体全身をトラッキングすることをフルボディトラッキング、略してフルトラといいますが、VRゴーグルを被ってフルトラになることができるVive Ultimate tracker(アルティメットトラッカー 略称:アルトラ)を今回試してみました。Ultimate tracker(アルトラ)は、従来製品であるvivetrackerシリーズで位置を認識するために必要だった赤外線レーザーを灯台のように照射する機器であるベースステーションが要りません。そのため、従来必要だった設置が不要となっています。しかし、本当にベースステーションなしで楽で簡単で精度が高いフルボディトラッキングができるものなのでしょうか?今回入手できたのでトライしました。

フルトラをVRChatで遊ぶための19種類のツールを全く知らない人向けに一挙紹介!【2025年3月5日現在】
フルトラは体全身を使って操作する技術の略称で、正式にはフルボディトラッキング(以下フルトラ 英語:FullBodyTrackingでFBT)といいます。VRChat上では、一般的に使われている名称です...
- 前回までのおさらい:ベースステーション(以下BS)不要で設定が楽なデバイスは非常に少ない。ようやくフルトラができるように
- Ultimate tracker(アルティメットトラッカー 通称:アルトラ)とViveTracker3.0、市販IMU方式との動きを比較
- ①Ultimate trackerの動画
- ③UltimateTracker(腰+両足)でのトライ。【Virtualdesktop の仮想トラッカー(上半身のみ腰なし)付での比較】
- ④ViveTracker3.0(両足のみ、+腰、+両ひざの3種類を比較)【Virtualdesktop の仮想トラッカー(上半身のみ腰なし)付での比較】
- ⑤横並び動画で比較
- ⑥市販IMU方式の各デバイスで比較
- まとめ:市販IMU方式より動きの再現度がいい
- ViveTracker3.0とのコスト比較
- ①最低6点のフルトラ導入時のコストは安い
- ②ViveTracker+BS1.0からの乗り換え検討は、コスト的にはおすすめしない
- ③7点以上のフルトラ導入時となるとVive Trackerの方が安い
- コスト低減のポイント:高価なので、上半身はVirtualdesktop の仮想トラッカー機能をうまく使いたい
- プレイエリアの比較
- VR睡眠は向いていない
- ViveTracker3.0とUltimateTrackerでの併用について
- UltimateTrackerのココがいい
- viveトラッカーや市販IMU方式と比べてココがダメ
- ①単体価格が高いので、気軽に増やせない。
- ②爪で固定する専用のベルトで市販がEozのみ
- ③デバイス更新時にUSBC変換関連のものを購入する必要が出てくる
- ④VIVE Hub関連のトラブルが多い
- ⑤アップデートの頻度が結構激しい、トラブルが発生したときにログを送るのが結構めんどくさい
- ⑥裸足で運用すると少し暑く感じる
- ⑦トラッカーとしては、非常に重い
- ⑧ベルトから外れやすい、ねじがゆるみやすい。破壊力が強い
- ⑨素早く手足を動かすには不向き
- ⑩トラッカー側のデバイス更新も多い、セットアップに時間がかかる
- ⑪USBCが堅く、直さしでの充電は非推奨
- ⑫VRChatに入ると、初めに1個だけ変な位置に球があり、しばらく使うと元に戻る
- ⑬暗いところが使えない・単一色の模様なしの壁紙に弱い
- ⑭追従が弱い点がある、くるくる回るムーブ(洗濯機のようにくるくる回る動き)に弱い
- ⑮今後の更新によって動作に凹凸が出る可能性が高い
- ⑯キャリブレーションが面倒・・・頭トラッカーをつける前提を推奨
- まとめ:Viveトラッカー3.0+BSを断然お勧めします。ただし、市販IMU方式よりはこちらがいい
- 【前の記事】:実際に設定した記事
前回までのおさらい:ベースステーション(以下BS)不要で設定が楽なデバイスは非常に少ない。ようやくフルトラができるように


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Ultimate tracker(アルティメットトラッカー 通称:アルトラ)とViveTracker3.0、市販IMU方式との動きを比較
①Ultimate trackerの動画




