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のまとめ記事になり、続編を加えたものになります。
防音環境を本格的に整えようと思い、防音室を作ることにしました。
防音ってそんなに重要?>〇されます。冗談抜きで。
結論から言うと、殺されたり、身バレしないために超重要です。次に没入感といったところです。
実際下記URLのような事件が起きています。
物騒な話ではあるが、殺されたらぶいちゃができません。親だから身内だから大丈夫だろうとか思っている人もいるみたいだが、深夜の騒音で悩まされている人は、理性を失ってしまうので、複数回注意されていたら、最終宣告は襲われることを覚悟した方がいい。
というか多分、ぶいちゃを禁止されたり、アクセス制限がかけられて、決まった時間にInできないといったことにもなるだろう。
VRchatの場合だけど、多くの人はVRゴーグルをつけるなり、PCモードだとしても、しゃべったりしてコミュニケーションをとっている。なので、自分の声のボリュームを調整できない。そういった点から、事前の防音対策は、かなり重要である。
ぶいちゃ民ならほとんどの人が知っているハリトラで有名なシフトールも防音Bluetoothマイク「mutalk」の予約を始めたり、販売している
そんな具合なので、ぶいちゃ民にとって防音対策は、誰もが抱える悩みの種である。しかし、そんな防音マイクでも避けて通れないのが、フルトラ時に動いた時に発生する「防振」対策だ。
ぶいちゃの世界に来たのに、部屋のせいでぶいちゃの行動を規制されているのは辛すぎる。さっさと防音、防震して自由になろう!
まず初めに:防音室を作る前に
では、さっさと防音室の作り方について紹介したいと思うが、今日はイントロ編だ。実は、防音室は、いきなりベニア板で覆うだけでもだいぶ改善するにはするが、作り始める前にまず以下の3つを知ることがとても重要だ。
①自分の家やマンションの壁の構造
②壁に使われている材質
③漏れている音の種類、部屋から聞こえる音の種類
で対策が分かれてくる。
この中で一番重要なのは、①~③の全部を把握すると言うこと。例えば、隣から「お前の声うるせー」って言うことになると、吸音材を貼ったたけではできない対策となる。
逆に、「なんか振動する音が伝わってくるんだけど」とかになったら、その振動するものが何かを特定しないと、厳しいことになるし、そもそも発生源が自分じゃなかったなんてこともある。
①から③がわからない場合の方法
僕の場合は、①〜③までわかったが、普通、建築家でも無い限りわからないだろう。特に①と②。なので、一般的な構造はここを見て把握するといい。
で、ここで①と②を把握したら、ぶいちゃの用途をはっきりさせよう。
よく喋るんだったら、喋り声が届かないようにする対策が重要になる。
フルトラでドシドシ振動させて伝わらせ無いようにしたいと言う場合だったら、振動対策が重要になってくるのだ。
で、部屋の防音対策で一番重要なのは、壁の構造を知ることである。普通の人だったら、先ほどのURLの■ 一般的な内壁が該当するはずである。
で、ほとんどの人が気付いたと思うが、一般的な内壁では喋りごえに対応していないと言うことがわかるだろう。これを知らないと、防音対策は全て無駄になることが多い
またそういった場合の構造の時は、大体、自分のいる位置からどんな音が聞こえるのか?をしっかり把握することも大事である。大体外からの音も入っているはずである。
なんで「mutalk」を買わなかったのか?
ここで、疑問に思った人もいると思うが、なんで「mutalk」買わなかったのかという話だ。理由は簡単で、ずれたら意味がなくなってしまうからだ。
防音マイクは一般的にはずれないことを前提に作られている。
しかし、ぶいちゃで「ずれている」ことに気づいて、自分で直して、修正することができるだろうか?自分は、VRモードでフルトラしているので無理だと速攻思ったし、以前、カラオケとかで防音マイクを使った時に外れていることに気づかなかったので、この仕組み自体無理があり、フルトラにも適さないと思ったのだ。
後皆さん、ものすごく率直な話で申し訳ないが、マスクをずっとつけていて苦しくないだろうか?つまり、四六時中マスクをしていることになり、酸欠のリスクにもなる。お勧めは全然できない。
ただ、まだ買っても無いものを言っても仕方ないし、こはろぐとかでも買ったと言っていたので、誰かがレビューしてくれるはずである。
追伸:さすこは。やっていました。みんなサムネも超かわいいから見てくれ!!
