChat用のHMDってなに?という人へ

ヘッドマウントディスプレイの仕組みやVRChat用は何が違うのか知りたい、他のHMDはどのようなものがあるのか?知りたい方は、こちら

PICO4Ultraの詳細は、下記記事と比較表に記載しています。

Meta Questシリーズって何?

VRChat上でみんなが使っているMeta社が発売しているMetaQuestシリーズは、主に4種類あります。
①前世代主流だった安価なQuest2
②フェイシャルやアイトラッキングに対応しているQuestPro
③10月に新しく発売されたQuest3廉価版のQuest3S
④Quest2の後継機で性能が向上したQuest3
です。特にメジャーなのが、販売終了したQuest2とQuest3です。Quest3Sは発売してまだ1か月程度たったばかりですが、発売されている中では最も安いため、普及していくでしょう!

Meta Questシリーズの共通点

共通点1:インサイトアウト方式のSteamVR対応のHMDでベースステーションが不要

ミントミント
MetaQuestシリーズは、Facebookやインスタグラムで有名なMeta社が開発したHMDで、ベースステーション等の外部センサーを必要としない、側面や正面についているカメラ等によって、位置をトラッキングするインサイドアウト方式のHMDです

私の様な一部の熱狂的なフルトラユーザー以外だったら、値段も考慮すると始めやすくお勧めです。

共通点2:外出先でも利用ができるが、弱点あり

ミントミント
内臓のカメラや赤外線センサーを使ってトラッキングしているため、部屋のスキャンのみで使えるので外出先でも利用ができます。半面、夜間や暗いところ、逆に太陽光が強すぎるところは非常に弱いです。VR睡眠時は、赤外線ライト等の利用が必要です。

共通点3:VirtualDesktop等で無線でプレイできる

ミントミント
ライトハウス方式のデバイスは、一般的に特殊な有線ケーブルで接続する機種が多いため、動いたりする際に、コードが絡まったりする可能性があります。対して、インサイトアウト方式は、VirtualDesktop等のツールを使うことで無線でプレイすることができます。特に、VirtualDesktopは仮想トラッカー機能というものがあり、フルトラ時に使い勝手がいいです

共通点4:PCとつなげてVRすることもできるし、Quest単機でも可能

ミントミント
MetaQuestシリーズで、VRChatをするには、Quest単機で起動して入ることができるモードPCと接続することでPCVRとして機能するPCVRモードがあります。このため、PCがなくても、VRChatに行けますが、PCでしか表示できないアバターやPC限定のワールド等に訪問することができません。CPUの性能は、Quest単機の時にはかなり重要ですが、PCVRの時はそこまで必要ではありません。

共通点5:PICO Motion Trackerは利用不可

Pico motion Trackerは、PICOの一部シリーズのみ対応のため、使用できません。また、利用するときは、PICOにある専用アプリを使うため、Meta Questシリーズでは使えません。詳細はこちら

共通点6:VIVE Trackerのフルトラには、公式では非対応

ミントミント
VIVE Trackerのフルトラは、元々ベースステーションが必須のライトハウス方式のVIVE製品が公式対応で、HMD内臓カメラでトラッキングするインサイドアウト方式のMeta Questには非対応です。PICO4Ultraも同様です。ただし、SteamVR対応のUltimateTrackerは公式対応しています。

VIVE Trackerでのフルトラの設定の仕方はこちら

ココがいい(外部センサーがあるライトハウス方式との比較)

・ベースステーションが不要
・外出先でも、キャリブレーションすることで動作可能
・無線LAN経由でプレイ可能

ココがダメ(外部センサーがあるライトハウス方式との比較)

・主にカメラで認識するため、赤外線が強すぎるところ、明るすぎ、暗すぎなところに弱い
・バッテリー内蔵型が多く、比較すると重くなりがち
・各社デバイスの出来によって、トラッキング精度の差が激しい
・トラッキングが基本的に飛びやすい
・無線でプレイする際は、無線環境次第で大幅に変わる
・ライトハウス方式と比べると、トラッキングの精度が低い。

 

Meta Questシリーズのそれぞれの違いは何?

