フルトラは体全身を使って操作する技術の略称で、正式にはフルボディトラッキング(以下フルトラ 英語:FullBodyTrackingでFBT)といいます。VRChat上では、一般的に使われている名称です。フルトラは【体全体をトラッキングする】という意味の【フルボディ】【トラッキング】の略称で、体全体にトラッカーと呼ばれる装置をつけること等で体全体を認識させます。
*この記事はPCで閲覧することを推奨します。前半はフルトラについて、後半はフルトラの各デバイスの特徴について記載しています。
- フルトラについて
- フルトラムーブ別の各デバイスのおすすめを紹介
- 没入感はリアルな動きの再現性とキャリブレーションの少なさが大事!
- フルトラデバイス各種の紹介
- 光学式 【1】一番人気!VIVEトラッカー 予算:8万円台~
- VIVEトラッカーの概要とメリット
- VIVEトラッカーのデメリット
- 光学式【2】Tundra Tracker
- 複合方式
- 【4】PICO Motion Trackers 11.800円~
- IMU方式
- 【5】ユニモーション(Uni-motion) 価格:3~5万円
- 【6】HaritoraXワイヤレス(ハリトラワイヤレス) 価格:3~5万円
- 【7】mocopi 価格:4万円~ +(別途スマホ必要)
- ■HaritoraX ワイヤレス、ユニモーション、VIVEトラッカー、mocopiどれがリアルな動きの再現性がいいのか?
- 【8】HaritoraX(以下ハリトラX(有線)) 価格:3~5万円
- 【9】Xintracker 3~5万円
- カメラ方式
- その他(自作等)
- 【15】自作(SlimeVR) 予算1万~(*自作は完全に自己責任です。)
- フルトラと検索しても各社出てこない理由
- HMDの違いなどでできないフルトラはないか?
- 実際使ってみた価格とトラブルの少なさの一覧
- 動きの再現性でお勧めなフルトラデバイスはnoteで紹介中です。
- 【おまけ】仮想トラッカーってどうなの?
- 関連リンク
- 2024年8月現在のフルトラデバイス一覧
フルトラについて
フルトラとフルトラじゃない人って何が違うの?
動画を見ると、白い球1個=トラッカー1個となり、トラッカーをつければつけるほど、アバターの動作が現実の体に近くなっていくことがわかります。
どうすればフルトラになれるの?必要な設定は何?
1.「デバイス本体の設定」(ハードの設定、充電、体への取り付け、ベルトの設定等)
2.「デバイスやHMD用のソフトウェア」の設定
3.「VRChat側での設定」(フルトラになるとFBT調整用のメニューが出るようになります)
4.「VRChat側で毎回行う調整(以下キャリブレーション)」
あり、1~3はデバイス毎に大きく変わります。VRchat上で、鏡の前などでTポーズをしている人がいたら、4のキャリブレーション(動画参照)中と思ってください。
フルトラデバイスの種類やそれぞれのメリットやデメリットはないの?
1.光学系フルトラ(ベースステーションとViveトラッカーを利用したもの)
2.IMU方式(外部センサ不要で、センサを体に取り付けるもの)
3.カメラフルトラ(カメラを使って、モーションキャプチャーしたもの)
4.それらを複合的に使って、フルトラにしたもの(複合式)
です。最近では、カメラとIMUを併用するデバイス、HMDとセットで初めて使えるタイプも出ています。名称は一般的なユーザーにもわかりやすく私が作りました。
それぞれ特徴があり、床の認識に強いのは光学系、磁力に弱いのがIMU方式と色々あります。
フルトラのデバイスと言っても、体全体の動きを認識する仕組みが異なっています。
大別すると図のような感じになります。
カメラ方式や光学式は、布団などの遮蔽物があると動きが再現できません。対して、IMU方式は遮蔽物に強いのですが、精度が一般的に光学式より悪いです。カメラ方式は、スマホでできるものから、画像のデータを送信する回線の速さ、解析するCPUやGPUの処理能力が必要なものまで多岐にあります。VRChat上でダンス等の動きを一番正確に再現できているのがViveトラッカー等の光学式のため、IMU方式が万能ではないとわかります。
再現性や正確性がないと、アバターとの一体感が味わえないなど、最終的にフルトラをやめてしまう要因になります。なのでどういった用途で使いたいか?が選ぶポイントです。予算とムーブ(実現したい動き)、没入感が欲しいか等で、あなたにぴったりのフルトラが決まるのです。用途別に一覧にしてまとめています。
フルトラの人って何人いるの?デバイスは何を使っているの?
2023年4月23日の最新の調査で、おおよそ800人ほどフルトラの人がいることがわかっています。
2022年の調査と比べ、順位は変わっていませんでした。2024年の調査は、10月頃に実施予定です。
【アンケート調査内容2】フルトラになるために使用したい、現在しているデバイスは何ですか?
希望回答数:100
拡散希望なので、拡散全然OK!詳細は、前ツイートあるので、元ツイート参照
haritorax:@shiftall_jp
unimotion:@uni_motion
vive tacker:@ViveJapanSup— ヒロ/VRCフルトラ猫研究所所長 FullBody Tracking Cat (@hiro124_VRC) August 1, 2022
まとめ:みんなが使っているVRchat内でのフルトラデバイス
全体の半数ほどがvive tacker、残り30%程度がハリトラ、5%ユニモーション、mocopiはまだ少数
*ただ、VRchatユーザーを目的にアンケートを作成しましたが、RTで拡散された後で、Vtuberさん用途で使われていたりする可能性もあります。アンケートは下に行けば行くほど回答数がどうしても減ってしまったり、RTによって回答数が異なる点はご注意ください。
フルトラってどう使われているの?
フルトラムーブ別の各デバイスのおすすめを紹介
先ほどの調査でよくする動き別におススメデバイスをまとめてみました。
ムーブの種類 | ムーブの説明 | IMU方式/Joy-conなど *デバイスや環境による差が激しいです | VIVEトラッカー(光学式) | TDPT/MocapForAll/ARマーカー等 |
---|---|---|---|---|
おはつい | Twitter等でおはようのあいさつと一緒に添付する写真。静止画。 | 可能 | おすすめ | 可能 |
VR睡眠 | 毛布やブランケットを被ってフルトラ状態で寝ること | 可能 | ×認識しない | ×認識しない |
座る | 机やいすや床に座る。VRchatは話しているときの方が多い | 可能 | 可能(座った際に腰トラッカーが隠れやすく、腰トビが発生しやすい) | 条件付きで可(膝同士をつけると認識しない) |
ラジオ体操 | ラジオ体操をみんなでやるイベント等あります | 可能 | おすすめ | 可能 |
簡単な踊り | 盆踊りのようなゆったりとした踊り | 可能だけど遅い | おすすめ | 条件付きで可(特定角度のみできる) |
激しい踊り | シャッフルダンスのような激しい踊り | 可能だけどおすすめしない | おすすめ | |
ひろさんムーブ | ひろがフルトラテスト用で使うくねくねした特殊動き | 可能だけど遅い | おすすめ | 特定角度、条件のみ |
没入感はリアルな動きの再現性とキャリブレーションの少なさが大事!
