【インタビュー形式】ヒロが語る2025年8月のフルトラトピック:Opsensとシフトールについて

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こんにちは。ヒロです。今日は、インタビュー形式でフルトラについて、書いていこうと思います。 今回のテーマは、新型フルトラデバイスOpsensについてですが、Opsensを語る前にいくつか前提知識が必要なため、フルトラの今までの流れを話しつつ、Opsensについて進めていこうと思います。

前回までは、時代背景を追いながら書きましたが、今回は、ライバルであるシフトールの製品を中心に書いていきたいと思います。

【インタビュー形式】ヒロが語る2025年8月のフルトラトピック:Opsensについて

 

国内のフルトラデバイス情勢ってどうなの?

・・・そもそもユニモーションとシフトール位の技術力があれば、協力し合えば、かなり強いメーカーになれたのではないでしょうか?なんでしないのですか?

・・・・まぁ、最近VRChatを始めた人にとっては、そもそもシフトールとユニモーションがどういった仲なのか、わからないし、知らない人も多いと思います。ただ、ゆにみーてぃんぐに来る人は、普通の人ではなく、大体ユニモーションについて詳しくて、当然のごとく、知っていると思うのですが、あえて記載したいと思います。

実は、フルトラっていうのは、そもそも「商標」だったんですよ。

実は。はっきり言って特許庁の「ヘマ」なんですが、簡単に経緯を説明します。
以下は、シフトールも非常によく使っていると思われる「ChatGPT」での回答です。

以下ChatGPTの回答

 商標「フルトラ」をめぐるトラブル

  • **Shiftall(シフトール)**は、「フルトラ」(フルボディトラッキングの略語)という一般的な言葉を含む商標(登録番号 6586026)を取得していました。当初は、この商標取得により、自社製品名に安全に「フルトラ」を含める目的があったとのことです フルトラ研のワールドナビ VRChat+9ja.shiftall.net+9note(ノート)+9

  • その後、Shiftallは競合他社が「フルトラ」を宣伝等に使っていることを確認し、使用を避けるよう通知。しかし、ユーザーや関係者から「特定企業が一般的な語を独占すべきではない」と強い意見が寄せられました ja.shiftall.net株式会社プラネタ –

  • この反響を受け、Shiftallは方針を転換。商標を保持しつつ「無期限・無償で、誰でも商用・非商用を問わず自由に使える」ことを宣言し、今後使用に関して権利行使しないことを明言しました

以上です。

で、その後なのですが、特許庁は、よりにもよって「自分のサイト」を含め、ほかメディアの情報をベースに検証し、シフトールの意見(ChatGPT)も聞いて、最終的に「フルトラ」は商標じゃなくなりました。個人的に間違ったことを書きたくないので、あとは特許庁で調べてください。上記にはユニモーションの記載はないですが、特許庁のHPを調べれば出てきます。

で、無効になったのはいいのですが、この対応で企業が「フルトラ」を避け、結果、多くのユーザーが検索等で「フルトラ」と探れなくなり、どんなデバイスがあるのか?各社の公式HPでわからなくなったのです。自分も正直言って、出版とかしたかったのですが、いろいろ面倒になりそうだったので、できませんでした。というかしませんでした。

 

・・・じゃあヒロさんはシフトールに嫌悪感を抱いているってことですか?

どちらかというとこんな情けない判断して、税金もらっている特許庁にですよね。どう考えたって「フルトラ」を衰退させたと思っています。だって、フルトラを気軽に使えれば、もっと市場は広がったと思いますし。しかも、僕のサイト(当時の名称は、フルトラ猫研究所)からも合法的に記事引用しているし。。

シフトール自体に恨みとかないんですが、なんというか、自分の考えている「国内フルトラデバイス勢の勢力」とシフトールが考えている「国内フルトラデバイス勢の勢力」の考えが劇的にずれているんですよね。正直言って、自分は、技適とかPSE法とかなければ、ほとんど海外勢にやられまくって、虫の息だと思っているんですね。価格競争とか動きの再現性で。

