VRchatをRadeonでプレイすることをフルトラや上半身トラッキング等全般を扱う当サイトでは、推奨まではしていません。というのも、カメラのフルトラ(MocapforAll等)で開発者が一部モードに対して、動作保証していない場合が結構あるからです。また、カメラのフルトラ関連のサイトをみると、動作スペックの基準がNvidiaしか書いていないことも多いです。以下にカメラのフルトラ以外の理由にも当てはまる人には当てはまる内容、例えば、Nvidiaの独自機能であるCUDAが使えない、Unityのアセットが使えない等がいくつかあることから、詳細を書いていきます。
グラフィックボードは非常に高い買い物です。慎重に選ぶことが重要です。お金を無駄にすると非常に痛いので、本記事を読んで、Radeonでできないこと、Nvidiaでしかできないことを理解しましょう。本当に非常に高い買い物なので、無料でできることは何でもした方がいいと思います。Google検索は無料です。本記事も無料です。
*当サイトは、MocapForAllで検索して来られる方が結構いらっしゃるため、MocapForAll等のカメラ系のフルトラでVRchatをはじめて、グラフィックボードを購入したい、プログラミングやCUDAでも使いたいよという方を主な対象として記載しています。MocapForAll等のカメラ系のフルトラに興味のある方は、配信やプログラミング、ボイチェンにも興味がある方が多いので、記載しております
推奨までしていない5つの理由
理由①:使用できないフルトラがあり、Nvidia独自のCUDAが使えません。
例えば、TensorRTモードを利用する際は、CUDA(CUDAについては後述)が必要となり、CUDA、cuDNN、TensorRTをサポートするNvidia製のGPUが必要ですと明記されています。
https://akiya-research-institute.github.io/MocapForAll-Manual/ja/how-to-install/install-tensorrt/
以上のことより、カメラでのフルトラを楽しみたい場合や、CUDAが必要になるフルトラも少なからずあることから、推奨はしていません。かなりのレアケースかもしれませんが、フルトラをすべて楽しみたいという方もいらっしゃると思いますし、当サイトにはMocapForAll使う方もいらっしゃるので、注意点として記事に書いておきます。CUDAのフルトラ使わないよという方は、特に問題ありませんので、フルトラに関しては、気にしないでご自身の判断でご検討ください。この記事はどちらかというとCUDAを使うというレアケースの人向けです。ただ、グラボを先に買ってしまうと思うので、フルトラの選択肢は少しばかり狭まるものと思ってください。
理由②Unityで一部アセットが使えないことがあります。
また、UnityのアセットにあるBakery等が使えないという問題もあります。こちらは、ワールド作成等で重たいライトの処理を軽くして
処理を減らすものになります。特にBakeryは、ワールド作成の時などに使う人が多いと聞いています。当方あまりワールド作成しないのですが、ライトベイク処理は手こずっています。こちらがNvidiaしか対応していないという事実は、5月頃のアセットのセールで購入しわかりました。(どういったもので、どう使われるのか等の詳細リンクや動画は後述します。)
理由③:使用できないヘッドマウントディスプレイがあります。
あと、これまたレアなヘッドマウントディスプレイの話になってしまうのですが、MeganeXとMeganeX Business Editionが非対応です。
GPU:GeForce® RTX 20 Series / RTX 30 Series / RTX 40 series 以降
※AMD Radeonシリーズ等、上記以外のグラフィックボードを搭載したPCでは動作いたしません
https://ja.shiftall.net/products/meganexとhttps://ja.shiftall.net/products/meganex-bより引用
と公式で明記されていますので、使う予定の方はご注意ください。当サイトでは、シフトールマンをたまに紹介していますが、シフトールマンは、MeganeX+ハリトラワイヤレス(HaritoraX ワイヤレス)を使っているので、MeganeXが非対応ってことは、シフトールマンにはなれないんだと思います。これができないのは、ボクはとっても悲しいです。(当サイトで来られた方でいるかは不明ですが・・・)
I can tell that this guy VRChats more than anyone I know
— Brad Lynch (@SadlyItsBradley) January 4, 2023
ShiftAll is showing off their new Steam VR controller that show VR alcoholics with always a beer in their hand to thrive pic.twitter.com/nVWgXjZB9Z
MeganeX
https://ja.shiftall.net/products/meganex
MeganeX Business Edition