フルトラデバイス各種の紹介
光学式 【1】一番人気!VIVEトラッカー 予算:8万円台~
光学式は、他の方式と比べても最も絶対位置の精度が高いです。VRchatの場合、Viveトラッカーのケースが多い(ツンドラトラッカー等もあります)ですので、Viveトラッカーについて紹介していきます。デメリットとしては、ベースステーション(Viveトラッカーの場合)の設置が必要です。また、障害物がベースステーション間にあると、動きをとらえることができません。
VIVEトラッカーの概要とメリット
市販品で一番初期導入が楽。没入感、動きの再現性、値段全て高い。在庫があれば公式以外からも購入可
・ベースステーション 最低1個 (1個 25,570 円)
・Viveトラッカー 3個 (1個 19,000 円)
がともに必要です。トラッカーとベースステーション間に障害物があると、トラッキングできないので、あらゆる動きに対応させるには、ベースステーションが2個最低でも必要です。2022年8月まで、すぐ入手できるのは、viveトラッカーのみでしたが、最近は他のデバイスも購入できるようになりました。ではなぜ高価なViveトラッカーが、今でも人気なのでしょうか?
なぜ高価なのにVIVEトラッカーを買うの? 理由:市販品で楽で高性能だから
トラッカーは、6点→8点→11点とトラッキング点数を増やすと、トラッカーと取り付けるベルトを購入すればすぐに拡張できることや日によって、6点~11点に簡単に調整できます。ほかのデバイスだと、市販されていないため、すぐに購入できません。初期設定もほかのIMU方式等と比べると簡単です。価格と在庫の少なさ、装着が大変等がデメリットになります。カメラ関係のフルトラと比べると、IMU方式同様に装着しないといけません。
Viveトラッカー3.0はずっと同じものを使えます。トータルの出費は高いですが、ムーブの種類が変わったり、激しい動きが必要になった時でも、トラッカー自体を変更しなくても、ベースステーションの更新をしていけば、動きを改善できます。
ベースステーション1.0と2.0と個数による違いを動画で紹介!!
メリット
■購入する際のメリット
・市販品。また、中古品が結構出回っていて、入手しやすい
・王道で多くの人が入手しているので、情報が多い
■ソフトウェアトラブル、キャリブレーション回数が圧倒的に少ない
・ベースステーションの設置以外の導入が簡単。追加も簡単。
・導入後の毎回のキャリブレーション回数も少ない。30分以上の没入感を楽しめる
・応答速度が圧倒的に速く、起動時間も実用的で十分
・指トラッキングもIndexコントローラの導入のみで済み、非常に簡単。
(*2024年よりIndexコントローラの入手が非常に難しくなっています)
■動きの再現性が非常に高い
・床をしっかり認識し、市販IMU方式等にある足が床にうもれたり、足が左右に振れない
・ベースステーションからの距離を正確に測定するため、トラッカーの絶対座標を検出して、トラッキングするため再現性が高い
・リアルな動きの再現性がこの中では一番よく、ダンスや動きの激しいものの再現、没入感重視だとこれ一択
VIVEトラッカーのデメリット
ベースステーションの在庫が少ないことが最大の問題
Viveトラッカーのデメリット
■購入する際のデメリット
・フルトラを始めるには、導入コストが非常に高い。トラッカー1個につき、19000円、ベースステーションも別途必要
・トングル用のUSB拡張、充電用のケーブルなどが必要になり、高価
・市販品で中古も多いのに、人気。在庫がある場合とない場合がある。特にベースステーションはない場合が多い。
(*当研究所では、2024年5月にJoshinで購入できました)
■設置する際のデメリット
・ベースステーションを設置する手間、PC側にトングルをトラッカー1個につき、1台設置する必要がある
■使う際のデメリット
・スマホ単体でできるフルトラもある中で、どうしてもPCが必要。
・VRで睡眠するときに毛布とか掛けれない、遮蔽物があると飛んでぐにゃぐにゃになってしまう。
■Viveトラッカーでフルトラになるには、こちらの記事を参照ください
【フルトラ VRChat】VIVEトラッカーとベースステーションってどういう原理でフルトラできているの?仕組みや台数による動きの違いなどを一挙紹介!!【前編】
VIVEトラッカーはどういった原理でフルトラできるのか?ベースステーション(1.0)について解説します【比較動画】ベースステーション1.0×2とベースステーション2.0×2とベースステーション2.0×...
■購入方法・購入先の詳細はこちら
【フルトラ VRChat】VIVEトラッカー、ベースステーション、Indexコントローラーの購入方法、購入先などを中古、新品の場合で一挙紹介【中編】!!【20240714版】
記事前編VIVEトラッカーの仕組みやベースステーションの台数の違いなどについてhttps://vrchat-fbt.com/vivetracker_basestation/ベースステーションを購入する...
■設定方法はこちら
【フルトラ VRChat】VIVEトラッカーとベースステーションってどうセッティングするの?どういったトラブルが発生しているの?ドングルの設置方法等を紹介!【後編】
前回までの記事一覧タイトルを編集位置を検出する仕組み①縦軸と横軸方向のレーザーが一定間隔で出ており、めっちゃチカチカ赤外線が出る。②トラッカーについている受信チップ(ウォッチマンモジュール)がレーザー...
光学式【2】Tundra Tracker
こちらは、まずベースステーション(ライトハウス方式ができる環境であること)が、重要です。
また、メルカリでの新品は盗品の可能性がありますので、ご注意ください
https://twitter.com/Tundra_Labs_JP/status/1775389753531420795
なお、日本法人ができ、日本での購入が可能です。詳細な使い方については以下のページが参考になります。
公式サイト等の情報はこちらをご覧ください。
GOOD
とにかく軽い
導入が簡単。追加も簡単
応答速度が速い
BAD
市販品でないため、VIVEトラッカーと比べて入手しづらい
ベースステーションが入手しづらい
複合方式
カメラとIMU方式を組み合わせたもの、IMU方式と等複合的なものはその他に入れております。IMU方式の詳細は、ここのデバイス各種の紹介の後で記載します。
【3】VIVEトラッカー (Ultimate) 予算:9万円~
VIVE公式
VIVEトラッカー (Ultimate)【英名:VIVE Ultimate Tracker】基本情報
VIVEトラッカー (Ultimate)
・最大5台のトラッカー(どう頑張っても8点まで)
・¥31,000 (税込)/個
・重量94 g 充電時間:Quick Charge 3.0で平均2.2時間
・PCは必須ではなくなり、ベースステーション不要。VIVEワイヤレスドングルをヘッドセットに差し込むだけ。
・接続 専用の2.4 GHz/5 GHz Wi-Fi
・接続時、VIVEワイヤレスドングルが必要:VIVE XR Elite、VIVE Focus 3。他のスタンドアロンおよびPC VRヘッドセットに対する
・サポートは現在計画中。
実際トライしてViveTrackerと比較した記事がこちら
体全身をトラッキングすることをフルボディトラッキング、略してフルトラといいますが、VRゴーグルを被ってフルトラになることができるVive Ultimate tracker(アルティメットトラッカー 略...
