フルトラ研究所独自 ベースステーション設置例 考察

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以下からは、当サイト独自の見解になります。なので、公式の設置方法も動画で紹介していますが、公式資料以外は、独自見解として理解してください

ベースステーション(BS)の設置は、壁に固定して・・・と公式には書いてあるが、当サイトはムーブによって異なるという結論に至っています。海外では、広いスペースが多いため、広い箇所で設置することが多いですが、日本の場合、10m×10mなんてスペースはない人のほうが多いです。

 また、日本の住宅は、2×4よりも在来工法の人が多いことから、振動に弱いと思います。特に、当サイトでは、ヒロが激しい振動を伴う動きをするため、防振対策をした後の設置検討が重要と考えています。

事前準備:動きや動く範囲をきめる
①防振対策
②反射対策

が重要だと考えています

防振対策について

以前記事に書いています。

【フルトラ専用防音室工事】玄人向け!! フルトラやVRchatで発生するおススメ防振・防音対策

BSは揺らせば揺らすほど寿命が縮む

BSは揺らせば揺らすほど寿命が短いです。個人的には、壁に釘差し設置するのは、振動を直で伝えるので、寿命が短くなるのでは?とすら思っています。

振動が多い環境、例えば工事現場の近く、鉄道や飛行機が近くを通る、振動が多いものが部屋にある、音楽で打楽器を鳴らしている、激しい踊りをしている、スピーカーが近くに設置している、PCやエアコンの上に置いているなどです。どうして具体的に書いているかというと、BSの寿命を気にする方は大体これらが該当するからです。

VRCユーザーの中には、一般人です、普通ですといって、解説する方がいますが、半分冗談で、巨大な音響設備を持っていたり、強い振動を発するものを部屋に設置していたりと、BSにとっては一般的でない設置個所の場合がありますので、ご注意ください。

 自分のサイトでも、BS2は2台壊れていますが、揺れている回数が多いところで寿命切れになっています。なお、当然ながら、ドアを開けたらぶつかる場所など、可動部付近には設置しないでください。

壁に設置するのは、ムーブと構造物の建築様式によってはお勧めしない

まず、ベースステーションを壁に固定すると、「壁」の振動が直に伝わります。
特に、在来工法の場合、柱として衝撃を受け止めるため、振動が伝わりやすいです。

【制震装置】ツーバイフォー工法と在来工法における制震装置の意味は違う

実際、当サイトでも、壁に固定した場合としない場合では、壁に固定しない場合のほうが
壁からの振動が伝わらないことがわかっています。壁にぴったりしている家電、家具からも振動が
伝わるため、壁から離すことが重要です。

ただ、振動の多くは床からです。当サイトでは、防振対策をしっかりしたのち、壁から離れたところに
専用の櫓みたいなものを組み、床とは別体構造にすることで、床からの振動、衝撃が来ないようにしています。

【フルトラ VRChat】VIVEトラッカーとベースステーションでフルトラになる方法をヘッドマウント別に紹介。ベースステーションの仕組みや台数、違いなどを紹介!!【1/4】

以上の防振対策をしたうえで、以下の照射範囲に、壁を含んだ反射物をいれないようにします。
壁を含む場合は、黒い布で覆う、黒い板等をBSに取り付ける等の反射対策をします。
それが難しい場合は、プレイエリアを座り立ちのように狭く設定して、水平照射角度範囲外になるように離します。

  ベースステーション1.0 ベースステーション2.0
製造元 HTC(台湾)製 Valve(アメリカ)製
チャンネル切り替えボタン 有り 無し(つまようじなどで押して切り替え自体は可能)
シンクケーブル 有効 無効
水平照射角度 120度 150度
垂直照射角度 120度 110度

ちなみに、下記動画の最後のQ&Aには、BS2.0を横向きにして、水平照射を有効に設置している人もいるとのこと。(公式関係は把握せず)

公式の解説

プレイエリアを下記のように設定、設置するように記載があります

公式の設置のヒント

https://www.vive.com/jp/support/vive/category_howto/tips-for-setting-up-the-base-stations.html