https://ja.shiftall.net/products/meganex-b
重要フルトラ文化財にしたいですね。シフトールマン。
理由④防音対策に使われるデバイスでお勧め機能が使えないことがあります。
VRchatでは、防音対策がかなり重要です。近所迷惑になりかねないので、家で声を出すことができずに文字やジェスチャー等でコミュニケーションをとられている方もいらっしゃいます。そういった問題を解決するために、防音対策でよく使われるmutalk等のデバイスでは、Nvidia Broadcastアプリ内にあるremoval機能がRTXグラボでないと使えません。これを使うと呼吸音がマイクに載ってしまう現象を大幅に軽減できるとのことです。このように一部有用な機能が使えないことが結構あります。詳細については、以下の余談に書いていきます。
なお、mutalkとは、先ほどの理由③でシフトールマンが口につけている防音デバイスになります。激しい運動等をされる際には非推奨です。
mutalkノーズカバーマウスパッドをRTXグラボ搭載PCでお使いの方は、ぜひNVIDIA Broadcast アプリのNoise removal機能を使ってみてください。自分の呼吸音がマイクに乗ってしまう現象を大幅に軽減することができます。この機能を使用するときは、Discord等他アプリのノイズ抑制機能はオフ推奨です pic.twitter.com/v17XiMcg3U
— 株式会社Shiftall (@shiftall_jp) May 4, 2024
理由⑤iFacialMocap Powered by NVIDIA Broadcast等のフェイシャルトラッキング用のソフトが使えない
https://apps.microsoft.com/detail/9n01fgs2zk3x?hl=ja-jp&gl=JP
VRchatユーザーの中には、PCでOBSを使って、フェイシャルトラッキングをしながら、配信される方が結構いらっしゃいます。
その際、iFacialMocapなどがNVIDIA Broadcastを使っているため、Radeonでは、使えないことがあります。
公式の案内
https://x.com/Ifacialmocap_jp/status/1689960893877260288
使えない理由としては④と同じで「 NVIDIA Broadcast 」がないことが原因です。 「 NVIDIA Broadcast 」は、マイクの雑音や部屋の反響音の除去、バーチャル背景、ウェブカメラ自動フレーム、ビデオのノイズ除去といったライブストリームのビデオと音声の品質を向上させることに使われます。このため、配信時に「 NVIDIA Broadcast 」を使われたい方は、Radeonでは対応していませんのでご注意ください。④等でも示していますが、配信や音声入力時のノイズ除去は強力です。
で話を元に戻しますが、 iFacialMocapなどはその豊かなフェイシャルトラッキング性能を活かして、VSeeFace等と組み合わせて、3Dモデルの上半身トラッキングに使って、配信等される方も結構いらっしゃいます。VTube StudioなどでもVTube Studio – NVIDIA Broadcast Tracker等の無料の追加ソフトでフェイストラッキング性能が改善されるケースもあります。
RadeonとNvidiaでVRchatの同じワールドに行った場合の見え方を紹介します
こちらの動画にNvidiaとRadeonで同じワールドに行った時の比較動画が載っていました。こちらの方が行かれたワールドでは大きな変化がないとのことです。ただ、投稿者は上級者の方のため、私は頻繁にグラフィックボードの設定や調整が可能ですとコメントしています。
比較動画自体は、英語でしゃべるところも少なく、こちらでRadeonとNvidiaの二つを比較した動画のところから再生できるように調整しましたので、確認しやすいかと思います。実際された方のレビューを見ると参考になると思います。
Nvidia高いからRadeonにしたいんだけど、どうすればいい?と初心者の方からよく聞かれます。
いきなり高額なグラフィックボードに手を出すのには勇気がいりますよね。そこで、私がVRchatで高価なグラフィックボードを購入した経緯を簡単に紹介し、購入する前にプレイスタイルを確認する重要性とできない点を把握する重要性について説明したいと思います。
・「VRchatに何年もいる人からは、〇〇をお勧めされたけど、そもそも自分は、まだ何年やるかよくわからないので、とりあえず〇〇を買っておこう。もしダメだったら〇〇を新しく買おう。」
・「Nvidiaは〇〇ができないね、Radeonの場合は〇〇ができないというのをはっきりさせて、でも自分はできないことをやりたくなったときに、新たに購入しよう。」
といったような考え方です。私も当初は3060でしたが、プレイしていく途中で3080ti以上にしようということで、3080tiにしました。
私がグラフィックボード付のPCを購入するまでの経緯について
■商品型名:G-Tune PM-B-KK #2111PM-B560-KK
■商品単価:\139,800(税込)
■商品台数:1
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構成内容
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■使用者 個人向け