しかし、シフトールさんは国内で最もパワーがあるところにもかかわらず、海外勢に対抗できるような競争力の高いフルトラデバイスを迅速に安価に作っているとは思えないんですよ。ここでいう競争力の高いフルトラデバイスというのは、自分は光学式含めてなんですが、シフトールさんはIMUのみに固執しているわけです。

自分はそこにめちゃめちゃイライラしているんですね。アルトラ登場以降特に。

シフトールが今の勢力を保っていられるのは、海外勢が法規の関係で入る障壁があるだけで、動きの再現性がめちゃめちゃ高いからとかそういうわけではないからです。

だから、今回のOpsensの発表には大いに「「失望した」」んですね

・・・Opsensに失望したんですか?

そりゃあ、失望しました。Opsensというものにではなく、Opsensというものの「登場を許している」シフトールに。だって、QRコード方式とは言え、動きの再現性が高そうなデバイスを一番最初に出しそうなのがシフトールではなく、ほぼ開発者1人+αの少数でやっているユニモーション(今はもっと増えているみたいですが、数字を書く必要はないと思っています)なのですから。なおさら悲しいですよ。何をやっているんですか。本当に。。

フルトラって結局、動きの再現性が重要なんですが、同じくらい装着感や手軽さが必要なわけです。その塩梅は人によって全然違うので、自分のサイトではめっちゃ広い範囲で、かいているんですよね。ユーザーだってかなり広めで書いています。Valve Indexユーザーに対しても通じるように書いています。

中には横柄な人もいて、Questなのは当たり前でしょってくらいで言う人もいて、お前の世界だけで回っているって勘違いしている人もいますけどね。自分はもともとQuestは、フルトラに対して冷たいのは理解しているので、Quest選ぶのならそれぐらいのことは当然把握していただきたいですが。。。それもフルトラデバイスメーカの努力の結果だからなんですけどね。。

・・・話をもとに戻していただけますか?

・・・とまぁ、話は元に戻して、ViveTrackerが手軽なのは、公式だからのところが大きくって、Questシリーズは当たり前って思っている人は、ViveTrackerがどれだけ楽なのかは、理解できてないので、単に動きの再現性が高いから採用されていると思います。原理的にも。

ViveTrackerをお勧めしている理由の一つにライトハウス方式HMDだったら、かなり楽に設定できるからです。中間ソフトがあるとないだと没入感は大違いなのに、中間ソフトの設定を細かくするのに固執していたら、そりゃあ、困惑します。シフトールは、中間ソフトに力を入れてしまっているのです。

国内で別メーカといえば、ソニーはもともと屋内屋外問わずモーションキャプチャー用途ですので、そこから外すことはないので、VRChatのようなHMD装着しながら没入するデバイスに期待するのは、過大だと思います。そうなると光学式作れそうなフルトラデバイスメーカーなんて、本当にシフトールくらいしかないんですよね。

でも、ユニモーションが先にやってしまった。。QRコードだけど。インパクトでまけてしまったのです。当初はDiverXだったかもしれませんが。まぁ、最後に勝つのはシフトールかもしれません。。。

・・・まだ期待しているってことですか?シフトールに失望しきったんじゃないんですか??

さすがにここまでやられてしまったら、シフトールは、黙っていないと思います。赤外線方式の光学併用方式のフルトラデバイスということなので、動きの再現性だけでなく、特に暗闇には最低限強くないと厳しいと思います。大きさも小型じゃないと結構厳しいです。

現状発表もしきれていない状態で、秋なので、かなり厳しいか、突然即日発表するか、納期をひたすら伸ばすか・・どれかわからないです。ちなみに、納期は本当にもう気にしていません。

頼むので、光学式作ってください。これは本音です。

・・・はじめての人にお勧めできる?