②ViveTracker3.0の動画



③UltimateTracker(腰+両足)でのトライ。【Virtualdesktop の仮想トラッカー(上半身のみ腰なし)付での比較】
個人的に気になったのは、腰です。やはり遅延が発生して、たまにえびぞりになったりします。VDより動きが遅いのはちょっとさすがに納得がいきませんでした。この辺りはルームの再セットアップ等で改善する可能性があると信じるしかないでしょう。個人的にロストもたまに発生するのが面倒です。
④ViveTracker3.0(両足のみ、+腰、+両ひざの3種類を比較)【Virtualdesktop の仮想トラッカー(上半身のみ腰なし)付での比較】
QuestPro+Proコントローラを使った場合の比較です。
こちらをみるとわかるのですが、ViveTrackerの動きを見ると、先ほどみたVive Ultimate Trackerの動きは、腰の追従がまだまだ甘いです。
使っていくうちによくなるらしいのですが、現状よくわかりません。
⑤横並び動画で比較




特にViveUltimateTrackerは、腰の追従性が微妙です。今回、QuestProでの比較となりましたが、頭にトラッカーを付けても、やっぱり動きとしては、HMDは、ValveIndexの頃の方がよかったです。なので、VIVEの有線HMDのLighthouseでのViveTrackerが一番動きの再現性が高いです!!
今回QuestProを使うにあたって、ViveTracker3.0は、頭にトラッカーを付けて自動補正を入れています。ViveUltimateTrackerはそれがないのにご注意ください。頭にトラッカーがついていない運用の場合は、ViveTracker3.0でもキャリブレーションしないといけなくなるため、かなり手間がかかるようになります。
⑥市販IMU方式の各デバイスで比較






まとめ:市販IMU方式より動きの再現度がいい
【動きでの比較】まとめ
基本的にベースステーションが設置できない、過去にベースステーションを導入したけど、赤外線が多い等で設置できても難しいという人で、トラブル対応にたけている人、無線環境が強い人、部屋の壁のレイアウトを少しいじれる人で、IMU方式よりも動きの速さと動きの再現性にほしいという人、IMU方式特有のドリフトやキャリブレーションの数を減らしたいという人にアルトラ向いている。めんどくさくない導入や設定が不要で同じぐらい動きの再現性が欲しい人はViveTrackerをお勧め。
ViveTracker3.0とのコスト比較
次にコストの比較に入りたいと思います
①最低6点のフルトラ導入時のコストは安い



【コスト比較】新規で6点フルトラで始める場合は、Ultimate Trackerが安い
・Vive Ultimate Tracker 本体3個+ドングルセット:約91900円 (BS2台+viveTracker3個より16835円お得)
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・ViveTracker3.0
本体3個¥19,195 (税込)×3で57585円 + ベースステーション1台(25,575円(税込):8万3千円
一台だと最低限でトラッカーが飛びやすいので、2台にしても108735円
トラッカーベルトはどちらも共通のEozなどが使えるので、ここでは比較に入れても意味がないので、含めていません。
*なお、Vive Ultimate Trackerは、別途専用のベルトがあります。
アルトラは重いので、専用の爪で固定出来て高さを抑えることができる専用ベルトの購入を強くお勧めします。
足用;https://amzn.to/4eB1cEm
腰用:https://amzn.to/3VDaszg
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そもそも、ベースステーションの違いがあまりわからない場合は、下記記事を参照してください。
【フルトラ VRChat】VIVEトラッカーとベースステーションでフルトラになる方法をヘッドマウント別に紹介。ベースステーションの仕組みや台数、違いなどを紹介!!【1/4】
VIVEトラッカーはどういった原理でフルトラできるのか?ベースステーション(1.0)について解説します【比較動画】ベースステーション1.0×2とベースステーション2.0×2とベースステーション2.0×...
②ViveTracker+BS1.0からの乗り換え検討は、コスト的にはおすすめしない


ケース1:BaseStation1.0からの乗り換えを検討している方へ
Basestation1.0から2.0×4に乗り換えるコストは、102300円。 ViveUltimateTrackerを導入するよりも少し高めです。Basestation1.0から2.0×4の変更は、動きの滑らかさだけでなく、可動範囲も全然違いますし、何より非常に飛びづらくなります。私が作った比較動画を見るとわかりやすいです


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③7点以上のフルトラ導入時となるとVive Trackerの方が安い

