体全身の動きを再現できることをフルボディトラッキング(通称フルトラ)と言いますが、QuestのVirtual Desktop(バーチャルデスクトップ)の仮想トラッカー機能を使うと、トラッカーをつけずに、QuestシリーズのHMDとコントローラーだけで、フルトラまではいかないですが、上半身の動きの再現性が高くなりました。(疑似フルトラと世間では言われているみたいです)今回、HMDだけでどれ位トラッキング精度があがるのか?フルトラまでできるのか、トライしてみました。
- 設定は簡単!Quest版のVirtual Desktop利用者なら無料!!
- 仮想トラッカーを無効化にして、上半身分のトラッカー代を節約することで安く手間も少なくトラッキング点数を増やせます。
- 【動画】仮想トラッカーの下半身を無効化する
- 【動画】トイレなどで離籍したときの対応策
- ViveTracker3.0の場合
- 【動画】Virtualdesktop(上半身腰なし)+viveTracker3.0両足で利用の場合
- 【動画】Virtualdesktop(上半身腰なし)+viveTracker3.0(両足+腰)で利用の場合
- 【動画】ViveUltimateTracker(アルトラ)と組み合わせた場合
- 【動画】Virtual desktop(上半身腰なし)+viveTracker3.0(両足+腰+両膝)で利用の場合
- 【比較動画】Virtualdesktop(上半身腰なし)+viveTracker3.0(両足のみ、+腰、+両膝の3つの比較)
- 胸トラッカーによる苦しさが減る、装着時間が減少
- メリット1:腰をつける手間が減る・VivetrackerでもVR睡眠が手軽に
- メリット2:トラッカー3個分の手間が減る、ベースステーションが増やせる
- メリット3:永久フルトラへの道が開けた
- フルトラデバイスの詳細について
設定は簡単!Quest版のVirtual Desktop利用者なら無料!!
QuestのVirtual Desktopは、PCとQuestシリーズを無線でつなげるときに非常によく使うので、Questユーザーは結構所有しています。その人は0円で試すことができます。
Virtual Desktop公式(購入する際は、MetaQuest版を購入してください)
MetaQuest版 価格 24.99ドル
https://www.meta.com/experiences/2017050365004772/
【Virtual Desktopの設定方法】
STREAMING>Advanced Optionsを見て
①Forward tracking data to PCにチェック
②VIVEトラッカーのエミュレート:『Emulate SteamVR Vive trackers』にチェック。
③ハンドトラッキングも使いたい場合は、『Emulate Index controllers』にチェック
でトラッカーが表示されます。
*SteamVRの設定のアドオンの管理>スタートアップで Virtual Desktop streamer(Quest)がONになっているとトラッカーの表示がされます。
実際使ってみた動画【VRChat】
結論:これはフルトラではない。どちらかというと上半身トラッキング。VR睡眠等ではどうなの?
使い方を限定して、トラッカーつけずに布団をかけて寝たいときやVR睡眠には最適!
仮想トラッカーを無効化にして、上半身分のトラッカー代を節約することで安く手間も少なくトラッキング点数を増やせます。
https://mlkt.sakura.ne.jp/blog/2024/03/post-18164.html
https://github.com/DenTechs/Virtual_Desktop_Body_Tracking_Configurator
glthubからexeファイルをインストールして
デフォルトで仮想トラッキングしているものが出てきます。そこで
下半身と腰を取り除きます.
✅をつけているところがトラッキングするところのため、肘だけ、膝だけ等ももちろんできます。
無効化せずに、そのまま腰と足にトラッカーを付けても、両足+腰のフルトラはできずに競合するので意味がありません
あくまで仮想トラッカーなため、カメラ系の上半身トラッキングよりも劣る点も多いのですが、カメラフルトラと比べて、HMD単体でできる等のメリットがあり、フルトラとまではいかないけど、上半身トラッキングを0円で気軽に始めたい、上半身のトラッキング精度を無料で上げたいという方にはおすすめです。
【動画】仮想トラッカーの下半身を無効化する
【動画】トイレなどで離籍したときの対応策
ViveTracker3.0の場合
事前にこちらでQuestPro(Questシリーズ)でViveTrackerのフルトラができるように設定が必要です。
記事前半部分のところまでご確認ください。
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【動画】Virtualdesktop(上半身腰なし)+viveTracker3.0両足で利用の場合
QuestPro+頭トラッカー(Space Calibretor自動補正機能付き) 両足にトラッカーを付けるだけで、6点トラッキングと比較すると再現性は低いですが、体全身がどのように動いているかわかります。
【動画】Virtualdesktop(上半身腰なし)+viveTracker3.0(両足+腰)で利用の場合
QuestPro+頭トラッカー(Space Calibretor自動補正機能付き) 両足と腰にトラッカーを付けることで、通常の6点フルトラと比較すると上半身の再現度が大幅に向上していることがわかります。 胸トラッカーがつかないとできない上半身の胸のひねり動作もできます。
【動画】ViveUltimateTracker(アルトラ)と組み合わせた場合
事前にこちらでQuestPro(Questシリーズ)がViveUltimateTracker(アルトラ)を認識するように設定が必要です。
下記記事の設定をお済ませください。
体全身をトラッキングすることをフルボディトラッキング、略してフルトラといいますが、VRゴーグルを被ってフルトラになることができるVive Ultimate tracker(アルティメットトラッカー 略...