【4】PICO Motion Trackers 11.800円~
実際動いた映像がこちらになります
ここがいい
・Picoユーザーなら、一万円台でフルトラ導入できて、圧倒的に安い。
・2個だけでなく、3個つけれます。3個つけると腰回りの動きが改善します
・軽くて小さくて凹凸が少ない。11月のアップデートでVR睡眠も可能に。
・足首に二つ巻くだけで長時間(メーカー25時間)使える
・とにかく手軽に始めれるし、継続もできる
・足と手、頭以外はAIとカメラやトラッカーからの赤外線等を利用して、位置を取得している
・座った状態、胸のひねりといった表現も再現できており、没入感だけ味わいたい人に向いている
ここがダメ
・Picoユーザーの一部しか使えないし、VirtualDesktop環境では使えない(PICO CONNECTのみ)
・膝を使った表現に弱い。特に膝を上げる動作の表現が弱く、トビ膝蹴りといった腰上の膝表現が再現できない。膝はひざより下に来る動きは再現できている。
・HMD側から見て、膝で足が隠れた状態の時、膝が上がるのを認識しずらい。
・HMDを外したあとの挙動が怖い
・腰の追従が若干遅れる。
実際トライした結果はこちらにあります。詳細知りたい方はこちら
PICO Motion Trackerを自腹で4個買ってVRChatで他のデバイスとフルトラ比較してみた【2024年11月12日ピコモーショントラッカーレビュー記事】
PICO Motion Tracker(ピコモーショントラッカー)は、PICO 4 UltraとPICO 4、PICO 4 PRO、PICO Neo 3ユーザーの一部Picoシリーズでのみ使用可能なフ...
また、市販しています。発売先はこちらです
IMU方式
加速度(直線的な動きの方向と量)、角速度(回転した動きの方向と量)、地磁気(地球上の地磁気を検出して方角を測定)を測定することで位置を検出します。絶対位置の計測ではなく、算出による位置情報での検出のため、光学式と比較すると、位置精度が低いのがデメリットです。時間が経過することで、誤差が蓄積するのも特徴で、都度キャリブレーションをする必要があります。体感ですが、20分毎ぐらいでキャリブレーションが必要です。反復横跳び、⇔のような行ったり来たりの動き、歩いて元の位置に戻るような動きをよくする人は、加速度が少しでも違ってくると、元の位置にぴったりと戻ることが難しいため、ずれていきます。全く動かない、立っているだけ、たまに足をあげるだけ、行ったり来たりの動きをあまりしないといった動作の場合は、ズレが軽減されます。このため、コストを優先して選ぶ際に重要なのは、どのような動きをしたいか事前に把握しておくことが非常に重要なのです。
【5】ユニモーション(Uni-motion) 価格:3~5万円
価格については、3万円台からでトラッキング点数によって値段が変わります。
実際トライした記事
最新でのトライはこちら
ユニモーションでVRChat上でフルトラして、他デバイスと比較してやってみた 20240928版(Unimotion)【Uni-studio v.1.4.1版】
(写真;ユニモーション一式)Unimotionがアップデートしました。アップデートに伴い、どれ位性能がアップしたのか比較動画を作りました。本記事は、前回のおさらいをのぞいた分について、動画でも紹介して...
市販IMU方式のデバイスとアルトラとViveトラッカーを比較!VRChatではどのフルトラデバイスがいいのか?全て自腹で買って実際にやってみた【2024年9月21日版】
mocopi、ハリトラワイヤレス(HaritoraX ワイヤレスが正式名称ですが、以下ハリトラワイヤレス)、ユニモーション(Uni-motion)、VIVEトラッカー、Vive Ultimate tr...
最初は公式での利用を推奨いたします。
公式非サポート!! #SlimeVR のユニモーション、#Unislime を使ってどれ位動きが変わるか比べてみた
ユニモーション(Uni-motion)が以前発表したSlimeVRを使えるようになるソフト「ユニスライム(UniSlime)」公式が非サポートということで当サイトも今までやってきませんでした。しかし、...
公式
Uni-motionのメリット
トラッカーが5個からでフルトラができる
V睡するときに毛布とか掛けることができる
動きに合わせてモードが選べる。144Hzモードがあり、他のIMU方式と比べて、なめらかな動きを表現できる
乾電池駆動のため、電源がないところでも使いやすい
上半身モードがあり、Vtuberの運用にも使える
ベルトが幅広なので、きつくなりづらい。VR睡眠等にはこちらのベルトが向いている
pico motion trackerとの比較
・動きの再現性は高い
Uni-motionのデメリット
乾電池駆動なので、毎回電池交換の手間が発生する
VIVEトラッカーとの比較
・動きの再現性が悪い
・キャリブレーション後に、体がだんだんずれていき、一体感が失われる。
・床がすべる
・毎回の設定がめんどくさい。
・トラブルが多い。
ハリトラワイヤレスと比べて
・Wifi環境がないと使えない
・トラッカーベルトが外しづらい。
・トラッカーベルト+デバイス入れを作る初期セットアップに時間がかかる
pico motion trackerと比べて
・キャリブレーション、取り付け等にセッティングに時間がかかる
【6】HaritoraXワイヤレス(ハリトラワイヤレス) 価格:3~5万円
実際トライした記事
市販IMU方式のデバイスとアルトラとViveトラッカーを比較!VRChatではどのフルトラデバイスがいいのか?全て自腹で買って実際にやってみた【2024年9月21日版】
mocopi、ハリトラワイヤレス(HaritoraX ワイヤレスが正式名称ですが、以下ハリトラワイヤレス)、ユニモーション(Uni-motion)、VIVEトラッカー、Vive Ultimate tr...
