指トラ(ハンドトラッキング)は、アバターと実際の指の動きを連動させる技術の略称で、VRChatでは【指トラッキング】と一般的に呼ばれています。指トラ(ハンドトラッキング)になるには、別途、VRゴーグル(HMD:ヘッドマウントディスプレイ)やコントローラー、ソフトが必要で、VRChatでは6種類ほど方法があります。
指トラ(ハンドトラッキング)って何?どう使うの?
指トラ(ハンドトラッキング)と指トラじゃない人って何が違うの?
どうすれば指トラ(ハンドトラッキング)になれるの?必要な設定は何?
指トラ(ハンドトラッキング)はどのように使われるの?
指トラ(ハンドトラッキング)デバイスの種類やそれぞれのメリットやデメリットはないの?
指トラ(ハンドトラッキング)ではどうしてコントローラーやヘッドマウントディスプレイが重要なの?
どのコントローラを使った指トラが最も動きの再現性がいいのか?それについて知るには、まず指トラッキングをする方法を把握することが重要です。
指トラ(ハンドトラッキング)になるための6つの方法
ハンドトラッキングになる6つの方法はこれ!!
①ContactSheet for Questや②Yubitora+等をQuestシリーズのコントローラに装着
③Indexコントローラ
④カメラ系のフルトラデバイスの付帯機能を使う
⑤LeapMotionを使う
⑥VirtualDesktopのエミュレーション機能を使う
のいずれかです。多いのが①②③⑥です。最近は、②Indexコントローラを購入するのは、年に一回くらい公式で買えるレベルと思ってください。
①QuestコンにContactSheet for Questをつけて使う ¥18,500+別
ContactSheet for Questを実際使ってみた様子
今回は、ContactSheet for Quest+QuestProで実際使用してみました。取り付け方、付属品、設定は公式HPがめっちゃわかりやすいですので、こちらを参照ください。設定側のソフトでの動作がこちらになります。注意点として、現在右コントローラが認識しないトラブルを解決できないため、右手を使ったトライができません。左のみでご確認ください。
ContactSheet for Questはどれ位再現できる?
実際、VRChat上で使ってみた時の映像がこちらになります。動作としては
第一関節:× 第二関節:○ 第三関節;○ という動きになり、親指もON/OFF程度ではなく、ある程度動く感じです
ココがいい(Indexコントローラーと比較)
動きの再現度が高い点がある。親指がある程度動くのはすごい
バッテリーは10時間でIndexコンより持つ
【Yubitora+との比較】
7000円ほど安い。
薄くてフィットしている。
全体的に手軽に導入できる
納期がYubitora+より早い。8月に予約して、8月下旬には入手できた。
ココがダメ(Indexコントローラーと比較)
別ソフトの起動が必要で、キャリブレーション、専用ドングル設置が必要(ただし、セッティングはそこまで難しくない)
重い。QuestProコンだと猶更感じられる。Proコントローラとハンドカバー、コンタクトシートといった付属品をすべてつけると約240グラム(実際計測)
シートが一部はがれているときがある
充電時のLEDがまぶしい
2つボタンを押す箇所があるが、同じ形状でどちらのボタンをおしていいのかわからない
充電台に着けるオプション品が外れやすい
【Yubitora+との比較】
Quest2、3、Proそれぞれ専用品を買わないといけない
本体が外れやすい。両面テープで固定が必要
【感想】現状唯一すぐに指トラできるデバイス。動くけど重い!! 重さに長時間耐えられるかが継続のカギ
現実的にすぐに入手できるのはこれとYubitora+ぐらいしかないため、コントローラーを離さずにハンドトラッキングをするのなら、これしかないと思いますが、重いので長時間使う人は少ないかもしれません
②QuestコンにYubitora+(ユビトラプラス)を装着する ¥25,500+別
購入できない代わりに、ジンテクス工房アンバサダーの方に使い勝手を私がツイキャスで聞いている様子を載せます。
第一関節:× 第二関節:○ 第三関節;○ という動きになり、親指もON/OFF程度できる感じです。
特徴は、Yubitora+専用ソフトウェア “Yubitora Integration”により、センサ感度の設定でカスタマイズができる点、ロック機構をコントローラー本体のストラップ側につけることで、外れにくくしている点、オプションのベルトを別購入でき、消耗した際に交換できる等のメリットがあります。
ココがいい(Indexコントローラー等と比較)
バッテリーは10時間でIndexコンより持つ
Indexと比べて納期が早い。
【ContactSheetとの比較】
Quest2,3,Proの3つのコントローラ全てに対して互換性があり対応している
Yubitora+専用ソフトウェアでセンサ感度の設定でカスタマイズができる
両面テープでの固定が不要。ロック機構をコントローラー本体のストラップ側につけることで、外れにくくしている
装着ベルトは洗えるし、取り外しも可能。ワイド版もあり(9/1問い合わせて聞きました)
ココがダメ(Indexコントローラー等と比較)
重い。
別ソフトの起動やドングルが必要で、キャリブレーションが必要
【ContactSheetとの比較】
7000円ほど高い
今から購入すると、納期が10月とおそめ
ContactSheet for QuestとYubitora+どっちがいい?