というか、どちらもまだ発売していないです。一般的に、すでに販売しているものから選ぶべきです。納期の遅延などで、手に入らないまま、お塩等でVRCやめるほうが早い場合もあるので。とにかく発売中のものを選ぶことが一番大事です。Opsensについて、めっちゃ記事書いていますけど、初心者にお勧めという点とは関係ないです。とにかく発売しているものから選んでください。フルトラになれません。

・・・ユーザーがOpsensとHaritoraX2を比べて悩む理由って何ですか?

メーカーで決める人は一発で決まるので、この二つで悩む人は、フルトラデバイスを決めるプロセスが、カタログスペックで決める人です。もう心の中で、「予算」や「IMU方式」もしくは○○って決めちゃっているんだと思います。自分は「動き」や「表現したいもの」をまず決めろって言っています。それが決まればおのずと、優先順位が決まってきてデバイスが絞られるからです。

肝心のそれをすっぽかして、カタログスペックだけ決めちゃっているから悩むんですよね。だから、そういった人たちは、結局、最終的に即決でどっちもメーカーに選ばず買ってしまうと思います。野球したことない人がグローブを買うようなものです。まず、グローブ借りて、メンテナンスが必要になるのがわかる程度に野球をしてください。

なので、「思ってたのと違ったーー」が出てしまうんです。最初にどう動きたいのかが明確でないし、HMDかぶって、フルトラになったつもりで、動いて何を表現したいのか、どんな没入感が欲しいのかを体感するのが最も大切なのですが。。無料のTDPTとか進めているのもそういう理由なんですね。それを理解するのは、1万円もいらないです。

安いからを理由で選ぶのは、何に妥協できるかを明確にしてからでいいんです。だからHMDつけて、スマホだけでできるフルトラでまず動いてとしか言いようがない。。HMD重すぎたりして、HMD交換がまず必要って人もいるので・・

自分は今回、ハリトラX2とOpsensを例にして悩んでいるって書いていますが、実際は、PICOMotionTrackerとか当サイトが推奨していない海外IMU方式デバイスとか、もっともっとあるわけです。

あとあなたの「「脳みそ」」に聞いているんじゃない、ってことですね。

・・・脳みそに聞いているわけではないとは?

フルトラデバイスって、結局主体は体なんですよ。だから、体に聞いてくださいってことです。初めての人ほど脳で決めています。脳はいくらでも騙せるので、設定が大変なことがわかると「大変だったからやめた」とかいろいろ理由を後付けします。ひどい場合は、僕のサイトのせいにする人もいますね。。どちらかというとデメリットもしっかり描いているのですが、理解していない人もいます。

なので、個人的には、旧品しか出していないユニモーションはもう滅びていると想定していました。

・・・ユニモーションが滅びるってどういうことですか?

だって、個人勢は乾電池式のSlimeVRのIMUは出すし、シフトールも新型IMU方式を出しているわけですよ。ふつうだったら、旧式のセンサー使っているユニモーションは、目立っているわけではなく、全然勝ち目なんかないわけですよ。けど、生き残っている。

理由は単純で、シフトールが失敗を重ねまくっているからなんですよね。シフトールは根本的に勘違いしているなぁって思うのは、「既存の利用者のニーズやトラブルを聞いて改善すれば、また自分の製品を選んでくれる」と思っているところなんですよ。

一般的な製品づくり、例えば車とか白物家電だったら、全然わかります。象印のポットとかだったら。しかし、製品サイクルがめっちゃ短いフルトラデバイスだと、それは通用しないと思います。逆にそれが通用したのが有線タイプのハリトラユーザーだったわけです。しかし、どういうわけか、今回HaritoraX2は、既存のHaritoraXワイヤレスを進化させて、有線タイプをラインナップから消してしまった。自社の強みである安価で改善する能力の高さを消しちゃったわけです。

で、たぶんHaritoraXワイヤレスも同じ手法で「改善」を重ねた結果が、今回のHaritoraX2なんですけど、そもそも有線タイプのハリトラユーザーとHaritoraXワイヤレスユーザーってニーズが全然違うわけです。有線あってもいいから安定しているのを求めている人と無線で手軽にはだいぶ違う層なわけです。