ご了承ください
公式
https://ja.shiftall.net/our-products
HaritoraXワイヤレスのメリット
・軽くて小さい
・ユニモーションやmocopiと比べて、ワンタッチで外せる機構があり、トラッカーベルトが取り外ししやすい
・専用ドングルとBluetoothで接続方式が選べる。
・ベルトに伸縮性があり、ワンタッチで外しやすい
・USBで充電できる
pico motion trackerとの比較
・動きの再現性は高い
HaritoraXワイヤレスのデメリット
VIVEトラッカーとの比較
・キャリブレーション後に、体がだんだんずれていき、一体感が失われる。
・リアルな動きの再現性が悪い
・HaritoraConfigrator側で別で10秒ほどてキャリブレーションする必要がありめんどくさい。
・毎回の設定がめんどくさい。
・トラブルが多い。
ユニモーションとの比較
・初期設定がめんどくさい。中には12回ボタンを押す×6個といった作業も。
・ベルトが外れやすい。きつく締めるなどの対応が必要
・Bluetoothで利用する場合は、PC側の他の接続機器の台数の確認が必要
・同時接続用の充電ケーブルが特殊。充電がVIVEトラッカーよりは面倒
・足、膝を左右間違えて取り付けやすい。間違えてつけてしまった場合もう一度付け直す必要あり
pico motion trackerとの比較
・キャリブレーション、取り付け等にセッティングに時間がかかる
その他の詳細は、こちらの記事をご確認ください。
市販IMU方式のデバイスとアルトラとViveトラッカーを比較!VRChatではどのフルトラデバイスがいいのか?全て自腹で買って実際にやってみた【2024年9月21日版】
mocopi、ハリトラワイヤレス(HaritoraX ワイヤレスが正式名称ですが、以下ハリトラワイヤレス)、ユニモーション(Uni-motion)、VIVEトラッカー、Vive Ultimate tr...
【7】mocopi 価格:4万円~ +(別途スマホ必要)
実際トライした記事
mocopiでVRchat上のフルトラをしてみた【自腹レビュー】(モコピ比較レビュー)
mocopiはソニーが発売しているモーションキャプチャーデバイスです。一応VRchatにも対応しているとのことで今回トライをしています。以降はVRchat上での話です。注意:今回の記事は、古いバージョ...
直近ではSlimeVRでの利用をお勧めします。
SlimeVRモードのフルトラでVRChatのmocopiを自腹トライしてみた。
mocopi がアップデートして、SlimeVRを使えるようになりました。従来のものと比較したので、レビューしました。結論として、前より大幅に動きが改善しているし、 VRchat上のフルトラとして使う...
公式
mocopiのメリット
・軽くて小さい
・外で使える
・専用ケースに端子を1つさすだけで充電できる
・スマホ単体でモーションデータを取得・録画することができる
・SteamVR経由、OSC経由どちらも使うことができる新しいタイプのIMU方式のフルトラデバイス
・公式でSlimeVR対応している。
mocopiのデメリット
VIVEトラッカーとの比較
・キャリブレーション後に、体がだんだんずれていき、一体感が失われる。
・リアルな動きの再現性が悪い
・HaritoraConfigrator側で別で10秒ほどてキャリブレーションする必要がありめんどくさい。
・毎回の設定がめんどくさい。
・トラブルが多い。
ハリトラワイヤレスやユニモーションとの比較
・地磁気センサーなしのため、動きの再現性は劣る
・肘の拡張キットがないので、肘トラッキングができない。
・VRchat用としては、他のフルトラ用デバイスと比べて、コスパが悪く、リアルな動きの再現性も低い
・スマホが別途必要
・トラッカーベルトがほぼおまけみたいなもの。他のものよりも圧倒的に出来が良くない。長時間は完全不向き。
・床が滑る現象が強めに出る
・下半身強化モード、SlimeVRモードとモードが多数あり、モードによってリアルな動きの再現性や動きが変わってくるが、VRchat用途では、ハリトラワイヤレスやユニモーションよりもリアルな動きの再現性は劣る
pico motion trackerとの比較
・キャリブレーション、取り付け等にセッティングに時間がかかる
その他の詳細は、こちらをご確認ください。
SlimeVRモードのフルトラでVRChatのmocopiを自腹トライしてみた。
mocopi がアップデートして、SlimeVRを使えるようになりました。従来のものと比較したので、レビューしました。結論として、前より大幅に動きが改善しているし、 VRchat上のフルトラとして使う...
■HaritoraX ワイヤレス、ユニモーション、VIVEトラッカー、mocopiどれがリアルな動きの再現性がいいのか?
市販IMU方式のデバイスとアルトラとViveトラッカーを比較!VRChatではどのフルトラデバイスがいいのか?全て自腹で買って実際にやってみた【2024年9月21日版】
mocopi、ハリトラワイヤレス(HaritoraX ワイヤレスが正式名称ですが、以下ハリトラワイヤレス)、ユニモーション(Uni-motion)、VIVEトラッカー、Vive Ultimate tr...
別の検証動画でもmocopiとslimeVR、VIVEトラッカー、HaritoraXと比較動画がありますので、こちらをご確認ください。slimeVRは自作だけでなく、Unimotionやmocopiでも利用可能です。(デバイスによっては、公式サポート対象外になる場合がありますのでご注意ください)
【8】HaritoraX(以下ハリトラX(有線)) 価格:3~5万円
ハリトラワイヤレス登場以前までハリトラ等IMU方式のデバイスを購入するためには、メーカーに「応募」して「抽選で当選」する必要がありました。この条件が非常に厳しく、購入できた人も当然いますが、抽選に応募した人全員が当選する状況ではありませんでした。このため、フルトラにすぐになれない状況が発生していました。直近では即納状態になっていることも多いです。公式HPにアクセスしてみてください。ハリトラはどういった動きをするかというと、下記の動画が参考になります。
・HaritoraXを使用している様子(*字幕必須)
そのほか詳細は、時系列にハリトラのまとめをご確認ください。価格については、3万円台~でトラッキング点数によって値段が変わります。詳細はこちらの記事をご確認ください。
GOOD(すべて当研究所が使っている人から聞いた情報による)
・2~3万円台と安く、拡張も可能なので、フルトラ入門機としておすすめ
・多くの人が入手しているので、情報が多い。特にトラッカーベルトに関する情報は多い。
・導入が比較的簡単
・V睡するときに毛布とか掛けることができ、トラッカーがとばない
・1つの箇所を充電すればいいので、充電が非常に楽。継続して利用できる
BAD(すべて当研究所が使っている人から聞いた情報による)
・VIVEトラッカーと比べると動きの再現性が悪い
・純正のLANケーブルがちぎれやすい、壊れやすい
・有線がわずらわしく、VR睡眠するときに足などにひっかかってしまう
・色んなバージョンがあり、それによって拡張性が異なりわかりづらい
・床がすべる
・VIVEトラッカーと比べてキャリブレーションをHaritoraConfigratorで10秒、VRchat側でする必要がありめんどくさい。
【9】Xintracker 3~5万円
GOOD
・安い
・買ってから出荷までが早い
・無線LAN+リチウムイオン電池なので、遮蔽物にも強く、充電するだけでOK。
BAD
・生産数が少ない
・まだ、できたばかりで、ユーザーが少ない
