Opsens Studio v1.4.0のアップデートでさらに滑らかに!

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Opsens Studio v1.4.0が公開された。主な内容としては、Unistudioの機能の移行とそれに伴う各種モードの整理だが、この会社の恒例行事として、相変わらず0.1程度のバージョン変更の小ささではないので詳細を書いていく。

Opsensって何?など従来からわかっている内容などの詳細については、だいぶ前から追っているため、詳細は以下リンクを確認お願いします。

公式発表内容

あまりに変更点が多いからか、新規ページが出来ている。Ver1.3まで利用していた人はここを読むこと。

https://docs.uni-motion.com/whats-new-1-4-0

1.4.0では、複数のOpstationへの対応とデバイス管理機能の追加に合わせて、画面構成を整理。動作モードを「光学」と「IMU」の2つへ整理したことで、1.3.0の設定は自動的に引き継がれるが、更新後の初回起動では、事前の設定が変更されている。

Opsens Studio v1.4.0の変更点

2026/8/19リリース

複数のOpstationを同時に接続し、Opstationごとにセンサー割り当てを保存できるようにしました。
「デバイス」タブを追加し、センサーの追加、ジャイロ・磁気キャリブレーション、機器の操作をOpsens Studioへまとめました。
OpsensorとOpstationのファームウェアを、画面の案内に沿って更新できるようにしました。
動作モードを「光学」と「IMU」の2種類に整理しました。
骨折防止、オートコレクト、足埋まり防止、腰浮き防止を追加しました。
センサーから届く回転データを補い、動きをより滑らかにしました。
画面の表示倍率を100%、120%、150%から選べるようにしました。

https://docs.uni-motion.com/download より引用

さっそく更新してみた

変更①表示の変更

 前回より、モデルの線が太くなり、かなり見やすくなった。
普通に超ありがたい変更である。

変更② 複数のOpstationを同時に接続ができるように

非常に大きな変更で、従来、Opstationは、従来ひとつしかつけれなかった。また、トラッカーも6個までしか認識できなかった。これを二つ以上接続することで、より多くトラッカーをつけることができるようになった。ただ、トラッカーは認識しても、取付位置の指定はできないので、トラッカーをたくさんつけることができないのが現状だ。

変更③IMUモードがベータ版から通常に。

IMUモードがベータ版を脱却した模様だ。それに伴い、接続数も従来は6個だったものの、大幅に増えた。
IMUモードに切り替えるとわかるが、センサーの右側に何個つけれるかわかるようになった。

当サイトの場合だと、もう一つのセンサーは3こ○があったため、合計11個までは取り付け可能になった模様だ。現状9個までしかセンサーを所有していないので、9個は認識したが、それ以上は不明だ。

変更④OpsensorとOpstationのファームウェアを、画面の案内に沿って更新できるように。

更新時にガイドがつくようになり、非常にわかりやすくなった


変更②の注意点として、肝心の割り当てが、増えていないため、どちらかというと、単に接続できるセンサー数を増やせるように受信機側を対応しただけという印象だ。

このあたりは、さらに検証が必要だが、いずれは多くのセンサーを搭載できるように改良するための第一歩なんだと思われる。

変更⑤消えたハイブリットモード

動作モードを「光学」と「IMU」の2種類に整理しました。

https://docs.uni-motion.com/whats-new-1-4-0

とあるように、従来あったハイブリットモードが消えました。
じゃあ、光学×IMUのハイブリットは消えたのかというと
IMUモードの中に取り込まれ、IMUを補正する機能として自動に盛り込まれているとのこと。
ここが厄介で、

IMUモードの中に、光学作動時のヨー方向の修正モードが搭載。
しかし、以前のようにハイブリットモードの光学⇔IMUの切り替えは消えてしまった模様。
詳細は、下記に記載しているが、理解がめちゃくちゃ難しい。とりあえず、光学⇔IMUの自動切り替わりは、IMUの動作モードでは行わないため、現状は消えたという認識でいいんだと思う

https://docs.uni-motion.com/behavior-settings


IMUモードでの修正の様子は後程紹介します。

変更⑥骨折防止、オートコレクト、足埋まり防止、腰浮き防止を追加

Unistudioでおなじみの機能が移植された。各機能の詳細は、以下に記載されている

骨折防止

身体の各部位が、つながっている上側の部位に対して設定した角度を超えてねじれないようにする設定で、これをうまく設定すると、膝や腰が不自然にねじれることがなくなる。0°にすると制御しないとのこと。VR睡眠等で足がプルプルしたときは、この設定をOFFにすること。