とどめをさすようだが、そもそもmutalkは、フルトラの振動対策にならないので、僕にとっては全然意味がないのだ。
僕の場合の防音室の作り方
と言うことで、今回は、僕の場合、石膏ボードの壁(木造) 、話し声が漏れるだったので、その場合を書いていく。石膏ボードの一般的な家の構造は以下URLで。
で僕の周辺の壁は、この条件よりもはるかに悪い箇所があり、石膏ボードがないところが存在した。合板だったが、大体以下のような感じの性能だ
なので、今回は以下の工事をした。
防音室の方針と買ってきたもの
目的:普通より条件が悪い壁を防音性を向上させた壁 ( 内壁 )にする。
外部から入ってくる音の削減。
・石膏ボード(とても安いし、効果があるが、処分が大変なので要注意)
・MDF合板(6mm)
・吸音材
・遮音材
・プラ窓
よくいわれる防音室で重要なのは、吸音材と遮音材といわれると
「遮音シートと吸音材だけ貼っておけば大丈夫やろー」って思いがちだ。
しかし、それでは5dbぐらいしか防げない。
つまり、声が聞こえると苦情を言われた人には全然足りないのだ。
で、遮音材というと薄い遮音材シートで有名な「サンダム」や鉛シートを連想する人が多いが、声が漏れているレベルだと、サンダムや鉛シート1枚程度全然足りず、声の周辺を覆う「壁」が必要になってくる。
声の場合、「吸音材」「遮音材」「壁」が揃って、初めて声の防音対策ができるのだ。
詳しくは先ほどのURLに書いてあった「防音性を向上させた壁 ( 内壁 ) 」と■ 一般的な内壁の違いをよく見てほしい。
話し声が主なもので、木造の場合だと、石膏ボードが明らかに薄いことが原因による音漏れが多いことがわかるだろう。
さらにいうと、自分のケースの場合、外部の音の侵入が酷かった。理由は簡単で「石膏ボード」が薄かったこと、窓ガラスが薄かったことだ。この対策として、透明なポリカと樹脂で作った手作りプラ窓を作成した。
これはホームセンターで大体売っているので、知っている人も多いと思う。
外部の音侵入対策と、特に断熱対策には非常に有効なので、寒さ対策にもおすすめします。
施工した結果
で、これらを組み合わせた結果、大体25dbくらい削減することができた。
防音室としては効果絶大のように思えるかもしれないが、そもそも一般的に壁でないところを壁として補強したことによる効果が大きいので、なんとも言えない。
防音室を作る前までに知るべきことを書きました。
①自分の家やマンションの壁の構造
②壁に使われている材質
③漏れている音の種類、部屋から聞こえる音の種類
の3つです。僕の部屋は「①一般的な薄い壁未満の仕切り ②木造 ③話し声がもれるし、外からの音も侵入してくる」状態でした。
防音室の施工は、人によって様々です。やり方次第で、「防音したい目的、防音するためにかけることができる日数、コストでやる内容が全く変わってしまう」からです。
僕の部屋は、寝るだけでも、音が漏れてしまう、部屋とは言えない状態でした。なのでベット部分含めて全体の防音が必要ということになったのです。
なので、薄い壁を補強し、窓から侵入してくる音も防ぐ!という方向でDIY工事することになりました。
防音室を作るうえで立ちはだかる5つの壁
防音室を作るうえで一番大事なのは、「何が制限事項か」ということです。
主な制限事項を言うと
①耐荷重(建物が耐えれる重さ)
②人工(何人作業できるか)
③工期(工事をどれくらいで完了させたいか)
④スペース(どれくらいのスペースを防音にかけれるか)
⑤能力やツール(電動のこぎり等のツールが充実しているか)
⑥防音環境が欲しいスペースの大きさ(狭ければ狭いほど①~⑤が楽)
でしょう。
④を例にすると、隣の壁とトビラの間の隙間が30㎜しかなかったら、30㎜に対応する壁構造にしないといけません。
実際に僕の部屋で一番余裕がない箇所は40㎜しかありませんでした。なので、その個所には石膏ボード12㎜×3個にすることで、隣の話し声が何をしゃべっているのかわからない程度まで抑えることに成功しました。
このやり方は実は全然スマートではなく、本当なら重いハードボード(石膏ボードより薄いが激重でカッターでは切れないもの)を使うのがベストでした。
しかし、僕は②③④⑤⑥を検討した結果、カッターでも切れる12㎜厚の石膏ボードを3個使うことにしました。こうすることで当初の目的は達成しながら、短期間で作ることに成功したのです。
防音室を作るうえで何が一番問題だったか?
