アルトラとViveトラッカー、VRChatのフルトラは、どちらが良いかトライしてみた【Vive Ultimate tracker もしくは vive tracker(Ultimate) アルティメットトラッカー】【後編:実践編】【2024年9月29日編】

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ヒロヒロ
こんにちは!フルトラ研究所所長のヒロです。当記事はスクショ転載NGです。悪質なケースも多いため、サイト内の利用規約をご確認ください。原則、記事は、長文のため、PCで見ることをお勧めします。

体全身をトラッキングすることをフルボディトラッキング、略してフルトラといいますが、VRゴーグルを被ってフルトラになることができるVive Ultimate tracker(アルティメットトラッカー 略称:アルトラ)を今回試してみました。Ultimate tracker(アルトラ)は、従来製品であるvivetrackerシリーズで位置を認識するために必要だった赤外線レーザーを灯台のように照射する機器であるベースステーションが要りません。そのため、従来必要だった設置が不要となっています。しかし、本当にベースステーションなしで楽で簡単で精度が高いフルボディトラッキングができるものなのでしょうか?今回入手できたのでトライしました。

ひろひろ
ここまで読んで、そもそもフルトラって何って人、どういう原理でフルトラしているのかわからない人は、こちらの記事をご覧ください。こちらの知識前提ですすめています。
目次
  1. 前回のおさらい:ベースステーション(以下BS)不要で設定が楽だったデバイスは非常に少ない。今回最長の一か月たってようやくフルトラができるように
  2. Ultimate tracker(アルティメットトラッカー 通称:アルトラ)を実際動かしたときの動画
  3. ViveUltimateTracker(腰+両足)でのトライがこちら。【Virtualdesktop の仮想トラッカー(上半身のみ腰なし)付での比較】
    1. ViveTracker3.0(両足のみ、+腰、+両ひざの3種類を比較)【Virtualdesktop の仮想トラッカー(上半身のみ腰なし)付での比較】
  4. ViveTracker3.0とViveUltimateTrackerどちらが動きが良いか?動画で比較してみた
  5. ViveTracker3.0とViveUltimateTrackerでVR睡眠は向いていない
  6. 併用はできると思うけれど・・・
  7. ViveTracker他との違いや今回気づいたこと まとめ
  8. コストの比較
    1. 最低6点のフルトラ導入時のコストは確かに安いけど・・・
    2. BS1.0からの乗り換え検討は、コスト的にはおすすめしない
    3. 7点以上のフルトラ導入時となるとVive Trackerの方が安い
  9. コスト低減のポイント:高価なので、上半身はVirtualdesktop の仮想トラッカー機能をうまく使いたい
  10. BSとプレイエリアの床面積での比較 BSの数次第でアルトラの方が有利
  11. BSとプレイエリア高さでの比較 遮蔽物がある環境では、アルトラの方が有利
  12. ココがいい
    1. ①突然のベースステーションの故障を心配する必要がない。
    2. ②出先で使える・持ち運びがしやすい・どこでも頭トラッカー
    3. ③市販品のため、在庫も豊富でかなり購入しやすい
    4. ④凹凸がなくコンパクト、設置もシンプル、ドングルも1個と少ない
    5. ⑤キャリブレーション回数が非常に少ない。
    6. ⑥通常の動きだと高い没入感。腰トビ等によるアバターの変な動きがない
    7. ⑦キャリブレーションなしの実稼働時間が長い
    8. ⑧少し散らかった部屋、反射が強い部屋等でフルトラでき、ロフト付きベッドがあるようなBS間に遮蔽物ができやすい環境でも使える
  13. viveトラッカーや市販IMU方式と比べてココがダメ
    1. ①単体価格が高いので、気軽に増やせない。
    2. ②爪で固定する専用のベルトで市販がEozのみ
    3. ③デバイス更新時にUSBC変換関連のものを購入する必要が出てくる
    4. ④VIVE Streaming Hub関連のトラブルが多い
    5. ⑤アップデートの頻度が結構激しい、トラブルが発生したときにログを送るのが結構めんどくさい
    6. ⑥裸足で運用すると少し暑く感じる
    7. ⑦トラッカーとしては、非常に重い
    8. ⑧重たいため、ベルトから外れやすい、ねじがゆるみやすい。破壊力が強い
    9. ⑨素早く手足を動かすには不向き
    10. ⑩設定方法が現時点で難しいため、vive trackerと比べて、解決策が思い浮かばず、時間がかかる
    11. ⑪USBCが堅く、直さしでの充電は非推奨
    12. ⑫VRChatに入ると、初めに1個だけ変な位置に球があり、しばらく使うと元に戻る
    13. ⑬暗いところが使えない・単一色の模様なしの壁紙に弱い
    14. ⑭くるくる回るムーブ(洗濯機のようにくるくる回る動き)に弱い
    15. ⑮未完成のベータ版のため、今後の更新によって動作に凹凸が出る可能性が高い
  14. まとめ
    1. 追従は若干甘い・・・
    2. キャリブレーションが面倒・・・
  15. 【前の記事】:実際に設定した記事
    1. フルトラデバイスの一覧はこちら
  16. 2024年8月現在のフルトラデバイス一覧
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前回のおさらい:ベースステーション(以下BS)不要で設定が楽だったデバイスは非常に少ない。今回最長の一か月たってようやくフルトラができるように

設定に一か月もかかったの??
初心者さん初心者さん
ひろひろ
厳密に言うと、セットアップ自体は1日ちょいで終わりました。ただ、とある問題で一か月かかっています。今回のアルトラ記事は、UltimateTrackerの概要について記載されている【前編】、実際に購入し、設定した【中編】の後の【後編】にあたります。
ひろひろ
ここまでの経緯を簡単にまとめると、vrchatでフルトラができるまでに1日、トラブルの解決に1か月以上費やしています。理由として、英語のページを読解しないとわからなかったこと、ルームセットアップ完了後のデータ送信中に動かすとエラーが発生して対策がわからなかったこと、最後にVirtualDesktop起動時に、UltimateTrackerを付けるとVDがおちてVRchatができないトラブルが発生していました。最終的にはメッシュWifiを増強して、これに一か月かかって解決しました。(メッシュwifiのリンクはamazonアフィリエイトを使用しています。)

