指トラ(ハンドトラッキング)は、アバターと実際の指の動きを連動させる技術の略称で、VRChatでは【指トラッキング】と一般的に呼ばれています。指トラ(ハンドトラッキング)になるには、別途、VRゴーグル(HMD:ヘッドマウントディスプレイ)やコントローラー、別デバイスが必要になることがあり、主にVRChatでは6種類ほどあります。
- 指トラ(ハンドトラッキング)って何?どう使うの?
- 指トラ(ハンドトラッキング)になる6つの方法
- VRChat利用が多い方法は以下の4つ
- ①QuestコンにContactSheet for Questをつけて使う ¥18,500+別
- ②QuestコンにYubitora+(ユビトラプラス)を装着する ¥25,500+別
- ③Virtualdesktopのハンドトラッキング機能を使う
- ④Indexコントローラーを使う ¥46,260+BS代
- ⑤LeapMotion(リープモーション)をつける
- ⑥MocapForAllをつかう
- ⑦Webcam Motion Captureを使う
- おすすめユーザー別
- VRChatで使われるHMDとコントローラーの紹介はこちら!
- ハンドトラッキングデバイス仕様一覧(VRChat用)
- ハンドトラッキングデバイスとフルトラデバイス一覧と注意点
- 2024年8月現在のフルトラデバイス一覧
- ハンドトラッキングトラブル一覧
指トラ(ハンドトラッキング)って何?どう使うの?
指トラ(ハンドトラッキング)と指トラじゃない人って何が違うの?


指トラ(ハンドトラッキング)はどう使われるの?

どうすれば指トラ(ハンドトラッキング)になれるの?必要な設定は何?

指トラ(ハンドトラッキング)は、Questシリーズによって違うの?

VRChatで使われるHMDとコントローラーの紹介はこちら!

VRChatでよく使うコントローラーのレビュー5つを紹介!Questシリーズここでは、Quest2,3,Proのコントローラー3種類を紹介します。1.Quest2コントローラーストラップは電池を入れる...

VRChatでよく使われるヘッドマウントディスプレイ(VRゴーグル)のおススメを一挙紹介!!
VRChatのVRモードに必須のデバイスであるVRゴーグル【別名;ヘッドマウントディスプレイ(HMD)】そもそもVRゴーグルってどんなものがあるのか?以下説明していきたいと思います。VRchatで求め...
指トラ(ハンドトラッキング)になる6つの方法

ハンドトラッキングする6つの方法はこれ!!
後付けするタイプ
①ContactSheet for Questや②Yubitora+等をQuestシリーズのコントローラに装着
コントローラを購入するタイプ
③Indexコントローラ
ソフトを購入するタイプ
④カメラ系のフルトラデバイスの付帯機能を使う
⑤LeapMotionを使う
⑥VirtualDesktopのエミュレーション機能を使う
VRChat利用が多い方法は以下の4つ

①ContactSheet for Questや②Yubitora+等をQuestシリーズのコントローラに装着
③VirtualDesktopのエミュレーション機能を使う
④【入手困難】
の4つです。
①QuestコンにContactSheet for Questをつけて使う ¥18,500+別
Questシリーズのみ対応!PICOは対応せず