・IMU方式独特の床がすべる現象が起きている
公式サイト等の情報はこちらをご覧ください。
カメラ方式
カメラでモーションを読み取って、AIや姿勢推定して、VRchat上で動きを反映するタイプのフルトラです。トラッカー等を取り付ける手間がなく、スマホで手軽に始められるものもある点がお勧めです。光学式やIMU方式のトラッカーのものと比べると、再現性や速度も半分以上落ちますし、姿勢も限られます。画像から動きを推定するので、暗いところや映っていないところは体が読み取れないため、原則できません。全身を短い距離で映す必要があるため、カメラも120°程の広角カメラが必須です。市販webカメラが30fpsほどしかなく、動きをなめらかにするには、高額なカメラ等が必要です。スマホでできる場合はそちらでの利用を推奨です。
【10】MocapForAll 予算:3万円(ソフト1万円、カメラ等で2万円)
こちらについては、別記事や動画をたくさん作っております。詳細は以下をクリック
実際トライした記事がこちら
GOOD
・装着するものなしでできる
・PC一台とカメラ二台ではじめられる、市販のWebカメラを使うので購入しやすい
TDPTとの比較
・早い動きができる
BAD
TDPTとの比較
・PCが必要でGPUのパワーが必要。RTX3060以上は必要。
・カメラも120°程の広角カメラが2台以上必要で、2台のカメラが同じもしくは、遅延が発生しないようにする必要がある
・メジャーなフルトラと比べるとできるポーズが限られる。一回キャリブレーションしなおすと調整が必要
・色んなポーズをとったり、動くためには、他のフルトラよりも広いスペースが必要
【11】Vseeface使用 予算:ソフト自体は無料、カメラ等で1万円(VTuber用途としても大活躍)
【12】TDPT使用 予算:ソフト自体は無料、カメラ等で3000円 (VTuber用途としても大活躍)
TDPTは、Vketreal等のイベントや展示会を実施しているため、実際試すことも可能です。
Vtuber向け講座ですが、TDPTの使用については金曜日のびすたんさんの動画が詳しいです。
GOOD
・装着するものなしでできる。
MocapForAllとの比較
・カメラ1台ででき、非常に手軽、購入しやすい
・カメラ代、アプリ代のみではじめられる。入手しやすく、すぐに始められる
・マシンパワーがそんなにいらない
BAD
・動きは30fps以下のため、基本的にIMU方式よりももっさりしている。
・Webカメラやスマホカメラの速度及びカメラを接続速度に追従性が依存する。
MocapForAllとの比較
・カメラから視界が外れると動作しなくなり、変な動きになる
・メジャーなフルトラと比べるとできるポーズが限られる
・MocapForAllと比べて、動きがもっさりする
・動きの再現性が光学式と比べて低い、床がすべる。
おススメのwebカメラについては、TDPTの青柳さんが公開しています。当サイトでも、こちらで公開しています。
https://youtu.be/uMnP1EEg7ww?si=14sWTZkPwI2-vguK
【13】ARマーカー使用群 予算:ソフト自体は無料、カメラ等で1万円
【14】Kinect使用群 予算:3千円(中古価格等)
GOOD
装着するものなしでできる。
とにかく安くフルトラ導入できる。技術強い人にはお勧め
カメラを使うので購入しやすい
BAD
おすすめしません。古い技術となりつつあります。
動きがMocapForAllと比べても、ぎこちない。カメラに認識してもらう動きが必要
メジャーなフルトラと比べるとできるポーズが限られる
その他(自作等)
IMU方式でも自作のものや、そのほか自己責任でやる必要があるものを主に紹介しています。かなりページの後に記載していますが、使っているユーザーは多いと思われます。
【15】自作(SlimeVR) 予算1万~(*自作は完全に自己責任です。)
再現性が高い等という理由で勧める方もいますが、手間がかかるなどで一様にはお勧めできません。また、自作は完全に自己責任であることを理解された方で、時間も手間もかかるため、自作を楽しみを知っている方のみ推奨します。実際に自作に理解がない方で、チャレンジしてお金を無駄にしてしまった方を複数人知っており、たいていの方は購入されてから相談されます。購入してからでは遅いです。また、センサーの選び方によっては、全く動かない、立っているだけ、たまに足をあげるだけ、行ったり来たりの動きをあまりしないといった動作の場合は、そこそこ滑らかに表現できるケースがあります。
SlimeVRの利用についてはmocopiやUnimotionのSlimeVR記事でご確認ください。
SlimeVRモードのフルトラでVRChatのmocopiを自腹トライしてみた。
mocopi がアップデートして、SlimeVRを使えるようになりました。従来のものと比較したので、レビューしました。結論として、前より大幅に動きが改善しているし、 VRchat上のフルトラとして使う...
SlimeVR自体フリーソフトのため、各IMU方式のメーカは動作を保証していないことがほとんどです。
Unimotionの場合は、サポート対象外、動作保証外のため、最初は公式での利用を推奨いたします。
公式非サポート!! #SlimeVR のユニモーション、#Unislime を使ってどれ位動きが変わるか比べてみた
ユニモーション(Uni-motion)が以前発表したSlimeVRを使えるようになるソフト「ユニスライム(UniSlime)」公式が非サポートということで当サイトも今までやってきませんでした。しかし、...
セットアップ方法等の動画と記事はこちら
または、こちら等でBOOTHで販売しています。
https://booth.pm/ja/items/4692875
(霧雨なのはさん情報提供ありがとうございます。)
BOOTHの販売業者の中には、業者の話に誠意をもってしないと、業者アカウントで謝って、個人のアカウントで購入者を塩対応だなどといって、個人を特定して攻撃する非常に悪質な業者も存在します。私はその被害にあっております。ほかにも多数あるため、詳細はこちらをご確認ください。当サイトでは、動作検証まではしていませんが、SlimeVRのデバイス含めフルトラ関連の取り扱いがある一覧リンクを載せたページをこちらに作成しましたので、ご参照ください。
GOOD
・安く仕上げることができる。
・センサーの選び方によっては、激しく動かない、全く動かない、立っているだけ、立ち止まって回る、たまに足をあげるだけ、行ったり来たりの動きをあまりしないといった動作の場合は、そこそこ滑らかに表現できる。
・一度この業界にハマると作っては改善作っては改善となり、フルトラというよりデバイスづくりにハマっていく。もう戻れない。
BAD
・自作は完全に自己責任です。当サイトではおすすめしません。
・自作のため、そもそもセットアップが面倒だし、サポートがない。(購入できる現在あんまりお勧めしていない理由)
・再現性の差が購入したデバイス次第となり、差が激しい。
・本人の技術力次第で、自己責任。部品代すべて無駄になることも
・自作できるかどうかわからない人に対しても、露骨に勧めてくる人がいる点に要注意。
・自作なので、難易度はとにかく高い人には高い。
・道具が別途必要
技適マークがついていない、PSEマークの事業者名非表示のものに注意ください
技適マークがついていない、技適を取得していない海外製のフルトラデバイスにご注意ください
技適マークがついていない、技適を取得していないものに注意ください海外からネットで購入できるフルトラデバイスでは技適マークがついていないものやそもそも技適を取得していないものがあります。技適マークについ...