無線のHMDで5Ghz帯を使われている方は発生しやすい問題だと思います。これらの問題を自力で解決してここまで来たので、初心者さんに一様にお勧めできるデバイスではありません。有線HMDを利用されている方はこの問題は発生しないかもしれません。メッシュWifiは高価で、トラブル解決のために、3万円も使っている点に注意です。

ひろひろ
またこの後、比較対象のvivetrackerの知識前提で記載しています。vive trackerって何?って人は以下の記事も読まれることをお勧めします
virtualdesktopって何?
初心者さん初心者さん
ひろひろ
virtualdesktopは、本来HMDとPCを無線でつなぐVRchatでQuestシリーズを使っている人が良く使うソフトです。仮想的に上半身をトラッキングすることが簡単な設定で無料で出来ます。
つまり上半身をvirtualdesktopにすれば、安くトラッキング点数を増やせるってこと?
初心者さん初心者さん
ひろひろ
はい。トラッカーを付ける必要がないにも関わらず、非常に優れた追従性を持っています。こちらをうまく使うことでトラッカー代の節約や取り付けの時間の節約になります。

当サイトが使用しているPC環境はこちら

Ultimate tracker(アルティメットトラッカー 通称:アルトラ)を実際動かしたときの動画

ひろひろ
動きの再現性は、市販のIMU方式のデバイス等と比べると、非常に素晴らしいものがあります。ベースステーションなしでこの動作は優秀です。

ひろひろ
ただ、ViveTrackerと比べると特に腰の動きが遅れが見られます。同じ位というよりは、少し追従が遅いです。ただ、市販のIMU方式で発生しがちな床すべりや、時間がたつにつれて発生するずれはありません。動きに対してのコントローラとの遅延やずれが少しあります
mocopi、Unimotion、HaritoraXwireless等の市販IMU方式ってどんな動きだっけ?
初心者さん初心者さん
ひろひろ
こちらの動画のViveトラッカー以外は全て横滑りしています。mocopi、Unimotion、HaritoraXwireless等の市販IMU方式のフルトラデバイスで発生する横滑り(ドリフト)です。ドリフトは動画では横方向にしか発生していないように思えますが、画面側にも発生しており、実際使うとかなり横滑りしていきます。なお、ドリフトはどうしても発生しますが、SlimeVR等のソフトに変更する等の対策で改善されることもあります。それでも、ViveTrackerは常時修正している仕組みため、動きの再現性や手軽さには勝てません。

アルトラが、常時動きを補正して、市販IMU方式よりも良い動きをすることはわかった。けれど。非常に高価で1個3万円もするので、8点トラッキングになるのは厳しいかも。
初心者さん初心者さん
ひろひろ
そんなときには、先ほど紹介したVirtualdesktopの仮想トラッカー機能を使えばいいんだよ。これを使えば、上半身はトラッカーを付けた状態で、下半身は横滑りなしでお得に動きの再現性が高い、ドリフトがないフルトラができるよ。次に紹介するよ
えっ?どんな動きになるの??
初心者さん初心者さん

ViveUltimateTracker(腰+両足)でのトライがこちら。【Virtualdesktop の仮想トラッカー(上半身のみ腰なし)付での比較】

個人的に気になったのは、腰です。やはり遅延が発生して、たまにえびぞりになったりします。VDより動きが遅いのはちょっとさすがに納得がいきませんでした。この辺りはルームの再セットアップ等で改善する可能性があると信じるしかないでしょう。個人的にロストもたまに発生するのが面倒です。

ViveTracker3.0(両足のみ、+腰、+両ひざの3種類を比較)【Virtualdesktop の仮想トラッカー(上半身のみ腰なし)付での比較】

QuestPro+Proコントローラを使った場合の比較です。

こちらをみるとわかるのですが、ViveTrackerの動きを見ると、先ほどみたVive Ultimate Trackerの動きは、腰の追従がまだまだ甘いです。
使っていくうちによくなるらしいのですが、現状よくわかりません。

ViveTracker3.0とViveUltimateTrackerどちらが動きが良いか?動画で比較してみた

で、アルトラとViveTrackerとどっちがいい動きをするの?
初心者さん初心者さん
ひろひろ
公式では、ライトハウス環境下、つまりベースステーション環境下では、ViveTrackerの方が動きはいいと言っているよ。比較動画を作ってみました。仮想トラッカーを入れていますので、腰を含めた下半身を中心に見てください。

腰の動きの追従が少し遅いね
初心者さん初心者さん
ひろひろ
比較した結果、基本的にはViveTrackerのほうが動きを再現できています。
特にViveUltimateTrackerは、腰の追従性が微妙です。今回、QuestProでの比較となりましたが、頭にトラッカーを付けても、やっぱり動きとしては、HMDは、ValveIndexの頃の方がよかったです。なので、VIVEの有線HMDのLighthouseでのViveTrackerが一番動きの再現性が高いです!!

