こんばんは。 今日は前回の動画の続きで、 フルトラッカーの解説をしますね。 今回は、たくさんあるトラッカーの中から Pico モーショントラッカーと VIVE アルティメットトラッカーについて 簡単に説明していきます
。
今回の解説の狙い
今回の動画では、あまり細かい動作や 専門的な話はしません。 それぞれのデバイスがどんな特徴で、 どんなタイプなのかを 分かりやすくお話しします。 もっと詳しく知りたい方は、 関連する記事も読んでみてください。 できるだけ丁寧に解説しますね。
Pico モーショントラッカー
Pico モーショントラッカーは、 IMU方式に赤外線トラッキングを 加えたフルトラデバイスです。 赤外線を発してPico 4に認識させ、 フルトラを実現します。
一番の特徴は、Pico 4シリーズ(PICO3でも一部対応しているが、今回は、PICO4、PICO4Ultraを中心に記載します。以下PICO4と略称で使います。)にしか 対応していないことです。 Pico 4に特化しているからこそ、 便利な機能が使えます。 足首に2つ付けるだけで、 手軽にフルトラができます。
足首に2つだと腰の動きは? と疑問に思いますよね。 立っている時は良い動きをします。 座ったり寝たりすると、 腰の動きが不安定になることも。 ハリトラなどの5センサータイプより 再現性は劣ります。
Pico モーショントラッカーを初心者におすすめする理由
それでも、私はこの Pico モーショントラッカーを 初心者の方に非常におすすめします。 フルトラで挫折する一番の理由は、 設定が面倒だからです。
その点、このPico モーショントラッカーは、 装着から約3分で設定が完了します。 他のデバイスはもっと時間がかかります。
Pico 4にアプリが入っているので、 すぐに使えて手軽です。 専用ソフトのインストールも不要です。 Pico 4とPico モーショントラッカーの 組み合わせが、特におすすめです。
設定が楽なデバイスは長続きします。 VIVE アルティメットトラッカーと比べると 動きの再現性は劣りますが、 設定のしやすさでは優れています。
VIVE アルティメットトラッカー
次に、VIVE アルティメットトラッカーです。 最大の特徴は、ベースステーションなしで フルトラ環境を構築できることです。 ベースステーション設置が難しい方、 明るい部屋の方におすすめです。 このデバイスはカメラで位置を検出します。
Meta Quest 2や3、Pico 4と 似た仕組みで、小型化されています。 デバイスにカメラが2つ付いており、 部屋を読み取りPCに位置を送ります。 カメラ2つでも、3つ装着すると ヘッドマウントと合わせて、 かなり高い動きの再現性を実現します。 IMU方式とは別格の性能です。
VIVE アルティメットトラッカーの注意点
ただし、暗い場所では使えません。 机の下など、光が当たらない場所は 向いていません。 「Pico モーショントラッカーに変えた」 という声も聞きます。
フルトラは使う環境を選びます。 部屋が真っ暗だったり、 特徴がないとマッピングできません。 ポスターなどを貼って 部屋に特徴を出すと良いです。
私も黒いカーテンを外して使いました。 環境が合わない場合は、 他のフルトラデバイスを検討しましょう。 Pico モーショントラッカーが 良い選択肢になります。 VIVE トラッカーを避ける人が多いので、 使える環境ならVIVE トラッカーも良いです。
複数デバイス使用時の注意点
VIVE トラッカーと他のデバイスを 組み合わせる人もいますが、 フルトラデバイスは基本的に 1種類で統一するのが良いです。 トラブルが少なくて済みます。
トラブル慣れしているなら良いですが、 VR Chatは楽しむためのものです。 2、3種類以上の組み合わせは あまりおすすめしません。
「Virtual Desktop + 仮想トラッカー」は、 ヘッドマウントがスリープすると トラッキングが不安定になるなど、 トラブルが起こることがあります。 対処できる人向けです。
デバイス選びのポイントと価格
フルトラデバイス選びは、 使い勝手や妥協点によります。 設定が面倒でないデバイスが一番です。 値段の安さだけで選ぶと、 トラブルが多くなりがちです。
トラブルが苦手な方には、 トラブルが少ないデバイスをすすめます。 フルトラは値段ばかり見る人が多いですが、 アバターが高価なことを考えると、 フルトラデバイスは意外と手頃です。