【16】HMDのコントローラーなどをトラッカー代わりに利用 予算:2万円~不明
https://note.com/praecipua/n/nf7268ddd0b2f
https://hoshigari-gamer.com/vive-controller-tracker-change/
コントローラをトラッカー代わりに利用
現在のVRchat用途だと、やりやすく、とにかく安く、自分でソフト関係を調整できるのなら、お勧めの方法になります。
ベースステーションを導入できれば、安価で精度よくフルトラになれます。若干の変更は必要ですが、接続トラブルや設定トラブルも他と比べて少なめで、初期投資があんまりできない学生等におすすめです。
GOOD
メーカー公式品を使うので、信頼性が他と比較的高く、接続しやすい
メーカー公式のものを使うため、導入しやすい
安く入手できる
BAD
メーカー保証外の方法のため、トラブルが発生しても自己責任
本来の用途外に使うため、重たい、うまく体とフィットしないなどのトラブルが起きがち
メーカー非公式の方法なため、事前の準備が必要
コントローラやHMDを体に取り付ける場合もあるので、重たい、動きづらいため、挫折しがち
【17】任天堂Joy -conをトラッカーがわりにする方法 予算:Joyconの数分
GOOD
たくさん持っている人にとっては、トラッカー代が不要になる
リングフィットの付属品のベルトなどをそのまま流用できる
BAD
メーカー保証外の方法のため、トラブルが発生しても自己責任
本来の用途外に使うため、重たい、うまく体とフィットしないなどのトラブルが起きがち
メーカー非公式の方法なため、事前の準備が必要
うごきがぎこちない、バッテリーもちがわるい
そもそも任天堂製品なので、運を任天堂に任せる気持ちでトライする必要がある(アップデートなどで使用不可になる可能性あり)が、在庫不足などはないので、杞憂かもしれない
【18】スマホを使用して、トラッカーがわりにする方法
http://vrherokichi.com/2020/09/15/vsmarttracker/
GOOD
たくさん持っている人にとっては、トラッカー代が不要になる
BAD
メーカー保証外の方法のため、トラブルが発生しても自己責任
本来の用途外に使うため、重たい、うまく体とフィットしないなどのトラブルが起きがち
メーカー非公式の方法なため、事前の準備が必要
うごきがぎこちない、バッテリーもちがわるい
目のまばたき(アイトラッキング)や顔の表情、舌の動き(フェイシャルトラッキング)、指の動き【指トラ、ハンドトラッキング】なども再現したい場合
VRChatでは顔の動きを再現したい場合は、「フェイシャルトラッキング;通称顔トラ」、目の動きを再現したい場合は「アイトラッキング:通称アイトラ」といい、対応HMDや付属品を取り付けることによって、それぞれできます。
https://youtu.be/9wuwJZuVMNg?si=OIUsGZc9RpH8ayDA
今回、市販で購入可能なQuestProで実施する方法はこちらで紹介しています。顔や目の動きも再現したい場合は、こちらをご覧ください。PCのスペックや対応HMDに条件があります
顔も体もトラッキングしたい!! 究極の無線HMD+指トラ+11点フルトラ+フェイシャル+アイトラッキングになるまでの流れを紹介!【無線フルトラ+アイトラ+顔トラ】【2024年8月版】
また、指の動きを反映する技術は、指トラ、ハンドトラッキングなどと呼ばれ、Indexコントローラ、contactsheet for Quest、yubitora+などのデバイスで再現可能です。それぞれ違いがありますが、没入感や後ろのトラッキング重視だとIndexコントローラがお勧めです。しかし、入手性の問題から、Quest2,3,Proのコントローラーにcontactsheet for Quest、yubitora+を取り付けることをお勧めしています。実際に使った事例と必要な機材をこちらで紹介しています
指トラとコントローラーを徹底比較!VRChatでハンドトラッキングできる6つのデバイスやコントローラーをまとめてみた【2024年9月3日版】
指トラ(ハンドトラッキング)対応のデバイス6種類とハンドトラッキングができるものを含めたコントローラー5機種を比較してみました。
フルトラと検索しても各社出てこない理由
HMDの違いなどでできないフルトラはないか?
各社公式HPとか正確なものを見てもらえると助かります。HMDがSteamVRに対応していれば、基本的にVRchatのフルトラ用に使えます。わからない場合は、公式サイトやHPに「VRChatもしくはSteamVRに対応していますか?」と公式の問い合わせ先に聞けばよいでしょう。IMU方式各社はディスコードなどで聞ける窓口が存在しています。当サイトでは、ValveIndexからQuestProに変更した際のやり方なども記載はしています。Questシリーズでフルトラしたい場合は、下記の記事が参考になります。Quest2,3でもVirtual Desktopを利用する場合は同じかと思います。
顔も体もトラッキングしたい!! 究極の無線HMD+指トラ+11点フルトラ+フェイシャル+アイトラッキングになるまでの流れを紹介!【無線フルトラ+アイトラ+顔トラ】【2024年8月版】
元々フルトラは、Viveトラッカーの目的外利用から始まったものなので、Base stationが必要なValve IndexやViveシリーズの有線HMDの方がトラブルが少なく、さらにViveトラッカーだと非常に手軽に簡単に導入できます。こちらの記事に実際使ったHMDと当サイトのお勧めのHMD紹介しています。
VRChat用のVRゴーグル10種類を紹介!おすすめは何?(ヘッドマウントディスプレイ、VRゴーグル)実際使った機種の感想をまとめてみた【2024年9月28日版】
VRChatのVRモードに必須のデバイスであるVRゴーグル【別名;ヘッドマウントディスプレイ(HMD)】は何がおすすめなのでしょうか?そもそもVRゴーグルって何?TVと違い、平面をみるのではなく、3D...
実際使ってみた価格とトラブルの少なさの一覧
動きの再現性でお勧めなフルトラデバイスはnoteで紹介中です。
こちらです。
https://note.com/hiro124vrc/n/nf5e7471b66ad
【おまけ】仮想トラッカーってどうなの?