今回QuestProを使うにあたって、ViveTracker3.0は、頭にトラッカーを付けて自動補正を入れています。ViveUltimateTrackerはそれがないのにご注意ください。頭にトラッカーがついていない運用の場合は、ViveTracker3.0でもキャリブレーションしないといけなくなるため、かなり手間がかかるようになります。

市販IMU方式での動きの比較をもう一度見せて
初心者さん初心者さん


ひろひろ
市販IMU方式での動きの比較です。比較する必要もないレベルで、ドリフトなどがないViveTrackerとUltimateTrackerのほうが動きの再現性がいいです。動画では、mocopiはQuest Pro、他はValve Indexで撮っています。見てわかるように頭にトラッカーを付けても、動きとしては、HMDは、有線のライトハウス方式であるValveIndexの頃の方が安定しています。なので、VIVEの有線HMDのLighthouseでのViveTrackerが一番動きの再現性が高いです!!
市販のIMU方式よりは、Ultimate Trackerの方が、圧倒的に動きがよいってことか。
初心者さん初心者さん
ひろひろ
この比較検証動画の際に、他IMU方式は、動くたびに横から見てもずれていっています。つまり正面で見ている時点でずれているので、+で横もずれていますので、正直かなり厳しいです。mocopiのSlimeVR対応による進化ぶりを見ると他IMU方式のフルトラデバイスも、公式サポート込みで対応してほしいなというのが本音です。現状、Unimotionはサポート対象外、HaritoraXwirelessも有志の方が作成となっており、当サイトではメーカー保証がない以上、初心者の方には、推奨できない状況です。
やはり手軽にすぐ導入できることを考えると、ViveTrackerが一番コストパフォーマンスと、タイムパフォーマンスに優れているってこと?
初心者さん初心者さん
ひろひろ
うん。理由として、トラブルがいったん発生してしまうと、解決するのが少々大変です。何が原因かトラブルの原因を見つけて、解決するのにViveTrackerと比べるとどうしても、時間がかかります。前回の設定編でも十分トラブルが多かったのですが、英語の読解力、場合によっては英語でのコミュニケーションが必要です。さらに自分の場合は、VirtualDesktopがつながらなくなる問題も発生しましたし、この電波環境が原因であきらめる人は非常に多いと思います。
どういった人におすすめなの?アルトラは??
初心者さん初心者さん
ひろひろ
このトラッカーは、基本的にベースステーションが設置できない、過去にベースステーションを導入したけど、赤外線が多い等で設置できても難しいという人で、トラブル対応にたけている人、無線環境が強い人、部屋の壁のレイアウトを少しいじれる人で、IMU方式よりも動きの速さと動きの再現性にほしいという人、IMU方式特有のドリフトやキャリブレーションの数を減らしたいという人に向いています。めんどくさくない導入で同じぐらい動きの再現性が欲しい人はViveTrackerをお勧めします。
viveTrackerは??
初心者さん初心者さん
ひろひろ
めんどくさくない導入や設定が不要で同じぐらい動きの再現性が欲しい人はViveTrackerをお勧めします。実はコスト面でもメリットがあります。

ViveTracker3.0とViveUltimateTrackerでVR睡眠は向いていない

基本、光学式やカメラ方式が毛布をかぶると追従しなくなり、その位置に止まります。Vive Ultimate Trackerは毛布を掛けたとたんにかたまり、Vive Trackerもベースステーションからのレーザー光が届かなくなるため、当然追従しなくなります。なので、市販IMU方式(ハリトラワイヤレス、ユニモーション、mocopi、PicoMotionTracker)の中ではどれが良いのか検討されることをお勧めします。

併用はできると思うけれど・・・

ViveTrackerとアルトラを併用したいという方がいると思います。結論から言うと、できたのですが、非公式対応ですので、保証はできません。そもそもHMDがQuestやPico等の場合、VIVEトラッカーは公式非対応です。なので、VIVE等に問い合わせしても非対応なので明言できませんと答えると思います。

他のフルトラデバイス含め、問い合わせる際は、そもそもそのフルトラデバイスが対応HMDなのかが一番重要ですので、〇〇と××は組み合わせてフルトラできますか?と問い合わせする際はHMDメーカーをしっかり明記しましょう。基本対応しているデバイスについては、メーカーが記載しています。

たまたまViveTrackerとアルトラは、メーカーが同じなのでいいですが、各社IMU方式の組み合わせは可能か等の問い合わせは、普通に公式としては保証しかねるので、回答できないと思います。

ViveTracker他との違いや今回気づいたこと まとめ

コストの比較

最低6点のフルトラ導入時のコストは確かに安いけど・・・

ひろひろ
ViveTrackerとの比較表がこちらになります。
えっ?ベースステーション買わないといけないから、アルトラの方が安いんじゃないの?
初心者さん初心者さん

ひろひろ
実はケースによって違います。まずは、新規でViveTrackerやベースステーションを持っていない人が始めるのにかかるコストは以下のようになります。

【コスト比較】新規で6点フルトラで始める場合は、Ultimate Trackerが安い

・Vive Ultimate Tracker 本体3個+ドングルセット:約91900円 (BS2台+viveTracker3個より16835円お得)
https://amzn.to/3XyUetN
*Amazonアフィリエイトリンクになります。

・ViveTracker3.0
本体3個¥19,195 (税込)×3で57585円 + ベースステーション1台(25,575円(税込):8万3千円
一台だと最低限でトラッカーが飛びやすいので、2台にしても108735円

トラッカーベルトはどちらも共通のEozなどが使えるので、ここでは比較に入れても意味がないので、含めていません。
Vive Ultimate Trackerは、別途専用のベルトがあります。
 足用;https://amzn.to/4eB1cEm
腰用:https://amzn.to/3VDaszg
 *Amazonアフィリエイトリンクになります。

やっぱり、アルトラの方が安いじゃん?
初心者さん初心者さん
ひろひろ
6点でのフルトラの場合はね。vivetrackerの場合と比べると、16835円の差があります。一見ものすごく差があるように思いますが、VRCユーザーで言うとアバター3体分ぐらいなので、その額を我慢して貯金できるかが結構ポイントです。また、7点以上の場合だと高くなります。
じゃあ、6点で十分だし、アルトラにしようかなぁ
初心者さん初心者さん
ひろひろ
あ、でもね、そうじゃないケースがいくつかあるんだよねぇ。まずは、ベースステーションを既に持っていたり、viveTrackerも持っている人の場合。ベースステーションの規格を1.0から2.0にする場合だと以下が当てはまるかな