③Indexコントローラーを使う ¥46,260+BS代
また、差し込み部の幅は、可動式のスライドが4段階でついています。また、調節ひもで厚さを調整することが可能です。
VRChat上の手の動き
手指、手首の動きをセンサーで読み取りトラッキングできます。完全に再現できるわけではなく、親指がほとんど再現できないんですよね。それが唯一のネック。他の指の動きももこんな感じでぎこちない感じです。しかし、他コントローラーは握る形状なので、そもそも手指、手首の動きをトラッキングしていません。
ココがいい(QuestProコントローラー+ContactSheetと比較)
・BS環境内だとトラッキングが、他のコントローラと比べて飛びにくい。後ろに手を回したりする動作にもBSのレーザーが届いている範囲ならとにかくQuestProコントローラと比べて強い。
・ときたま電池が切れたり、変な方向にいきやすい。
・QuestPro+X2ドングルとIndexHMDでトライした場合、IndexHMDのほうがHMD側に受信部がついているので、しっかりとトビが少なく動く印象。
・別ソフトの起動が不要で、キャリブレーションも不要
・手を開いた状態でコントローラを使える
ココがダメ(QuestProコントローラー+ContactSheetと比較)
・ベースステーションが必要
・バッテリーの持ちは悪い
・ベースステーションに隠れやすいので、普通に飛びやすい。なので、ベースステーションが多い環境なら普通に使いやすい。
(2台だと結構飛ぶ)
・コントローラ自体が非常に壊れやすい。フルトラをさらに夢中にする道具のため、ぶつかりやすい。
・親指の動きがON、OFFのみで追従していない
・汗を吸いやすいのに、メンテナンスがしづらい
・指を動かすごとに表情が変わってしまうため、変わらないように設定する必要あり。
Indexコンを使うときの注意点
BS1.0でも2.0でも動きます。
なおライトハウス方式のため、ベースステーション1.0もしくは2.0が必要になります。
Indexコントローラーは、なんと!ベースステーションは1.0でも2.0でも動作します。
なので、BS1を導入された方でも導入できるのでお勧めです
BSがない場合は、本体価格+αなので非常に高額になります。
インデックスコントローラーとBSの購入先一覧はこちら
【フルトラ VRChat】VIVEトラッカー、ベースステーション、Indexコントローラーの購入方法、購入先などを中古、新品の場合で一挙紹介【中編】!!【20240714版】
記事前編VIVEトラッカーの仕組みやベースステーションの台数の違いなどについてhttps://vrchat-fbt.com/vivetracker_basestation/ベースステーションを購入する...
ContactSheet for QuestやYubitora+と比べるとIndexコンどっちがいい?