HMDがQuestシリーズ+VirtualDesktopの場合だと、仮想トラッカー機能を使うことができます。
ただし、QuestProの場合、足が動かない等とフルトラとまでは言えないのが現状で、カメラのフルトラよりも精度が悪い状況ですが上半身のトラッキング精度は実感できると思います。ただ、下半身をViveトラッカー+上半身をVirtualDesktopの仮想トラッカーを使うことで
気軽にトラッキング点数を増やした動きをすることが可能です。VirtualDesktopの仮想トラッカーを付けた場合と、つけない場合の動きを下記記事に書きましたので、ご参照ください。
【最後に】この記事を作成した経緯について
めちゃめちゃ詳しい人は、HPやWebページ作るよりも、ワールド作ったり、自分で集会とかやったり、ツイッターで情報公開しているかと思います。当サイトで種類やワードをザックリ知った後、実際使われている方のサイトにいったり、ツイッターでフォローや直接聞きに行くほうが、実体験などがわかり、各種フルトラの導入はしやすいと思います。
当サイトでは、フルトラになる方法を
1.VRChatのフルトラを全く知らない人や初心者案内を受けれなかった人
2.日本人のフルトラのフレンドと時間的に会えない人向け
に、どうやったらすぐにフルトラになれるのかに重きを置いて、記事を書いています♪
とりあえず今はすぐに導入したいのなら、ViveUltimateTracker、ハリトラワイヤレスやユニモーション、mocopi等がお勧めです。少し探すとViveTrackerとBasestationが入手できるかもしれません
関連リンク
価格別一覧はこちら
価格別!とりあえずすぐにできるだけ安くフルトラになる方法(600円から)【2024年11月2日版】
コスト別におすすめフルトラを一覧にしてみました。(円安、円高で値段変動しますので、正確な金額は公式で確認してください)ヘッドマウントディスプレイ(HMD、別名:VRゴーグル、ヘッドセット)は除いた価格...
今まで実際トライした結果一覧はこちら
市販IMU方式のデバイスとアルトラとViveトラッカーを比較!VRChatではどのフルトラデバイスがいいのか?全て自腹で買って実際にやってみた【2024年9月21日版】
mocopi、ハリトラワイヤレス(HaritoraX ワイヤレスが正式名称ですが、以下ハリトラワイヤレス)、ユニモーション(Uni-motion)、VIVEトラッカー、Vive Ultimate tr...
キャリブレーションについて知りたい方はこちら
そもそもフルトラって何?って人はフルトラという言葉がイメージできない方、フルトラで動いている様子はこちらを参照ください。フルトラについて把握するには、HMDやデバイスの知識も必要です。詳細は、こちらを...
おすすめHMD(VRゴーグル)、PC構成はこちら
【VRChat】フルトラ、アイトラ、フェイシャルトラッキングを快適にプレイするために2年間フルトラ大好きな私が現在やっているゲーミングPCスペック、wifi環境をまとめてみました
PCについてはじめに:高性能じゃないと絶対ダメと強く煽ってくる人やサイトに注意現実問題、VRChatは、他のゲームと比べても圧倒的にグラフィック性能とメモリを要求するゲームなのは間違いなく、実際問題必...
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フルトラがどのように使われているのか?活用事例はこちらから
フルトラってどう使っているの?フルトラの活用事例をおはつい、ダンス、可愛い動き、面白い動き、パラパラなどで紹介!!
おはツイ、ダンス、可愛いムーブ、パラパラなどフルトラを活用されている事例を紹介していきます。全身を使って表現できるフルトラの使い方は千差万別です。没入感を得るためにフルトラになる人もいれば、動画を撮る...
【VRchatワールド紹介その2】フルトラでおはツイや撮影をしよう!おすすめワールド6選と製作者さんを私が紹介! はなちゃん。さん、ianwan(いわん)さん編
ワールドクリエイター:はなちゃん。さんネモフィラ-nemophila-ネモフィラが見える丘です。ネモフィラ以外は特にないです。ネモフィラのみなのは、果たして本当なのだろうか?ネモフィラ以外...
フルトラデバイス別の利用状況の調査結果を知りたい方はこちら
【2023年5月速報用】最大回答1123票! #第二回VRCフルトラ国勢調査 調査結果 twitter: @hiro124_VRC
唐突で大変申し訳ありませんが、#第二回VRCフルトラ国勢調査 を開始します。今回も、質問を考えながら、やっていく予定です。デバイスも大変増えてきたので、それらの人気具合などを把...
Vtuberのトラッキングを知りたい方はこちら
VtuberのLive2D配信用のトラッキングデバイスはこちら!
VRChatの市販アバターで3Dフルトラ+アイトラ+フェイシャル+ハンドトラッキングでVtuberさんが3D配信、動画投稿する方法を一覧にして紹介!【2024年8月版】
Vtuberのトラッキングデバイスは、2D配信時は上半身トラッキング、3D配信時は、フルトラ+フェイシャルトラッキングと要求する精度が違ってきます。また、スマホをフェイストラッキングのツールとして使う...
フルトラデバイスでトラブル発生時の問い合わせ先はこちら
IMU方式のフルトラデバイス(HaritoraXシリーズ、Unimotion)のトラブルが発生した場合の問い合わせ先
当サイトでは、フルトラデバイス(ハリトラ、Unimotion等)のキャリブレーションなどのトラブルが発生した場合の問い合わせを受けますが、主な連絡先はこちらになります。
フルトラデバイスメーカー一覧はこちら
VRChatフルトラ用デバイス&ソフト作成しているところ一覧&悪質な販売業者にお気を付けください
デバイス名等で検索しやすい、わかりやすい一覧を作成しました。ユニモーションの検索結果で来られた方は、詳しいレビューなどはこちらにありますので、ご確認下さい https://vrchat-fb...