オートコレクト


Opsensorが動いたときに、その部位の水平方向の向きをHMDの向きへ少しずつ寄せる機能。時間の経過とともに向きがずれる場合に使用。部位ごとの補正の強さを設定が可能で、数値が大きいほど早く補正できる。「胸・腰は静止中も補正する」という機能を有効にすると、動いていないときも補正する。

二次元マーカーによる向きの補正と、「動作」タブの「オートコレクト」は別の機能で、「オートコレクト」はHMDの向きを基準にするため、二次元マーカーを認識していないときも、有効であれば動作する。

腰浮き防止

胸から腰までの位置を身体の曲がり方に合わせて求めるもので、お辞儀をしたときに腰が浮いたり、足が滑ったりする場合に使用ができる。腰の動きが十分に反映されない場合は大きく、姿勢が不自然に見える場合は小さくすることで改善する

足埋まり防止

「足埋まり防止」は、すねの仮想トラッカーが床より下へ沈み込むのを抑えます。脚の位置を求める「IMU」で使用できます。「床面オフセット」には、補正を始める床面からの高さを設定します。SteamVRのプレイエリアを正しく設定している場合は、0cmのまま使用できる。「しきい値」は、何cmの沈み込みまで補正するかを設定できるが、0cmにすると補正しない。

実際トライしてみた

変更⑥について、すべてチェックして、初期値でトライをしてみた。

前回Opsens Studio v1.3との比較

旧OpsensStudioと比べると大幅な進歩だ。Unistudio版と比べると若干ドリフトが改善しているかなぁという印象である。販売して早9か月ほどだが、やっとUnistudio並みになってきたかという印象だ。この動画だとわかるが、ちょっと身長の調整が甘かったため、反ってしまっているので、ご了承いただきたい。

次回取り直してみるが、全体としては、前のバージョンと比べても、かなり改善している。
まず、オートコレクトにより、腰胸のずれは減った。
特に評価できるのが、骨折防止だ。
前よりも足の動きが変にならず、よくなっている。
変な浮遊感もかなり減った。なめらかなムーブになった。

HaritoraX2Pro(Footなし)Add on Rとの比較

このモード、特筆すべきなのが、HaritoraX2 Pro AddonRと比べても、ドリフトの差が大幅に減ったことである。動きのなめらかさもかなり改善している。前は、明確にHaritoraX2Proよりも悪かったが、だいぶ差が減った。個人的には、IMUのみの装着で対応できるOpsensStudio版のほうがいい。

HaritoraX2Pro(Footなし)等との比較

HaritoraX2Proの足センサー無しとOpsens+は、ほぼ同じという人がいるが、個人的にはだいぶ味付けが違う端末だと思う。HaritoraX2Proはドリフト少な目だが、球の向きがずれやすい。Opsens+Unistudio版は、オートコレクトなどの強力な補正機能で、それらはないが、骨折防止はたまに暴走して貧乏ゆすりをはじめたり、ドリフトは多いと、ずっと突っ立っているような人等は、HaritoraX2Proのほうがいい場合がいくつかあったりする。

 当サイトではRebocapは過去の経緯で推奨していないが、HaritoraX2より球は来ているのがRebocap。球が体により少しRebocapよりも来ているが、ドリフトはそこそこ抑えられているというのが、HaritoraX2Proという印象で、全体的にバランスがあった。 しかし、ずれやすいという問題があったため、AddonRを使って無理やり修正しているという感じだ。

AddonR+HaritoraX2proは、あんまり動かないけれど、ズレは勘弁してほしい、ずっと修正してほしいという人に向いていたが、Opsens+の今回の改善で、Opsens+でもいいのではになってきてはいる。ドリフトについても、比較すると差はあるが、許容範囲が広い人にとって、許容範囲内になる。自分としては、AddonRつけなくても球の向きが正確に来るOpsens+のほうがはるかに使い勝手がいい。

Unistudio等との比較

遅すぎた移植とアップデート、正面リセットやオートでキャリブレーションはいつ?