プレイエリアの計画

https://www.vive.com/jp/support/vive/category_howto/planning-your-play-area.html

上記リンクの公式画像引用

BS2の設置方法

https://www.vive.com/jp/support/vive-pro2/category_howto/tips-for-setting-up-base-station2.html

上記リンクの公式画像引用

BS1の設定方法

https://www.vive.com/jp/support/cosmos-elite/category_howto/tips-for-setting-up-the-base-stations.html

公式の解説

動画より引用

ベースステーションの反射対策

動画より引用

ベースステーションの設置例

動画より引用

チャンネルを分ける際は、上記のように分けて設置することで10m×10mエリアを複数拡大できます。

当サイトの見解ですが、反射防止対策をする、BSとBSの交点の中心でプレイする、BSの数を増やす、壁から離して有効照射範囲内に壁がないようにするの順が、トラッキングトビ対策として、うまく動くと思います。当然、ドングル対策は、公式通りを強く推奨します

なので、まずは動く範囲を決めることが重要です。

反射対策

1.①反射しない素材を周りに取り付ける か ②反射が強くなるような設置をしない

ただ、どんな角度でも反射すると思うので、防振の問題がなければ、大事なのは、反射対策です。
反射対策のアプローチはいくつかあって 

①反射しない素材を周りに取り付ける
②反射が強くなるような設置をしない

があります。BSは、光線のため、鏡、窓、鏡やガラスのPCケース、扇風機といったものだけでなく、白いつるつるした大理石、白い壁等も反射します。そのため、白い壁に黒い布で覆うといった対策が有効です。当サイトではそうやっています。

2.BS2×4の壁中央設置について

他にも②は例えば、上記記事のリンクにある公式の動画解説のように、照射範囲に壁が当たらないように、壁中央に設置し・・・って方法です。

動画より引用 

 確かにそれなら②はいけるのですが、日本の住宅の場合、壁中心は、細い部材&窓に当たることが多く、振動、紫外線、外気温による影響がでやすい、エアコンがあり設置できないケースです。しかも、多くのユーザーは夜にプレイするのですが昼にプレイする場合、4面中央に設置すると、1台のBSなどが太陽光にもろにあたってしまうというトラブルが起こりえます。当然ですが、公式は太陽光がもろにあたるプレイスタイルは推奨していません。壁中央設置は、太陽を考慮していない点注意です。

3.プレイスペースについて

10m×10mの部屋は少ない

また、プレイスペースにも問題があります。日本人の家は基本的に狭く、壁に振動が伝わりやすいです。5m×5mの部屋もなかなかありません。公式の想定が海外住宅もしくはリビングを想定していると思われます。

動画より引用 

とはいっても、10m×10mもあれば、BSの設置は、壁中央と言い切るより、振動対策として壁設置が適切なのか?反射物が多くないか?と反射対策を総合的に考えたほうが妥当です。

振動しない動き&部屋全体を動き回らない方、反射対策をあきらめている方の場合

 振動しない動き&部屋全体を動き回らない方、反射対策をあきらめている方の場合は、公式通り、壁中央付近の設置でも問題ないと思います。しかし、大体の人は歩いたり、睡眠したり、寝転がったりするので、その際にトラッキングが外れる可能性があります。でさらに、多くの人は寝姿勢を取り入れたいと思います。

なので、寝姿勢でトラッキングが外れないエリア&激しく動くわけではない&プレイエリアを確保したいのなら、壁設置でいいかと思います。ただ、寝具は端に置く人が多いため、BSが1方向から照射されても飛んでしまう動きをする人は結構います。そう考えると、壁中央設置は、実は結構微妙で、おける場所はかなり限られてくると思います。

なので、私のような激しく動く人や振動が多い壁に直接釘差して設置ってどうなのよって人としては、壁に設置しないが理想ですし、反射対策が実行できるか、もしくはトラッキングエリアと相談になります。

間取り図で設置位置を検討するときの注意

有効照射範囲内の考え方について

また、BSの設置を検討するときに、上からの間取りを目安に水平照射角度や垂直角度を検討する方がいますが、BSは基本天井側に設置する場合は、下向きに、床からは床から上にななめに設置するので、正確ではありません。間取り例を下に上げます。