■OS Windows 10 Home 64ビット
■オフィスソフト ・・・ オフィスソフト無し
■CPU インテル(R) Core(TM) i5-11400F プロセッサー ( 6コア / 12スレッド / 2.60GHz / TB時最大4.40GHz / 12MB )
■CPUファン 標準CPUクーラー
■CPUグリス 標準CPUグリス
■メモリ 16GB メモリ [ 8GB×2 ( PC4-25600 / DDR4-3200 ) / デュアルチャネル ]
■SSD (M.2) 512GB NVM Express SSD ( M.2 PCI Express 接続 )
■HDD ・・・ HDD無し ※OS用に別途 SSD / HDD を選択してください。
■外付けストレージ ・・・ 外付けストレージなし
■光学ドライブ ・・・ 光学ドライブ非搭載
■光学ドライブ(外付け) ・・・ 外付け光学ドライブなし
■電源 700W 電源 ( 80PLUS(R) BRONZE )
■UPS ・・・ UPSなし
■グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3060 / 12GB ( DisplayPort×3 / HDMI×1 )
■LAN [ オンボード ] 10/100/1000BASE-T GigaBit-Ethernet LAN
■無線LAN 2,860(税込) インテル(R) Wi-Fi 6 AX200 ( IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n 最大2.4Gbps対応 ※連続160MHz帯域 Wi-Fi 6対応機器が必要 ) + Bluetooth 5 内蔵
■外付け拡張デバイス ・・・ 外付け拡張デバイスなし
■拡張カード ・・・ 拡張カードなし
■マザーボード インテル(R) B560 チップセット ( Micro ATX / SATA 6Gbps 対応ポート×4 / M.2スロット×2 )
■ケース 【G-Tune】ミニタワーケース ( ケースファン 背面×1 搭載 )
■サウンド ハイデフィニション・オーディオ
■キーボード ・・・ キーボードなし
■マウス ・・・ マウスなし
■マウスパッド ・・・ マウスパッドなし
■ペンタブレット ・・・ 選択なし
■スピーカー ・・・ スピーカーなし ( 音声出力にはスピーカーが別途必要です )
■ヘッドフォン ・・・ ヘッドフォンなし
■ゲームコントローラ ・・・ ゲームコントローラなし
■WEBカメラ(オプション) ・・・ 外付けWebカメラなし
■Windows Hello デバイス ・・・ Windows Hello デバイスなし
■ウイルス対策・セキュリティソフト マカフィー リブセーフ 15ヶ月版 + 60日間体験版 ( 実質17ヶ月使用可能 )
■ソフトウェア1(プリインストール) Steamクライアントソフト
■ソフトウェア2(バンドル) ・・・ ソフトなし
■パソコン引越しソフト ・・・ パソコン引越しソフトなし
■パソコン下取りサービス ・・・ パソコン下取りサービスなし
■データ復旧サービス ・・・ データ復旧サービスなし
■ゲーミングチェア ・・・ ゲーミングチェアなし
■J-Moss J-Mossマーク
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周辺機器
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■モニタ ・・・ モニタなし ■プリンタ ・・・ プリンタなし ■ブロードバンドルーター ・・・ ブロードバンドルーターなし
■HUB ・・・ HUBなし ■LANケーブル ・・・ LANケーブルなし
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サービス
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■各種出張サービス ・・・ 出張セットアップサービスなし ■サポート [1年間 標準保証] 初期不良対応1ヵ月+センドバック修理保証 ■電話サポート [ 24時間365日電話サポート ] 困った時はいつでもお電話いただけます ■破損盗難保証サービス ・・・ 破損盗難保証サービスなし
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小計(税込):\142,660
送料(税込):\3,300
合計(税込):\145,960
つまり、自分の場合、やることがはっきり決まっていたので、Nvidia一択でした。今後、AIを利用する、学校等でCUDAを使うよって方は、Nvidiaをお勧めします。PCがゲーム専用だけでなく、CUDAも使いたいよって方はなおさらお勧めします。
重要なポイント
今後、AIを利用する、学校等でCUDAを使うよって方は、Nvidiaをお勧めします。
VRchatで何がしたいかを明確にすることでスペックも明確になる
重要なポイント
スマホやQuestでやっていない場合は、それでvrchatをやってみて、厳しいようだったらグラフィックボードの購入を検討する
1.何人いる環境でプレイするか?