そもそも、ベースステーションの違いがあまりわからない場合は、下記記事を参照してください。

BS1.0からの乗り換え検討は、コスト的にはおすすめしない

ベースステーションやViveTrackerを持っている人は?
初心者さん初心者さん
ひろひろ
額を考えると、ViveTracker3.0本体をお持ちの方は、Basestation1.0から2.0×4(102300円)に乗り換えた方がおすすめです。Vive Ultimate Trackerは1個が30000円と高く、Viveトラッカーを一個買う場合と比べて、10805円ほど高く買うことになります。

ケース1:BaseStation1.0からの乗り換えを検討している方へ

Basestation1.0から2.0×4に乗り換えるコストは、102300円。 ViveUltimateTrackerを導入するよりも少し高めです。Basestation1.0から2.0×4の変更は、動きの滑らかさだけでなく、可動範囲も全然違いますし、何より非常に飛びづらくなります。私が作った比較動画を見るとわかりやすいです

うわぁ・・・確かにこの場合だと安くなるかも
初心者さん初心者さん
ひろひろ
この額を考えると、個人的には、ViveTracker3.0本体をお持ちの方は、Basestation1.0から2.0×4に乗り換えた方がおすすめです。また、何より、Vive Ultimate Trackerは1個が30000円と高いため、7点以上のフルトラを検討している方は要注意です。
Vive Ultimate Tracker 単体: https://amzn.to/45ziQ7o
*Amazonアフィリエイトリンクになります。

7点以上のフルトラ導入時となるとVive Trackerの方が安い

ひろひろ
1個毎に10805円高いので、8点トラッキング(5個以上トラッカー購入)になると、BS2台+ViveTracker3.0の方が安い計算になります。また、公式では現状8点以上viveUltimateTrackerは、トラッキングを増やすことができません。拡張性やプレイエリアが大きくなる等の変更がある場合は、viveTrackerをお勧めします

コスト低減のポイント:高価なので、上半身はVirtualdesktop の仮想トラッカー機能をうまく使いたい

7点以上のフルトラでトラッキング点数増やすにはどうすればいいの?
初心者さん初心者さん
ひろひろ
Virtualdesktop の仮想トラッカー機能をうまく使えば、上半身はUltimateTrackerを買わなくてもフルトラの点数を増やすことができるので、どんどん使って、節約してしまいましょう。さすがに若干遅延があるので、上半身のVirtualdesktop の仮想トラッカーで満足できなかったら、後から購入するって形がいいと思います。

Virtualdesktop の仮想トラッカー機能についてはこちらに詳細描いております。

BSとプレイエリアの床面積での比較 BSの数次第でアルトラの方が有利

ひろひろ
Vive Ultimate Trackerはベースステーションでの運用と比べると、半歩位、壁から離れてプレイすることで、トラッキング飛びを防がなければいけません。なので、BS2台の可動エリア<Vive Ultimate Trackerの可動エリア<Basestation 2.0×4の可動エリアっていうイメージでいいと思います。

アルトラのプレイエリアですが、実際使ってみると大体BS2.0×2より大きく、BS2.0 ×4より低い印象です。
理由として、一般的に四角の部屋の四隅にBSを設置すると、まるまるつかえることが多いのに対して、アルトラは壁から15センチほど離さないとトラッキングがとんでしまいがちだからです。アルトラとvivetracker3.0どちらが良いかという議論をするときに
一番重要なのは、間違いなくBSの数になります。BS2.0×2での運用とアルトラだとプレイエリアの点で使い勝手がいい場合があります。

他にも二段ベッド等、ベースステーションを遮る環境がある場合は、アルトラの方がプレイスペース的に有利になります。その二段ベッドが鉄製の場合だと、IMU方式が不利になるので、なおさらアルトラの方がいいかと思います

GOOD

アルトラのプレイエリアはおおよそBS2.0×2より大きくて、BS2.0×4よりは小さい。
BS2台の可動エリア<Vive Ultimate Trackerの可動エリア<Basestation 2.0×4の可動エリア

BSとプレイエリア高さでの比較 遮蔽物がある環境では、アルトラの方が有利

ひろひろ
遮蔽物による影響が低いのがアルトラの最大の特徴だと思います。光学式だと、体とBSの間も遮蔽物がない環境が必要なので。。。ただ、暗いところには弱いので、明るさには注意してください。机の下、二段ベッドの下等、遮蔽物がある環境は基本、暗くなりがちです
また、二段ベッドの様なBS間を遮るものがある環境などでは有利だと思われます。(ただし、マッピング時に限らず床と壁は明るい環境にしておくこと)

アルトラは遮蔽物にかなり強いので、散らかっていたり、反射が強い部屋だと良い

BSの場合:空間内は遮るものはおけない
アルトラだとBSと人、BSBSの間にさえぎる高さがあるものが置けるようになり、有効利用できる。ただし、壁からは一定の距離を話さないといけない

ココがいい

①突然のベースステーションの故障を心配する必要がない。

ひろひろ
通常のvivetrackerの場合、ベースステーションの台数や1.0か2.0によって動きのなめらかさが変わってきますが、UltimateTrackerはベースステーション不要のため、故障等の突然のトラブルに影響されません。

②出先で使える・持ち運びがしやすい・どこでも頭トラッカー

ひろひろ
出先で使えます。帰省などする場合も持ち運びが楽です。
vivetracker等の場合、ベースステーションの設置が必要です。また、HaritoraXなどの様な有線タイプとも比較してもかなり持ち運びしやすいです。旅行先でも白トビしやすいところ等でなければ、使えると思います。


