Unimotionより新型光学IMU併用方式のフルトラデバイス Opsens+がついに到着!!早速記事にしようと思いました・・・・が、製品に初期不良がみつかり、動作に影響のある内容(QRコードのシールに切り込みがなく、はがせない)トラブルで、貼る位置が正確にできなくなるため、記事が全部かけませんでした。そこでせっかくOpsens+なのだから、IMUのみを起動させようということになりました。(Opsensでは利用不可)
そんな前回までの内容の記事がこちらです。こちらの記事を読んだ前提で作成しています
QRコードを待つ時間も無駄になってしまうため、旧ソフトUnistudioでの起動でIMUモードをトライしてみることにしました。今回、Opsensの専用ソフトへの実装に時間がかかるとのことから、旧ソフトUni-studioを利用することで、Opsens+は、単体のIMUを使えるようにアップデートを施しています。
【事前準備】Uni-studioの設定
Opsens+ユーザーのためにOpsens対応Uni-studioというものが別途あり、それをインストールすることで
Unimotionの旧モードが使えるようになりました。変更点は以下の通りです。
今回の変更点(12/3)
*未来ゆうき氏のディスコードより引用ここから
Uni-studioバージョン1.5.1を公開しました🎄
2025/12/03リリース
1.4.8からの変更点
・Opsensへの対応
・センサーのスイッチ・タップによるキャリブレーションのオンオフ機能の追加
・3Dモデルの一部修正
・センサー割り当てが消える問題に対処
※今回のアップデートもUni-sensorおよびstationのアップデートはありません。ダウンロードは以下より。(下のURLの反映は本日夕方以降です。Uni-studio上からの自動アップデートはすでに有効になっております。)
https://help.uni-motion.com/ja/downloads
引用ここまで
利用方法
ほぼスイッチ以外Uni-motionと変わらないため、Uni-motionのマニュアルを参考にしてください。
https://help.uni-motion.com/ja/vr-fbt-mode
注意点:スイッチについて
Opsensユーザーはキャリブレーションは、センサーを指で軽く二回たたくことで可能。電源スイッチはキャリブレーション利用不可です。こちら、トライしたけど、めっちゃ軽く叩いても動作するので、寝返りで反応してしまいます。
ただし、タップによるキャリブレーションを有効にするをOFFにすることで無効にすることができます。こちら、12月3日のアップデートで有効になったものです。

今回、従来のユニモーションのように、センサーを入れるケースがプラスチックになっているため、作る手間がなくなり、10分程度で、通常に動作させることができました。相変わらず楽です。

また、SteamVRからVRCへ情報を送るために、UnimotionのアドインOnにする方法は以下です。
トラブル発生!
ただ、SteamVRの設定画面がなぜか真っ黒なため、VRC上では遅れませんでした。

この現象、最近別デバイスでも割と発生しているので、ユニモーションは関係ない問題です。いったいなんでやただ、これは、Unistudio上での話ですが、センサー自体は確実に進化しており、ドリフトもかなり軽減されています。
で、変えました。PICO4UltraからQuest3に変更し、トライしなおしたところ、普通に問題が解決しました。
前々からそんな問題起こったことがないので、不思議には思っていました。個人的な印象ですが、PICO4UltraとQuest3だと周辺機器のトライでは、Quest3のほうが全般的にトラブルが少ないです。
アドオンの確認方法
ちなみに、アドオンは、従来のUnimotion同様、下記の設定で可能です。
①SteamVRのVRやトラッカーの接続が表示されている小さいウインドウの、三本線アイコンをクリックする。