コスト低減のポイント:高価なので、上半身はVirtualdesktop の仮想トラッカー機能をうまく使いたい




更新中止&別記事作成中のお願い当該記事は、ぶいなび様に無断転載等されたため、更新中止となりました。別記事を現在作成予定です。少々お待ちください。作成後は、こちらで案内いたします。今...
プレイエリアの比較
①床面積での比較:BSの数次第でアルトラの方が有利

アルトラのプレイエリアですが、実際使ってみると大体BS2.0×2より大きく、BS2.0 ×4より低い印象です。
理由として、一般的に四角の部屋の四隅にBSを設置すると、まるまるつかえることが多いのに対して、アルトラは壁から15センチほど離さないとトラッキングがとんでしまいがちだからです。アルトラとvivetracker3.0どちらが良いかという議論をするときに
一番重要なのは、間違いなくBSの数になります。BS2.0×2での運用とアルトラだとプレイエリアの点で使い勝手がいい場合があります。
他にも二段ベッド等、ベースステーションを遮る環境がある場合は、アルトラの方がプレイスペース的に有利になります。その二段ベッドが鉄製の場合だと、IMU方式が不利になるので、なおさらアルトラの方がいいかと思います
GOOD
アルトラのプレイエリアはおおよそBS2.0×2より大きくて、BS2.0×4よりは小さい。
BS2台の可動エリア<Vive Ultimate Trackerの可動エリア<Basestation 2.0×4の可動エリア
②エリア高さでの比較 遮蔽物がある環境では、アルトラの方が有利

アルトラは遮蔽物にかなり強いので、散らかっていたり、反射が強い部屋だと良い
BSの場合:空間内は遮るものはおけない
アルトラだとBSと人、BSとBSの間にさえぎる高さがあるものが置けるようになり、有効利用できる。ただし、壁からは一定の距離を話さないといけない
VR睡眠は向いていない
基本、光学式やカメラ方式が毛布をかぶると追従しなくなり、その位置に止まります。Vive Ultimate Trackerは毛布を掛けたとたんにかたまり、Vive Trackerもベースステーションからのレーザー光が届かなくなるため、当然追従しなくなります。なので、市販IMU方式(ハリトラワイヤレス、ユニモーション、mocopi、PicoMotionTracker)の中ではどれが良いのか検討されることをお勧めします。
VRChatでは、VRChatに没入しつつ睡眠をするVR睡眠をされる方がいらっしゃいます。VR睡眠をするにはどのVRゴーグル(以下ヘッドマウントディスプレイ HMD)が最適なのか?7種類のヘッドマウン...
ViveTracker3.0とUltimateTrackerでの併用について
ViveTrackerとアルトラを併用したいという方がいると思います。結論から言うと、できると思うのですが、非公式対応ですので、保証はできません。そもそもHMDがQuestやPico等のインサイドアウト方式のSteamVR対応機器の場合、VIVEトラッカーは公式非対応です。なので、VIVE等に問い合わせしても非対応なので明言できませんと答えると思います。
他のフルトラデバイス含め、問い合わせる際は、そもそもそのフルトラデバイスが対応HMDなのかが一番重要ですので、〇〇と××は組み合わせてフルトラできますか?と問い合わせする際はHMDメーカーをしっかり明記しましょう。基本対応しているデバイスについては、メーカーが記載しています。
【フルトラ VRChat】VIVEトラッカーとベースステーションってどう設定するの?どういったトラブルが発生しているの?ドングルの設置方法等を紹介!【4/4編】
前回までの記事一覧【1/4編】 VIVEトラッカーの仕組みやベースステーションの台数の違いなどについてhttps://vrchat-fbt.com/vivetracker_basestation/【3...
たまたまViveTrackerとアルトラは、メーカーが同じなのでいいですが、各社IMU方式の組み合わせは可能か等の問い合わせは、普通に公式としては保証しかねるので、回答できないと思います。
UltimateTrackerのココがいい
①突然のベースステーションの故障を心配する必要がない。

②出先で使える・持ち運びがしやすい・どこでも頭トラッカー

vivetracker等の場合、ベースステーションの設置が必要です。また、HaritoraXなどの様な有線タイプとも比較してもかなり持ち運びしやすいです。旅行先でも白トビしやすいところ等でなければ、使えると思います。
また、Questシリーズで頭トラッカーをやっている方は、ベースステーション環境下でなくても、頭トラッカーを使うことができます。とても高いけれど・・。
③市販品のため、在庫も豊富でかなり購入しやすい
比較対象:IMU方式のデバイス、ViveTracker