重要なポイント②
まわりのプレイ人数が何人いるか、集会などにどれ位行くかで決まる
VRchat公式で各グラフィックボードのバグ等の情報を確認する
2.グラフィックボード付のPCを購入したい用途は何か?
chatと同時にやる必要がないという場合もあります。これだけでも要求するVRAMが全然変わってきます。プレイしていくうちに、スマホとQuest単機でいいやって人もいます
重要なポイント③
Unity開きながらはやるといったことがなく、集会などに行く予定もない場合は、VRAMが少なくても十分な場合もある。また、すぐやめてしまうとグラボ代が無駄になる可能性があるので、VRchatをやめてもどのように使う予定があるのか、その場合、使う際CUDAが必要になるか確認する
3.そもそもPCってどういう仕組みで動いているのって人は・・
重要なポイント④
PCの基本的な知識がない場合は、上記を把握することでコストカットにつながります。
4.やっぱりVRAM足りないよって人は
重要なポイント⑤
UnityやBlender同時利用、配信同時利用、AIボイスチェンジャー利用、多人数プレイの有無、カメラを使ったフルトラや上半身トラッキングをするか、ワールド巡りを高い頻度でするか等をするかどうか等があります。
5.フルトラや上半身トラッキングを多用する人、もしくは配信を同時利用するって人は
6.UnityやBlender同時利用、もしくはアバターやワールドをめっちゃするって人は
Bakery
Bakery は、Enlighten や Progressive に変わるものとして設計された、ハイエンドですぐに使用できる手間のかからない GPU ライトマッパーです。注:最新の Nvidia GPU(6xx以降)および 64ビット Windows(7以降)が必要です。
ベーキング用の AMD カードはサポートしていません。Mac には対応していません。
https://assetstore.unity.com/packages/tools/level-design/bakery-gpu-lightmapper-122218?locale=ja-JP
7.配信等でAIボイスチェンジャー等を同時利用するって人は
8.他のゲームも利用するって人は
9.ワールド巡りしたいって人は
重要なポイント⑥
よく一緒にワールド巡りをするフレンドが使っているグラフィックボードのブランドを聞く。
まずは、ワールド製作者さんの開発環境等の情報を参考にする。
10.ベンチマーク知りたいって人は
また、ベンチマークなどは、ちもろぐさんにありましたので、リンクを貼らせていただきます。
RTX 4080 Superをベンチマーク:RX 7900 XTXとどっちがいいか性能比較レビュー
VRchat限定記事だとこちらが詳しいです。HMDを被った環境ではありませんが、ベンチマークという数字として出しているため、絶対参考にすべきです。
VRChatの推奨スペックを実際に検証してみた【グラボ別ベンチマーク】
当サイトでは、原則Nvidiaでないとできない機能に絞って紹介しています。ただ、vrchatはVRAM重要なのは間違いありません。個人的にお勧めなメモリ量は、初めは12GB位です。
自分の場合は集会で重くなったりした場合は、非表示等を使って対応していますが、15人以上の集会の集合写真を撮りたい等の場合は、12GB以上は必要になってくるかなぁと思います。自分はアイトラッキングやフェイシャルトラッキングを使っているのでさらに必要ですが、非表示等を使わない場合は、カメラの処理でより使うため、よりメモリ量が多いことをお勧めします。自分はメインメモリも32GBに増強しましたが、まだまだ足りなかったなぁという印象です。
自分は、3060から3080tiに変えましたが、フェイシャル+アイという重量処理をする自分よりフルトラをハードに使わない例として、ことはしろさんの3060からRTX4070Ti Superに変更された方の情報がかなり参考になります。
https://note.com/kotoha_siro_page/n/n92c006594d05
MocapForAllについて
先ほど例に挙げたMocapForAllについてはこちらの記事に記載しています。
【MocapForAll】実際にカメラを使ったフルトラをやってわかったメリットと課題
【詳細編】Radeonを搭載する場合の注意点
その1:TensorRTが使えない