ContactSheet for Questを実際使ってみた様子
今回は、ContactSheet for Quest+QuestProで実際使用してみました。取り付け方、付属品、設定は公式HPがめっちゃわかりやすいですので、こちらを参照ください。設定側のソフトでの動作がこちらになります。注意点として、現在右コントローラが認識しないトラブルを解決できないため、右手を使ったトライができません。左のみでご確認ください。
ContactSheet for Questはどれ位再現できる?
実際、VRChat上で使ってみた時の映像がこちらになります。動作としては
第一関節:× 第二関節:○ 第三関節;○ という動きになり、親指もON/OFF程度ではなく、ある程度動く感じです
ココがいい(Indexコントローラーと比較)
動きの再現度が高い点がある。親指がある程度動くのはすごい
バッテリーは10時間でIndexコンより持つ
【Yubitora+との比較】
7000円ほど安い。
薄くてフィットしている。
全体的に手軽に導入できる
納期がYubitora+より早い時もある
ココがダメ(Indexコントローラーと比較)
別ソフトの起動が必要で、キャリブレーション、専用ドングル設置が必要(ただし、セッティングはそこまで難しくない)
重い。QuestProコンだと猶更感じられる。Proコントローラとハンドカバー、コンタクトシートといった付属品をすべてつけると約240グラム(実際計測)
シートが一部はがれているときがある
充電時のLEDがまぶしい
2つボタンを押す箇所があるが、同じ形状でどちらのボタンをおしていいのかわからない
充電台に着けるオプション品が外れやすい
【Yubitora+と比較してココが悪い】
Quest2、3、Proそれぞれ専用品を買わないといけない
本体が外れやすい。両面テープで固定が必要
【感想】すぐに指トラできるデバイス。動くけど重い!! 重さに長時間耐えられるかが継続のカギ

現実的にすぐに入手できるのはこれとYubitora+ぐらいしかないため、コントローラーを離さずにハンドトラッキングをするのなら、これしかないと思いますが、重いので長時間使う人は少ないかもしれません
②QuestコンにYubitora+(ユビトラプラス)を装着する ¥25,500+別

購入できない代わりに、ジンテクス工房アンバサダーの方に使い勝手を私がツイキャスで聞いている様子を載せます。
第一関節:× 第二関節:○ 第三関節;○ という動きになり、親指もON/OFF程度できる感じです。
特徴は、Yubitora+専用ソフトウェア “Yubitora Integration”により、センサ感度の設定でカスタマイズができる点、ロック機構をコントローラー本体のストラップ側につけることで、外れにくくしている点、オプションのベルトを別購入でき、消耗した際に交換できる等のメリットがあります。
ココがいい(Indexコントローラー等と比較)
バッテリーは10時間でIndexコンより持つ
Indexと比べて納期が早い。
ココがダメ(Indexコントローラー等と比較)
重い。
別ソフトの起動やドングルが必要で、キャリブレーションが必要
【ContactSheetと比較してココがいい!】
Quest2,3,Proの3つのコントローラ全てに対して互換性があり対応している
Yubitora+専用ソフトウェアでセンサ感度の設定でカスタマイズができる
両面テープでの固定が不要。ロック機構をコントローラー本体のストラップ側につけることで、外れにくくしている
装着ベルトは洗えるし、取り外しも可能。ワイド版もあり(9/1問い合わせて聞きました)
【ContactSheetと比較してココが悪い!】
7000円ほど高い
*当サイトでは購入できたため、直近で比較トライします。
ContactSheet for QuestとYubitora+どっちがいい?

問題は重量。どちらも重いので、元々重いQuestProコンでやると覚悟は必要だと思うなぁ。Quest3コンだと電池交換のときにContactSheet外してカバーとらないといけないので、結構面倒だと思います。QuestProコンが一番トラッキング精度がいいため、Quest2,3は使っていない状況です。
③Virtualdesktopのハンドトラッキング機能を使う
Virtualdesktopは、Questシリーズを無線で使いたいユーザーの多くが持っているソフトで、Quest2.3,Proのコントローラを持っている方で、ハンドトラッキングを可能です。Quest2,3,Proを持っていないと利用できません。対応HMDは、実物を別記事にて紹介しています。コントローラーを離した状態で使う点に注意です。
VRChatでよく使われるヘッドマウントディスプレイ(VRゴーグル)のおススメを一挙紹介!!
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ココがいい(他コントローラーと比較)
・HMDとコントローラーがQuestシリーズ対応なので、手軽に導入できる。
・基本的に多くのVRChatユーザーが持っているソフトとHMDのため、ユーザーによっては、無料でできる人が多い
ココがダメ(他コントローラーと比較)
・Quest2,3,ProのHMDとVirtualDesktopを持っていないと利用できない
・コントローラーから手を離す必要がある
④Indexコントローラーを使う ¥46,260+BS代

