シフトールから発売されているHaritoraX2pro(¥53,899(税込))。正直言って、初めて購入される人は、Opsens+とかなり悩んでいる人がいるのではないだろうか?私からすれば、センサー足につけないし、おまけにGX6ドングルを別途購入したいと思うので、実質58.899円位なので、始めるにしては高すぎるし、微妙かなぁと思ってはいる
しかし、実はそれよりももっと困っている人がいる。そう。既にHaritoraX2を買ってしまった人だ。
HaritoraX2は、下半身のセンサーが特殊なため、使い勝手が悪いと困っている人も結構いるはずだ。
というより、当サイトもOpsens+を推奨しているほどだ。
そこで、今回は、HaritoraX2の下半身を入れ替える工事をして、トライしてみたので紹介します。
そもそもHaritoraX2 下半身センサー交換版って何?
HaritoraX2は下半身が、写真右下のような、特殊なセンサー形状をしていた。
今回、HaritoraX2proで共通のセンサーとして見直されたため、それと同じになるように、センサー別途購入し、そろえてみた。
HaritoraX 2 センサーユニット 通常価格 ¥6,480
このセンサーを4個購入すればいいだけである。HaritoraX2:40000円+GX6:4980円+センサー4個:26000円=71000円位と自分だったら、正直言って、アルトラをpaypay20%ポイント還元セール等で購入したほうがお得な価格なので、初回購入では、よっぽどの人じゃないとやらないし、どう考えても購入済みの人向けの対策である。
ベルトは旧品を流用した。

センサー入れ替えにかかった時間
2.5Hほどかかった。正直かかりすぎだが、このうち、50分ぐらいはセンサーつけ間違え、残りの20分ぐらいはデバイスアップデート等にかかった時間なので、HaritoraX2ユーザーなら、正直1時間もかからないはずである。(ベルト付け替え&VRManagerをいじるだけなので)
余談;Shiftall VR Managerが面倒と僕がいっている理由
ここでは、僕が、このソフトの使い勝手が悪いとよく言っている理由を説明したいと思う。というのも、初心者の人も絶対いるからだ。まず、UnimotionのUnistudioと比較して説明する
まず、Unistudioは、これで一画面でこの情報量である


バッテリー残量だけでなく、どのセンサーが動いていて、fpsがどれくらいあるのかが一目でわかる。装着位置も横にある設定から、各デバイスを選択すればできる。各デバイスは同じ表示画面上にあるので、プルダウンを選んでいけば、センサー取り付け位置を間違えても変えることが可能だ。
VR空間上では、コントローラを使ってそのあたりを変更できるのですごく便利だ。ヘッドマウントを外してPCでやる必要もない。センサの部位切り替えも、設定ボタンを押したのち、左のタブを選択すれば、すぐにアクセスできる。
しかし、このソフトだとまず再起動が必須で、体の部位を選ぶだけなのに、3階層ぐらいもぐって、選択しないといけないのだ。この選択をする時点で労力は大体3倍。さらにセンサーが今回は4個あるので、×4でおおよそ12倍。純粋にクリック数が多く、面倒なのだ

一覧性にとにかく優れていない。どうしてこの画面でプルダウンが出てこないのか・・・

また、メニューも右半分がうまく使われておらず、かなり不自然である。基本的にどうでもよい情報が載っており、センサーが動いている、動いていない等の情報は、各センサーをクリックしないと見れない。とにかく一覧性に優れていない。

といった細かいところだが、普通に面倒である。ちなみにViveTrackerの場合、電源ONすればすぐにフルトラできるので、そもそも都度設定をするという概念がない。つまり、こういった設定画面の面倒さは、没入感の妨げになるだけでなく、ユーザーをイラつかせる。
実際トライしてみた様子
71000円払った価値があるのかというと、若干怪しいところはある。
ただ、従来品よりはキャリブレーションの球も足下が来るようになった。
あと体から10度くらい全身が左斜めずれているが、見た目上の動きはかなりよくなった。
ドリフトもずいぶんと抑えられるようになったので、良いと思います。
HaritoraX2とどっちがいいか?
HaritoraX2の時がこれ。ひざ下の動きに注目してください。
左足が特に再現されていないのがわかると思います。また、画面手前後ろ方向のドリフトもひどい状態です。さらに、足がうまく表現されていないため、ひざをお尻にかかとがつくくらい曲げても、半分ほどしか到達していないのです。設定次第で改善する余地はありますが、初回の設定でここまで差がつくと、普通に今回のセンサー取り付け位置のほうが動きはよかったです。
全く改善していなかったら、今回のセンサー全部無駄なので。本当によかった
HaritoraX2proを買うのとHaritoraX2を買って、センサー入れ替えとどっちがいいか?
HaritoraX2pro買って、GX6ドングルを買った方がいいです。6万円超えないので。あと、足に使わないからって肘は使いたい人、結構いると思うので。ただ、高いのは間違いないので、普通にHaritoraX2という選択肢もありです。
Opsens+とどっちがいいか?
71000円となると、さすがに、Opsens+のほうがいい。ただ、HaritoraX2proにGX6ドングルの58.899円だと話は少し変わってくる気がします。
値段と驚異的なバッテリー持ちを考えると普通にOpsens+だけど、体とのズレは感じやすいがドリフト等は抑えられていて、人に見せることを考えると悪いフルトラデバイスではないです。
トラッカーも軽く、小型が良いという人にとっても、ありです。
使い勝手は悪いが、Shiftall VRManagerは、カスタマイズも充実している。ただし、Opsens+はUnistudioのみの評価なので、QRコードフルトラはソフトウェアによる改良が大きいので、光学要素まで入れて考えていないというのがポイントです。
自分は、光学要素は改良して、QRコードも小さくなるはずって予想した期待値も含めて、Opsens+を買っていますが、今購入する人や判断に悩んでいる人は、そういう不確定な要素も含めて判断しない方がいいです。
自分だったら、充電の手間が全くいらないOpsens+を選びます。
PICO Motion Tracker 5個とどっちがいいか?
全体的に、PICOよりも再現は高いです。本体を持っている人は、PICOトラ5個でフルトラできるので、購入が基本的にお勧めです。ただ、新しく購入する人は、PICOトラ5個は本体含めて考えると、9万円台行ってしまいます。 この場合は、アルトラのほうが再現度が高いので、アルトラをお勧めします。
また、ViveTrackerになることができる人は、基本的にViveTrackerがお勧めです。
以上です。