単純に性能比較するとQuest2<Quest3S<Quest3<QuestProといった感じです。
Quest3は、Quest2と比べ、画質、大きさ、薄さ、CPUの性能、表示能力などが大幅に進化しています。
Quest3Sは、廉価版Quest3のため、コストを抑えるために、レンズや表示機能の周りはQuest2にしており、サイズ感はQuest3に近く、CPUはQuest3と同じです。

違い1:発売時期がQuest2➡QuestPro➡Quest3➡Quest3S

発売時期は、Quest2➡QuestPro➡Quest3➡Quest3Sで、3はProにあったプロユース特有の機能(フェイシャルトラッキングやアイトラッキング)をそぎ落として、MRモードの表示などに力を入れています。対して、コスト低減のためいくつか削っています。さらに3Sは、3の廉価版のため、共通点が多いですがさらにコストを削って作っているのが特徴です。

違い2:画質や視野角はQuest2<Quest3S<<Quest3<QuestPro

ミントミント
VRChatでPCVRするときは、映像の画質がCPU等よりも遥かに重要です。画質は、レンズ、視野角などで決まります。レンズは、フレネルレンズorパンケーキレンズがあり、Quest3やQuestProで採用されているパンケーキが凹凸がなくていいです。画質が良いと感じるのは、QuestProで、特にミニLEDでのバックライトのおかげか、黒が鮮やかで締まって見えます。個人的には、中心部から外周部へのにじみも少なくていいと思います。


写真は、Quest3のみナイトモード状態で参考になりませんが、スマホで撮影したものです。
注目していただきたいレンズ外周部がにじんでおり、QuestProのほうがくっきりしているように見えます。
同じパンケーキレンズでも、違いはあります。

ミントミント
対してフレネルレンズのQuest2やQuest3Sは、いまいちです。視野角は見える範囲のことで、広ければ広いほど没入感が高まります。Quest2<Quest3S<<Quest3<QuestProです。

違い3:顔に接触するフェイスカバーの材質に違いあり!実機で試して!!

Questシリーズは、各種フェイスカバーの材質及び形状が違います。

Quest2:目の周辺と後頭部のどちらもシリコンゴムみたいなつるつるした形状です。汗などを吸収しないので、かぶれたりするリスクがあります。
QuestPro:開放型のため接触しない、おでこと後頭部が接触する、どちらもシリコン
Quest3や3S;差がないです。目の周辺はクッション、後頭部はゴム、シリコン。(Questシリーズではないですが、PICO4Ultraも同じ)

目の周辺が特に重要で、自分はクッションタイプがいいと思います。家電量販店などで展示されていますので、装着感を試してみてください。店頭で置き場が小さいと、複数置くことができず、3の見本もなくなる可能性もあるので、ご注意ください。

違い4:重量バランスの違いあり!実機で試して!!

ミントミント
重量バランスは、どのデバイスも基本前よりになりやすいです。その中でもQuest2が特に前よりです。甲乙つけがたいですが、Quest3と3Sだと、3のほうがHMD側が薄いため、バランスがいいです。一番いいのは自分はPICO4Ultraだと思いましたが、ここは人によって判断分かれると思います。

違い6:VR睡眠を考えると、Quest3や3S

ミントミント
バッテリーが後頭部に搭載しているPICO4UltraやQuestProは、寝たりするときに後頭部が出っ張るので、寝づらいです。VR睡眠を考えると、Quest3や3Sがバランスが良いです。

VR睡眠の様子は別記事で作成しています。動画はこちら

違い7:Quest3Sが4万8400円で最安。Quest3は512GB 8万1400円と高額

Quest3sが2024年10月15日に発売し、128GB版が4万8400円と発表されました。Soc等は3と同等ですが、PCVRとして使う場合、表示能力は、実質Quest2位と同じです。(ディスプレイ解像度:片目あたり1832×1920ピクセル PPD:20 フレネルレンズ,視野角は水平および垂直ともに90度、対応リフレッシュレート90Hzと120Hz)表示能力を優先させたい人は、Quest3 512GB 8万1400円をお勧めします。