次からは、手をコントローラーから離して使うタイプのものを紹介します。
④LeapMotion(リープモーション)をつける
といっても首掛け用の場合もほしいと思いますので、首掛け用を販売しているお店を紹介します。
VRCHATでLeapMotion使えた。
開発者さんには感謝↓https://t.co/83WvvvzRVK pic.twitter.com/Z1nOYlyEKQ
— ゆたにぃ無名系VTuber🐚 (@ZannennaSeizyou) August 17, 2024
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⑤MocapForAllをつかう
VRChat上ではない動画がこちらです。試験的な機能としてフィンガートラッキングがあります。Indexコントローラと比べると数段劣ります。ソフト上でこの状況のため、VRChat上に持ち込んだ場合ではさらに遅延が見込まれます。こちらは2年前に作成したものになります。
ココがいい(コントローラーと比較)
・初期費用が1万円と少なくできる
ココがダメ(コントローラーと比較)
・あくまで試験的な機能
・カメラ2台必要
・体全身映る必要があるため、広いスペースが必要
・コントローラーは持っていると認識しないので、持っていない必要がある
・肌色の服や上半身が裸だと認識しない
・精度よくやろうとカメラに近づくと、体や顔が入らなくなり、フルトラやフェイシャルトラッキングがうまくいかなくなる
⑥Webcam Motion Captureを使う
フルトラ向けソフトのMocapForAllと違い、上半身トラッキング専用のため動きの再現度はこちらの方がはるかに高いです。上半身だけ使った配信等では使えると思います。2年前に作成したものになります。
ココがいい(コントローラーと比較)
・カメラ単体で動作することができる
ココがダメ(コントローラーと比較)
・上半身と肘が映る必要があるため、広いスペースが必要
・フルトラ対応が微妙なため、VRC用途は試験的なものになる
・コントローラーは持っていると認識しないので、持っていない必要がある
・肌色の服や上半身が裸だと認識しない
・精度よくやろうとカメラに近づくと、体や顔が入らなくなり、フルトラやフェイシャルトラッキングがうまくいかなくなる
⑦Virtualdesktopのハンドトラッキング機能を使う
Virtualdesktopは、Questシリーズを無線で使いたいユーザーの多くが持っているソフトで、Quest2.3,Proのコントローラを持っている方で、ハンドトラッキングを可能です。Quest2,3,Proを持っていないと利用できません。対応HMDは、実物を別記事にて紹介しています。コントローラーを離した状態で使う点に注意です。
VRChat用のVRゴーグル10種類を紹介!おすすめは何?(ヘッドマウントディスプレイ、VRゴーグル)実際使った機種の感想をまとめてみた【2024年9月28日版】
VRChatのVRモードに必須のデバイスであるVRゴーグル【別名;ヘッドマウントディスプレイ(HMD)】は何がおすすめなのでしょうか?そもそもVRゴーグルって何?TVと違い、平面をみるのではなく、3D...
ココがいい(他コントローラーと比較)
・HMDとコントローラーがQuestシリーズ対応なので、手軽に導入できる。
・基本的に多くのVRChatユーザーが持っているソフトとHMDのため、ユーザーによっては、無料でできる人が多い
ココがダメ(他コントローラーと比較)
・Quest2,3,ProのHMDとVirtualDesktopを持っていないと利用できない
・コントローラーから手を離す必要がある
①ContactSheet for QuestやYubitora+等をQuestシリーズのコントローラに装着
②Indexコントローラ【入手困難】を使う
③VirtualDesktopのエミュレーション機能を使う
が多いです。今から始める人は①③が現実的な選択肢になります。そう考えるとコントローラーは、Quest2,3,proのいずれかがお勧めです。詳細については後ほど記載します
Questシリーズのヘッドマウントディスプレイを持っている人向け
コントローラーを手放さないで、使いたい方は
①ContactSheet for QuestやYubitora+等をQuestシリーズのコントローラに装着
コントローラーを手放して使ってもOKな方は
③VirtualDesktopのエミュレーション機能を使う
Indexコントローラを持っている人
②Indexコントローラを使う
親指の動きをどうしても入れたい人で重量に耐えれる人は
①ContactSheet for QuestやYubitora+等をQuestシリーズのコントローラに装着を検討
VRChatでよく使うコントローラーのレビュー5つを紹介!
