VR睡眠するにはどのHMDが最適なのか?全部試してトライしてみました。
■当サイトで実際使ったことがあるHMD
こちらに記載してあるもののうち、Questシリーズ(Quest3HMD、Quest2HMD、QuestPro)とValve Indexと初代VIVE(VIVE CE)の実物レビューでトライしました
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■インサイドアウト方式とライトハウス方式について
インサイドアウト方式は、ベースステーション等の外部センサーを必要としないカメラ他によってトラッキングするもので最近主流のものなります。部屋のスキャンのみで使えるので外出先でも利用ができますが、夜間や暗いところ、逆に太陽光が強すぎるところは非常に弱いです。VR睡眠時は、赤外線ライト等利用しましょう。(*リンク先はアマゾンアフィリエイトを使用しています)
主なHMDは、Questシリーズ(Quest3HMD、Quest2HMD、QuestPro)、VIVE XRElite等です。
対して、ライトハウス方式は、ベースステーション等の外部センサーを必要とする方式です。先ほどのQuestシリーズと違い、外部センサーが必要なヘッドマウントディスプレイ(HMD)となります。
主なHMDは、Valve Indexと初代VIVE(VIVE CE)等です。
ライトハウス方式の場合でVR睡眠する際は、寝るときにベースステーションがあたっていることが重要です。自分の場合、青と緑の■がベースステーションです。ベッドが隅にあるため、当たりづらい環境になります
■VR睡眠では何が大事か?
まず、HMDを被って寝返りを打っても、被った状態で寝れるかが一番大事です。
また、HMDは基本充電しながら寝ないとバッテリーが持ちません。給電しながら使えるようなHMDにするために、給電専用のUSBCを用意し、VirtualDesktop等のソフトで無線でつなぐことをお勧めします。
さらに言うと、Virtualdesktopには、勝手にBGMを鳴らしてしまう機能がデフォルトでONになっているので、OFFにします。
寝具自体の調整も重要です。HMDは基本的に首に負担をかけるので、HMDが沈み込むくらいの枕の柔らかさがないと、寝ることができません。
さらに、フルトラの場合は、バッテリー時間、寝る場所であるベッド等に鉄や磁石がないかが結構重要です。ある場合だとIMU方式の地磁気センサーが使えなくなり、IMU方式は不利になります。
寝具環境;自分はトゥルースリーパー枕+トゥルースリーパーで壊れないようにしています。(*リンク先はアマゾンアフィリエイトを使用しています)
■検証してみました。
VR睡眠は実際はもっと長時間ですが、10分ほどトライした様子を動画に撮影しました。ごろ寝システムのような、睡眠体型にならないように撮影しています。
Valve Index
枕が厚めの低反発枕でないと、スピーカーを壊してしまう可能性あり。ごつくて、スピーカーを壊さないように願えりを打たないといけないので、かなり上級者向け。自分はトゥルースリーパー枕+トゥルースリーパーで壊れないように対応。暗闇でも確実にトラッキングするので、周りの明かりをけして、集中して、睡眠することができる。(*リンク先はアマゾンアフィリエイトを使用しています)
また寝具なのに、フェイスパッドの交換等は代替品が入手しずらい、HMD自体の入手性もよくないのはお勧めできません。
以上のことからおすすめできません
・とにかくごつい。有線で首に巻き付く
・スピーカー部分が壊れそうで、寝返りが打てない。
・寝具なのにフェイスパッドの交換等は代替品が入手しずらい、HMD自体の入手性もよくないのはお勧めできません。
実際寝てみた感想
立体音響のスピーカーが良いのはいいのですが、寝返りを打つのはどうしてもスピーカーを気にしてしまうので
睡眠の妨害になりがちでした。なので、寝返りを打つことができずに睡眠時は拘束されたような感覚が出ます。また、目の周りに強く圧迫感を感じるので、なかなかきついです
逆にスピーカー自体の音量が大きくできる、自動スリープ等にならないのでHMDを脱いで、横に置いてBGMだけ聞くということも全然ありだと思います。
初代VIVE(VIVE CE)