また、Questシリーズで頭トラッカーをやっている方は、ベースステーション環境下でなくても、頭トラッカーを使うことができます。とても高いけれど・・。

③市販品のため、在庫も豊富でかなり購入しやすい

比較対象:IMU方式のデバイス、ViveTracker

ひろひろ
在庫も非常に多く、かなり入手しやすいです。市販品で流通量もそこそこあるので購入しやすいです。ViveTrackerとベースステーションは、最近は流通量は増えていますが、相変わらず品切れもそこそこあり、IMU方式のメーカーだと、メーカー都合の理由による納期延期が発生する事例がいくつもあります。例えば、当初の納期からの遅延連絡が突然来たりとか、部品を製造工程で委託先に盗まれたとかです。(冗談ではなく、実際あった話をしています)

④凹凸がなくコンパクト、設置もシンプル、ドングルも1個と少ない

比較対象:ViveTracker

ひろひろ
凹凸がなく、コンパクトです。設置もドングル1個のみのため、非常にシンプルです。
ViveTrackerは、ドングルはトラッカーごとに各1個、凸部が出た構成ではないため、衝突しやすい、ひっかかりやすいってトラブルはないと思います。

⑤キャリブレーション回数が非常に少ない。

比較対象:IMU方式のデバイス

ひろひろ
IMU方式にあるどんどんずれていってしまい、結局20分後ぐらいにはキャリブレーションするというトラブルもなく、VRchat上では、長時間キャリブレーションは不要でした。ずれはほぼほぼ発生しません。Viveトラッカー3.0と同じくらいです。ただ、トラッキングできないトラブルは、ViveTrackerより多いです

⑥通常の動きだと高い没入感。腰トビ等によるアバターの変な動きがない

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

ひろひろ
VRchatユーザー、基本的に立ったり座ったり寝るくらいの動作がほとんどのため、激しく動くということはフルトラ時でもあまりしません。なので、その範囲の運用だと、Ultimateトラッカーの場合、IMU方式だけでなく、Viveトラッカー3.0よりもいいときがあります。例えば、足と足を重ねるときなど、トラッカーの凹凸部分にあたって没入感が損なわれるということもない形状ですので、トラッカー間を接近させる表現には向いています。

⑦キャリブレーションなしの実稼働時間が長い

比較対象:IMU方式のデバイス

ひろひろ
上記が原因で、キャリブレーションなしでの実際の稼働時間が長いのが特徴です。カメラを使った形式のデバイス(プラスアルファでなにかありそうだけど)のため、常時補正が働き、IMU方式で発生する朝起きたら体がぐちゃぐちゃといったトラブルもありません。一晩過ごしてもぐちゃっとすることはありません

⑧少し散らかった部屋、反射が強い部屋等でフルトラでき、ロフト付きベッドがあるようなBS間に遮蔽物ができやすい環境でも使える

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー

ひろひろ
壁一面同じ色とか模様が同じとかそういった部屋の場合はマッピングがあんまりうまくいきません。Questシリーズと同じように少し散らかって目立つものがところどころあるといいです。逆に割と普通の部屋のほうがマッピングしやすいです。また、ロフト付きベッドのような環境だと、金属である場合も多いので、IMU方式には向いていません。

ここがいい

①突然のベースステーションの故障を心配する必要がない。
②出先で使える・持ち運びがしやすい・どこでも頭トラッカー
③在庫も豊富でかなり購入しやすい
④凹凸がなくコンパクト、設置もシンプル
⑤キャリブレーション回数が非常に少ない。  比較対象:IMU方式のデバイス
⑥通常の動きだと高い没入感。腰トビ等によるアバターの変な動きがない
⑦キャリブレーションなしの実稼働時間が長い 比較対象:IMU方式のデバイス
⑧少し散らかった部屋でフルトラできる

viveトラッカーや市販IMU方式と比べてココがダメ

①単体価格が高いので、気軽に増やせない。

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

ひろひろ
これがネックなのではないでしょうか。単体が3万円越えのため、現状、3つ買うと10万円を超します。ベースステーション導入よりかは安価かもしれませんが、既にある人はベースステーションを買って故障に備えるほうが
お得な値段設定です。トラッキング点数を安くひたすら増やしたい人の場合は、IMU方式がいいかもしれません。
自分としては、アルトラが体との同期がしやすく、高い没入感を得ることができるため、新品がよく10万円払えるという方には、こちらをお勧めします。中古の場合だったら、まだまだViveTrackerのほうがいいかなぁと思える値段設定です。

フルトラの場合、初期設定よりも体にとりつけることと、日々のキャリブレーションのほうが遥かにめんどくさいので、中古でベースステーションとViveTracker仕入れた方が、続けられるかの検証確認の導入用としても、良いと思います。vivetrackerでもめんどくさいのでやめてしまうって人も全然いる世界なので、そういう人にとっては、10万円は高いかと思います。

②爪で固定する専用のベルトで市販がEozのみ

比較対象:Viveトラッカー3.0

ひろひろ
まだまだ発展途上のため、トラッカーベルトがViveTracker用のものを流用した方がベストになりがちです。そのため、重量増につながっており、少しでも軽く、高さを抑えたいということを考えると、トラッカーベルトももう少し種類が増えてほしいです。

 

③デバイス更新時にUSBC変換関連のものを購入する必要が出てくる

比較対象:Viveトラッカー3.0

ひろひろ
記事に散々かいていますが、PC側に接続する付属品がUSBC接続のものばかりなため
PC側にUSBCで接続できる変換ケーブルなどが必要になってきます。といっても、実際使うときに必要なUSBCはドングル用1個のため、セッティングの時に最低2個ほしいってだけの話です。デスクトップPCだと、USBCが1個しかついていないものもあるため、注意が必要です

④VIVE Streaming Hub関連のトラブルが多い

比較対象:Viveトラッカー3.0

ひろひろ
また、純粋にVIVE Streaming Hub関連のトラブルが多いです。Vive Trackerと比べるとはるかに多い印象です。体感3倍くらい多いイメージです。ただ、他のフルトラデバイスと比べて頻度は少ないのですが、ハマると本当にわからないケースがあります、実は5/30現在、VIVE Streaming Hubをアップデートしたのですが、ペアリングしようとすると、VIVE Streaming Hub毎落ちてしまうトラブルが発生しており、記事の詳細まで行けていませんでした。このトラブルについては、設定編で解説していますが、解決しました。

