こんにちは。ヒロです。
フルトラデバイスってたくさんあって、結局どれを買えばいいのかわからないですよね?特に「Vive Tracker 3.0は高すぎるけど、ちゃんとしたフルトラが欲しい」という人は多いと思います。



この記事では、予算3万円~4万円の価格帯で買えるフルトラデバイスを、ボクが実際に使った経験をもとに比較します。PICO Motion Trackerは11,800円とさらに安く手に入りますが、PICOのHMD限定です。
なお、主要デバイス5つのメリット・デメリットを4分以内でまとめた動画もありますので、忙しい方はこちらもどうぞ。
予算3万円帯のデバイス比較
| デバイス | 価格 | 方式 | トラッカー追加可能範囲 | ドリフト | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| PICO Motion Tracker | 11,800円 | IMUが主体 (HMD認識用) |
+2~5点 | あり | PICOユーザー限定 |
| Opsens | 32,900円 | カメラ+IMU | +3点 | 少ない | ドリフト軽減重視 |
| HaritoraX2 | 39,999円~ | IMU | +6~10点 | あり(キャリブで対応) | コストを抑えたい人 |
なお、OpsensとHaritoraX2にはそれぞれ多機能版の「Opsens+」(54,780円)と「HaritoraX2 Pro」(53,899円)があります。詳しくは【VRChat】予算5万円で揃える本格フルトラ環境【2026年版】で紹介しています。
PICO Motion Tracker(2個 11,800円)5個



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PICO Motion Trackerは、PICO 4 Ultra、PICO 4、PICO 4 PRO、PICO Neo 3ユーザー向けのフルトラデバイスです。
11,800円はフルトラデバイスとしては破格です。重量わずか27gと非常に軽く、9軸IMUセンサーと赤外線センサーの組み合わせによるトラッキング方式を採用しています。バッテリーは公式発表で25時間持つので、充電の手間も少ないです。2個で始められますが、対応HMDによっては、最大5個まで取り付け可能で、つければつけるほど動きの再現性が上がります。3分以内でセットアップが完了するのも大きなメリットです。
腰の位置はHMDのカメラやAIによる位置推定で補っているため、腰の追従がやや遅れることがあります。また、膝を上げる動作の表現が弱い(膝がHMDから見て足を隠す角度になると認識しにくい)という特徴もあります。
PICO 4やPICO 4 Ultraを使っている人で、とにかく安く手軽にフルトラを始めたいなら文句なしの選択肢です。PICO4Ultraユーザーなら5個での運用をおすすめしています。ただし、QuestユーザーやデスクトップPCVRの人は使えないので注意してください。
PICO Motion Trackerの実際の動きはこちらの動画で確認できます。
Opsens(32,900円)




Opsens(オプセンス)は、ARマーカー(QRコード)をカメラで読み取って位置補正するIMUセンサーとの複合方式デバイスです。旧UniMotionの後継製品で、ライバー社が開発しています。
カメラがARマーカーを読み取って位置を補正するので、IMU単体よりもドリフトがないです。装着するセンサーの数が少なく済むのもポイントで、カメラ1台と最低3センサーでフルトラが可能です。単三アルカリ電池で約400時間駆動するので、PICOのコントローラ感覚で使え、充電の手間がほとんどありません。ただし、Opsens(無印)は光学モード(OpsensStudio)のみの対応で、旧UniMotionのソフト「Unistudio」を使ったIMU単体モードはOpsens+でのみ利用できます。
一方で、カメラの視野角に入っている必要があるため、カメラから離れたり遮蔽されると動きの再現性が落ちます。Vive Ultimate Trackerのほうがはるかに実用的です。
他のIMUデバイスと比べると本体サイズがやや大きめで、予備品の補充がない点は気になるところです。OpsensStudioがまだ発展途上なのと、現時点では上級者向けの面があります。