まずは無料でできるTDPTなどを 一度試してみてください。 1万円以上のデバイスは、 試すには少し高いと思います。 Joy-Conやスマホでできるフルトラも ありますが、上級者向けです。 だからTDが楽なのです。
ベースステーションの寿命とフルトラの挫折
フルトラは「適者生存」です。 続けられる人は、設定に強く 挫折しないメンタルを持っています。 「ベースステーションは寿命が短い」 と言われることがありますが、 私の調べではフルトラに挫折する人は だいたい2日で挫折します。
長続きしない理由は、 設定の面倒くささを事前に 把握していないからです。 Pico モーショントラッカーは 設定が一番簡単なので、おすすめです。 設定が楽なデバイスは長続きします。
動きの再現性について
動きの再現性を求める人は、 すでに他のフルトラデバイスで 試していることが多いです。 だから私は「まず試して」と伝えます。
試すためのデバイスとして、 1万円以上は高すぎると感じます。 TDのような無料のもので試すのが良いです。 SlimeVRの高性能センサーデバイスの方が 動きの再現性は良いと思います。
Shiftall VR Managerは かなり使いづらいです。 ユニモーションの方が ユーザーインターフェース的には優れています。
ソニーのデバイスは、 自宅でVR Chatをやる人には 基本的におすすめしません。
【質問への回答】フェイシャルトラッキングとアイトラッキング
「フェイシャルトラッキングをしたい」 という質問がありましたね。 フェイシャルトラッキングと アイトラッキングについて説明します。 VR Chatではヘッドマウントを被るので、 アイトラッキングはヘッドマウントが 対応している必要があります。詳細は下記リンクをご参照ください
https://vrchat-fbt.com/facetracking/
現在新品で買えるのは VIVE XR EliteとVIVE Focus Fusionですが、おすすめしません。 トラブルも多いと聞きます。 Meta Quest Proが現実的です。 フェイシャルトラッキングは 買い時を逃した印象です。
Bigscreen Beyond 2に アイトラを付けるセットが 出荷され始めています。 アイトラの動きの再現性を 確認した方が良いでしょう。 日本人はアイトラに反応しやすいです。
表情を豊かにするのは疲れます。 顔を動かし続ける必要があります。 私は今、あまりフェイシャルトラッキングを 入れていません。
自分がヘッドマウントを被って どれだけ笑っているか、 動画を撮って確認してみるのがおすすめです。 思ったより口は動かしていないはずです。
VTuberさんが使うカメラタイプの フェイシャルトラッカーは無料でできるので、 一度試してみることが重要です。 ヘッドマウントは何度も買うものではないので、 慎重に選びましょう。
まとめ
今回は、Pico モーショントラッカーと VIVE アルティメットトラッカーについて お話ししました。 まとめると、 Pico モーショントラッカーは、 設定が面倒な人におすすめです。
VIVE アルティメットトラッカーは、 動きの再現性を求める人で、 ベースステーションを置きたくない人向けです。 予算があればこちらが良いです。
VIVE アルティメットトラッカーは IMUよりは動きますが、 VIVE トラッカーほど激しくないです。 激しい動きをしない人や、 IMUでは満足できない人向きです。 ドリフトがないのが良い点です。 ただし、暗い部屋や単調な部屋では 難しいです。
どんな方にも一概におすすめできる デバイスではありません。 結局、Pico モーショントラッカーか VIVE トラッカーになりますね。 他は設定が面倒になります。 トラブルが少ない方を選びましょう。
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次回はハリトラ2とユニモーションの 話を簡単にします。 ユーザーフォームから問い合わせを お願いします。
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次はVirtual Desktopと言っていますが、ユニモーションとハリトラワイヤレスについて、話します。 ユーザーフォームでの反応を見て判断します。 ありがとうございました。