 

⑤アップデートの頻度が結構激しい、トラブルが発生したときにログを送るのが結構めんどくさい

ひろひろ
現在ベータ版なので、ディスコードが公式対応なのですが、このデバイス、トラブルが発生するとエラーコードがでて、ログを送る画面になるのですが、ログを送るときに「HMDと有線でつなげてよ」「トラッカーと有線でつなげて」などとやたらとワイヤーでつなげることを要求。数分経って何とか送信する・・・なかなかめんどくさいツールです。ベータ版時点では送っても、ディスコードでと言われるだけなので注意が必要ですが、ベータ終了してからもこれだと面倒です。

⑥裸足で運用すると少し暑く感じる

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

ひろひろ
とっても熱いというわけではないですが、一晩過ごすと明らかに「なんかほんのり暖かいな」という暑さレベルで感じられます。カイロという暑さでもありません。低温やけどなのかどうかも微妙ですが、個人的には、低温やけどを考慮してしまう程度の暑さです。台座を付けてこれなので、つけなかったらちょっと暑いので、肌が直接露出しているところに着けるのはやめたほうがいいです。また、あつさは感じられるので、そこそこ没入感も損なわれます。個人的には、起きたらすぐ感じられるレベルでした。この対策をしないとVR睡眠等にはお勧めできません。裸足+E0zベルト等で運用されている方は、対策を考えた方がいいかもしれません。ちなみに、放熱フィンとかつけている方いらっしゃいますが、危険だと思いますので、当サイトではおすすめできないです。靴下をはいたり、長時間運用を避ける、肌の薄いところにつけない等の対策が必要かなぁと考えています

 

⑦トラッカーとしては、非常に重い

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

こちら重量の一覧になります。ダントツで重いんです。

 

ひろひろ
すごい重いです。自分の場合、足だったので、体感Viveトラッカー3.0を2つつけている感じです。足等の先端に着けていると露骨に感じられます。通称おはぎと言われる密度が詰まったコンパクトの形状のUltimateトラッカーですが、Viveトラッカーのように、先端に行くほど軽く作られているわけではないので、重たいです。
また台座分もあり高さが出てしまっている分余計に感じられます。EozトラッカーベルトがUltimate用にねじ仕様ではなく、台座分込みの爪仕様で作っているのもすごく納得します。ただ、E0zトラッカーベルトで対応するにしても純粋に重いので、トラッカーベルトを専用に変更しても重いと思います。

 

⑧重たいため、ベルトから外れやすい、ねじがゆるみやすい。破壊力が強い

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

ひろひろ
上記が原因のデメリットです。ここはViveトラッカー3.0とはかなり違う点です。同じような激しい動きをすると、トラッカー自体に重力や加速度がかかり、ねじがゆるくなって、外れてどっかに飛んで行って、壁等にぶつかって壊してしまいそうです。取れてしまうというトラブルです。自分の場合、一回飛ばしてしまった時はヒヤッとしました。他のフルトラデバイスにないトラブルです。激しく動く人にはお勧めできないです。

⑨素早く手足を動かすには不向き

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

ひろひろ
上記が原因で素早く手足を動かすには、他のデバイスと比べても、重いので向いていないと思います。(軽さを考えると、ユニモーションやハリトラワイヤレスの方がいいです)重くてもできるって人は、現実との位置のずれがかなり少ないので、こっちのほうが素早い動きの表現ができると思います

⑩設定方法が現時点で難しいため、vive trackerと比べて、解決策が思い浮かばず、時間がかかる

比較対象:Viveトラッカー3.0

ひろひろ
設定編で散々書きましたが、設定に詰まるポイントがそこそこあり、時間がかかります。ベースステーション設置のほうが直感的に早く解決できると思います。詰まった時がきついですが、本記事を読んでいただければ、ここは解決するのかなぁと思っています。ただ、ベータ版なので、設定の仕方などが変更される可能性は非常に高いです

⑪USBCが堅く、直さしでの充電は非推奨

比較対象:IMU方式のデバイス、Viveトラッカー3.0

ひろひろ
上記の重さが原因で、USBCの差し込みが少し硬いものにあたると(3つかってもその辺りバラバラなので、硬いのも出てくる)うまく入らず、端子を曲げたりしそうで怖いです。マグネットでくっつくタイプのものを運用すれば、ここは解決するかと思います

⑫VRChatに入ると、初めに1個だけ変な位置に球があり、しばらく使うと元に戻る

比較対象:Viveトラッカー3.0

ひろひろ
VRchatをプレイして始めた数十分のときに、キャリブレーションすると、白い球が変なところにいっていることがあります。しかし、しばらく使っていると補正されて体に近い位置に戻ります。なので、ゲーム入ってすぐの場合だとちょっと難しいかもしれません。デメリットが多めですが、トラッキングの正確性はかなりいいので、その点は個人的にはお勧めだと思っています。ベースステーション環境下でやっているので、vivetrackerに戻りたいですが、まだまだ使い勝手が読めていないので、もう少し確認させてください。ベースステーションがない環境下ではかなりお勧めできる部類に入ります

⑬暗いところが使えない・単一色の模様なしの壁紙に弱い

比較対象:Viveトラッカー3.0、IMU方式、MocapForAll

ひろひろ
原理的にカメラ方式なので、画像が暗くて読み込めないところは使えません。ViveTrackerでは赤外線レーザーがBSから、そのほかIMU方式では可能です。また、カメラ方式は白い壁紙の様に白い光の反射によって、カメラを読み込むことができなくなるため、非常に弱いです。さらに、単一色の壁紙だと、どのエリアか読むのが難しくなります。この特徴は、MocapForAllにもあてはまります。TDPTはこれには強いです。壁に関しては、ふせんを貼る等色々やり方はあるかと思います。