軽量でお勧めです。ただ、外れやすいのでその点工夫は必要です。暗闇でも確実にトラッキングするので、周りの明かりをけして、集中して、睡眠することができます。寝具としてはいいのですが、画質が前時代すぎるので、画質さえ問題がなければいいと思います。
おすすめはできます。弱点は以下の通り
・外れやすい。有線で首に巻き付く
・寝具なのにフェイスパッドの交換等は代替品が入手しずらい、HMD自体の入手性も新品がない。
実際寝た感想
寝るだけだったら、軽くて最高です。ほとんどアイマスクです。
Questシリーズ
全般的に軽量でお勧めです。フェイスパッドやサードパーティ製も豊富です。Quest2は、後頭部につけるストラップを2種類選べます。エリートストラップ付よりも付属のゴムのほうが、頭にあたらず、寝やすいです。対してQuest3は、後頭部につけるストラップを3種類選べます。バッテリー内臓のエリートストラップ、エリートストラップ付、付属のゴムです。ゴムが、頭にあたらず、寝やすいです。赤外線ライトを有効利用すれば、トラッキングも外れずにできます。ただ、HMDと赤外線のライトは必ず当たるように調整が必要です。
バッテリー内臓のエリートストラップ、エリートストラップ付、付属のゴムとあるが、付属品が一番寝るのには最適。ただし、実際プレイするときはエリートストラップをお勧めします
Quest3HMD
Virtualdesktop利用でトライして見ました。無線で充電ケーブルをさした状態で使います。エリートストラップ付よりも標準品のほうが、頭にあたらず、寝やすいです。フェイスパッドなども在庫ありです。寝具としてはいいですが、コントローラとしては外れやすく微妙です。また、給電部が回転部と一体になっているため、ケーブルはL字型のように出っ張らないようにすることやBoothなどで発売している保護するものを別途とりつけることが大事です。
現時点でかなりおすすめできます。弱点は以下の通り
・コントローラとしては外れやすく微妙です
実際寝てみた時の感想
Quest3+エリートストラップと比べると後ろの部分が小さいので、他Questシリーズと比べて、寝やすいです。また、Quest2は、3と比べてエリートストラップが薄いので、横になった時に割れやすいので、要注意です。強度が足りません。
Quest2HMD
寝具としてはいいですが、コントローラとしては外れやすく微妙です。こちらも、ケーブルはL字型のように出っ張らないようにすることが大事です。ただ、Quest2と比べるとHMD自体が大きいので、横で寝がえりを打つことができずに、Quest3HMDがお勧めです
実際寝てみた時の感想
Quest3+エリートストラップはバランスがよく、非常に寝やすいです。クッションも適度に弾力があり、蒸れは少な目です。
QuestPro
QuestProは元々後ろにバッテリーがついているタイプのストラップです。寝具としてはいいですが、Proコントローラは夜間だとカメラが有効に働かないため、微妙です。給電ケーブルも、ケーブルはL字型のように出っ張らないようにすることが大事です。
現時点でかなりおすすめできます。
弱点は以下の通り
・コントローラは外れやすく微妙です
・後頭部のバッテリーストラップが大きくて、首が沿ってしまって寝づらい、いびきがでやすくなる
実際寝てみた時の感想
Quest3+エリートストラップと比べると後ろの部分が大きいので、頭が盛り上がってしまうので、バッテリーがついたタイプではなく、エリートストラップや標準のひもの方がおすすめです。寝返りはかなりしづらいです。他Questシリーズと比べて、HMDが開放型なので、蒸れたりしないのもいいです。QuestProは、他HMDと違い、頭頂部にバンドがないので、ヘアースタイルも変形がなく、寝ぐせなどがつかないのもいい点です。
まとめ
画質等にこだわらなければ、VIVE CEがお勧め
Indexの場合はつけて寝るよりも置いて寝た方がいい
Questシリーズだったら、ストラップが一番重要。標準品のひものストラップが一番寝るには良い。音響的にはQuest3とProだが、寝返りを打つことなど、実用的なことを考えると全般的にQuest3がお勧め
・標準品のひも>エリートストラップ>電池内臓のストラップという順で、一番安いほど寝やすい
・QuestProは、頭頂部にバンドがないので、ヘアースタイルも変形がなく、寝ぐせなどがなくてよい