下記の記事を読んでいること前提に記載しています。
Add on Rの発表。どう思いますか?
いやー、ここまで驚き情報ゼロのものもなかなかないですね。3度目の頼むよですからね。
ぶっちゃけ、自分の肌感覚としては、2年前くらいから待っていますからね。
2024年1月に発表された2024年発売予定だったHaritoraX ワイヤレス Rから数えて約2年ですから。
さすがに出してくださいよって感じです。詳細は、下記の記事をご覧ください。
あと、光学トラッキング併用フルトラといっても、前情報のときからだいぶ変わっていますからねぇ。
前情報からどれくらい変わったのかは、わからないですねぇ。いかんせん、Contacttrack事業も
買収したことですし。Contacttrackの詳細については下記をご確認ください。
新しく発表がされた、Add on R。どういった経緯か紹介をお願いします
元々、光学的に補正するという意味合いで、HaritoraX ワイヤレス Rというものを発表していたのですが
発展的解消としてHaritoraX2を発表しました。その後、HaritoraX2の発表時に「Add on R」というものを
つけることで、光学的補正をするユニットを3万円で今秋販売という発表をしていました。
そして、秋になり発表されたのがこれではなく、HaritoraXProというものでした。
これについては、本筋とはずれるので、詳細は下記記事でご確認ください。
以上の経緯から、大変長らくお待たせして発表になりました
新しく発表がされた、Add on R。どのようなものか予想されますか?
まぁ、2回も年単位で先送りされているので、今度こそさすがに出すかなぁと思っています。
理由は何ですか?
簡単に言っちゃうと、ライバル企業であるUnimotionの光学×IMU方式のOpsens+の発売(発送済み)と光学モードの実現化が外部的要因で、内部的要因としては、Contacttrack事業の買収でしょう。はっきりいって、事業買収までして出さないってことはないと思います。
あと、このままだと純粋にハードスペック的な意味でOpsens+に負けそうです。ただ、課題は山積です
どんな課題ですか?
まずは、価格です。
今回の追加ユニットは元々3万円台と言っていました。光学式トラッキングの代表格であるViveTrackerやUltimateトラッカーの価格がセール時だと安くなり、ポイント還元を含むと6万円台になったりする事態が発生しています。まず、HaritoraX2本体は、39999円で、追加ユニットを買うと7万円になってしまいます。
また、Opsensの場合、Opsens+が既に発売しており、5万円台で発売しています。とても価格ではOpsens+に勝てません。さらに言うと、光学モードのみだと29800円なので、太刀打ちできませんし、そもそも比較対象としてナンセンスです。
あと、HMDからトラッカーを見ると、修正が入るPICOMotionTrackerも含めて考えると、光学補正っていうのが、どのレベルかで、対象になってしまうかもしれないですね。そうなるともはや光学補正とは・・・レベルです。
価格以外の課題は何ですか?
次は納期だと思います。
個人的には、出れば御の字ですが、そんなこと考えているユーザは、フルトラデバイスを既に持っている人で、使い勝手にある程度満足を覚えている人や自分だけです。ほとんど多くのユーザーは、秋発売を想定してHaritoraX2を買ったと思います。
このユーザー層に対してのサポートが薄い。新規客を裏切るのならまだしも、既存客を裏切るのはあまりにも信頼を落とす。フルトラに限らず、既存客を裏切ったら、新規客にも影響しますからね。口コミ以前に、フレンド経由や集会などで言われてしまいますから。
HaritoraX2Proだって、既存客にはほとんど向いておらず、新規客向けなのですから、彼らの不満のはけ口にすらなりません。というか、もう一年たっているわけですから、もう既に乗り換えてしまった人が多いと考えて問題ないと思います。
他の課題は何ですか?
山積していますが、SlimeVR対応とか旧ソフト戻しとかなんじゃないでしょうか?多分なのですが、購入者の中には、あのソフトが嫌いって人も多いと思います。今回、これに合わせてソフトの更新をすると思いますが、正直あんまり期待していないので、どっちかやってほしいなぁっていうのが本音です。
Opsensシリーズと比べたらどうでしょう?
かなり難しい比較だし、現状不確定情報をベースに比較はまずいと思います。
あと、Opsens+自体が難しいからです。次に、光学補正、光学併用等の言葉がかなり難しいです。この下記記事にも書いているのですが、Opsens+の時も多くのユーザーが理解を間違え、自分も違い、最終的にメーカーが対応できる範囲で対応するという形になっています。
【レビュー3/4】Opsens/Opsens+トラブルガイド(当サイト把握分)Opsens+が光学モードで動作するまでを紹介
上記の記事でも出たのですが、Opsens+の場合は
| トラッキング手法 | 方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| ① 光学 + 慣性航法 (OpsensStudio) |
カメラ等の光学でマーカーやマーカー代替マーカーを撮影 + IMU (加速度/角速度/地磁気など) センサーで補助。 | 絶対位置 (光学) + 慣性データによる姿勢/動き | ・光学による位置の正確さ + IMUによる自由さ・可動性 ・光学単体の死角やマーカーの見えづらさを補える |
・光学が見えないときに精度低下の可能性 ・光学の環境に依存 (スペース確保、障害物、照明など) |
| ② 光学 + 慣性航法 + フォワードキネマティクス (FK/関節モデルによる推定) | 上記の光学+IMUに加え、体 (骨格) モデルと FK を使って関節角度や関節位置を推定。 | 光学による位置 + IMUによる姿勢 + FKで関節レベルの再構成 | ・光学と IMU だけでは難しい “関節の自然な動き” の再現性の向上 ・複雑な動きでも比較的安定したトラッキングが可能 |
・FK による推定はモデル依存 (体格やセンサー位置によって誤差が出やすい) ・計算負荷や補正処理が必要になる |
| ③ フォワードキネマティクス (FK) + 光学による向き補正 | 主に FK(関節モデル)で動きを再構成し、必要に応じて光学データで向き (回転/姿勢) を補正。 | FK による骨格推定 + 光学による姿勢補正 | ・関節モデルで滑らかな動きが可能 ・軽量なシステム構成が可能 |
・位置の絶対値はあまり正確ではない可能性 ・光学の補正がないと drift/誤差が蓄積しやすい |
| ④ フォワードキネマティクスのみ (例: Uni-motion 相当) |
このような①~④パターンがあります。で、今回のがどれに該当するのか、全員が正しい理解ができるのが難しいと思います。
今回の場合は、まずワイヤレスRの情報からすると、②は無理として、①もないと思われます。③だけの追加でした。しかし、事業買収もしていますので、今回の発表で、1月に発表した①が新たに追加されるかどうかがポイントですね。①が追加されるのだったら、カメラ系のプレビュー追加された新ソフトも考えられますね。従来通り③だったら、価格的に対抗きついですね。ただ、基本的なユーザーは、ハイブリットと聞くと①~④に対応していると思っているのではないでしょうか?
まぁ、出なければ何も始まらないので、これ以上は、出てから考えたいと思います。大きさもよくわかっていないので、下手したらOpsensのQRよりデカい可能性だってありますし。
Opsensシリーズの購入を考えていましたが、やめた方がいいですか?
Opsensシリーズの年末発送までの予約対応はすでに終えています。発表は1/6~なので発表まで待ってもいいかもしれません。
ただ、自分は2年位待っている人間なので、1日でも早くと急いでいる人は、Opsens+でいいかと思います。