なお、「Opsens+(オプセンスプラス)」(54,780円)は9点までのトラッキングが可能で、Unistudioモードも使える多機能版です。詳しくは【VRChat】予算5万円で揃える本格フルトラ環境【2026年版】をご覧ください。
HaritoraX2(39,999円~)
HaritoraX2(ハリトラ2)は、Shiftall社が開発するIMU方式フルトラデバイスです。旧HaritoraXワイヤレスの改良版で、9軸IMU方式を採用しています。
稼働時間が50時間に増え、膝とすねのトラッカーが有線で一体式になっています。Bluetooth接続数も6個から4個に変更されており、軽くて小さいのが特徴です。トラッカーベルトはワンタッチで外せる機構があり、装着の手間が少ないです。Bluetooth接続と専用ドングル接続の両方に対応しています。
ただし、IMU方式なのでドリフトします。長時間使っていると足の向きがずれてくるため、定期的なキャリブレーションが必要です。また、HaritoraX2の標準構成だと膝の下あたりにデバイスをつけるため、土下座などの膝立ちをするには取り付け位置の調整が必要です。初期設定がやや面倒(中には12回ボタンを押す操作が6個分必要な場合も)で、足や膝を左右間違えてつけやすい点にも注意が必要です。当サイトでは、セットで買うよりもセンサー単品購入をおすすめしています。
なお、光学式で補正する「Add-on R」というオプションが発売予定ですが、発売時期が何度も延期されているため、Add-on Rを期待して購入するのはおすすめしません。発売日は公式サイトで最新情報を確認してください。
「HaritoraX2 Pro(ハリトラ2 Pro)」(53,899円)は、センサーを共通化し膝部分の取り付け方法を改良したモデルで、膝立ちも可能です。肘センサーが欲しい人にはProがお得です。詳しくは【VRChat】予算5万円で揃える本格フルトラ環境【2026年版】をご覧ください。
HaritoraX2の実際の動きや機能の違いはこちらの動画で確認できます。
IMUドリフトとは?
IMU(慣性計測ユニット)はジャイロセンサーで動きを検知しますが、時間が経つと角度の誤差が蓄積して、トラッカーの向きがずれていく現象があります。これが「ドリフト」です。
ドリフトへの対処法としては、30分~1時間ごとにキャリブレーション(リセット)すること、磁気干渉が少ない環境で使うこと(PCやスピーカーから離す)、使用前に5分ほどウォームアップすることが有効です。
IMUドリフトでVive Tracker 3.0と比べてどれだけずれるかは、こちらの動画がわかりやすいです。
詳しくは【VRChat】IMUドリフトの原因と対策ガイド【2026年版】で解説しています。
3デバイス比較まとめ
| 項目 | PICO Motion | Opsens | HaritoraX2 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 11,800円 | 32,900円 | 39,999円~ |
| 方式 | IMU方式主体の 複合方式 |
カメラ+IMU | IMU |
| ドリフト | あり | ない | あり |
| セットアップ | 簡単 | 実用的ではないし、手間 | やや面倒 |
| 対応HMD | PICO限定 | SteamVR対応HMD | SteamVR対応HMD |
| サポート | PICO (中国メーカだが 国内サポートあり) |
ライバー (国内) |
国内 (Shiftall) |
| 電池持ち | 約25時間 | 約400時間 | 約50時間 |
| 膝立ち | ○ | ○ | △(調整が必要) |
PICOMotionTrackerかHaritoraX2のどちらか


初めての人は、予算を増やすことをおすすめ
予算に余裕があるなら、別の選択肢も検討してみてください。Opsens+(54,780円)やHaritoraX2 Pro(53,899円)といった多機能モデルや、Vive Tracker 3.0 + LighthouseやVive Ultimate Trackerでドリフトゼロの環境が手に入ります。ただし、Vive Tracker 3.0はベースステーション2台の設置が必要で、USBドングルもトラッカー1個につき1つ必要です。バッテリーは約7.5時間と他のデバイスより短めで、新品セットだと約8万円以上になります。詳しくは【VRChat】予算5万円で揃える本格フルトラ環境【2026年版】をご覧ください。
まずはお試しから始めたい人は、【VRChat】予算1万円以下で始めるフルトラ入門【2026年版】もあります。
そもそもフルトラの基本から知りたい人は、【VRChat】フルトラとは?初心者のための完全ガイド【2026年版】をご覧ください。
よくある質問
IMU方式でダンスはできる?


詳しくは【VRChat】予算5万円で揃える本格フルトラ環境【2026年版】をご覧ください。
OpsensとHaritoraX2、どっちがいい?
ドリフトの少なさと電池の持ち、膝立ちが可能な点が魅力なOpsens(無印)ですが、そもそもQRコードの装着が必要なモードしか利用できないため、現時点では上級者向けの面があります。また、OpsensStudioもまだ発展途上なので、手軽さを重視するなら、この価格帯なら、HaritoraX2うが手間が少なく扱いやすいです。個人的には、類似IMUをさらに買いなおすユーザーが多い層のため、5万円ほどまで貯めて、Opsens+かHaritoraX2 Proを購入することをお勧めしています。
VR睡眠にはどのデバイスがいい?
この価格帯だと、消去法でHaritoraX2です。電池持ちの面ではOpsensが有利にみえます。単三電池で約400時間駆動するので、一晩中つけっぱなしにできます。ただし、布団をかぶるとカメラが遮蔽されるため光学モードは使えませんし、Opsens(無印)はIMU単体モード(Unistudioモード)が搭載されていないので注意が必要です。VR睡眠を本格的にやりたいなら、Opsens+でやるか、遮蔽物なしでドリフトのないVive Tracker 3.0やVive Ultimate Trackerのほうが安定します。
rebocapってどうなの?


※記載の価格は2026年2月時点の目安です。最新価格は各公式サイトでご確認ください。
📖 フルトラデバイス総合ガイド
