シフトールが販売している9軸IMU方式のフルトラデバイス。(当サイトでは、以下ハリトラ2と記載)。実質的に、HaritoraXWireless(以下ハリトラワイヤレス)の改良版後継機である。ハリトラ2販売以降は、有線タイプのハリトラ及びハリトラワイヤレスは販売中止になったので、公式としては、ハリトラ及びハリトラワイヤレスの後継機となる。
価格
専用の公式サイトでの販売のみ。最低価格が39999円。このセットで、両肘を除いた9点トラッキングまで可能。専用ドングルや肘ユニットの購入で追加費用が増える。当サイトとしては、専用ドングルのGX6の購入を推奨している。
旧機種ハリトラワイヤレスとの違いや特徴
・稼働時間が50時間
・ひざとすねのトラッカー取り付けが、無線から有線でつながった一体式に変更
・Bluetooth接続数も6個から4個と大幅に変更
・動きも滑らか、1時間いてもずれないとのこと(メーカーより)
・光学方式を併用できるようになる追加デバイスも今秋に発売予定。(メーカーより)
が特徴です。
旧機種ハリトラワイヤレスとの共通点
GX6やGX2のようなハリトラワイヤレスでも使える専用ドングルをはじめ、一部ハリトラワイヤレスの機材を流用可能。
動きの再現性について
旧機種のハリトラワイヤレスと比較すると、確実にズレやドリフトによるトラブルが少なくなっている。ただ、足用のアタッチメントが、付属しておらず、後日発送の対応となったことから、(2月末発送の3月2日ごろ到着)のため、下記検証は、アタッチメントなしでの検証となっている。
なお、膝下(弁慶の泣き所あたり)につけるため、他のフルトラデバイスと比べて膝立ちなどの動きが出来ない問題がある。詳細は以下URLでトライしたものがあります。
https://vrchat-fbt.com/haritorax2_try/
ハリトラ2には、キャリブレーションの種類が2種類ある。上記は、モード2でトライしたもの。もう1つが、キャリブレーションには時間がかかるが、ドリフトなどが少なくなるというモード1である。
詳細なトライ結果は以下に記載しています。
ViveTrackerの光学式フルトラを全て◎のものを基準として、【◎>>〇>△>>>×】で表現すると
設定の手間(キャリブレーション):△
実際の体とのズレ:△
ドリフト等実際動いていない余分な動き:△
追従性:△
立位:〇
膝立ち:×
座位:〇
寝姿勢:△
のような動きの再現性である。
納期について
ハリトラ2問わず、シフトール製品で初出荷、在庫なしの場合は、原則一か月単位で遅れると見込んだ方が良い。今回は、1月発送予定の通り1月末発送されたが、本来デバイスと足との間の取り付けが必要なアタッチメントの到着が、実質3月2日だったので、3Dプリンタを持っていない人にとっては、実質的に一か月遅れている。
1月発送→1月末発送→追加アタッチメントで3月2日となっているので、市販品と比べると納期の概念が異なる点注意