 今回のOpsensStudioでの機能追加によって、Unistudioと比較できるようになってきた。Opsens+のIMUモードのドリフトは、ずいぶん減り、滑らかさは向上し、Unistudioよりいいかもしれない点も出てきた。特に滑らかさは、かなり滑らかになっており、Unistudioよりよく感じる。

 実際にUnistudioが現状勝っているのかなぁと思えるのは、トラッカーの多数装着のみだ。ただ、正面リセットやキャリブレーション時に自動でI→Sをするモードなどの便利機能の搭載はまだなので、移植をもう少し迅速に進めてほしい。

個人的に、Opsens+が最初に発売した11月時点ですぐにUnistudioの機能はすぐに移植されると思っていたが、ここまでかかっているのは、かなりいただけない点で、去年12月着の初回ロットを購入した人にとっては、かなり失望している点だろう。AddonRが出ている以上、Unistudioで使われていた機能の早急な移植が求められる。

どちらかというと、多くの人の期待値は、Unistudioを超えるIMUモードの充実や光学モードがもっと簡単に使えることのため、「ここからがやっと出発点」ととらえる人が多いだろう。各種モードを開発してきたのは高く評価されるべきではあるが、ユーザーが求めている実用となると話は変わってくる。

とにかく、光学マーカを小さく(特に手動キャリブレーション時等に必要となる両足など)することが、実用的な光学モードの第一歩だろう。一番認識しやすいトラッカー手前にARマーカーを設置できないのも問題だ。現状では、胸腰の邪魔にならない一部にとりつける利用くらいしか、実用的な運用は難しい。ViveUltimateTrackerほどの認識はなくとも、せめて正面利用では同等クラスまでできるように調整することが今後の課題だ。

また、何度も記載しているが、解像度は上がってもいいから、マーカーを小型にしないと、ますます胸腰のみの利用になってしまうだろう。全員が全員あの大きさを許容しているわけではないのだから、正面での代替案ぐらいはさすがに一年近くたつのだから、提示すべきだろう。

AddonR等と光学補正についての比較

激しく動いたときのセンサーずれはAddonR同様変わらない

ちなみにIMUに光学補正がつく機能をつけて、1時間激しく動いてトライしてみたが、ベルト自体のズレもあってか、そこまで補正はできなかった。上がトライ前、下がトライ後である。真ん中のたい焼きの中心線がずれているのがわかると思う。

ただ、Opsens+、オートコレクトが強力なのか、以前と比べてだけでなく、Unistudio版と比べても腰胸のめちゃくちゃズレに強くなった。これは驚きである。ここは、AddonRより有利だ。

以前のAddonRでも激しく動くトライをしたが、激しく動いたらずれるのは普通にわかった。こちらも同様の結果だ。Opsens+の補正機能も同じで、ずっと動かないで徐々にずれるズレに対して有効なのだろう。

両者の機能はそこまで差がないが、これらの補正機能はあくまで激しく動いたときのトラッカー自体のずれ対策というよりは、全く動かなかった時のズレと見たほうがよさそうで、自分の場合、あまりそういった動きをしないことから、あんまり効果がないなぁという感じだ。

AddonR、既存HaritoraX2Proユーザーで、向きズレに悩む人には相当ありがたいと思われる機能だが、Opsens+ユーザーからすると「そこまで胸腰ねじれないので、1時間に一回程度正面リセットすればいいのでは」と思えるため、AddonRを理由として、Opsens+から乗り換えるって程の要素は全くないと思います。

現状どういった人が購入すべきか

HaritoraX2で、足の動きに満足する人はいないと思うけれど(下半身の足先は特に)、Rebocap6点だと、まぁ2万円以内ならと妥協する人は多そうだ。そんな中でOpsens+とHaritoraX2Proの5万円台である。両者の動きに満足するユーザーは、従来のHaritoraXワイヤレスやUnimotionと比べると、そこそこいそうだ。

ただ、そのうえでAddonRは+2万円かかってしまうため、ViveUltimateTrackerの8万と競合するゾーンとなってしまう。個人的には、AddonRは大きくかつ反射球の販売もまだという中なので、それを使うよりは、基本的に向きのズレが少ない&ARマーカー不要なOpsens+のIMUモードのほうが使い勝手が抜群によい。そういった中でのドリフト抑制などがされているのだ。足周辺の動きのなめらかさは前より上がっている。