Questシリーズ
ここでは、Quest2,3,Proのコントローラー3種類を紹介します。
1.Quest2コントローラー
ココがいい(Index、QuestProコンと比較と比較)
・電池駆動のため、出先などで使用できます。Proコンのように専用端子による充電等も不要です。
・HMD側から見える方向は飛びにくい。
ココがダメ(Index、QuestProコンと比較と比較)
・終売しています。
・ただ背面が弱く、HMDが見えない、背中等の後ろに回すとトラッキングが飛びやすい。
・フルトラで動いていると、リング部分がぶつかりやすく故障しやすい。
・電池のふたがかなり堅く、開け方にコツが必要。
・常に単三電池の交換が必要です。
・強い磁力を持った磁石が搭載されていない
ハンドトラッキングの使い方
①ContactSheet for QuestやYubitora+等をQuestシリーズのコントローラに装着
コントローラーを手放して使ってもOKな方は
③VirtualDesktopのエミュレーション機能を使う
2.QuestProコントローラー
電池は充電式です。磁石がついているため、IMU方式で地磁気で読み取るタイプのフルトラデバイスに近づけないでください。コントローラー自体の防水性は非常にあやしいので、水でぬらさないことをお勧めします
ココがいい(Index、Quest2コンと比較と比較)
・本充電するタイプのため、電池交換が不要。
・カチカチうるさくない。高級感がある。
・小型。
・Quest2コントローラと比べ、HMD側のように見える方向は飛びにくいです。また背面も強く、HMDが見えない、背中等の後ろに回すとトラッキングが飛びにくいです
ココがダメ(Index、Quest2コンと比較と比較)
・Proコンの充電端子が専用。充電が必要。
・他2つのコントローラと比べ重量感はあります。
・アップデートが頻繁でアップデート次第で使えなくなったり、熱暴走したりしなかったりする。
・充電部分と充電台に磁石がついている。磁力がそこそこ強力なため、IMU方式で地磁気を計測しているフルトラデバイスは、動きの再現性で問題が発生する可能性があります。
ハンドトラッキングの使い方
①ContactSheet for QuestやYubitora+等をQuestシリーズのコントローラに装着
コントローラーを手放して使ってもOKな方は
③VirtualDesktopのエミュレーション機能を使う
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3.Quest3コントローラー
ストラップは、電池を入れる部分を取り外して、ゴムが挟まっているのでそこから取り外し可能です。洗濯とかできると思いますが、したことがありません。コントローラー自体の防水性は非常にあやしいので、水でぬらさないことをお勧めします
ココがいい(Index、QuestProコンと比較と比較)
・電池駆動のため、出先などで使用できます。Proコンのように専用端子による充電等も不要です。
・HMD側から見える方向は飛びにくいがProコンの方が飛ばない
・Proコンより軽い
・電池のふたは、ふた上部にあるボタンを押すだけであいて便利です。
・強い磁力を持った磁石が搭載されていない
ココがダメ(Index、QuestProコンと比較と比較)
・背面が弱く、HMDが見えない、背中等の後ろに回すとトラッキングが飛びやすい。
・常に単三電池の交換が必要です。
・トラッキングが飛びやすい。
・メニューボタンがカチカチなってうるさい
ハンドトラッキングの使い方
①ContactSheet for QuestやYubitora+等をQuestシリーズのコントローラに装着
コントローラーを手放して使ってもOKな方は
③VirtualDesktopのエミュレーション機能を使う
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Questシリーズのコントローラーだとどれがいい?
ライトハウス方式
ベースステーションが必要なコントローラです。先ほどのIndexコントローラのほかによく使われるVIVEコントローラー(ハンドトラッキング不可)を紹介します。最近はQuestシリーズの人気が強いため、VIVEコントローラーは少数派かと思われます。
4.VIVEコントローラー(ハンドトラッキング不可)
VIVEコン自体は、確かにハンドトラッキングは不可ですが、ゲームプレイ中に、ゲームを閉じることなく、Indexコントローラー等に切り替えることができます。コントローラーとして操作性の自由度やバッテリーもちはVIVEコンのほうが高い点があるので、使い分けて有効利用する方法もいいかと思います。
ココがいい(Index、Quest2、Proコンと比較)
・Indexコントローラと比べて飛びづらく、表情の変更もIndexと比べて、普通に使えます。
・タッチパネル(トラックパッド)が中央にあり、割り当てがいくつかできてこれがかなり便利です。
・操作性の自由度も高いです。
・指を自由にトラッキングしたいという欲求がない方でベースステーションで絶対位置を取得したいという方はおすすめです。
ココがダメ(Index、Quest2コン、Proと比較)
・他のデバイスと比べて前時代的で、重くて大きくて没入感が減ります。
・重量バランスの関係上重さもあり、大きく、かなり人を選ぶデバイス。
・正直他コントローラのほうが、VRChat上では直感的に使いやすいので、このコントローラは使いづらいので初心者さんは不向き。
・ベースステーションは当然必要です。
・ハンドトラッキングはできない
私はこのコントローラでQVペンを使ってイラストを描いている方を知っています。古いVIVEコンを十数個も持ち、バッテリーが切れる度に交換して使っているとのことです。イラストを描く際は長時間インスタンスにいる必要もあることから、よい選択だと思いました。Indexコントローラでも可能ですが、コストパフォーマンスが優れています。バッテリーの持ちもそこそこあり、普通のコントローラとして使う分には、十分な機能を持っています。中古で安価で発売されています。自己責任ですが、プログラム変更等でVIVEトラッカーの代わりとして使うこともできます。正直言って、VRCchat用途では、不人気の部類に入るため、入手性も非常に高いです。
BS1.0でも2.0でも動くが、コントローラーの形式に注意
なおライトハウス方式のため、ベースステーション1.0もしくは2.0が必要になります。なので、BS1を導入された方でも導入できるのでお勧めです。VIVE コントローラー(2018)はどちらも対応。VIVE コントローラーは販売終了でBS1のみ対応です。ベースステーションが必要な理由はこちらを参照ください。
【フルトラ VRChat】VIVEトラッカーとベースステーションってどういう原理でフルトラできているの?仕組みや台数による動きの違いなどを一挙紹介!!【前編】
VIVEトラッカーはどういった原理でフルトラできるのか?ベースステーション(1.0)について解説します【比較動画】ベースステーション1.0×2とベースステーション2.0×2とベースステーション2.0×...