僕の場合で一番課題なのは、何といっても⑥でした。スペースで言うと6畳以上防音環境が必要になります。ベットを含めた部屋全体の防音を考えないといけないのです。
コストと壁の重さをいくらでもかけれるんでしたら、石膏ボードを何十枚も貼り付ければいいのですが、そうすると、木造住宅の場合、つぶれてしまいます。①が課題になってくるのです。
防音と重量は相関関係があります。特に話し声の場合、壁が重ければ重いほど防音には有効です。話し声は「空気音」とも言われ、以前からお世話になっているサイトにも、防音方法の対策が以下のように書かれています。
音によって対策が変わってくるので、なんでも石膏ボードというわけではないのです。ただ、一言だけ言っておくと、木造住宅の場合、重さはどうしても必要になってくるということです。
一番問題だった仕切りをどういった壁にしたか?
で、ここで一番の課題だった薄い仕切りについて話していきたいと思います。薄い仕切りは例えると、カラーボックスで壁を作ったような感じでした。つまり、防音性はほぼゼロです。
で、僕の場合、石膏ボード12㎜×2の厚さにくっつけて、壁にくっつけました。こうすることで、遮られている感じは出るようになりました。
しかし、25db以上削減するにはまだまだでした。そこで、相手側のカラーボックスもどきにホワイトきゅーおんを充填し、反対側も50㎜のホワイトキューオンをつけました。
で、さらに遮音材サンダムを2枚重ねでとりつけました。
←こっち側 サンダム2枚・吸音・石膏ボード2枚・吸音・カラーボックス→
といった感じです。ここで重要なのはサンダムを2枚重ねにするということです。サンダム1枚だと効果が一気に薄くなります。
こうして、1つの壁を作ることに成功しました、この壁を一人で作るのに大体6時間位かかりました。よく防音室を作ろう!みたいな大工が作るチャンネルとかありますが、そういった場合は基本的に生活しない部屋で作るので後片付けなどが不要です、
しかし、僕の場合は、寝室込みなので、工事を小刻みにしてちょいちょいして清掃などもしていたので、掃除+ものをどかしてもどす等の作業混みで壁とプラ窓作成を合わせて、3日というのは相当短期間でやったということがわかるかと思います。まぁ、そのうち24時間は睡眠ですし。
ほかにやった壁の補強 その1 押し入れの補強
また、意外な音の侵入経路は押し入れです、押し入れは薄い石膏ボード一枚で作られていることが多く、それだけだとほかのところから音がだだもれです。
なので、押し入れ全体に石膏ボードを敷き詰めました。おかげさまで、ほかのところからの音が入らなくなりました。もともと石膏ボードが一枚ある個所は、一枚ついかするだけで、効果ばつぐんです。
最高の防音環境を整えるのに一番なのが、断絶です。つまり、一切接触させないで、もう一つ壁を作るという方法です。しかし、この方法、素人一人だとやるのがとてもキツイ。高所作業も増え、けがのもとです、
またくぎを打ったりする時間も増えるので、本格的にやりたい人のみおすすめします。自分の場合は、話し声だけだったので、壁については、まず石膏ボード2枚で済ませました。
実は一番重要な対策はなんと言っても「フルトラ」の防震対策でしょう。フルトラとは、体全身を使ってアバターを操作するフルボディトラッキングの略で、体全身を使って表現をしたい人にとっては必須の技術のことです。
VRchatというと「チャット」とついているので、会話だけがメインとVRchatをやっていない人は、思いがちですが、このフルトラの技術によって、ダンスをしたり、踊ったりして、遠くにいる友人たちとその場でダンスしているかのような臨場感を味わうことができます。
つまりわかりやすく言ってしまうと、夜中に隣に人がいる環境で踊ったり、ダンスをする人のための対策ということです。以前も書いたように、日本の薄い壁構造の住環境だとかなり厳しい条件だと分かるでしょう。
で、私は今までフルトラを使うにあたって、一番継続するために重要なものは何かと研究してきましたが、そのうち重要な要素を占める一つが、日本の住環境であることがわかりました。
というのも、せっかくフルトラでダンスや表現したいことがいっぱいあるのに住環境のせいで、フルトラを楽しめず、やめてしまったり、活動時間が制限されてしまったら、やっぱり没頭して楽しむことができないのです。
フルトラの防震対策で重要なのは衝撃を吸収する機構と・・
では、フルトラを楽しむために一番重要な防震対策とはなんでしょうか?