④凹凸がなくコンパクト、設置もシンプル、ドングルも1個と少ない
比較対象:ViveTracker

⑤キャリブレーション回数が非常に少ない。
比較対象:IMU方式のデバイス

⑥通常の動きだと高い没入感。腰トビ等によるアバターの変な動きがない
比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

⑦キャリブレーションなしの実稼働時間が長い
比較対象:IMU方式のデバイス

⑧少し散らかった部屋、反射が強い部屋等でフルトラでき、ロフト付きベッドがあるようなBS間に遮蔽物ができやすい環境でも使える
比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー

ここがいい
①突然のベースステーションの故障を心配する必要がない。
②出先で使える・持ち運びがしやすい・どこでも頭トラッカー
③在庫も豊富でかなり購入しやすい
④凹凸がなくコンパクト、設置もシンプル
⑤キャリブレーション回数が非常に少ない。 比較対象:IMU方式のデバイス
⑥通常の動きだと高い没入感。腰トビ等によるアバターの変な動きがない
⑦キャリブレーションなしの実稼働時間が長い 比較対象:IMU方式のデバイス
⑧少し散らかった部屋でフルトラできる
viveトラッカーや市販IMU方式と比べてココがダメ
①単体価格が高いので、気軽に増やせない。
比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

お得な値段設定です。トラッキング点数を安くひたすら増やしたい人の場合は、IMU方式がいいかもしれません。
自分としては、アルトラが体との同期がしやすく、高い没入感を得ることができるため、新品がよく10万円払えるという方には、こちらをお勧めします。中古の場合だったら、まだまだViveTrackerのほうがいいかなぁと思える値段設定です。
フルトラの場合、初期設定よりも体にとりつけることと、日々のキャリブレーションのほうが遥かにめんどくさいので、中古でベースステーションとViveTracker仕入れた方が、続けられるかの検証確認の導入用としても、良いと思います。vivetrackerでもめんどくさいのでやめてしまうって人も全然いる世界なので、そういう人にとっては、10万円は高いかと思います。
②爪で固定する専用のベルトで市販がEozのみ
比較対象:Viveトラッカー3.0

③デバイス更新時にUSBC変換関連のものを購入する必要が出てくる
比較対象:Viveトラッカー3.0

PC側にUSBCで接続できる変換ケーブルなどが必要になってきます。といっても、実際使うときに必要なUSBCはドングル用1個のため、セッティングの時に最低2個ほしいってだけの話です。デスクトップPCだと、USBCが1個しかついていないものもあるため、注意が必要です
④VIVE Hub関連のトラブルが多い
比較対象:Viveトラッカー3.0

⑤アップデートの頻度が結構激しい、トラブルが発生したときにログを送るのが結構めんどくさい

⑥裸足で運用すると少し暑く感じる
比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

⑦トラッカーとしては、非常に重い
比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0
こちら重量の一覧になります。ダントツで重いんです。個人的には、3桁は重すぎます。ViveTracker位が許容値だと思います。
重さは重要な要素のひとつではあるのですが、IMU方式はトラブルが多く、正確性に欠ける動きをすることも多いので
圧倒的にそちらで頭を抱えることの方が現実的に大問題となっています。

⑧ベルトから外れやすい、ねじがゆるみやすい。破壊力が強い
比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

⑨素早く手足を動かすには不向き
比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

⑩トラッカー側のデバイス更新も多い、セットアップに時間がかかる
比較対象:Viveトラッカー3.0

⑪USBCが堅く、直さしでの充電は非推奨
比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

⑫VRChatに入ると、初めに1個だけ変な位置に球があり、しばらく使うと元に戻る
比較対象:Viveトラッカー3.0

⑬暗いところが使えない・単一色の模様なしの壁紙に弱い
比較対象:Viveトラッカー3.0、IMU方式、MocapForAll

⑭追従が弱い点がある、くるくる回るムーブ(洗濯機のようにくるくる回る動き)に弱い
比較対象:Viveトラッカー3.0
無線のQuestシリーズということで、その場をずっとくるくる回るor回転するムーブをフルトラでやる場合がありますが、なんか軸が途中でずれます。このため少し一体感がそれます。普通そんなムーブしませんが、私は発見したので記載します。環境要素はあると思います