ハンドトラッキング対応にする方法
ベースステーションを流用したい場合は、Indexコントローラーに切り替えを推奨します。
各コントローラーサイズ比較
大きさ:Pro<<<<VIVEでVIVEコントローラが圧倒的に大きいです。
VRゴーグル【HMD(ヘッドマウントディスプレイ)】の違いについてはこちらを確認
VRChat用のVRゴーグル10種類を紹介!おすすめは何?(ヘッドマウントディスプレイ、VRゴーグル)実際使った機種の感想をまとめてみた【2024年9月28日版】
VRChatのVRモードに必須のデバイスであるVRゴーグル【別名;ヘッドマウントディスプレイ(HMD)】は何がおすすめなのでしょうか?そもそもVRゴーグルって何?TVと違い、平面をみるのではなく、3D...
ハンドトラッキングデバイス仕様一覧(VRChat用)
現在、利用可能なデバイスが非常に少ないです。Indexコントローラーは非常に入手しずらい状況ですので
Quest+VDのエミュレーション機能、Yubitora+やcontactsheeet、Indexコントローラーの比較をしてみます。
ContactSheet for Quest(読みこんたくとしーと) | Yubitora+(読み:ユビトラプラス) | |
---|---|---|
価格 | ¥18,500 JPY | ¥25,500 JPY |
決済 | Shoppay利用可能 | Shoppay利用可能 クレカ/PayPal/コンビニ/スマホ決済可 |
サイズ | 不明 | (W)52mm×(H)140mm×(D)63.5mm ※ベルト含まず |
トラッキング性能 | 搭載センサ 多極静電容量センサ、感圧センサ Valve Indexコントローラと同等以上のハンドトラッキングを実現することが可能 ・ハンドトラッキング ・各指の曲げ ※OSCパラメータ利用時は各節の独立した動きの取得が可能です。 ※第1関節(最も指先に近い関節)の独立した動きは取得不可。(爪を立てるポーズ等) ※第2・3関節の独立した動きは取得可能 ※indexエミュレーションモードの場合は関節の独立した動きは取得できません。 スタンドアロンモード PCとHMDの接続は必要なし。HMDと同じネットワークに接続されたPC上でDivingStationを起動する必要あり。(OSC必須)※PCはゲーミング用等のハイエンドモデルである必要はありません。一般的な処理性能を持ち、DivingStationが実行出来れば問題ありません。 OSCパラメータ Full ver 177bit Lite ver 107bit ※センサの原理上、手の平の発汗量が多いとキャリブレーション頻度が高くなる可能性あり。 | センサ方式 静電容量センサ、感圧センサ 「Yubitora+」はQuest2、Quest3、QuestPro touchコントローラに対応した、拡張型のフィンガートラッキングデバイスです。 SteamVR上でIndexコントローラーをエミュレートするため、OSCの改変等の複雑な設定が必要なく、様々なVRアプリケーションで使用することができます。 |
重量 | 不明 | デバイス本体:55g 装着ベルト:10g 合計重量:65g |
対応ソフト | VirtualDesktop※、AirLink※、QuestLink※ SteamLink※ アバターセットアップ不要(indexコントローラエミュレーション) ※全てのソフトウェアでの動作を保証するものではありません。 | Virtual Desktop、Steam Link、Quest Link |
充電方法 | 充電方法 USB Type-C端子 | USBTypeC充電 |
充電時間 | 約2時間(電源OFF時)バッテリー容量 900mAh | 約3時間 |
対応機器 | Meta Quest2、Meta Quest3、Meta Quest Pro | Meta Quest2、Meta Quest3、Meta Quest Pro 動作環境 Windows10(64ビット) 以降 |
引用元 | https://store.diver-x.jp/products/contactsheethttps://store.diver-x.jp/products/contactsheet | https://xintechs-koubou.com/products/yubitora-8%E6%9C%88%E4%B8%8B%E6%97%AC%E7%99%BA%E9%80%81%E4%BA%88%E5%AE%9Ahttps://xintechs-koubou.com/products/yubitora-8%E6%9C%88%E4%B8%8B%E6%97%AC%E7%99%BA%E9%80%81%E4%BA%88%E5%AE%9A |