また、差し込み部の幅は、可動式のスライドが4段階でついています。また、調節ひもで厚さを調整することが可能です。

VRChat上の手の動き
手指、手首の動きをセンサーで読み取りトラッキングできます。完全に再現できるわけではなく、親指がほとんど再現できないんですよね。それが唯一のネック。他の指の動きももこんな感じでぎこちない感じです。しかし、他コントローラーは握る形状なので、そもそも手指、手首の動きをトラッキングしていません。
ココがいい(QuestProコントローラー+ContactSheetと比較)
・BS環境内だとトラッキングが、他のコントローラと比べて飛びにくい。後ろに手を回したりする動作にもBSのレーザーが届いている範囲ならとにかくQuestProコントローラと比べて強い。
・ときたま電池が切れたり、変な方向にいきやすい。
・QuestPro+X2ドングルとIndexHMDでトライした場合、IndexHMDのほうがHMD側に受信部がついているので、しっかりとトビが少なく動く印象。
・別ソフトの起動が不要で、キャリブレーションも不要
・手を開いた状態でコントローラを使える
ココがダメ(QuestProコントローラー+ContactSheetと比較)
・ベースステーションが必要
・バッテリーの持ちは悪い
・ベースステーションに隠れやすいので、普通に飛びやすい。なので、ベースステーションが多い環境なら普通に使いやすい。(2台だと結構飛ぶ)
・コントローラ自体が非常に壊れやすい。フルトラをさらに夢中にする道具のため、ぶつかりやすい。
・親指の動きがON、OFFのみで追従していない
・汗を吸いやすいのに、メンテナンスがしづらい
・指を動かすごとに表情が変わってしまうため、変わらないように設定する必要あり。
Indexコンを使うときの注意点

BS1.0でも2.0でも動きます。
なおライトハウス方式のため、ベースステーション1.0もしくは2.0が必要になります。
Indexコントローラーは、なんと!ベースステーションは1.0でも2.0でも動作します。
なので、BS1を導入された方でも導入できるのでお勧めです
BSがない場合は、本体価格+αなので非常に高額になります。
インデックスコントローラーとBSの購入先一覧はこちら
【フルトラ VRChat】VIVEトラッカー、ベースステーション、Indexコントローラーの購入方法、購入先などを中古、新品の場合で一挙紹介【3/4】!!【20240714版】
記事前編VIVEトラッカーの仕組みやベースステーションの台数の違いなどについてhttps://vrchat-fbt.com/vivetracker_basestation/ベースステーションを購入する...
ContactSheet for QuestやYubitora+と比べるとIndexコンどっちがいい?

次からは、手をコントローラーから離して使うタイプのものを紹介します。
⑤LeapMotion(リープモーション)をつける

といっても首掛け用の場合もほしいと思いますので、首掛け用を販売しているお店を紹介します。
VRCHATでLeapMotion使えた。
開発者さんには感謝↓https://t.co/83WvvvzRVK pic.twitter.com/Z1nOYlyEKQ
— ゆたにぃ無名系VTuber🐚 (@ZannennaSeizyou) August 17, 2024
*サイトのサーバー代等の維持費のため、アフィリエイトリンクを貼っております
⑥MocapForAllをつかう

VRChat上ではない動画がこちらです。試験的な機能としてフィンガートラッキングがあります。Indexコントローラと比べると数段劣ります。ソフト上でこの状況のため、VRChat上に持ち込んだ場合ではさらに遅延が見込まれます。こちらは2年前に作成したものになります。
ココがいい(コントローラーと比較)
・初期費用が1万円と少なくできる
ココがダメ(コントローラーと比較)
・あくまで試験的な機能
・カメラ2台必要
・体全身映る必要があるため、広いスペースが必要
・コントローラーは持っていると認識しないので、持っていない必要がある
・肌色の服や上半身が裸だと認識しない
・精度よくやろうとカメラに近づくと、体や顔が入らなくなり、フルトラやフェイシャルトラッキングがうまくいかなくなる
⑦Webcam Motion Captureを使う