首振りを調整し、斜めにした後での考察しましょう。また、BSの水平の150度を有効利用するために、角置きで、横向き設置をしている人もいるようです。

仮設置して運用しろ

ベストな方法は、三脚やくねくねカーテンレール等に巻き付けられるものを使って位置を仮決めする方法です。仮決めして、飛ばないことを確認したのち、設置したほうがいいです。

賃貸の家の場合は、なおさらです。カーテンレール等につけて、良さそうな場所を見つけたら、本設置をしましょう。また、照明器具の中には、反射板等が含まれているため、照明器具の配置を検討することがとても重要です。

設置台数も動き次第

 トラッキングトビの対応策で一番有効なのが、BSの数を増やすことです。BSの数を増やすことで、一方向から外れても、外れないことができます。で、BS4台にした場合に、壁中央でやると、窓がある空間で昼間プレイするとBS2台に直射日光がもろあたり、動作に支障がでたり、壁の柱の本数が少なくなりがちなので、振動で揺れてしまって寿命減になってしまうというリスクがあります。

BSとBSの中心にいること

また、動きをBSとBSで結んだ点の中央にいることを心がけることも重要です。逆に振動対策さえできていれば、反射に問題がない環境で下に設置するのもお勧めです。そうすることで、足のトラッキングがとびづらくなります。

動きを決めることが一番大事

では、結局、何が一番大事でしょうか?住宅事情がそれぞれ違うので、難しいですが、当サイトの最新の動きの比較例など見るとわかると思うのですが、これがヒロの動きです。

 こんなに激しくジャンプしてたら、壁に振動がもろ伝わりますし、吹っ飛びます。範囲も広さが必要です。
実際、無対策の場合は、ランプは光り続けました。そのため、防振対策、防音対策等いくつか必要でした。
つまり、どういう風に動くかが、設置を決めるうえでまず重要になります。

ムーブ① 立ってたり座っていたりそこで動く動作をするだけ:範囲を広げるよりも狭めて反射対策をする。
ムーブ② 動き回る:範囲を最大限にして、壁等の反射対策を徹底する
ムーブ③ ハイジャンプ等をする:防振対策を徹底したうえで、反射対策をする

動作範囲を狭めることも検討する

 上記のように、ムーブによって、設置難易度がかわります。このため、動作範囲が狭い人は公式通りに、動作範囲を狭めて、対応することが重要です。
 ただ、プレイエリアの選定の公式図説の段階で、有効照射範囲内に壁が見事に入っている設置があり、これはどうかなぁと個人的には疑問に思っています。

この通りにやって反射対策を壁にしないで設置して反射したら、壁に反射対策する位がいいと思います。自分のようなえげつない動きをする人はかなり少数派です。なので、振動対策は結構見逃しがちです。ジャンプやプレイエリア内を歩き回ったりする人以外は、公式通りやって、スルーでいいかと思います。

 公式スペックで有効照射範囲内を設定すると、壁とか入るので、広い人向けのデバイスではあるのですが、公式通りに反射対策をしっかりすれば、割と通常運用でも飛ぶことは少なくなります。

動くといっても、部屋を歩き回る人なのか、立ち止まってダンスとかするのかで、設置個所も設置例も変わってくるデバイスです。なので、動きが同じ人で、同じ構造物での人に聞くのがお勧めです。振動が伝わりやすいところに設置するのが、一番寿命を削るので、電源管理よりも振動管理のほうがはるかに重要です。

まず初めに:本人の動きを決める
      →動く範囲、歩く範囲を決める
①防振対策
②反射対策

上記で飛ばないようにするまで仮決めで対応

をやったうえで、本格的に設置する。 もしくは設置しなおすことが重要なのです。

 逆をいうと、①ができないうちに②が関連する設置位置を検討しても無駄です。まずは、動きや動く範囲を決めることです。これができない限りは、防振対策も反射対策もできません。

飛んだりするようならば、動きの範囲を狭めて、ベースステーションの設置を見直した方がいいです。動き回らないよって方は、範囲を狭めて対応することがお勧めです。初めての人は、公式の図説通りやって、反射するよ~って感じだったら、BS増やす前に有効照射範囲に壁などの反射物を避けてプレイすることをお勧めします


当サイトの考えは以上です。