対象 | Meta Quest2/3/Proコントローラ | Meta Quest2/3/Proコントローラ |
無線通信 | 2.4GHz帯を利用した独自通信(専用ドングル) | 2.4GHz帯独自通信(専用通信ドングル) |
対応アプリ | VirtualDesktop・AirLink・QuestLink・SteamLink使用時 VRChat、Resonite、Cluster、VirtualMotionCapture、その他SteamVRアプリケーション(Indexコントローラエミュレーション、またはOSC利用) | VRChat, Resonite, cluster その他SteamVR対応アプリケーション各種 ※全てのSteamVR上のアプリケーションでの動作を保証するものではございません。 |
動作時間 | 連続稼働時間 約10時間(内蔵バッテリー) | 約10h |
発売時期 | 2024年7月18日までにご注文頂いた分 ->2024年7月18日より順次発送開始しております。 2024年7月20日以降にご注文頂いた分 ->2024年8月中旬より発送開始します。 | ・8月11日までのご注文:8月下旬出荷予定 ・8月12日以降のご注文:10月上旬出荷予定等と公式に明記 |
保証について | 製品の発送後1年間有効 ユーザー過失対象外 | 正常な使用状態で故障した場合、お買い上げ日から1年間無償修理または弊社の判断により同等品へ交換 ユーザー過失対象外 |
その他 | 内容物 Quest2 or 3 or Pro コントローラ用ナックルストラップ(両手分) ContactSheet(両手分) 通信用ドングル(1本) Type-C USBケーブル(2本) 固定用シリコンバンド 交換用テープ 簡易説明書 ※固定方法はシリコンバンドでの取り付けまたは、両面テープでの取り付けからお選びいただけます。 ※Sheet本体はQuest2、3、Pro*1に対応しています。差分はストラップの内容のみです。 *1 Proコントローラ用ストラップにはストラップの厚み分、充電端子を底上げして、ストラップを装着したままでも充電できるようにするアダプタが同梱されています。このアダプターはProコントローラを単品購入した場合に付属するコンパクトドックには対応していないため、コンパクトドックで充電する為にはストラップ(シリコンカバー)を捲る・有線の充電ケーブルを用いる等の対応が必要になります。予めご承知ください。 | 内容物 デバイス本体左右 各1個 装着ベルト(シンプルタイプ)左右 各1個 専用通信ドングル 1個 コントローラストラップ(Quest2,Quest3,QuestPro用)左右 各1個 USBTypeCケーブル 1個 セットアップガイド 1枚 保証書 1枚 注意事項 ・本製品は日本国内のみで販売しております。海外への発送には対応しておりません。 |
型番 | DXP_CS1_QE2 / DXP_CS1_QE3 / DXP_CS1_QP1 | 製品型番 YPLUS-001 |
といってもスペックシートの比較しか現時点で出来ていません。順次入手できるようでしたら比較して調査してみます。Quest+VDのエミュレーション機能についてはまた試したのちやってみます
ハンドトラッキングデバイスとフルトラデバイス一覧と注意点
フルトラデバイスの中にはOSC経由で使うデバイスがあるため、OSCを利用する場合は使えないデバイスがあります。
詳細は下記の一覧をご覧ください。
2024年8月現在のフルトラデバイス一覧
名称(リンク先は公式) | VIVEトラッカー3.0+ベースステーション | Vive Ultimate Tracker(アルトラ) | Haritoraxワイヤレス | uni-motion | mocopi |
---|---|---|---|---|---|
購入形態 | 市販(アマゾン等で購入可能) | 市販(アマゾン等で購入可能) | 自社サイトのみ | 自社サイトのみ | 自社サイトのみ |
価格(税込) | ¥19,150/個 | ¥31,029/個 | ¥39,999 送料別 | ¥39,800 | 49,500 円(別途スマートフォン必要) |
