【2025年12月版特集】IMU方式のフルトラは、HaritoraX2、HaritoraX2Pro、Opsens+のうち何がおすすめ?

検索

【PR】・生成AIを体系的に学べる!僕も学んだセミナーを紹介!

今だけ6000円以上お得!おススメフルトラはこちら 記事中にサイト運営維持のためのアフィリエイトリンクを含む場合があります。

フルトラ研究所フルトラ研究所
サイトの利用規約を必ずご確認ください。PC利用がお勧めです。

ヒロ・マーカーです。本日は、IMU方式のフルトラデバイスでどれがお勧めかを書いていきます。当然ながら、光学式のViveTracker等やアルトラは除いています。フルトラ各種が記載されている下記記事を参照前提で書いていきます。Opsensシリーズの理解はかなり難しいので、記事後半を熟読してください。

https://vrchat-fbt.com/fullbodytracking_list/

今回は、Opsens+も含めて書いていきたいと思います。まず、今回、各種デバイスについて、まとめてみました。以下の通りです。なお、★評価していますが、あくまでIMU方式&3つのうちでという比較になり、★5個だから、他方式と比べてよいという意味ではありません。この点要注意です。


 ここでは、PICOMotionTrackerは除外しています。HMDがPICOの人はまず、PICOトラを推奨しています。
次のステップもIMU方式にしたいという方もいらっしゃるかと思いますが、個人的にアルトラ等に進んだ方がいいかと思います。アルトラとかライトハウスは、もういいよ。次もIMU方式って決めているんだ・・・という人を対象にしています。まとめた表が以下になります。

ユーザー属性/目的HaritoraX2
39,999円
(ただし、別途GX6ドングル購入を推奨)
HaritoraX2Pro
53,899円
(ただし、別途GX6ドングル購入を推奨)
Opsens+
(Unistudioのみ)
54,780円
VR/フルトラ初めて/まず手軽に試したい人⭐⭐☆☆☆ — コストが比較的低いので、その点ではお勧め。「とりあえずフルトラを体験」には良好だが、膝立ちができない。Shiftall VR Managerは、Unistudioよりは使い勝手悪い⭐⭐⭐☆☆ — HaritoraX2 に比べ安定性と自由度がアップ。ただし「初心者でも扱いやすいか」は取付点数による。足首まで使うなら少し設定理解が必要。Shiftall VR Managerは、Unistudioよりは使い勝手悪い⭐⭐⭐⭐⭐—ソフトが使いやすく、ボタンも少なく、使い勝手が良い。キャリブレも楽だし、バッテリーも気にしなくていい。バッテリーは、IMUフルトラの人が通常使う時間を超えているので、バッテリー自体気にしなくていいかもしれない。
すでにIMU方式を使ったことがある・少し慣れた人/安定性・自然さを重視したい人⭐⭐☆☆☆ — 手軽さはあるが、足の動きや複雑な体勢、長時間使用では「ズレ」や不安定さが出やすく、ストレスになる可能性。HaritoraX2はもともと腰がずれやすい。⭐⭐⭐⭐☆ — 足首センサーを含む 8 点トラッキングで、動きの自然さ・再現性は中〜上級者向けにかなり改善。細かい足の動きもセンサー数を増やして改善。
ただ、HaritoraX2はもともと腰がずれやすい。
⭐⭐⭐⭐☆〜⭐⭐⭐☆☆ — バッテリー充電の手間をとにかく減らしたいという人には向いている。
コスト重視/とにかく安く始めたい人⭐⭐⭐⭐☆ — 初期費用が抑えられ、導入のハードルも低め。価格最優先ならまず悪くない。⭐⭐⭐⭐☆ — HaritoraX2より高めだが、それに見合った価値があるかは、センサー取付け数による。多ければよいというわけではなく、継続できる数を付けることが大事⭐⭐☆☆☆〜⭐⭐⭐★☆ — ハリトラX2よりは高いので、この点は弱い。光学式の導入前提なのかによって、ここは判断が大きく分かれる。
自由な動き・ワイヤレス・装着のしやすさを重視する人⭐☆☆☆☆ — 膝立ちできないし、有線部分があり、全然お勧めできない。⭐⭐⭐⭐☆ — ケーブルレス・足首まで対応、HaritoraX2とは違い、センサ変更で、膝立ち可能に。⭐⭐⭐⭐⭐— 膝立ちだし、センサー6個なので、どう考えても一番自由な動きができる。

 まぁ、こんな感じです。(続きはおいおい追記していきます)

Uni-studio版 Opsens+の動作

それでは、さっそく、Uni-studioでのOpsens+の動作を見ていきましょう。簡単に言うと、前回のUnimotionFull版よりもセンサーが改善したのが主な変更点です。キャリブレーションの過敏な反応以外は、素晴らしい位改善しています。

Unimotionとどう変わったのか?

