Pico4 Ultra(VRゴーグル)を実際つかってみた

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ヒロヒロ
こんにちは!フルトラ研究所所長のヒロです。当記事はスクショ転載NGです。悪質なケースも多いため、サイト内の利用規約をご確認ください。原則、記事は、長文のため、PCで見ることをお勧めします。

PICO4Ultraは、PICO社で発売されているインサイトアウト方式のヘッドマウントディスプレイ(HMD)です。VRChatでは、PICO単機で起動して入ることができるモードとPCと接続することでPCVRとして機能するPCVRモードがあります。PicoMotionTrackerが使えることから、フルトラの設定が簡単とのことで、利用者が増えています。

インサイトアウト方式やライトハウス方式って何?他のHMDについて知りたい方はこちらもご確認ください。

PICO 4 Ultraについて

PICO4Ultraの外観

ミントミント
写真がこちら

 

PICO4Ultraで重要なポイント一覧

ヘッドマウントディスプレイ自体はPico4UltraよりもQuest3がいい

Pico4Ultraは、同じ価格帯であるQuest3と比べて、全体的に使い勝手が悪く、基本的にQuest3のほうがよい点が多いです。また、サードパーティ製もQuestシリーズのほうがシェアが高いため、先に販売される傾向にあります。度付きレンズを購入する際は気を付けてください。詳細は、上記記事をご確認ください。

そんなPICO4Ultraですが、装着感や重量バランスや鼻との隙間が小さく没入感が高い等あるため、コスパで考えるのではなく、機能的に十分な方は、PICO4Ultraで十分だと思います。実際、自分の利用頻度は、Valve Index>PICO4Ultra>Questのことが多いです。

・パンケーキレンズ:基本パンケーキのほうが凹凸がなく、みやすいです。
・フルトラ:簡単にキャリブレーションできるPicoMotionTrackerが使える
・フェイシャルトラッキングやアイトラッキングはありません。
・指トラッキングされたい方;指トラッキング用の拡張デバイスが、現状QuestシリーズかValve Indexしか対応していません。
・全般的に、サードパーティー製の製品はQuestシリーズが優先的に作られることがおおいです

ポイント①:Pico4Ultraのコントローラーの電池は倍

Quest3の方が全体的に優れている点が多く、特に各コントローラーの電池が、単三電池1本と2本とPICO4Ultraが2本と重いです。

ポイント②:PICO Motion Trackerが使える

PICO4Ultraは、PICOシリーズの一部しか使えないフルトラデバイス、PICO Motion Tracker(ピコモーショントラッカー)を使えます。ただし、PICO CONNECTのみです。PCとのワイヤレス接続や仮想トラッカー機能で使うVirtualdesktopと非対応になってしまいます。

ポイント③:性能は全体的に悪い。

そのほか、フルトラ以外の点でもPico4Ultraは、同じ価格帯であるQuest3と比べて、全体的に使い勝手が悪く、基本的にQuest3のほうがよい点が多いです。詳細は、上記記事をご確認ください。

ポイント④:機能面で十分かどうかで見ることが重要

そんなPICO4Ultraですが、装着感や重量バランスや鼻との隙間が小さく没入感が高い等あるため、コスパで考えるのではなく、機能的に十分な方は、PICO4Ultraで十分だと思います。実際、自分の利用頻度は、Valve Index>PICO4Ultra>Questが多いです。

ポイント⑤:VR睡眠はオートスリープでできない

できないです。2024年11月の最新アップデート後の映像です。実際試した動画含めて、詳細は以下参照。スリープがかかってしまいます。

詳細は下記URLをご参照ください

ポイント⑥:ハンドトラッキングの拡張ツールが発売されていない

ContactSheet for QuestやYubitora+といったコントローラーに着けて、ハンドトラッキングを可能にするツールが発売されていません。

まとめ

ココがいい(Quest3と比較)

・軽い。装着感がいい
・目側が軽いので、圧迫感が少ない

ココがダメ(Quest3と比較)