フルトラ時価格(税込) | ¥108,600/3個+BS2×2個 6点フルトラ時 最低価格:¥83,025/3個+BS2×1個 6点フルトラ時 | ¥92,829/セット購入時の価格 6点フルトラ時 ¥154,887(税込)/セット+単品購入時の価格 8点フルトラ時 (セット品:VIVEワイヤレスドングルが必要) | ¥39,999 送料別+Bluetooth受信アダプタ/9点フルトラ ¥61,859 肘拡張ユニット+GX2ドングル+GX6ドングル/11点フルトラ 肘トラッキング拡張セット ¥13,900 6個接続できる専用通信ドングル GX6 ¥4,980 2個接続できる専用通信ドングル GX2 ¥2,980 | ¥39,800 /9点フルトラ 上記+肘拡張ユニット/11点フルトラ +別途単三電池1個 | ¥49,500/9点フルトラ +別途スマートフォン必要 |
寸法(mm) | 70.9 x 79.0 x 44.1 | 77 x 58.6 x 27.3 mm | W44mm×H41mm×D17mm センサー(ToFあり)は W44mm×H41mm×D24mm | 60 mm x 40 mm x 16 mm | 円形。直径32mm×厚さ11.6mm |
動作時間 | 7.5時間 | 最大7時間 | 約20時間 | 24時間以上 | 最大約10時間 |
充電 | 不明 | Qualcomm Quick Charge 3.0 平均2.2時間 5V/1A電源供給を使用 平均3.2時間 | 不明 | 乾電池交換 | 約1.5時間 |
電池 | バッテリー内蔵 | バッテリー内蔵 | バッテリー内蔵 | 1.5 V 単3乾電池(AA,LR06) | Li-ion |
充電方式 | USBC接続 ポゴピン x 6 | USBC接続 ポゴピン x 6 | USBC接続(6又のUSBC充電用端子があるので便利) | ない | 充電ケースに指してUSB充電 |
センサ等 | ライトハウス方式 FOV 240° BS1.0及びBS2.0対応 | 6DoFのインサイドアウト・トラッキング 広視野トラッキングカメラ × 2 | 加速度・角速度・地磁気 センサー(9軸IMU) 足首部のみ:上記+TOFセンサー | 9dof IMU/AHRS (加速度・角加速度・地磁気) ICM-20948 | 6DoF(加速度センサー 3DoF + 角速度センサー 3DoF) |
接続 | ライトハウス方式 ベースステーション 環境下のみ作動 かつ ・専用通信ドングルをPC側に設置要/個(通常利用) ・USBC接続可/個(マイナー) | 5 GHz Wi-Fi 専用の2.4 GHz | Bluetooth or 専用通信ドングルGX6/GX2(別売り)による2.4GHz独自通信 | 2.4 GHz (IEEE 802.11,Wi-fi) | Bluetooth LE Ver.5.2 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) 最大通信距離は10m |
トラッキング数(VRChat上) | 1~8点(VRChat上のFBTは11点までのため、8点) | 1~5点まで | 胸 / 腰 / 両膝 / 両足首の6点(通常) 肘拡張ユニット追加購入で8点 ※Updateで全身に拡張可能 | 胸 / 腰 / 両膝 / 両足首の6点 拡張ユニット2点追加購入で8点 | 胸 / 腰 / 両膝 / 両足首の6点 SlimeVR利用で8点可 |
fps | 不明 | 不明 | 100fps位はでる(公式HPの宣伝文とツイッターなどで公式様よりいただいた情報) *GXドングル利用前提での話ではないのか?Bluetoothで出るのかは疑問(当サイト調べ) | 60fps、70fps、144fps | VRChat上では不明だが、60fpsも出ていない模様(当サイト検証) 30fps、60fps(PCアプリで動画出力時) 30fps(スマホアプリで動画出力時) |
対応VR | SteamVR | SteamVR | SteamVR | SteamVR | SteamVR |
重量(1個あたり) | 75g | 94g | 17g | 15g | 8g |
Quest単機起動 | 不可 | 不可 (XREliteの場合は不明) | 可能(スマホ必要/PC不要) | 可能(スマホ必要/PC不要) | 不明 |