Unimotionの記事はこちら

 まず、ソフト側の設定などはあんまり変わっていません。Unimotionについて、詳しくは下記をご覧ください。

 と疑問に持つ人は多いと思います。まずは、簡単な比較表を作成しました。

項目UnimotionOpsens+
トラッキング方式主に IMU(慣性センサー)のみ光学 (2次元マーカー) + IMU(慣性センサー)のハイブリッド方式
QRコードなどのマーカー+カメラによる「位置補正」が入る。
センサー数 / 装着点数6個センサー +追加で2つ可能6個センサー(胸、腰、両太もも、両足など) + マーカー (2D) の組み合わせ。今後追加ユニット対応予定
位置精度 / 空間認識IMU のみなので「相対的な体の動き/関節角度」は取れるが、空間内での正確な位置 (歩行や床との接地など) の追従は苦手光学+IMU のハイブリッドのため、位置ズレやドリフトを抑えて、空間移動や床との接地も含めたトラッキングの精度向上を狙っている。
動作モードIMU 単独同じ:IMU 単独モード(Unistudio)
○:光学+IMU モード (マーカーあり)
電池×:単3電池 20時間
×:60 mm x 40 mm x 16 mm
各センサーが単4電池1本で駆動。「1回の電池で200時間以上」の長時間使用
58 mm × 35 mm × 14 mm
メリット– 現状はなし。タップキャリブレーションが、こっちのほうがトラブルがない位。○:光学+IMU 併用で「位置ズレ」「ドリフト」「空間認識のズレ」が改善
○:空間移動・足の動き・床との接地など、リアルな体の「位置と姿勢の両方」を比較的正確に再現可能
○:装着構成を保てば、IMU単独でも動かせる柔軟性あり
デメリット/注意点– 旧センサのため、ドリフトや磁気の影響でズレが出やすい可能性○:カメラ/マーカーが必要 — セットアップの手間、設置条件 (マーカーの見通し/遮蔽など) に影響される
○: 光学補正が効かない状況では精度が落ちる可能性

従来ソフトのままでも大幅改善!

  前回と同じソフトなため、変わったのはセンサーがLSM6DSV+MMC5603に変更、電池が単4になる等とハードウェア側が主です。Unimotionと比べるとふわふわ感や横のドリフトもだいぶへり、球と体の位置関係もだいぶ近くなりました。
 挙動の改善は、やはりHaritoraXワイヤレスからHaritoraX2に変わったときとだいぶ似ています。ただ、HaritoraX2は、従来品と比べても足周辺の挙動や膝立ちできない問題等で、デメリットが多かったため、純粋にセンサー変更や電池持ちの改善をしたOpsens+と比べると進化をかなり感じることができます。

 動きもUnimotionよりだいぶ改善されております。従来品と比較するレベルになっていない別次元のものとなっています。

バッテリー寿命20倍の脅威

 また、もう一つの改善点「動作400時間」が実際すごいです。ただし、この400時間は「eneloop pro」でのトライ結果とのことなので、注意です。通常の乾電池でも長く持つので、最初は通常の乾電池で問題ないと思います。

 実際、電池の減りが驚異的に少なく、減っているのか?というレベルです。自分の場合は、既に12月1日から一週間以上、アルカリ乾電池で試しているのですが、電池の減りが全く実感できない&よくわからないので、公式推奨品を無理して購入しなくていいと思います。既に30時間位使っているのですが、こんな感じで、電池はいつまでたってもMax表示です。

HaritoraX2や旧ユニモーションでは感じていた減りを全く感じません。充電を気にする必要がないどころか、電池を全く気にせず一週間フルトラできました。というのがすごいです。なので、最初フルトラやるときは、わざわざ充電池をそろえなくても、普通に乾電池からで全然大丈夫です。

時間経過に伴うズレもかなり少なく抑えられている印象です。基本的に動きに関しては、「Unimotionの方が動きがよかった」と思うことはありません。

HaritoraX2とどちらがいいか?

