【ファーストインプレッション編】Vive Ultimate trackerの設定後、一晩過ごしとてもアツい夜を過ごした話。メリットデメリット含めて紹介します

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ヒロヒロ
こんにちは!フルトラ研究所所長のヒロです。当記事はスクショ転載NGです。詳しくはサイト内のルールをご確認ください。長文のため、PCで見ることをお勧めします。

一晩(7時間ほど)過ごしてとても熱い夜を過ごしたのでレポートします。フルトラではなく、両足つけた状態でトライしました。

 

【前の記事】:実際に設定した記事

今回の記事は、この記事の後に試したものになります。下記をご確認した前提で紹介しています。

【設定編】Vive Ultimate trackerの設定方法を実際の写真を交えて紹介、ボクがハマったポイントも紹介!

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ココがいい

①キャリブレーション回数が非常に少ない。

比較対象:IMU方式のデバイス
IMU方式にあるどんどんずれていってしまい、結局20分後ぐらいにはキャリブレーションするというトラブルもなく、長時間キャリブレーションは不要でした。ずれはほぼほぼ発生しません。Viveトラッカー3.0と同じくらいです。

②通常の動きだと高い没入感

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0
VRchatユーザー、基本的に立ったり座ったり寝るくらいの動作がほとんどのため、激しく動くということはフルトラ時でもあんまりしません。なので、その範囲の運用だと、Ultimateトラッカーの場合、IMU方式だけでなく、Viveトラッカー3.0よりもいいときがあります。例えば、足と足を重ねるときなど、トラッカーの凹凸部分にあたって没入感が損なわれるということもない形状ですので、トラッカー間を接近させる表現には向いています。

③キャリブレーションなしの実稼働時間が長い

比較対象:IMU方式のデバイス

上記が原因で、キャリブレーションなしでの実際の稼働時間が長いのが特徴です。カメラを使った形式のデバイス(プラスアルファでなにかありそうだけど)のため、常時補正が働き、IMU方式の場合で発生する朝起きたら体がぐちゃぐちゃといったトラブルもありません。一晩過ごした後の様子がこちら。実際つま先とつま先を重ねています。

ココがダメ

①裸足で運用すると少し暑く感じる

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0
とっても熱いというわけではないですが、一晩過ごすと明らかに「なんかほんのり暖かいな」という暑さレベルで感じられます。カイロという暑さでもありません。低温やけどなのかどうかも微妙ですが、個人的には、低温やけどを考慮してしまう程度の暑さです。台座を付けてこれなので、つけなかったらちょっと暑いので、肌が直接露出しているところに着けるのはやめたほうがいいです。また、あつさは感じられるので、そこそこ没入感も損なわれます。個人的には、起きたらすぐ感じられるレベルでした。この対策をしないとVR睡眠等にはお勧めできません。裸足+E0zベルト等で運用されている方は、対策を考えた方がいいかもしれません。ちなみに、放熱フィンとかつけている方いらっしゃいますが、危険だと思いますので、当サイトではおすすめできないです。靴下をはいたり、長時間運用を避ける、肌の薄いところにつけない等の対策が必要かなぁと考えています

 

②非常に重い

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

すごい重いです。自分の場合、足だったので、体感Viveトラッカー3.0を2つつけている感じです。足等の先端に着けていると露骨に感じられます。通称おはぎと言われる密度が詰まったコンパクトの形状のUltimateトラッカーですが、Viveトラッカーのように、先端に行くほど軽く作られているわけではないので、重たいです。また台座分もあり高さが出てしまっている分余計に感じられます。EozトラッカーベルトがUltimate用にねじ仕様ではなく、台座分込みの爪仕様で作っているのもすごく納得します。ただ、E0zトラッカーベルトで対応するにしても純粋に重いので、トラッカーベルトを専用に変更しても重いと思います。

 

③外れて、飛ばして壊しそう

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0
上記が原因のデメリットです。ここはViveトラッカー3.0とはかなり違う点です。同じような激しい動きをすると、トラッカー自体に重力や加速度がかかり、ねじがゆるくなって、外れてどっかに飛んで行って、壁等にぶつかって壊してしまいそうです。取れてしまうというトラブルです。自分の場合、Vivetracker3.0でもあるので、

④素早く手足を動かすには不向き

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0
上記が原因で素早く手足を動かすには、他のデバイスと比べても、重いので向いていないと思います。(ユニモーションやハリトラワイヤレスの方がいいです)重くてもできるって人は、現実との位置のずれがかなり少ないので、こっちのほうが素早い動きの表現ができると思います

 

⑤ルームセットアップがどれ位やればよくなるのか全くわかりづらい

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0
設定編で散々書きましたが、ルームセットアップがどれ位精度よくやって、何を改善すれば精度があがるのか全くわからないので、トラブった時の解消法や精度をよくしたいときの改善策がすぐに思いつきません。

⑥設定方法が現時点で難しいため、vive trackerと比べて、解決策が思い浮かばず、時間がかかる

比較対象:Viveトラッカー3.0
設定編で散々書きましたが、設定に詰まるポイントがそこそこあり、時間がかかります。ベースステーション設置のほうが直感的に早く解決できると思います。詰まった時がきついですが、本記事を読んでいただければ、ここは解決するのかなぁと思っています。

⑦USBCが堅く、直さしでの充電は非推奨

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0
上記の重さが原因で、USBCの差し込みが少し硬いものにあたると(3つかってもその辺りバラバラなので、硬いのも出てくる)うまく入らず、端子を曲げたりしそうで怖いです。マグネットでくっつくタイプのものを運用すれば、ここは解決するかと思います

⑧最初に変なところに、球があり、しばらく使うと元に戻る

比較対象:Viveトラッカー3.0
VRchatをプレイして始めた数十分のときに、キャリブレーションすると、白い球が変なところにいっていることがあります。しかし、しばらく使っていると補正されて体に近い位置に戻ります。なので、ゲーム入ってすぐの場合だとちょっと難しいかもしれません

デメリットが多めですが、トラッキングの正確性はかなりいいので、その点は個人的にはお勧めだと思っています。
ベースステーション環境下でやっているので、vivetrackerに戻りたいですが、まだまだ使い勝手が読めていないので、もう少し確認させてください。ベースステーションがない環境下ではかなりお勧めできる部類に入ります

以上です。次回は比較検証編として、書いていきます。

 

【前の記事】:実際に設定した記事

今回の記事は、この記事の後に試したものになります。設定方法などはこちらで紹介しています。

【設定編】Vive Ultimate trackerの設定方法を実際の写真を交えて紹介、ボクがハマったポイントも紹介!