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ARマーカー使用群 予算:ソフト自体は無料、カメラ等で1万円
体にARマーカーを貼り付けて、認識する方法(AprilTag等利用)です。ユニモーションが発売する「Opsens」はARマーカーとIMUを併用するタイプとなっています。ただ、併用するタイプといっても、ARマーカー単独でも動作することがあるとのことで、こちらに記載しています。
ARマーカー(QRコード)フルトラのメリット
- とにかく安い
マーカーは普通のプリンターで印刷すればOK。
高価なトラッカーの代わりに、紙のQRコードを体に貼ってカメラで読み取るだけ。 - 自動で部位を識別できる
QRコードにはIDが入っているので、「これは右足用」「これは腰用」とシステムが認識可能。 - 位置と姿勢が一度に取れる
カメラに映るだけで、QRコードの“向き”や“回転”も計算できるのが強み。 - 研究や実験にピッタリ
低コストで多人数にも適用できるので、プロトタイプ開発や研究用にはうってつけ。 - カメラ1台でOK
カメラ方式の姿勢推定フルトラの場合、カメラが複数台必要な場合があります
ARマーカー(QRコード)フルトラのデメリット
- カメラに映らないとアウト
遮蔽や死角があるとトラッキングが途切れてしまいます。 - 環境に弱い
暗い部屋や逆光では認識しづらく、動きが速いとブレで見失うことも。 - 見た目の問題
大きな白黒QRコードを体に貼るのは…正直ちょっとダサいかも。 - 処理が重い
カメラ映像から毎回QRコードを検出するので、PC性能に左右されやすいです。 - 本格利用には厳しい
長時間の安定したプレイや商用利用には不向き。専用デバイスの方がやはり快適。
AprilTagの場合
ARマーカーを体に貼り付けて動かすんだけど、手軽さはないし、カメラの死角ができやすいので、超マイナーな部類です。
https://youtube.com/watch?v=T8WZ9K3HGHw%3Fsi%3D7ALm436eH6TJG_HP
QRを認識できないと、足などがぐるんと回ることがあり、没入感を損ねます。ただ、コストが非常に安いため、気軽に始めることができるので、導入にはおすすめです
方法
下記URLからダウンロード
https://github.com/ju1ce/April-Tag-VR-FullBody-Tracker/releases
マーカー+9軸IMU併用方式フルトラデバイス「Opsens(オプセンス)」「Opsens+(オプセンスプラス)」の場合

マーカー+9軸IMU併用方式のフルトラデバイスです。11月発売予定で予約開始中です。併用方式のため、マーカー単独での起動も現状予定されています。以下の特徴があります。
- 光学(QRコード)×9軸IMU方式のハイブリッド構成。いづれも単独起動可能
- QRコードを用いたトラッキング補正技術を採用
- Webカメラ1台で利用可能
- 単4電池一本で200時間以上稼働
- 新センサー:SlimeVRのフルトラでも利用される「LSM6DSV」を採用
- 磁気センサ単独も可能だが、Opsens+のみ
詳細は以下を参照ください