ここで、競合製品のHaritoraX2と比べてみましょう。HaritoraX2の詳細は以下のリンクをご確認ください。

上記記事を読んでいること前提で進めますが、リストにまとめると以下のようになります。ここでは、「Unistudio」のみでしか検討していない点要注意です。

各項目HaritoraX 2Opsens+
(Unistudioのみの場合)
トラッキング方式同じ:9軸IMU(加速度+ジャイロ+地磁気)による 慣性方式 (IMU)。外部カメラ・マーカーを使わず、全身センサー装着で動き検出。同じ:Unistudio版の場合は、ハリトラX2と同じ。センサはLSM6DSVを使用。
〇:今後のアップデートでOpsens studioでは、光学による補正付きになる予定
センサー装着点 & トラッキング対象胸/腰/太もも/すね の 6点装着
太もも/すねは専用センサー。
〇:足先にも追加可能(オプション)
×:足首の動きはすねセンサーに内蔵された LiDAR でカバー。しかし、膝立ちできない
6 個センサー + マーカー (構成により) — 全身または下半身中心に対応。っセンサーはすべて共通。
共通:ひじ等に拡張予定あり
〇:膝立ち可能
特徴/強み 〇:軽量・小型センサーで、装着の負担が少ない。
〇:Bluetoothにも対応している。
〇:Shiftall VR Managerは、かなり多彩で多様なモードがある。Bluetooth対応もしている
◎:400時間連続駆動(単四eneloop pro 1本使用時)
〇:足も安定した追従性能
〇:セッティングが容易
〇:使いやすいUnistudio
〇:公式ではSlimeVR対応ソフトの配布をする予定
弱み×:デバイス更新時は、Bluetooth接続必須
×:足の追従性能がいまいち
×:ひざ部分のセンサーが大きく、かなり出っ張っている
×:公式では、旧製品含め、SlimeVR対応デバイスの配布をしていない

△:50時間駆動の長時間バッテリー。膝付近のセンサーの駆動時間は他と比べ、短い。Opsensとは比較になっていないが十分な量

CHEST、HIPセンサーユニット:約80時間/LEGセンサーユニット:約50時間 (LiDAR機能ON時は約6時間)
×: QRコードなしでも動作可能だが、本体サイズや重量はHaritoraX2より大きい。
×:発売されたばかりで予備品や拡張品がない。発売を待つ必要あり

△:HaritoraX2と比べると高いが、HaritoraX2 pro+GX6ドングルと比べると安い
こんな用途に向く-共通:長時間 VR、VTuberなど〇: 左に加え、膝立ちでき、動きに制限されない
価格(税込)〇:約 39,999円
(ただし、GX6ドングル追加を推奨)
△:約 54,780円
トラッカー(センサー)数・装着点数6点装着 (胸、腰、太もも、すね の4部位+左右で計6点)6個センサー装着 (胸、腰、両太もも、両足) 。

初めてフルトラになりたい人には、Unistudio対応だけでもOpsens+がお勧め

 今回のUnistudioへの対応だけでも、普通にOpsens+のほうが初心者にお勧めしやすいくらい導入は、簡単でトラブルも少ないです。センサーの改良により、電池の減りも少なく、ベルトのズレも少ないです。
また、通常使う分には、Opsens+のほうが楽です。HaritoraX2は、足の動きや位置の検出、膝立ちできない不自由さ等に違和感がありましたが、それもOpsens+にはないため、お勧めしやすいです。

 従来品のUnimotionでは公式でSlimeVR対応のソフトを配布しており、公式非サポートながら、SlimeVR利用も簡単にできました。Opsens+についても、公式は導入にかなり意欲的です。全般的にHaritoraX2とどちらが良いかというと、HaritoraX2より使い勝手は、かなりいいという結論になります。

用途によっては、一様にお勧めできない

寝キャリブレーションやタップキャリブレでは有利 

 現状ですが、寝キャリブレーションも、うまく作動せずにぐにょったりすることがあります。寝キャリブレーションあたりは、自分もうまく使いこなせていない感じなので、試していきますが、寝キャリブレーションは、全般的にHaritoraX2のほうが使い勝手がいいかもしれません。タップキャリブレも現状、Opsensシリーズは敏感すぎますので、OFF推奨です。アップデートで改善されると思いますが、それまで利用は推奨できません