・PCと接続するPICO CONNECTがVDと比べてトラブルが多い。マイクが入らなくなって再起動が必要、HMD側から
PICOCONNECTを操作できない等結構面倒なトラブルが多い
・PicomotionトラッカーがPICO CONNECTでしか使えないため、トラッカー購入や装着時間の節約につながるVirtualdesktop
の仮想トラッカー機能等の併用ができない。
・自動スリープ機能でVR睡眠できない。11月のアップデートでも目をつぶると30分ぐらいしか起動しない。
・目側が軽いが、後ろがかなり出っ張っているので、枕は柔らかいものじゃないと寝れない
・トラッキングが外れやすい、ルームスケールの設定し直しが多い
・コントローラーが一個につき、単三2本と非常に重い
・スピーカーが微妙
・全体的にQuest3よりシステムトラブルが少ない

 

PICO Motion Trackerについて

ミントミント
Picomotionトラッカーという専用トラッカーを両足につけることで、腰の動きを推定しつつ、両足はトラッキングする新しいタイプのフルトラデバイスを11000円で購入できます。Wi-Fi 7対応で値段が9万円、フルトラを手軽に始めたい人にはいいかもしれません。ただ、PicomotionトラッカーはPico4でも対応しているので、正直な話、フルトラのみだったら、終売していますが、Pico4が圧倒的にコストメリットが高かったです。

Picomotionトラッカーについては、こちらの記事でまとめています

販売ページについて

Vive tracker等でフルトラする場合はどうするのか?

Questシリーズと同様に、HMDにトラッカーを付けて使う人が多いです。

詳しい設定の仕方はこちら

各HMDスペック一覧表

Quest3Quest3SQuest2QuestProPICO4UltraValve Index
対応ワールドQuest(Android)/PCQuest(Android)/PCQuest(Android)/PCQuest(Android)/PC(Android)/PCPC
販売発売中販売予定10/15~終売在庫限りで終売発売中販売中らしいが年単位で売切中
価格最低価格¥74,800最低価格¥48,400終売最低価格
¥159,500
最低価格¥89,800販売していないため不明
アイトラッキングとフェイシャルトラッキング非対応(別途非公式で取り付け必要)非対応(別途非公式で取り付け必要)非対応(別途非公式で取り付け必要)対応 
赤外線センサー5個(視野角120度)
非対応
非対応(別途非公式で取り付け必要)
一般的なトラッキング方式インサイドアウト
インサイドアウトインサイドアウトインサイドアウトインサイドアウトライトハウス
コントローラトラッキングコンピュータービジョンと
機械学習トラッキングのハイブリッド
コンピュータービジョンと
機械学習トラッキングのハイブリッド
IRベース、ヘッドセット
によるトラッキング
3つのカメラセンサー
無限のトラッキングボリュームによる自己トラッキング
環境トラッキングカメラ×4ライトハウス
没入感のレベル完全没入完全没入完全没入周辺部が完全に開いたデザイン(同梱品で部分的に遮光するか、別売のアクセサリーで完全に遮光)完全没入完全没入
搭載センサー ワイヤレスインサイドアウトSLAMトラッキング6DOF6DOF6自由度のインサイドアウトSLAMトラッキングiToF深度センサーカメラ×1
現在作成中
接続方式有線、WiFi有線、WiFi有線、WiFi有線、WiFi有線
重量515g500g500g722g約580g現在作成中
光学系
パンケーキレンズ、連続IAD調整フレネルレンズ、3位置IAD調整フレネルレンズ、3位置IAD調整パンケーキレンズ、スライダーによる連続IAD調整パンケーキレンズ現在作成中
リフレッシュレート 72Hz、80Hz、90Hz、120Hz 90Hz/120Hz