【動画】Virtual desktop(上半身腰なし)+viveTracker3.0(両足+腰+両膝)で利用の場合
QuestPro+頭トラッカー(Space Calibretor自動補正機能付き) 両足と腰と両膝にトラッカーを付けることで、通常の8点フルトラと比較すると上半身の再現度が大幅に向上していることがわかります。また、胸や両肘につけないことで、夏の暑さ対策や軽やかに使えます。胸トラッカーはつけづらく、暑さの原因にもなるため、没入感を味わうことメインで使う分には、夏はVirtualdeskTopでの利用のほうがいいかもしれません。 また、トラッカーの台数の節約にもなるため、従来は8個トラッカーを使う必要があったのを5個に減らすことができ、バッテリーが減ったら、交換して残り3個でフルトラするといった使い方もできるようになります。 バッテリー切れがないのが一番の利点かもしれません。
【比較動画】Virtualdesktop(上半身腰なし)+viveTracker3.0(両足のみ、+腰、+両膝の3つの比較)
胸トラッカーによる苦しさが減る、装着時間が減少
自分はすべてのトラッカーベルトをガーターベルトでつなげているので、すぐ着用できますが、膝、肘、胸のトラッカーを別々に来ている人にとっては、かなり手間が省けると思います。特に胸は熱中症の原因になる位暑苦しいので、かなり楽にフルトラできるようになります。デメリットとしては、離籍中にぐにゃぐにゃになったり、Virtual Desktopの再起動が必要になったりと、トラブルがちょいちょいあることです。許容範囲だと思うし、VDはすぐに試せるので、試してみるといいかもしれません。たまにねじれるときがあるので、どうしてもねじれたくないときは、全てトラッカーをお勧めします。
メリット1:腰をつける手間が減る・VivetrackerでもVR睡眠が手軽に
両足のみでも、実質6点以上のトラッキングになるので、腰を使った動作以外は再現度が高いです。
両肘をつけても、その動きが反映されていないのに注意です。
また、インスタンス移動する際に一瞬ですが、上半身がぐにゃっとなることがあります。
両足+腰でも明らかに違いが判ります。6点では再現できない上半身のひねり動作が可能です。
あと、両足のみでもVR睡眠でおなかだけブランケットをかけるということもある程度、ViveTrackerときのみよりは、十分可能になります。(ただ、かけすぎると飛ぶことがあるので、その辺り検証必要です)
メリット2:トラッカー3個分の手間が減る、ベースステーションが増やせる
コスト面のメリットはやっぱりこれでしょう。トラッカー単体3個+他でも最低6万円分は浮くので、ベースステーション2台増強できます。両肘を絶対くっつけたい、めっちゃ激しく胸を動かすという人以外は、トラッカーを揃えるよりも先に、ベースステーション2.0を2台かった方が幸せになれるかもしれません。最近はトラッカーも品切れが多いので、下半身を優先に固めることに力がそそげます。
メリット3:永久フルトラへの道が開けた
トラッカーの台数自体の節約にもなるため、従来は8個トラッカーを使う必要があったのを5個に減らすことができ、バッテリーが減ったら、交換して残り3個で6点フルトラして、残り5個を充電するといった「永久フルトラ」になれるような運用もできるようになります。
また、Virtualdesktop自体がバッテリー切れがないのが一番の利点かもしれません。
フルトラデバイスの詳細について
ちなみに今回の方法は他IMU方式に肘を追加する等の用途でも可能です。他IMU方式の設定どおりやっていただき、上記の方法で肘だけ残しておき、他は消去をすればできます。
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以上です。