違い8:QuestProとQuest3 128GBは在庫限りで終売

QuestProとQuest3 128GBは在庫限りで終売です。新品は今後発売されません。

違い9:Quest3Sはイヤホンジャックがない

イヤホンがさせません。なお、PICO4Ultraもないので要注意です。イヤホンつけながらプレイする人は注意してください

 

まとめ

ミントミント
表示を優先させたい人:Quest3
価格を優先させたい人:Quest3S
コスト優先でQuest2から乗り換えたい人:Quest3S
VR睡眠しない&PICOMotionTrackerで気軽にフルトラしたい人:PICO4Ultra
フェイシャルトラッッキングしたい人:QuestPro一択

もっと細かい違いは、別記事の詳細編に続きます

後編【詳細編】につづきます

 

 

スペック比較一覧

より詳細な仕様一覧です。

Quest3Quest3SQuest2QuestProPICO4UltraValve Index
対応ワールドQuest(Android)/PCQuest(Android)/PCQuest(Android)/PCQuest(Android)/PC(Android)/PCPC
販売発売中販売予定10/15~終売在庫限りで終売発売中販売中らしいが年単位で売切中
価格最低価格¥74,800最低価格¥48,400終売最低価格
¥159,500
最低価格¥89,800販売していないため不明
アイトラッキングとフェイシャルトラッキング非対応(別途非公式で取り付け必要)非対応(別途非公式で取り付け必要)非対応(別途非公式で取り付け必要)対応 
赤外線センサー5個(視野角120度)
非対応
非対応(別途非公式で取り付け必要)
一般的なトラッキング方式インサイドアウト
インサイドアウトインサイドアウトインサイドアウトインサイドアウトライトハウス
コントローラトラッキングコンピュータービジョンと
機械学習トラッキングのハイブリッド
コンピュータービジョンと
機械学習トラッキングのハイブリッド
IRベース、ヘッドセット
によるトラッキング
3つのカメラセンサー
無限のトラッキングボリュームによる自己トラッキング
環境トラッキングカメラ×4ライトハウス
没入感のレベル完全没入完全没入完全没入周辺部が完全に開いたデザイン(同梱品で部分的に遮光するか、別売のアクセサリーで完全に遮光)完全没入完全没入
搭載センサー ワイヤレスインサイドアウトSLAMトラッキング6DOF6DOF6自由度のインサイドアウトSLAMトラッキングiToF深度センサーカメラ×1
現在作成中
接続方式有線、WiFi有線、WiFi有線、WiFi有線、WiFi有線
重量515g500g500g722g約580g現在作成中
光学系
パンケーキレンズ、連続IAD調整フレネルレンズ、3位置IAD調整フレネルレンズ、3位置IAD調整パンケーキレンズ、スライダーによる連続IAD調整パンケーキレンズ現在作成中
リフレッシュレート 72Hz、80Hz、90Hz、120Hz 90Hz/120Hz