フルトラ向けソフトのMocapForAllと違い、上半身トラッキング専用のため動きの再現度はこちらの方がはるかに高いです。上半身だけ使った配信等では使えると思います。2年前に作成したものになります。
ココがいい(コントローラーと比較)
・カメラ単体で動作することができる
ココがダメ(コントローラーと比較)
・上半身と肘が映る必要があるため、広いスペースが必要
・フルトラ対応が微妙なため、VRC用途は試験的なものになる
・コントローラーは持っていると認識しないので、持っていない必要がある
・肌色の服や上半身が裸だと認識しない
・精度よくやろうとカメラに近づくと、体や顔が入らなくなり、フルトラやフェイシャルトラッキングがうまくいかなくなる
おすすめユーザー別
Questシリーズのヘッドマウントディスプレイを持っている人向け
コントローラーを手放さないで、使いたい方は
①ContactSheet for QuestやYubitora+等をQuestシリーズのコントローラに装着
コントローラーを手放して使ってもOKな方は
③VirtualDesktopのエミュレーション機能を使う
Indexコントローラを持っている人
②Indexコントローラを使う
親指の動きをどうしても入れたい人で重量に耐えれる人は
①ContactSheet for QuestやYubitora+等をQuestシリーズのコントローラに装着を検討
VRChatで使われるHMDとコントローラーの紹介はこちら!

VRChatでよく使うコントローラーのレビュー5つを紹介!Questシリーズここでは、Quest2,3,Proのコントローラー3種類を紹介します。1.Quest2コントローラーストラップは電池を入れる...

VRChatでよく使われるヘッドマウントディスプレイ(VRゴーグル)のおススメを一挙紹介!!
VRChatのVRモードに必須のデバイスであるVRゴーグル【別名;ヘッドマウントディスプレイ(HMD)】そもそもVRゴーグルってどんなものがあるのか?以下説明していきたいと思います。VRchatで求め...
ハンドトラッキングデバイス仕様一覧(VRChat用)
現在、利用可能なデバイスが非常に少ないです。Indexコントローラーは非常に入手しずらい状況ですので
Quest+VDのエミュレーション機能、Yubitora+やcontactsheeet、Indexコントローラーの比較をしてみます。
といってもスペックシートの比較しか現時点で出来ていません。順次入手できるようでしたら比較して調査してみます。Quest+VDのエミュレーション機能についてはまた試したのちやってみます
ハンドトラッキングデバイスとフルトラデバイス一覧と注意点
フルトラデバイスの中にはOSC経由で使うデバイスがあるため、OSCを利用する場合は使えないデバイスがあります。
詳細は下記の一覧をご覧ください。
2024年8月現在のフルトラデバイス一覧
特にOSCを使う場合のmocopiは要注意です。ほかにもアバターでOSCを使う場合、注意が必要です。
mocopiの詳細はこちら
mocopiでVRchat上のフルトラをしてみた【自腹レビュー】(モコピ比較レビュー)【2025年3月版】
mocopiはソニーが発売しているモーションキャプチャーデバイスです。一応VRchatにも対応しているとのことで今回トライをしています。以降はVRchat上での話です。注意:今回の記事は、古いバージョ...
SlimeVRモードのフルトラでVRChatのmocopiを自腹トライしてみた。
mocopi がアップデートして、SlimeVRを使えるようになりました。従来のものと比較したので、レビューしました。結論として、前より大幅に動きが改善しているし、 VRchat上のフルトラとして使う...
ハンドトラッキングトラブル一覧
こちらに掲載されたデバイスのハンドトラッキング関連のトラブルをまとめました。
くわしくはこちらから。
以上です。
ハンドトラッキングデバイスについては、引き続き更新していきます。