ものすごい広い層からとろうとして、どっちつかずになってしまっただけでなく、膝にセンサー集中させすぎて膝でできないムーブが増えたどころか、足の繊細なムーブも少し怪しくなってしまったわけです。

これどういうことかというと、無線でそういうムーブをしたいという層は、別の海外製フルトラデバイスにいってしまったってことです。1つのデバイスで「改善」しようとした結果、「わかりやすい穴」を作ってしまったわけです。もともと法規あやしい海外製フルトラデバイスだけでなく、ユニモーションのような国内メーカーにもスキをつくちゃったんですねぇ。

「動きが制限される」っていう穴がどういう結果になったかというと、ユニモーションのような古いセンサー利用していても独自ソフトで、国内メーカーで、膝立ちできないという制限が嫌って人がいるわけですね。

結局、本来はOpsensは、開発スピードが非常に遅すぎるんですよ。個人としてはめっちゃ早いけど、企業としては。
だけど、シフトールが自ら余裕を与えてしまったってわけです。

・・・ShiftallVRマネージャーの作成は失敗ってことですか?

正直いって、この時期、ソフトを変更することではなかったのではないか?というのが本音です。多種多彩なモードは、ユーザーにたくさんの選択肢を与えるので、重要です。しかし、この層は、「そんなのどうでもいいから、とにかくフルトラの設定楽にしてくれ。他シフトール製品と一緒に使うなんて想定そもそもしていない。動きよくしてくれ」なんですよね。

だって、ハリトラワイヤレスや他IMU方式でわかっているから。なので、Bluetooth 4個でできるようにしてくれの代わりに、膝回りのセンサー統一で足の動きちょっと微妙とかそういう穴ができるのって、めちゃめちゃ敏感で、犠牲が大きいんですよ。

ソフトの開発よりもセンサーの位置を従来のまま、センサーだけ刷新してから、赤外線+ソフトに着手してもよかったんだと思います。ただ、シフトールの場合、この辺りは実際問題、難しいでしょうね。

 

・・・どうして難しいと思っているのですか?

まず、シフトールはHMD等他製品も作っているわけです。しかも、HaritoraX2に追加で赤外線方式で3万円のデバイスを作るというのが、かなりハードル高くて難しくなっていると思います。そもそも光学併用式をもっと前に出す予定で、その発展的解消として今回のHaritoraX2を出したので、ソフトの改善による効果もなければ、光学併用式を出さない理由として納得が得られないと感じたんだと思います。だから、ソフトも刷新したのかなぁと。

しかし、結果、いろいろと逆効果を生んでしまったというわけです。

 

・・・どうすればよくなると思いますか?

まぁ、今度の追加ユニット販売時に、膝付近のセンサー刷新して、ハリトラワイヤレスと同じような取り付け方にするのが、一番いいかもしれませんねぇ。それか、光学併用をめちゃくちゃ強化して、3個のIMU方式でもいけます位にしないと厳しいような気がします。

ここまでの話は、あくまでユニモーションのOpsensが、既存Unistudioと同じ使い勝手で接続もいいという想定です。逆にOpsensがこける可能性も十分あるので、そこをシフトールが見れるというのは、まだ助かっているのかもしれないです。

いずれにしても、赤外線方式がQRコードを超えるメリットを出せないと、なかなか厳しくなってくる気がします。正直言って、QRコードは大きいので、勝ち目は全然あります。ただ、間に合って対抗機が出せないと、2万円位しか差がないアルトラと3万円以上安いOpsensに奪われてしまうという悲惨な結果にしかならなそうです。

個人的には、Opsens対抗よりもアルトラ対抗で頑張ってほしいですね。。。というかそれしか活路がなさそうです。

暗闇でも対抗できる赤外線のメリットを生かしたものでなければ、HaritoraX2とセットで買うというよりかは、HaritoraX2持っているけど、よくするためだけに買う層だけの購入に限られてしまいます。暗闇に対応できるかがかなりのキーポイントになりそうです。

なので、期待しましょう。アルトラを超えるフルトラデバイスを。

以上です。ありがとうございました