完全にVRchatのフルトラ以外 の話ですが、Nvidiaの拡張機能であるTensorRTってどういう風に使われているのって人はこの動画等見てください。主に生成AIの高速化についてですね。
速度としては単純に5倍ぐらい違うみたいです。5倍はでかいですね。生成系AI等を高速で楽しみたい方には、RadeonよりもNvidiaのほうがいいかもしれません。VRchatはコミュニケーションゲームなのですが、サイトを立ち上げるときにサムネイルを作ったり、画像を投稿したりするときに、stable diffusion webuiなどの画像生成AIを使うことがあります。VRchatをやりながら画像生成はプレイ時間の短縮になってしまうため、高速化して使うといった用途もあるかと思います。自分は画像生成AIは使いませんが、ツイッター等を見ていると使われている方がちらほらいらっしゃいますので、情報発信等される予定のある方は注意した方がいいと思います。
その2:CUDAが使えない
そもそも基本的な話:GPUがディープラーニングで用いられる理由を解説
ディープラーニングでは、GPUは以下のように使われています。
https://qiita.com/kazupc/items/d7b420a622db69d080e4
その中で、Nvidia独自の機能でCUDAっていうのがありまして、専用のCUDAプログラミングっていうものもあるらしいです。参考リンクをどうぞ
https://www.cc.u-tokyo.ac.jp/public/VOL12/No2/201003gpgpu.pdf
で、ディープラーニング系だけでなく、機械学習は、基本的に高速化が常に問題になっています。
そもそも基本的な話②:CUDAのメリット・仕組み
CUDAってそもそもなんやねんって話なのですが、すごーく難しい言葉でいうと下記になります。
https://www.4videosoft.jp/cuda.html
CUDA(Compute Unified Device Architecture:クーダ)とは、NVIDIAが提供するGPU向けのC言語の統合開発環境であり、コンパイラやライブラリなどから構成されている。それに、CUDAはGPU(グラフィック処理ユニット)の性能を利用することで、コンピューティング能力を劇的に増大させることができる、NVIDIAの並列コンピューティングアーキテクチャです。
すごいマニアックな話していいですか? JIT(Just In Time)コンパイラ使ったときに、CUDA使いました。初心者なので、もう具体的には覚えてないけど。まーこんな感じなので、自分多分Nvidiaじゃないと駄目ですね。
https://scrapbox.io/PythonOsaka/numba_%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%A6GPU%E8%A8%88%E7%AE%97%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86
でも、JITとCUDA、マジで速いからおすすめやで。といったどうしても別の理由もありますので、自分は機械学習系楽しみたいので、N
vidiaで行こうかなと思います。自分は、カメラ系のフルトラでCUDA使う可能性があるもの含めて高速化を楽しみたいですね。
その3:AIボイチェン等の【高速化】に使えない
AIボイチェンがインストールできないというわけではなく、高速化の話になります。こういった機能が出て、リアルタイム性求められると、厳しいですよねー。実際使うかどうかは置いといて
自分、AIボイチェンは専門じゃないのでわからないですが、高速化の課題って、出来るかどうかの後に検討するので、事前に念入りに調べることが重要です。各ソフトで「最新機能はCUDAで提供します!!!」だとこの点でNvidia一択になりそうです。ボイチェンも色々種類があるので、使う予定のある方はCUDA必須かどうが確認してみてください。このあたりになると、ボイチェン高速化使う人には、ちょっと怪しくなってきますねぇ。ちなみにVRchatでボイチェン使う人は結構いますし、遅延はテーマになったりします。ただ、ボイチェンの種類はマジで多いので、CUDAに頼らない方法もいくつかあるかなぁと思います。さっきもかきましたけど、VRchatを【普通に楽しめるか】どうかだけでグラボを使われる予定の方はほかのサイトでご確認ください。あなたが思っている【普通】と各ユーザーの【普通】は違うと思いますので。