⑭くるくる回るムーブ(洗濯機のようにくるくる回る動き)に弱い

比較対象:Viveトラッカー3.0

無線のQuestシリーズということで、その場をずっとくるくる回るor回転するムーブをフルトラでやる場合がありますが、なんか軸が途中でずれます。このため少し一体感がそれます。普通そんなムーブしませんが、私は発見したので記載します。環境要素はあると思います

⑮未完成のベータ版のため、今後の更新によって動作に凹凸が出る可能性が高い

比較対象:Viveトラッカー3.0、IMU方式、カメラ方式のフルトラ
ベータ版なので、現時点ではまともかもしれませんが、バージョンアップで動作が悪くなる可能性があります。
これが一番まずいかもしれません。。。自分の記事は、現状良く書いていますが、バージョンアップや変更でいままでよかったものが悪化したという声もちらほら聞いています。

viveトラッカーや市販IMU方式と比べてココがダメ

①単体価格が高いので、気軽に増やせない。
②爪で固定する専用のベルトで市販されているものがEozのみで選択肢がない。
③デバイス更新時にUSBC変換関連のものを購入する必要が出てくる
④VIVE Streaming Hub関連のトラブルが多い
⑤トラブルが発生したときにログを送るのが結構めんどくさい
⑥裸足で運用すると少し暑く感じる
⑦トラッカーとしては、非常に重い
⑧重たいため、ベルトから外れた時に破壊力が強い
⑨素早く手足を動かすには不向き
⑩設定方法が現時点で難しいため、vive trackerと比べて、解決策が思い浮かばず、時間がかかる
⑪USBCが堅く、直さしでの充電は非推奨
⑫VRchatに入ると、初めに1個だけ変な位置に球があり、しばらく使うと元に戻る
⑬暗いところが使えない・単一色の模様なしの壁紙に弱い
⑭くるくる回るムーブ(洗濯機のようにくるくる回る動き)に弱い
⑮未完成のため、今後の更新によって動作に凹凸が出る可能性が高い

まとめ

追従は若干甘い・・・

ひろひろ
足は特に問題ないのですが、問題は腰です。ひねりやねじり動作もやっぱりViveTrackerのほうがしっかり反応しています。
ViveUltimateTrackerは、VD起動直後の球の修正なども必要なときがあり、そのあたりも面倒です。HMDを外して、VDがいったんオフになると、ねじれてどっかいっているときもあります。4台持つことができる人は頭Ultimateトラッカーも一つの方法だと思います。再度8の字でぐるぐるするキャリブレーションしないといけないと思うとかなり憂鬱で、没入感減少にもつながります。

キャリブレーションが面倒・・・

ひろひろ
UltimateTracker版の8の字キャリブレーション(UltimateTracker専用?のOpenVR-SpaceCalibratorがある )は、いったんVRChatを停止するので、なおさら厄介です。自分は、ViveTrackerと同じもの(OpenVR-SpaceCalibrator) 要領でやってしまっています。
なお、OpenVR-SpaceCalibratorではViveUltimateTrackerとViveTrackerは、違った環境として認識されるようで、ViveUltimateTrackerを使っている際に頭トラッカー(ViveTracker)をQuestシリーズに着けて自動補正はできませんでした。
このあたりはOpenVR-SpaceCalibratorの改善でできるかもしれません。なので、UltimateTrackerはUltimateTracker用の頭トラッカーを別途必要とするのかもしれないので、その点要注意です。

2.0 版になった現在は、再キャリブレーションの時、SteamVRアプリケーションを終了せずに行えるようになりました。トラッキングがロストすると、その場所で固まるので、ViveTrackerのように腰だけ空のかなたへ飛んでいくようないわゆる「腰が飛ぶ」
動作は少ないです。両足の動きはViveTrackerほどとは言わなくても、市販IMU方式よりはいいと思います。

 

【前の記事】:実際に設定した記事

今回の記事は、この記事の後に試したものになります。設定方法などは、かなり手こずりますので、まずはこちらで紹介しています。

フルトラデバイスの一覧はこちら

2024年8月現在のフルトラデバイス一覧

名称(リンク先は公式)VIVEトラッカー3.0+ベースステーションVive Ultimate Tracker(アルトラ)Haritoraxワイヤレスuni-motionmocopi
購入形態市販(アマゾン等で購入可能)市販(アマゾン等で購入可能)自社サイトのみ自社サイトのみ自社サイトのみ
価格(税込)¥19,150/個¥31,029/個¥39,999 送料別¥39,80049,500 円(別途スマートフォン必要)
フルトラ時価格(税込)¥108,600/3個+BS2×2個 6点フルトラ時

最低価格:¥83,025/3個+BS2×1個 6点フルトラ時


¥92,829/セット購入時の価格 6点フルトラ時
¥154,887(税込)/セット+単品購入時の価格 8点フルトラ時
(セット品:VIVEワイヤレスドングルが必要)
¥39,999 送料別+Bluetooth受信アダプタ/9点フルトラ

¥61,859 肘拡張ユニット+GX2ドングル+GX6ドングル/11点フルトラ

肘トラッキング拡張セット ¥13,900
6個接続できる専用通信ドングル GX6 ¥4,980
2個接続できる専用通信ドングル GX2 ¥2,980
¥39,800 /9点フルトラ