90Hz/120Hz

90Hz最大90Hz現在作成中
視野⾓ ⽔平110º × 垂直96º96度(水平)/90度(垂直) 90度(水平および垂直)106度(水平)/96度(垂直)105° FoV現在作成中
色域sRGB 100%sRGB 100%sRGB 100% sRGB 129%不明現在作成中
ディスプレイ 2064 x 2208 | 1218 PPI | 25 PPD1832 x 1920 | 773 PPI | 20 PPD1832 x 1920 | 773 PPI | 20 PPD1800 × 1920 | 1058 PPI | 22 PPD2160 × 2160 
両目4320×2160
PPD 22.5
現在作成中
パススルー性能カラー(4MP、18 PPD) カラー(4MP、18 PPD)グレースケールカラー(1MP、8 PPD)32MPのカラーシースルーカメラ×2現在作成中
パフォーマンス Snapdragon XR2 Gen 2 Snapdragon XR2 Gen 2Snapdragon XR2 Gen1Snapdragon XR2+ Gen1Snapdragon XR2 Gen 2現在作成中
DRAM8GB8GB6GB12GB12GB(LPDDR5 )現在作成中
連続プレイ時間 バッテリー : 5060 mAh* - 2.2時間駆動*4324 mAh / 2.5時間駆動*3640 mAh / 2時間駆動*バッテリー : 5348 mAh* - 2.5時間駆動*現在作成中
Bluetooth Bluetooth 5.2Bluetooth 5.2Bluetooth 5.2Bluetooth 5.2Bluetooth 5.3現在作成中
Wi-Fi Wi-Fi 6E対応Wi-Fi 6E対応Wi-Fi 66GHz帯を使用するWi-Fi 6E*に完全に対応しており、最高1.6Gbpsの超高速通信Wi-Fi 7(802.11 a/b/g/n/ac/ax/be)現在作成中
イヤホンジャック等端子3Dスペーシャルオーディオ /3.5mmオーディオ端⼦3Dスペーシャルオーディオ2つのスピーカー2つの3.5mmジャック/4つのスピーカーデュアルステレオスピーカー/4つのマイク現在作成中
サイズ160x98x184mm(D×H×W) 160x98x184mm160x98x184mm265mm (奥行き) x 127mm (高さ) x 196mm (幅) 312mm (奥行き) x 84mm (高さ) x 165mm (幅) 現在作成中
引用https://www.meta.com/jp/
quest/compare/ より引用
https://www.meta.com/jp/
quest/compare/ より引用
https://www.meta.com/jp/
quest/compare/ より引用
https://www.meta.com/jp/
quest/compare/ より引用
https://www.picoxr.com/jp/products/
pico4-ultra/specs
現在作成中
その他基本容量 : 128GB(在庫限り)、512GB基本容量 : 128GB、256GB基本容量 :128GB、256GB基本容量 : 256GB
調整可能なIPD*範囲:55~75 mm
・高度な3マイクアレイ
基本容量 : 256GB
瞳孔間距離58mm~72mm
容量:なし
同梱品1 Meta Quest 3ヘッドセット
2 調整可能な接顔部(標準・取り付け済み)
3 Meta Quest Touch Plusコントローラー2機、単3電池
4 手首ストラップ x 2
5 電源アダプター
6 充電ケーブル
1Meta Quest 3Sヘッドセット
2調節可能な接顔部(標準・取り付け済み)
3Touch Plusコントローラー x 2、単3電池 x 2
4手首ストラップ x 2
5電源アダプター
6充電ケーブル
1Meta Quest 2ヘッドセット
2Touchコントローラー x 2、単3電池 x 2
3ヘッドセット充電ケーブル
4電源アダプター
5眼鏡スペーサー
Meta Quest Proヘッドセット
Meta Quest Touch Proコントローラー x 2
充電ドック
USB-C電源アダプター(45W)
コントローラー充電ケーブル
充電ケーブル(ヘッドセット)
スタイラスペン先 x 2
部分遮光ブロッカー x 2 (左右)
ケーブルクリップ
保護カバー
クリーニングクロス
手首ストラップ x 2
PICO 4 Ultra MRヘッドセット
コントローラー×2
リストストラップ×2
メガネスペーサー
フェイスフォーム
1.5V単3アルカリ乾電池×4
USB-C to USB-Cケーブル
クイックガイド
ユーザーガイド
安全および保証ガイド

関連記事

Quest3,2,Proとの比較記事はこちら

以上です。