その4:録音環境を向上するRTX Voiceって機能が使えない
騒音環境下でもロードノイズは除去して、しゃべっている音をうまく拾っていますね。動画配信とかされる方、当サイトに結構いらっしゃるので、こういう機能も使えないねって書いておきます。もう自分の勉強用に書いていますね・・・。ここまでくると。VRchatのユーザーの中には、配信にも力を入れている方がいます。なので、そういった際にノイズ除去したいよって方は使う可能性があります。
その5:フルトラ、フェイシャルトラッキング、ハンドトラッキング関連の【動作確認済みの環境 スペック】でNvidiaしか載っていない
下記の場合などがあてはまり、参考になります。
TDPT(Windows版)ver0.6 操作説明
実際トライしてみないとわからない場合がありますので、事前に調べることをお勧めします。
その6:【HMDがQuestの場合】アップデート後にMeta Quest Linkが機能しないことがある
アップデート内容次第ですが、公式にこのような内容が載っていました。
PCドライバーのアップデート後にMeta Quest Linkが機能しない弊社では、最新のAMDドライバーのアップデートで発生する可能性がある問題を認識しています。現在、より恒久的な解決策を検討していますが、アップグレード前にAir Linkが適切に機能していた場合は、ドライバーを以前のバージョンに戻すと問題を迅速に解決できます。
Linkの設定に関する問題が解決しない場合は、Meta Storeサポートに直接お問い合わせください。
これに関しては、最新のドライバ次第なので、事前に調べてみることをお勧めします。
Nvidiaのグラボを使ってみての感想
自分としては、VRchat自体結構トラブルが多いゲームなので、グラフィックボードが原因というよりほかの要素の再起動が多い印象です。各フルトラデバイスの異常、SteamVRのトラブルの方が圧倒的に多いです。グラフィックボードが原因のトラブルが発生しても、PCの再起動か、起動しているとアナウンスが来るドライバの更新ぐらいしかやったことがなく、オーバークロックとか、マザーボードのBIOS更新とかはやったことないです。ワールドが変な表示というのも、あまりなく、あったとしても、Rejoinするなどして対応しています。ドライバのバージョンもフルトラのデバイスをセッティングするとき以外そんなに気にしていません。常に最新のドライバに切り替えておけば、普通にVRchatできる印象です。
完全な余談 ~NvidiaとRadeonについて~
余談①:Nvidiaが高いのは間違いないし、天狗状態。
これに尽きるんじゃないですかね。さっきもかきましたけど、VRchatが【普通に楽しめるか】どうかでグラボを使われる予定の方はほかのサイトでご確認ください。ボクにはVRchatの世界が広すぎて、ユーザーの普通を定義することもできないし、できないポイントぐらいしかピックアップできません。ただ、グラボ高いですからねぇ。これは間違いない。
あと、PC買うときに人からお金借りるときは「CUDA使って、フルに楽しみたいんです!時代はNvidia!」って言えば、お金貸してくれるかもしれません。ここはお金貸してくれる人と相談してください。
以上のように、フルトラに限らずどうしても出来ない機能があるし、自分は結構機械学習系のソフトでCUDA関係使ったりするときあるので、このサイトでは、【推奨】はしていない理由として、CUDAじゃないとできない機能を紹介しました。VRCやっていると配信とかしたくなる時ありますからねぇ。フルトラに興味ある人は、かなり興味のある分野じゃないでしょうか。あとは自分のお財布と相談してください。
余談②:Nvidiaが利益を出している理由
AIデータセンター事業による利益が約9割
Nvidiaが高いのは諸説ありますが、価格が高いというのは、独自性があるってことです。つまりAMDやインテル、アーム等が出来ない何かがあるということです。実際問題、Nvidiaの主力の収益は、BtoBの企業のAI用のデータセンター用のGPUを作る事業が大幅黒字なのが非常に大きいです。BtoBというのは、GAFAMなどの世界有数の企業相手ということです。こちらの写真を見ると、ゲーム事業が売上高の約10%位で、データセンター事業による利益が圧倒的だということがわかるかと思います。