⑮今後の更新によって動作に凹凸が出る可能性が高い
比較対象:Viveトラッカー3.0、IMU方式、カメラ方式のフルトラ
トラッカー側の更新も発生するため、現時点ではまともかもしれませんが、バージョンアップで動作が悪くなる可能性があります。
これが一番まずいかもしれません。。。自分の記事は、現状良く書いていますが、バージョンアップや変更でいままでよかったものが悪化したという声もちらほら聞いています。Viveトラッカー3.0はほとんどないのがメリットだと思っています。
⑯キャリブレーションが面倒・・・頭トラッカーをつける前提を推奨
比較対象:Viveトラッカー3.0

このあたりはOpenVR-SpaceCalibratorの改善でできるかもしれません。なので、UltimateTrackerはUltimateTracker用の頭トラッカーを別途必要とするのかもしれないので、その点要注意です。
2.0 版になった現在は、再キャリブレーションの時、SteamVRアプリケーションを終了せずに行えるようになりました。トラッキングがロストすると、その場所で固まるので、ViveTrackerのように腰だけ空のかなたへ飛んでいくようないわゆる「腰が飛ぶ」
動作は少ないです。両足の動きはViveTrackerほどとは言わなくても、市販IMU方式よりはいいと思います。
ViveUltimateTrackerは、VD起動直後の球の修正なども必要なときがあり、そのあたりも面倒です。HMDを外して、VDがいったんオフになると、ねじれてどっかいっているときもあります。4台持つことができる人は頭Ultimateトラッカーも一つの方法だと思います。再度8の字でぐるぐるするキャリブレーションしないといけないと思うとかなり憂鬱で、没入感減少にもつながります。
viveトラッカーや市販IMU方式と比べてココがダメ
①単体価格が高いので、気軽に増やせない。
②爪で固定する専用のベルトで市販されているものがEozのみで選択肢がない。
③デバイス更新時にUSBC変換関連のものを購入する必要が出てくる
④VIVE Hub関連のトラブルが多い
⑤トラブルが発生したときにログを送るのが結構めんどくさい
⑥裸足で運用すると少し暑く感じる
⑦トラッカーとしては、非常に重い
⑧重たいため、ベルトから外れた時に破壊力が強い
⑨素早く手足を動かすには不向き
⑩設定方法が現時点で難しいため、vive trackerと比べて、解決策が思い浮かばず、時間がかかる
⑪USBCが堅く、直さしでの充電は非推奨
⑫VRchatに入ると、初めに1個だけ変な位置に球があり、しばらく使うと元に戻る
⑬暗いところが使えない・単一色の模様なしの壁紙に弱い
⑭くるくる回るムーブ(洗濯機のようにくるくる回る動き)に弱い
⑮今後の更新によって動作に凹凸が出る可能性が高い
⑯キャリブレーションが面倒・・・頭トラッカーをつける前提を推奨
まとめ:Viveトラッカー3.0+BSを断然お勧めします。ただし、市販IMU方式よりはこちらがいい
個人的には、ソフトトラブルも圧倒的に少なく軽量なViveトラッカー3.0を断然お勧めします。また、ドリフトをほとんどしないので、市販IMU方式を買うよりアルトラのほうがメリットが大きいです。ただ、直射日光の強い部屋や壁が同一色すぎるところなど、使えない部屋もあると思います。常用するなら、頭トラッカーはほしいです。電源のつけ方と消し方もちょっと面倒で、消し忘れが発生しやすいです。その点要注意です。
【前の記事】:実際に設定した記事
今回の記事は、この記事の後に試したものになります。設定方法などは、かなり手こずりますので、まずはこちらで紹介しています。
アルトラの設定方法を紹介!【Vive Ultimate tracker(Vive tracker(Ultimate)】【中編】【2025年3月10日版】
今回、QuestPro(Questシリーズ全般)でvive Ultimate tracker(通称;アルトラ)を導入したので、導入までに必要な内容を書いていきます。Ultimate tracker(通...
フルトラデバイス一覧
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