上記+肘拡張ユニット/11点フルトラ
+別途単三電池1個
¥49,500/9点フルトラ
+別途スマートフォン必要
寸法(mm)70.9 x 79.0 x 44.1
77 x 58.6 x 27.3 mmW44mm×H41mm×D17mm
センサー(ToFあり)は W44mm×H41mm×D24mm
60 mm x 40 mm x 16 mm円形。直径32mm×厚さ11.6mm
動作時間7.5時間最大7時間約20時間24時間以上最大約10時間
充電不明Qualcomm Quick Charge 3.0 平均2.2時間
5V/1A電源供給を使用 平均3.2時間
不明乾電池交換約1.5時間
電池バッテリー内蔵
バッテリー内蔵バッテリー内蔵1.5 V 単3乾電池(AA,LR06)Li-ion
充電方式USBC接続
ポゴピン x 6
USBC接続
ポゴピン x 6
USBC接続(6又のUSBC充電用端子があるので便利)ない充電ケースに指してUSB充電
センサ等ライトハウス方式
FOV 240°
BS1.0及びBS2.0対応
6DoFのインサイドアウト・トラッキング
広視野トラッキングカメラ × 2
加速度・角速度・地磁気
センサー(9軸IMU)
足首部のみ:上記+TOFセンサー
9dof IMU/AHRS
(加速度・角加速度・地磁気)
ICM-20948
6DoF(加速度センサー 3DoF + 角速度センサー 3DoF)
接続ライトハウス方式
ベースステーション
環境下のみ作動 かつ
・専用通信ドングルをPC側に設置要/個(通常利用)
・USBC接続可/個(マイナー)

5 GHz Wi-Fi
専用の2.4 GHz
Bluetooth
or
専用通信ドングルGX6/GX2(別売り)による2.4GHz独自通信
2.4 GHz
(IEEE 802.11,Wi-fi)
Bluetooth LE Ver.5.2
2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz)
最大通信距離は10m
トラッキング数(VRChat上)1~8点(VRChat上のFBTは11点までのため、8点)1~5点まで胸 / 腰 / 両膝 / 両足首の6点(通常)
肘拡張ユニット追加購入で8点
※Updateで全身に拡張可能
胸 / 腰 / 両膝 / 両足首の6点
拡張ユニット2点追加購入で8点
胸 / 腰 / 両膝 / 両足首の6点
SlimeVR利用で8点可
fps不明不明100fps位はでる(公式HPの宣伝文とツイッターなどで公式様よりいただいた情報)

*GXドングル利用前提での話ではないのか?Bluetoothで出るのかは疑問(当サイト調べ)
60fps、70fps、144fpsVRChat上では不明だが、60fpsも出ていない模様(当サイト検証)
30fps、60fps(PCアプリで動画出力時)
30fps(スマホアプリで動画出力時)
対応VRSteamVRSteamVRSteamVRSteamVRSteamVR
重量(1個あたり)75g94g17g15g8g
Quest単機起動不可不可
(XREliteの場合は不明)
可能(スマホ必要/PC不要)可能(スマホ必要/PC不要)不明
購入時注意
(通常HMDとコントローラー分で3点トラッキング。VRCでは11点まで可能。合計6点からフルトラ)
別途BaseStation1.0or2.0の購入と設置が必要
最低1個~最高4個(BS2.0の場合)
最低1個~2個(BS1.0の場合) 
BS2の2個以上を当サイトでは推奨。

BS2.0×1個:25575円
BS2.0×2個:51,150円
BS2.0×3個:76,725円
BS2.0×4個:102,300円

×:現在202408時点でベータ版運用。バージョンが変化するたびに動きの再現性やトラブルの違いあり



1/4インチ-20 UNC スクリュー取り付けマウント
120 cm USB-C to USB-C ケーブル

説明書(ユーザーガイドQRコード / 安全ガイド / 保証カード)
Bluetooth接続時
Bluetoothアダプターに要件あり
最大接続可能台数6つ以上対応機器
が必要
WinPCは、7つのBluetoothしか接続できない仕様のため肘拡張ユニット時にはGX2ドングル以上は必要


・SlimeVR版はない。有志の非公式ならあるが非推奨。SlimeVRは制御ソフトで、各市販デバイスは、IMUセンサーとして動作する
単三電池要
上半身モード等HMDなしで上半身可
・SlimeVR対応ソフトはあるが、SlimeVRでの公式は非保障、非サポートのため、非推奨
身長140cm ~ 190cmの方が対象
防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
PCアプリはNVIDIA® GeForce RTX™ 3060以降を推奨
VRChatでのキャリブレーション回数1回(Tポーズ)
1回(Tポーズ)1回(Tポーズ)1回(Tポーズ)1回(Tポーズ)
専用ソフトのキャリブレーション回数(当サイト調べ)なし(ライトハウス方式のHMDの場合)1回(QuestProでトライした場合、XREliteの場合は不明)2回(直立1回+膝曲げ1回)2回(直立1回+膝曲げ1回)2回(オリジナル)
上記の引用元(引用以外は当サイト調べと記載))https://www.vive. com/jp/accessory /tracker3/
価格:アマゾン、BSはジョーシン 202408時点
https://www.vive.com/jp/accessory/vive-ultimate-tracker/
価格:アマゾン
https://ja.shiftall.net/products/haritorax-w と公式ツイッターよりhttps://uni-motion.com/
と公式ツイッター
非公式ディスコードより
公式サイト
キャリブレ回数(当サイト調べ)~2回/5H~2回/5H5回/30分(VRChat上の1回+ソフト4回)5~7回/30分(VRChat上の1回+ソフト4~6回)(SlimeVR版) 5回/30分(VRChat上の1回+ソフト4~6回)
(通常版)多すぎて覚えていませんが15分で4回は確実
キャリブレ時間(当サイト調べ)15秒15秒+(OpenVRでの修正必要な場合:1分)40秒40秒40秒
おすすめできるか?(当サイト調べ)強くおすすめ設定が非常に難しいが、動きの再現度が高い点はおすすめ。現在ベータのため要注意コスト優先であまり動かない乾電池交換したくないなら、専用ドングルのセット前提でお勧めコスト優先であまり動かない、乾電池駆動という点に問題ならお勧め身長制限ある点含めVRChat用途のみでは、あまりお勧めできない。モーションキャプチャーや外出多い等別用途も含めて検討対象に入る