②設定を選択する。

③アドオンの管理を選択する。

④表示されているか確認する。
もともとUnimotionのソフトなので、このあたりはもともとの利用者の場合、簡単だと思います。
Uni-stadio版 Opsens+の動作
それでは、さっそく、Opsens+の動作を見ていきましょう。簡単に言うと、前回のUnimotionFull版よりも改善しています。キャリブレーションの過敏な反応以外は、素晴らしい位改善しています。
Unimotionとどう変わったのか?
Unimotionの記事はこちら
まず、ソフト側の設定などはあんまり変わっていません。Unimotionについて、詳しくは下記をご覧ください。
と疑問に持つ人は多いと思います。
大幅改善!400時間の駆動もすごい
実際は、前回と同じソフトなため、変わったのはセンサー等ハードウェア側です。
Unimotionと比べるとふわふわ感や横のドリフトもだいぶへり、球と体の位置関係もだいぶ近くなりました。
挙動の改善としてはやはりHaritoraXワイヤレスからHaritoraX2に変わったときとだいぶ似ています。(ただ、HaritoraX2の足周辺の挙動はデメリットが多かったため、それと比べると進化している点は多いです)
動きもUnimotionよりだいぶ改善されております。何よりもともと「動作400時間」とうたっている通り、電池の減りが驚異的に少なく、減っているのか?というレベルです。
従来品と比較するレベルになっていない別次元のものとなっています。
ただし、この400時間は「eneloop pro」でのトライ結果とのことなので、注意です。通常の乾電池でも長く持つので、最初は通常の乾電池で問題ないと思います。
時間経過に伴うズレもかなり少なく抑えられている印象です。基本的に「Unimotionの方が動きがよかった」と思うことはありません。
HaritoraX2とどちらがいいか?
ここで、競合製品のHaritoraX2と比べてみましょう。HaritoraX2の詳細は以下のリンクをご確認ください。
初めてフルトラになりたい人には、Opsens+がお勧め
普通にOpsens+のほうが初心者にお勧めしやすいくらい導入は、簡単でトラブルも少ないです。電池の減りも少なく、ベルトのズレも少ないです。
通常使う分には、Opsens+のほうが楽です。また、HaritoraX2は、足の動きや位置の検出、膝立ちできない不自由さ等に違和感がありましたが、それもOpsensにはないため、その点でもお勧めしやすいです。
全般的にHaritoraX2とどちらが良いかというと、HaritoraX2より使い勝手はいいという結論になります。
用途によっては、一様にお勧めできない
現状ですが、寝キャリブレーションも、うまく作動せずにぐにょったりします。寝キャリブレーションあたりは、自分もうまく使いこなせていない感じなので、試していきます。
また、足埋まり機能もHaritoraX2の通常品が優秀です。ただ、足埋まりに関しては、ツールを使う等で対応できる問題です。なお、当サイトは、純粋な機材比較をするサイトのため、見栄えよくしようと使うことはせず、足埋まりツールを入れての比較はしていません。どうしてもいやな人はツールを購入する等しましょう。
HaritoraX2よりお勧め
現状では普通にこの価格帯のフルトラデバイスとして優秀で、特にバッテリーの持ちは、群を抜いています。60時間と400時間でこの差だと、もはや別デバイスです。また、ソフトの使い勝手もよく、初心者にとってはかなり導入しやすいお勧めのフルトラデバイスです。あと、ベルトもずれにくいのがかなり良く、長時間フルトラを安心してやることができるという点では優秀です。
HaritoraX2Proとどちらがいいか?
HaritoraX2Proについては、下記の記事をご確認下さい。
自分は持っていない(とはいってもセンサー自体をHaritraX2から追加で購入すれば、なれる)ので、あまり言えないのですが、このレベルになると悩むと思います。
理由は単純で、HaritoraX2と比べて下半身は、汎用的なセンサとなり、膝立ちもできるように改良されているし、値段もOpsens+と同じ価格帯だからです。
とはいっても、HaritoraX2proは、トラッカーを10個つけることで足首の動きを再現しているため、そもそも10個もつけたくないよって人には向いていません。ここが、どちらを選ぶかの判断だと思います。8個でもできますが、まだ、Opsens+の肝心の光学式を体験していない状態なので、このあたりは何とも言えません。
光学式を使わないよ、VR睡眠に特化するよって人は、HaritoraX2proは現状お勧めかもしれませんが、使い方によって差が分かれると思います。トラッカーをたくさんつけて、多機能に使って、足を自由に使いたいって人には向いています。
逆にそのあたりは気にしないけど、充電時間やバッテリーを何とかしたいという人は、Opsens+一択かと思います。
次へ続く
アップデートで記事が更新&記載が古くなった箇所
今回の記事は、到着後、毎日リアルタイム更新で作成し、公式も常にアップデートや対応を続けているため、古い記載は、下記に残しています。
アップデートにより、対策済みとなった個所
12/3のアップデートでOFFにできるようになった箇所を紹介します。
①公式アップデートに変更のため、不要に ②キャリブレがOFFにできるようになったため記載を削除しました。
削除箇所①:インストール先
インストール先は、ディスコードに記載
削除箇所②:致命的な問題で改善必須な問題
ただし、現状致命的な問題点があります。それは、胸トラッカーをたたくことでキャリブレーションを実施するのですが、ものすごく反応が過敏で、ちょっとものにあたったり、少し動いているとその振動で、キャリブレーションを勝手に始めてしまうトラブルが発生しています。
これについてはユニモーション側も把握しているみたいなので、すぐに改善すると思われますが、改善は必須だと思います。