防震対策は一番難しい対策と言われています。というのも、振動を吸収する技術だからです。
今から見せる動画は、車の衝撃吸収機構の一つであるショックアブソーバーを抜いた場合の動画になります。ショックアブソーバーとは、地面の凹凸などで発生した衝撃を吸収する機構のことです。
見ていただいた方には分かると思いますが、とてもじゃないが安全に乗れたものではありません。車に限らず、重量のある物体が移動するときには、【衝撃を吸収する機構】がないと、空間や隙間だけでは衝撃を吸収できないのです。
さて、フルトラの時に、振動が発生して床から他の場所に伝わってしまう理由はなんでしょうか? その一つが、床板が薄いことから振動が吸収できずに、周りに伝わってしまうことです。なのでまずは
床板に振動が直接伝わらないようにする機構
を作ることが大事です。この対策として一番有効なのが「真空」にすることです。しかし、真空にできたら、そもそも防音室の作り方講座なんてやっている必要はありません。そもそも車ですら真空にして衝撃吸収しているものは少ないです。なので、振動が伝わらない方法を考えないといけません。
床板に振動が直接伝わらないようにする方法
床に振動が直接伝わらない方法はいくつかありますが、僕がフルトラをやる範囲は非常に広いため、広いスペースでの対策が必要です。なので、
①足から伝わる振動が床板に直接伝わらないように分散させ、広い面積の板を置く
②広く分散させた振動を吸収する
対策が必要です。しかも、安くやっていく必要があります。
振動拡散対策に必要なポイント
分散するためには、硬くて衝撃に耐えれるものであることが必要です。
足から床板に直接振動を伝えないように【分散】させるというのはどういうことでしょうか?
分散するには、足の衝撃に耐え、均一に振動することが重要です。なので、コンパネのようなそこそこ厚くて丈夫で均一に作られている大きな板があるのが理想です。
しかし、コンパネは床表面の板としてはザラザラだったりするため、床板として使う場合は、その上に床用の薄い板を用意しています。なので、振動拡散対策としては有効ですが、足と直接触れる床板には適さないのです。もっというと、足に優しい構造じゃないといけないのです。
さらにいうと、コストの問題がかかってきます。実は、昨今木材の価格が非常に高く、コンパネの場合、2倍くらいに値上がりしていたりします。
なので、今回は、6mm程度のMDF合板にカフェ板と呼ばれる杉板を使い
厚さを確保しました。大体56mmぐらいになりました。この複層構造にした理由が、コストと運搬性と設置のしやすさです。56mmの厚さにするのは、簡単なことではありませんし、専用の工具も必要です。
それを防ぐために今回のような対策をしました。しかし、薄い板と厚い板を重ねると隙間や摩擦音が大きくなるため、その間に防音滑り止めシートを取り付け、摩擦音を低減しています。
こういった具合で、振動は拡散されます。しかし、現状だと拡散するだけです。次回については、振動吸収対策について書こうと思います。
振動拡散対策と振動吸収対策の二つができて、初めてフルトラ用床対策になリマス。次回は振動吸収対策について、書いていきたいと思います
部屋の概要
こんな感じで作成しました。
アブソーバーについて
で、ここで重要になってくるのがアブソーバと呼ばれる機構です。
こういったものを複数枚買います。アブソーバを複数枚買った後は、均等にかかるように詰めます。
それで閑静なのですが、定期メンテナンスを忘れないでください。空気を入れる必要があります。
つまり、床は接合しないというのがポイントです。つまりただ置くだけというもの。
床について
床は、適宜、上からすべり床、杉板、MDFと重ねていき、重量が分散できた場合のみ、石膏ボードを敷く
などしたらよいだろう。石膏ボードは衝撃に弱いので、全くお勧めできない。
石膏ボードについて
あと、石膏ボードは環境物質のため、処分が必要になった場合、ものすごくお金がかかる。
処分が絶対必須になる場合は、合板と遮音材を複合して組み合わせて代用するなどがいいと思われる。