フルトラって何?とわからない人はこちらの記事をまずご覧ください
VIVEトラッカーでフルトラできる仕組みについて
VIVEトラッカーはどういった原理でフルトラできるのか?ベースステーション(1.0)について解説します
VIVEトラッカー
公式サイトhttps://www.vive.com/jp/product/より引用
ベースステーション
公式サイトhttps://www.vive.com/jp/product/より引用
①縦軸と横軸方向のレーザーが一定間隔で出ており、めっちゃチカチカ赤外線が出る。
②トラッカーについている受信チップ(ウォッチマンモジュール)がレーザーを受信
③この際、グリンカーで時間をゼロにリセット。受信したトラッカーからPC側につけたドングルにデータを送信。
④③でベースステーションと赤外線を受信した時間までを計算し、ベースステーションまでの位置距離を検出。最終的に、アバターに動きを反映する仕組みです。
VIVEトラッカー
公式サイトhttps://www.vive.com/jp/product/より引用
ベースステーション(特に1.0)でNGな環境
(上記Youtubeページより引用)
公式のサポートについて
https://www.vive.com/jp/support/vive-pro/category_howto/base-stations.html
ベースステーション1.0と2.0の動きや精度の違いについて
ベースステーション1.0×2とベースステーション2.0×2とベースステーション2.0×4だと何が違う?
動画を例に説明します。動きはこんな感じです。
ベースステーション1.0×2の場合
ベースステーション2.0×2の場合
対して、この動画は、Viveトラッカー3.0×8 Base Station2.0×2 Valve Index HMD+Indexコントローラで同じ立ち位置、ベースステーションも同じ位置で 2022 12 28 20 53 26 撮影したものになります。写真の状態で撮影しています。
ベースステーション2.0×4の場合
トラッカーは固定方法で、トビはかなり改善できます。足だと、Eozのトラッカーベルトよりも靴に着けるほうが、靴の足底の足が曲がりづらくなるのでボクがよくやるような、ぐにょーーんといった動きが難しくなりますが、ダンスや外での運動のような激しい運動を再現するのには向いています。
これはIndexコントローラでもいえることで、手首の動きをくねくねさせると、どうしても、BS2.0×2ではできない動きだったり、上記のような隅の位置だと、光線が届かない範囲となり、V睡の時にしょっちゅう手が外れるといったり、セーフティ表示(Valve Indexの場合、壁などが接触しようとなると、緑色の線となって部屋の凹凸が表示される)が出たりして、厄介です。
しかし、2.0×4になると、端にいてもコントローラーの位置は、4台のうち、2台が問題なく認識できるようになるため、壁のセーフティ表示の頻度も減ります。上記のように、没入感を減らすような表示や、アバターへの動きの制限がへるため、没入感が圧倒的に高まるのです。
【比較動画】ベースステーション1.0×2とベースステーション2.0×2とベースステーション2.0×4
IndexコントローラとQuestコントローラでの違いとベースステーションの台数やトラッカーの数が違うとダンスなどの動きでどう違う?
こちらの動画をご覧ください。ダンスでフルトラ使って、映像として残したい人は絶対見ておくべき動画です。
英語ですが、4つの分割比較の画像があり、非常にわかりやすいです。
■VIVEトラッカーを何個(3個~)つければよいか?
■ベースステーションを何台設置(1台~4台)すればよいか?
■IndexコントローラはQuestコントローラとどう違うのか?
が4つの比較動画を横並びで見ることができます。
ベースステーションはトビ防止だけでなく、高速で移動したり、くねくねしたりするときに、なめらかさにも影響してきます。今回のダンスでは、膝トラッカーはありませんが、膝トラッカーがあるともっと腰~膝間のムーブがなめらかに表現できます。
トラッカーの数は、ムーブや一体感をどれだけ求めるかで個人ごとで必要な数がだいぶ変わってきます。
一体感を優先したい場合は、数が多いほど有利です。
ただ、トラッカーベルトの運用が難しくなります。
しかし、ベースステーションの台数を増やせば、トビとかの問題が大幅に減るので、没入感を増やすにはお勧めの方法です。
没入感を増やしたいっていう人は、トラッカーの数を増やすよりもベースステーションの数を増やすのがお勧めです。
なおBS2.0対応前提の話となっていますので、その点ご注意ください。
数式?で表すとこんな感じです。
没入感=BSの数(多いほどトラブルが少ない)×トラッカーの数(一体感)
手間=1/トラッカー
ベースステーション1.0×2と2.0×2、2.0×4の違い
1.0×2と2.0×2の違い:トビの量が圧倒的に違うが、めちゃめちゃ動かなければ、1.0×2でも普通に動ける
2.0×2と2.0×4の違い:トビの量とエリアが違う。ほとんど飛ばない。エリア内の端から端まで有効的に使えるようになるため、トビを気にして、2.0×2の対角線上に位置を調整するなどの手間がいらない。エリア内のトビを気にせず有効利用したいムーブをする場合はあるといい。BS4台は、基本エリア内をめちゃめちゃ動く人向け
どんなムーブに向いているか
1.0×1:うごかない。椅子に座っている等
1.0×2:動くけど、精度やラグがあっても問題ない等
2.0×2:対角線上で極端にくねくね動いたりしない動き。無限歩行やダンス等
2.0×4:ヒロさんムーブのような変な動き、エリアを端から端まで有効利用する必要がある動き(端から端まで)無限歩行する場合
トラッカーを付けるのが手間でやめてしまう人が多いです。
手間を省くためには、トラッカーベルトの運用の仕方がものすごく大事です。
トラッカー本体の固定方法等トラッカーについてはこちらに書いています。
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セッティングやトラブルはこちら
VIVEトラッカーとベースステーションってどうセッティングするの?どういったトラブルが発生しているの?ドングルの設置方法等を紹介!【後編】