おまけ:フルトラデバイス一覧
横スクロールで別デバイスを見ることができます
2024年8月現在のフルトラデバイス一覧
名称(リンク先は公式) | VIVEトラッカー3.0+ベースステーション | Vive Ultimate Tracker(アルトラ) | Haritoraxワイヤレス | uni-motion | mocopi |
---|---|---|---|---|---|
購入形態 | 市販(アマゾン等で購入可能) | 市販(アマゾン等で購入可能) | 自社サイトのみ | 自社サイトのみ | 自社サイトのみ |
価格(税込) | ¥19,150/個 | ¥31,029/個 | ¥39,999 送料別 | ¥39,800 | 49,500 円(別途スマートフォン必要) |
フルトラ時価格(税込) | ¥108,600/3個+BS2×2個 6点フルトラ時 最低価格:¥83,025/3個+BS2×1個 6点フルトラ時 | ¥92,829/セット購入時の価格 6点フルトラ時 ¥154,887(税込)/セット+単品購入時の価格 8点フルトラ時 (セット品:VIVEワイヤレスドングルが必要) | ¥39,999 送料別+Bluetooth受信アダプタ/9点フルトラ ¥61,859 肘拡張ユニット+GX2ドングル+GX6ドングル/11点フルトラ 肘トラッキング拡張セット ¥13,900 6個接続できる専用通信ドングル GX6 ¥4,980 2個接続できる専用通信ドングル GX2 ¥2,980 | ¥39,800 /9点フルトラ 上記+肘拡張ユニット/11点フルトラ +別途単三電池1個 | ¥49,500/9点フルトラ +別途スマートフォン必要 |
寸法(mm) | 70.9 x 79.0 x 44.1 | 77 x 58.6 x 27.3 mm | W44mm×H41mm×D17mm センサー(ToFあり)は W44mm×H41mm×D24mm | 60 mm x 40 mm x 16 mm | 円形。直径32mm×厚さ11.6mm |
動作時間 | 7.5時間 | 最大7時間 | 約20時間 | 24時間以上 | 最大約10時間 |
充電 | 不明 | Qualcomm Quick Charge 3.0 平均2.2時間 5V/1A電源供給を使用 平均3.2時間 | 不明 | 乾電池交換 | 約1.5時間 |
電池 | バッテリー内蔵 | バッテリー内蔵 | バッテリー内蔵 | 1.5 V 単3乾電池(AA,LR06) | Li-ion |
充電方式 | USBC接続 ポゴピン x 6 | USBC接続 ポゴピン x 6 | USBC接続(6又のUSBC充電用端子があるので便利) | ない | 充電ケースに指してUSB充電 |
センサ等 | ライトハウス方式 FOV 240° BS1.0及びBS2.0対応 | 6DoFのインサイドアウト・トラッキング 広視野トラッキングカメラ × 2 | 加速度・角速度・地磁気 センサー(9軸IMU) 足首部のみ:上記+TOFセンサー | 9dof IMU/AHRS (加速度・角加速度・地磁気) ICM-20948 | 6DoF(加速度センサー 3DoF + 角速度センサー 3DoF) |
接続 | ライトハウス方式 ベースステーション 環境下のみ作動 かつ ・専用通信ドングルをPC側に設置要/個(通常利用) ・USBC接続可/個(マイナー) | 5 GHz Wi-Fi 専用の2.4 GHz | Bluetooth or 専用通信ドングルGX6/GX2(別売り)による2.4GHz独自通信 | 2.4 GHz (IEEE 802.11,Wi-fi) | Bluetooth LE Ver.5.2 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) 最大通信距離は10m |
トラッキング数(VRChat上) | 1~8点(VRChat上のFBTは11点までのため、8点) | 1~5点まで | 胸 / 腰 / 両膝 / 両足首の6点(通常) 肘拡張ユニット追加購入で8点 ※Updateで全身に拡張可能 | 胸 / 腰 / 両膝 / 両足首の6点 拡張ユニット2点追加購入で8点 | 胸 / 腰 / 両膝 / 両足首の6点 SlimeVR利用で8点可 |
fps | 不明 | 不明 | 100fps位はでる(公式HPの宣伝文とツイッターなどで公式様よりいただいた情報) *GXドングル利用前提での話ではないのか?Bluetoothで出るのかは疑問(当サイト調べ) | 60fps、70fps、144fps | VRChat上では不明だが、60fpsも出ていない模様(当サイト検証) 30fps、60fps(PCアプリで動画出力時) 30fps(スマホアプリで動画出力時) |
対応VR | SteamVR | SteamVR | SteamVR | SteamVR | SteamVR |
重量(1個あたり) | 75g | 94g | 17g | 15g | 8g |
Quest単機起動 | 不可 | 不可 (XREliteの場合は不明) | 可能(スマホ必要/PC不要) | 可能(スマホ必要/PC不要) | 不明 |
購入時注意 (通常HMDとコントローラー分で3点トラッキング。VRCでは11点まで可能。合計6点からフルトラ) | 別途BaseStation1.0or2.0の購入と設置が必要 最低1個~最高4個(BS2.0の場合) 最低1個~2個(BS1.0の場合) BS2の2個以上を当サイトでは推奨。 BS2.0×1個:25575円 BS2.0×2個:51,150円 BS2.0×3個:76,725円 BS2.0×4個:102,300円 | ×:現在202408時点でベータ版運用。バージョンが変化するたびに動きの再現性やトラブルの違いあり 1/4インチ-20 UNC スクリュー取り付けマウント 120 cm USB-C to USB-C ケーブル 説明書(ユーザーガイドQRコード / 安全ガイド / 保証カード) | Bluetooth接続時 Bluetoothアダプターに要件あり 最大接続可能台数6つ以上対応機器 が必要 WinPCは、7つのBluetoothしか接続できない仕様のため肘拡張ユニット時にはGX2ドングル以上は必要 ・SlimeVR版はない。有志の非公式ならあるが非推奨。SlimeVRは制御ソフトで、各市販デバイスは、IMUセンサーとして動作する | 単三電池要 上半身モード等HMDなしで上半身可 ・SlimeVR対応ソフトはあるが、SlimeVRでの公式は非保障、非サポートのため、非推奨 | 身長140cm ~ 190cmの方が対象 防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X) PCアプリはNVIDIA® GeForce RTX™ 3060以降を推奨 |
VRChatでのキャリブレーション回数 | 1回(Tポーズ) | 1回(Tポーズ) | 1回(Tポーズ) | 1回(Tポーズ) | 1回(Tポーズ) |
専用ソフトのキャリブレーション回数(当サイト調べ) | なし(ライトハウス方式のHMDの場合) | 1回(QuestProでトライした場合、XREliteの場合は不明) | 2回(直立1回+膝曲げ1回) | 2回(直立1回+膝曲げ1回) | 2回(オリジナル) |
上記の引用元(引用以外は当サイト調べと記載)) | https://www.vive. com/jp/accessory /tracker3/ 価格:アマゾン、BSはジョーシン 202408時点 | https://www.vive.com/jp/accessory/vive-ultimate-tracker/ 価格:アマゾン | https://ja.shiftall.net/products/haritorax-w と公式ツイッターより | https://uni-motion.com/ と公式ツイッター 非公式ディスコードより | 公式サイト |
キャリブレ回数(当サイト調べ) | ~2回/5H | ~2回/5H | 5回/30分(VRChat上の1回+ソフト4回) | 5~7回/30分(VRChat上の1回+ソフト4~6回) | (SlimeVR版) 5回/30分(VRChat上の1回+ソフト4~6回) (通常版)多すぎて覚えていませんが15分で4回は確実 |
キャリブレ時間(当サイト調べ) | 15秒 | 15秒+(OpenVRでの修正必要な場合:1分) | 40秒 | 40秒 | 40秒 |
おすすめできるか?(当サイト調べ) | 強くおすすめ | 設定が非常に難しいが、動きの再現度が高い点はおすすめ。現在ベータのため要注意 | コスト優先であまり動かない乾電池交換したくないなら、専用ドングルのセット前提でお勧め | コスト優先であまり動かない、乾電池駆動という点に問題ならお勧め | 身長制限ある点含めVRChat用途のみでは、あまりお勧めできない。モーションキャプチャーや外出多い等別用途も含めて検討対象に入る |
おわり