https://x.com/jp_moomoo/status/1793575096705221046/photo/2
最大の要因は、同社のデータセンター事業が文字通り「爆発的」な成長をしていることにある。データセンター事業だけに限れば、前年同期比で409%増、つまり5倍の184億ドルになったことがけん引した。通期全体でも、売上高は126%増の609億ドル(約9兆円)となり、過去最高になった。
また、利益率も異常です。
NVIDIAの場合、粗利益率は76%(2024年度第4四半期)、通期でも72.7%にも上り「爆発的な高収益」企業であることを示している。なお、粗利益率の改善は、この1年で約13ポイントも向上している。
https://www.businessinsider.jp/post-283698より引用
https://www.sbbit.jp/article/cont1/132280 によると、AMDのAI用のデーターセンター用のGPU市場シェア率は一桁台となっており、90%超えのNvidiaに対抗するにはまだまだ先のようです。あと、自分はNvidiaに投資していますが、理由はVRchatではなく、このデータセンタ用のGPUシェア率の高さを理由に投資しています。ただ、この会社もAMDも半導体関連株は、基本上がり下がりが非常に激しいので、投資対象としては全然お勧めできません。なお自分はAMD株も持っているので、AMDはこの分野はかなり弱いので、Nvidiaほどは恩恵を享受していません。ただ、ChatGPTの登場で「AIって使えるね」から、「日常で使う」レベルに移行したことで、多くの人がAIの有用性を認知し、上昇したAI関連株で一番恩恵を受けたのは、誰が何を言おうとNvidiaです。
残念なことに国内のグラボが全部Radeonに変わったとしても・・・・
なので、国内のVRchatユーザーがNvidiaシェア100%だったとして、皆がグラボを頑張って大量購入しても、このデータセンター事業の数字を出すのはかなり厳しいでしょう。逆にNvidiaからRadeonにすべて変わっても、残念ながらこの数字を超えることはないでしょう。ただ、Nvidiaが天狗状態なのは間違いないですね。Radeonも頑張ってほしいですが、今後は生成AI目的でCUDA利用前提で買う人も増えることから、なかなか厳しいと思います。
AMDのライバルが多すぎて、Nvidiaより時価総額が低いのに、投資対象が多すぎる
Radeonはもっと広まってほしいと考えていますが、Radeonが広まるには、誰かが誰かに促すとかそういったものや情報の不足ではなく、単にRadeonの商品価値が上がることによって導かれるものだと思っています。少なくとも生成AIに関しては、RadeonはNvidiaの競争相手になっていないどころか、ライバルとしても認知されていないと思います。
また、Radeonが生成AIのシェアをとれないのは、ユーザーの責任やユーザーの認識不足でもなんでもなく、単にAMDの戦略にかなり無理があるだけというのと生成AIに対する対応が後手後手だからです。AMDが本気出していないだけというより、Intelやクアルコム、Nvidiaなどの強豪に対抗しようとする戦略がそもそも超微妙だし、直近の米国企業をはじめ、ソフトウェア開発者にとって大きな課題である生成AIに対する対応がNvidiaと比べて、非常によろしくないのです。
こういった環境が続くと、別のライバルが参入する機会を与えてしまいます。実際問題、Nvidiaに対抗しようとGoogle等他の会社が、連合を組んだり、動いていますが、直近2年ぐらいではNvidiaがよほどミスをしない限り、対抗できないだろうというのが大方の見方です。(個人的には、CPUももっと頑張ってほしいですが、ここではやめておきます。。。)
そうなるとますます苦しくなります。経営戦略的に時価総額を上げる手段としてのビックウェーブ(あくまで驚異的な成長をしているNvidiaと比較するレベル)を完全に逃したし、そもそも他社参入の機会を与えてしまったのだから、甘すぎると言わざるを得ないです。
生成AIがデフォルトの世の中になっていますが、個人用途でもモーションキャプチャー用途含め、利用がどんどん増えています。グラフィックボードをゲーム単体として遊ぶか、生成AIやプログラミングで十分発揮するものとしてとらえるかで、購入するブランドが決まってしまう時代になっているのです。
コストだけでなく、パフォーマンスをしっかり見極めよう!