購入時注意 (通常HMDとコントローラー分で3点トラッキング。VRCでは11点まで可能。合計6点からフルトラ) | 別途BaseStation1.0or2.0の購入と設置が必要 最低1個~最高4個(BS2.0の場合) 最低1個~2個(BS1.0の場合) BS2の2個以上を当サイトでは推奨。 BS2.0×1個:25575円 BS2.0×2個:51,150円 BS2.0×3個:76,725円 BS2.0×4個:102,300円 | ×:現在202408時点でベータ版運用。バージョンが変化するたびに動きの再現性やトラブルの違いあり 1/4インチ-20 UNC スクリュー取り付けマウント 120 cm USB-C to USB-C ケーブル 説明書(ユーザーガイドQRコード / 安全ガイド / 保証カード) | Bluetooth接続時 Bluetoothアダプターに要件あり 最大接続可能台数6つ以上対応機器 が必要 WinPCは、7つのBluetoothしか接続できない仕様のため肘拡張ユニット時にはGX2ドングル以上は必要 ・SlimeVR版はない。有志の非公式ならあるが非推奨。SlimeVRは制御ソフトで、各市販デバイスは、IMUセンサーとして動作する | 単三電池要 上半身モード等HMDなしで上半身可 ・SlimeVR対応ソフトはあるが、SlimeVRでの公式は非保障、非サポートのため、非推奨 | 身長140cm ~ 190cmの方が対象 防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X) PCアプリはNVIDIA® GeForce RTX™ 3060以降を推奨 |
VRChatでのキャリブレーション回数 | 1回(Tポーズ) | 1回(Tポーズ) | 1回(Tポーズ) | 1回(Tポーズ) | 1回(Tポーズ) |
専用ソフトのキャリブレーション回数(当サイト調べ) | なし(ライトハウス方式のHMDの場合) | 1回(QuestProでトライした場合、XREliteの場合は不明) | 2回(直立1回+膝曲げ1回) | 2回(直立1回+膝曲げ1回) | 2回(オリジナル) |
上記の引用元(引用以外は当サイト調べと記載)) | https://www.vive. com/jp/accessory /tracker3/ 価格:アマゾン、BSはジョーシン 202408時点 | https://www.vive.com/jp/accessory/vive-ultimate-tracker/ 価格:アマゾン | https://ja.shiftall.net/products/haritorax-w と公式ツイッターより | https://uni-motion.com/ と公式ツイッター 非公式ディスコードより | 公式サイト |
キャリブレ回数(当サイト調べ) | ~2回/5H | ~2回/5H | 5回/30分(VRChat上の1回+ソフト4回) | 5~7回/30分(VRChat上の1回+ソフト4~6回) | (SlimeVR版) 5回/30分(VRChat上の1回+ソフト4~6回) (通常版)多すぎて覚えていませんが15分で4回は確実 |
キャリブレ時間(当サイト調べ) | 15秒 | 15秒+(OpenVRでの修正必要な場合:1分) | 40秒 | 40秒 | 40秒 |
おすすめできるか?(当サイト調べ) | 強くおすすめ | 設定が非常に難しいが、動きの再現度が高い点はおすすめ。現在ベータのため要注意 | コスト優先であまり動かない乾電池交換したくないなら、専用ドングルのセット前提でお勧め | コスト優先であまり動かない、乾電池駆動という点に問題ならお勧め | 身長制限ある点含めVRChat用途のみでは、あまりお勧めできない。モーションキャプチャーや外出多い等別用途も含めて検討対象に入る |
特にOSCを使う場合のmocopiは要注意です。ほかにもアバターでOSCを使う場合、注意が必要です。
mocopiの詳細はこちら
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ハンドトラッキングトラブル一覧
こちらに掲載されたデバイスのハンドトラッキング関連のトラブルをまとめました。
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以上です。
ハンドトラッキングデバイスについては、引き続き更新していきます。