足埋まり機能も有利

 また、足埋まり機能もHaritoraX2の通常品が優秀です。ただ、足埋まりに関しては、ツールを使う等で対応できる問題です。なお、当サイトは、純粋な機材比較をするサイトのため、見栄えよくしようと使うことはせず、足埋まりツールを入れての比較はしていません。どうしてもいやな人はツールを購入する等しましょう。

とはいっても、動きが制限されるHaritoraX2より全然お勧め

 現状では普通にこの価格帯のフルトラデバイスとして、優秀です。特にバッテリーの持ちは、群を抜いています。60時間と400時間でこの差だと、もはや別デバイスです。また、ソフトの使い勝手もよく、初心者にとってはかなり導入しやすいお勧めのフルトラデバイスです。
 HaritoraX2の致命的な欠陥である膝立ちができないという欠点もありません。あと、ベルトもずれにくいのがかなり良く、長時間フルトラを安心してやることができるという点では、優秀です。

HaritoraX2Proとどちらがいいか?

 では、HaritoraX2の実質パッケージリニューアル版であるHaritoraX2Proと比較してどうでしょうか?下記の記事をご確認下さい。下記を読んだ前提で記載していきます。

 

 自分は持っていない(とはいってもセンサー自体をHaritraX2から追加で購入すれば、なれる)ので、あまり言えないのですが、このレベルになると悩むと思います。表にしてみると、以下のようになります。

項目HaritoraX 2 ProOpsens+(Unistudioのみ)
トラッカー(センサー)数・装着点数◎:8点(胸、腰、太もも、足首、足) — 小型センサー8個付き。 共通センサに変更○:6個センサー構成(胸、腰、両太もも、両足など)+マーカー (光学補正用) 方式。
価格(税込)○:約 53,899円 とライバル機を意識した価格だが、足以外の本体分の専用ドングルGX6は別売。ドングルでの実施を当サイトでは推奨。○:約 54,780円
トラッキング方式 9軸IMU(慣性センサー)方式Unistudio版の場合は、同じ。
今後のアップデートでOpsens studioでは、光学による補正付きになる予定
駆動時間×:MAX:約 80時間〇:400時間
主な強み– センサーを多めに購入可能
・比較的自然な足の動き表現
Shiftall VR _Managerが多機能なため、多様な使い方が可能
・事実上、Opsens+対抗で作ったため、今後価格や改善を行う可能性あり
– 400時間長時間で駆動(eneloop pro)
・単4電池駆動なので、充電不要
・簡単にセッティングできる。当サイトでは、10分ほどで可能。
弱み・制限– IMU 単独方式のため、IMUの性質上、ドリフトや位置ズレのリスク
・足先ように別途センサの取付が2個多い(2個少なくても、フルトラ自体はできる)
– Shiftall VR _Managerが直感的に操作しずらい。セッティング時にトラブルが起こりやすい。
– IMU 単独方式のため、IMUの性質上、ドリフトや位置ズレのリスク
・センサー自体がHaritoraX2よりも大きい

表を基にメリットデメリットを簡単に整理してみましょう。

HaritoraX2proはセンサーが2個ついてお得とみるかどうかがポイント 

 まず、HaritoraX2proではセンサーが2個ついてきます。これは、非常にお得です。HaritoraX2と比べて下半身は、汎用的なセンサとなり、膝立ちもできるように改良されているし、値段もOpsens+と同じ価格帯です。

8個もいらない人が多い。初心者向けではない

 とはいっても、HaritoraX2proは、トラッカーを8個つけることで足首の動きまでを再現しているため、そもそもつけたくないよって人には向いていません。ここが、どちらを選ぶかの判断だと思います。6個でもできますが、まだ、Opsens+の肝心の光学式を体験できないので、このあたりは何とも言えません。フルトラ初めての人は、センサー6個から始めるのをお勧めします

初めての人やバッテリーの持ちを考える人は、Opsens+がお勧め

 光学式を使わないよ、足首まで再現したVR睡眠をしたいって人は、HaritoraX2proは現状お勧めかもしれませんが、IMU方式のフルトラを使ったことがある人向けです。トラッカーをたくさんつけて、多機能に使って、足を自由に使いたいって人には向いています。
 逆にそのあたりは気にしないけど、充電時間やバッテリーを何とかしたいという人は、Opsens+一択かと思います。バッテリー時間の長さは、手間の削減に直結するので、個人的には、光学モードを考慮する必要なくOpsens+をお勧めします。