コストパフォーマンスの良いものを選ぶには、自分がどういった用途でどのように使うのかをはっきり、明確にすることが非常に大事です。また、VRchatは使っていく度に用途が変わるゲームでもあります。その用途の中に今あげたものがないか、今一度確認して選んでみてください。パフォーマンスの中に「CUDA」が少しでも入っていると、消費電力とかベンチマークとわず、Nvidia一択になってしまいますので、よく確認が必要です。個人的には、Radeonも改善によって、ユーザ数も徐々に増えていくかと思っていますが、上記のことを理解した人じゃないとなかなかNvidiaから切り替えるのは難しいと思います。本質的な話ですが、人間、めんどくさいことは可能な限り避けるものなので・・。
余談で散々話しましたが、投資だけでなく、資産やお金は計画的に、冷静に運用してください。時代はNvidia!! 一生一緒にNvidia!!とか言っているとどこかのフルトラ研究している変な人みたいになってしまいますよ。グラボはマジで高い買い物なので、ゆっくり落ち着いて冷静に考えてください。プログラミングで使えるか、ゲームでトラブル対策できるかとか使えるかどうかも含めて判断した方がいいです。VRchatが人生ならば、一生一緒にNvidia!!とか一生一緒にAMD!!(語呂合わせのため、AMDにしました)とかになりそうですが・・・。なので、この記事を参考に、購入時のチェックシート代わりにこれを使ってみてください。フルトラ関係ない人でも、Radeon選択の際に少しは役に立つかと思います。購入ボタンを押すのは一瞬ですが、選ぶのには慎重に時間を使ってください。
Radeonを応援したい!という気持ちはわかりますが、四半期に一回、225億ドル分位のグラボをVRchatユーザー達が買うぐらいのレベルでないと、Nvidiaが本気にならないかもしれません。(実際問題としては、Radeonに対抗してシェアを独占したいので、すぐにTiとかSuperとか出して、対抗してきますが・・・)個人的にはしっかり使えるかどうかを見極めて、CUDA等が使えないという現実をしっかり理解した上で購入しましょう。
あとVRchatはゼロ円で無料なんて実際プレイするとお金がかかるゲームです。ゲーム自体は確かに無料で楽しめます。ただ実際のところ、続けている人、すごいお金かけていると思います。これは私が保証します。毎日アバター変えた、服買えたって話は普通に来ますし、フルトラの人はフルトラで誘惑してくるのです。自然とお財布も緩くなってしまいます。しかも、自分ですらグラボ買い換えていますし。
開発者や製作者の検証にご協力をお願いいたします。
まーグラボ高いのでね、予算不足でカメラのフルトラ関係の開発者やワールド製作者がNvidiaしか用意できないとかあると思いますよ。予算と時間ギリギリでリリースしていると思うので、Radeonでの検証よりも先にリリースして販売実績や利益が確保できるか等のほうがはるかに優先順位高いと思います。
もし可能なら、検証とかに協力してあげてください。時間よりリリース重視したいってことで、後だしになっちゃうかもしれませんが。ちなみに、VRchatが普通に楽しめるかどうかはほかのサイトでご確認ください。自分はNvidiaしか使ったことないのでわかりませんし、聞かれても適切に回答できません。
以上です。
終わり
*エディター設定間違えて色々変だったので、諸設定修正しました。
*記事のコメント欄は、Radeonの推奨記事などを貼られる方がいたことや、ユーザー様のスパム感染のリスクがあるコメントも幾つかあったため、閉鎖しました。当該記事だけでなく、今後はユーザーが誤って詐欺サイト等にひっかからないようにするためのセキュリティ上を理由に閉鎖していく予定です。当サイトとしては、上記ユーザーのご要望まで管理しきれないため、Radeonの推奨記事などを紹介されたい方は、当サイトのコメント欄を利用した方法や当サイトの情報発信媒体を利用したものではなく、他でご紹介もしくは別サイトで発信してください。お手数おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。