90Hz/120Hz

90Hz最大90Hz現在作成中
視野⾓ ⽔平110º × 垂直96º96度(水平)/90度(垂直) 90度(水平および垂直)106度(水平)/96度(垂直)105° FoV現在作成中
色域sRGB 100%sRGB 100%sRGB 100% sRGB 129%不明現在作成中
ディスプレイ 2064 x 2208 | 1218 PPI | 25 PPD1832 x 1920 | 773 PPI | 20 PPD1832 x 1920 | 773 PPI | 20 PPD1800 × 1920 | 1058 PPI | 22 PPD2160 × 2160 
両目4320×2160
PPD 22.5
現在作成中
パススルー性能カラー(4MP、18 PPD) カラー(4MP、18 PPD)グレースケールカラー(1MP、8 PPD)32MPのカラーシースルーカメラ×2現在作成中
パフォーマンス Snapdragon XR2 Gen 2 Snapdragon XR2 Gen 2Snapdragon XR2 Gen1Snapdragon XR2+ Gen1Snapdragon XR2 Gen 2現在作成中
DRAM8GB8GB6GB12GB12GB(LPDDR5 )現在作成中
連続プレイ時間 バッテリー : 5060 mAh* - 2.2時間駆動*4324 mAh / 2.5時間駆動*3640 mAh / 2時間駆動*バッテリー : 5348 mAh* - 2.5時間駆動*現在作成中
Bluetooth Bluetooth 5.2Bluetooth 5.2Bluetooth 5.2Bluetooth 5.2Bluetooth 5.3現在作成中
Wi-Fi Wi-Fi 6E対応Wi-Fi 6E対応Wi-Fi 66GHz帯を使用するWi-Fi 6E*に完全に対応しており、最高1.6Gbpsの超高速通信Wi-Fi 7(802.11 a/b/g/n/ac/ax/be)現在作成中
イヤホンジャック等端子3Dスペーシャルオーディオ /3.5mmオーディオ端⼦3Dスペーシャルオーディオ2つのスピーカー2つの3.5mmジャック/4つのスピーカーデュアルステレオスピーカー/4つのマイク現在作成中
サイズ160x98x184mm(D×H×W) 160x98x184mm160x98x184mm265mm (奥行き) x 127mm (高さ) x 196mm (幅) 312mm (奥行き) x 84mm (高さ) x 165mm (幅) 現在作成中
引用https://www.meta.com/jp/
quest/compare/ より引用
https://www.meta.com/jp/
quest/compare/ より引用
https://www.meta.com/jp/
quest/compare/ より引用
https://www.meta.com/jp/
quest/compare/ より引用
https://www.picoxr.com/jp/products/
pico4-ultra/specs
現在作成中
その他基本容量 : 128GB(在庫限り)、512GB基本容量 : 128GB、256GB基本容量 :128GB、256GB基本容量 : 256GB
調整可能なIPD*範囲:55~75 mm
・高度な3マイクアレイ
基本容量 : 256GB
瞳孔間距離58mm~72mm
容量:なし
同梱品1 Meta Quest 3ヘッドセット
2 調整可能な接顔部(標準・取り付け済み)
3 Meta Quest Touch Plusコントローラー2機、単3電池
4 手首ストラップ x 2
5 電源アダプター
6 充電ケーブル
1Meta Quest 3Sヘッドセット
2調節可能な接顔部(標準・取り付け済み)
3Touch Plusコントローラー x 2、単3電池 x 2
4手首ストラップ x 2
5電源アダプター
6充電ケーブル
1Meta Quest 2ヘッドセット
2Touchコントローラー x 2、単3電池 x 2
3ヘッドセット充電ケーブル
4電源アダプター
5眼鏡スペーサー
Meta Quest Proヘッドセット
Meta Quest Touch Proコントローラー x 2
充電ドック
USB-C電源アダプター(45W)
コントローラー充電ケーブル
充電ケーブル(ヘッドセット)
スタイラスペン先 x 2
部分遮光ブロッカー x 2 (左右)
ケーブルクリップ
保護カバー
クリーニングクロス
手首ストラップ x 2
PICO 4 Ultra MRヘッドセット
コントローラー×2
リストストラップ×2
メガネスペーサー
フェイスフォーム
1.5V単3アルカリ乾電池×4
USB-C to USB-Cケーブル
クイックガイド
ユーザーガイド
安全および保証ガイド

 

【フルトラ】Questシリーズでフルトラしたい場合

Viveトラッカーを使った方法は、非公式な方法ですが、以下の方法で実践しています。

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ハリトラシリーズ、Unimotion、mocopiはQuestシリーズで公式対応しています。詳細は、以下キャリブレーションの様子と実際トライした様子を書いていますので、ご覧ください