フルトラは体全身を使って操作する技術の略称で、正式にはフルボディトラッキング(以下フルトラ 英語:FullBodyTrackingでFBT)といいます。VRChat上では、一般的に使われている名称です。フルトラは【体全体をトラッキングする】という意味の【フルボディ】【トラッキング】の略称で、体全体にトラッカーと呼ばれる装置をつけること等で体全体を認識させます。
*この記事はPCで閲覧することを推奨します。前半はフルトラについて、後半はフルトラの各デバイスの特徴について記載しています。
- フルトラについて
- フルトラムーブ別の各デバイスのおすすめを紹介
- 没入感はリアルな動きの再現性とキャリブレーションの少なさが大事!
- フルトラデバイス各種の紹介
- 光学式 【1】一番人気!VIVEトラッカー 予算:8万円台~
- VIVEトラッカーの概要とメリット
- VIVEトラッカーのデメリット
- 光学式【2】Tundra Tracker
- 複合方式
- 【4】PICO Motion Trackers 11.800円~
- IMU方式 (Inertial Measurement Unit)とは何か?共通点は?
- 共通点1:キャリブレーションした位置から推測して位置を検出
- 共通点2:誤差が蓄積するので、都度キャリブレーションが必要
- 共通点3:ソフトによってデバイスの取り付け位置や数が違う
- 共通点4:体の情報を読み取るために取り付けるので、取り付けた位置=トラッキングポイントではない
- 共通点5:動かない場合でも、常時絶対距離を測定するVIVE Trackerよりも確実にずれる
- IMU方式のメリット(VIVEトラッカーとの比較)
- IMU方式のデメリット(VIVEトラッカーとの比較)
- IMU方式のメリット(pico motion trackerとの比較)
- IMU方式のデメリット(pico motion trackerとの比較)
- 【5】ユニモーション(Uni-motion) 価格:3~5万円
- 【6】HaritoraXワイヤレス(ハリトラワイヤレス) 価格:3~5万円
- 【6】HaritoraX2【12/21予約開始】39999円から
- 【7】mocopi 価格:4万円~ +(別途スマホ必要)
- ■HaritoraX ワイヤレス、ユニモーション、VIVEトラッカー、mocopiどれがリアルな動きの再現性がいいのか?
- カメラ方式
- 【後半につづく】の別記事には、有線IMU方式、発売予定のデバイス、自作、フリーソフトのフルトラデバイス詳細を記載しています
- 後半に続きます。
フルトラについて
フルトラとフルトラじゃない人って何が違うの?
動画を見ると、白い球1個=トラッカー1個となり、トラッカーをつければつけるほど、アバターの動作が現実の体に近くなっていくことがわかります。
どうすればフルトラになれるの?必要な設定は何?
1.「デバイス本体の設定」(ハードの設定、充電、体への取り付け、ベルトの設定等)
2.「デバイスやHMD用のソフトウェア」の設定
3.「VRChat側での設定」(フルトラになるとFBT調整用のメニューが出るようになります)
4.「VRChat側で毎回行う調整(以下キャリブレーション)」
あり、1~3はデバイス毎に大きく変わります。VRchat上で、鏡の前などでTポーズをしている人がいたら、4のキャリブレーション(動画参照)中と思ってください。
フルトラデバイスの種類やそれぞれのメリットやデメリットはないの?
1.光学系フルトラ(ベースステーションとViveトラッカーを利用したもの)
2.IMU方式(外部センサ不要で、センサを体に取り付けるもの)
3.カメラフルトラ(カメラを使って、モーションキャプチャーしたもの)
4.それらを複合的に使って、フルトラにしたもの(複合式)
です。最近では、カメラとIMUを併用するデバイス、HMDとセットで初めて使えるタイプも出ています。名称は一般的なユーザーにもわかりやすく私が作りました。
それぞれ特徴があり、床の認識に強いのは光学系、磁力に弱いのがIMU方式と色々あります。
フルトラのデバイスと言っても、体全体の動きを認識する仕組みが異なっています。
大別すると図のような感じになります。
カメラ方式や光学式は、布団などの遮蔽物があると動きが再現できません。対して、IMU方式は遮蔽物に強いのですが、精度が一般的に光学式より悪いです。カメラ方式は、スマホでできるものから、画像のデータを送信する回線の速さ、解析するCPUやGPUの処理能力が必要なものまで多岐にあります。VRChat上でダンス等の動きを一番正確に再現できているのがViveトラッカー等の光学式のため、IMU方式が万能ではないとわかります。
再現性や正確性がないと、アバターとの一体感が味わえないなど、最終的にフルトラをやめてしまう要因になります。なのでどういった用途で使いたいか?が選ぶポイントです。予算とムーブ(実現したい動き)、没入感が欲しいか等で、あなたにぴったりのフルトラが決まるのです。用途別に一覧にしてまとめています。
フルトラの人ってデバイスは何を使っているの?
2022年の調査と比べ、種類が大幅に増えたことで、ユニモーションが大きく順位を下げ、PICO Motion TrackerやVIVEトラッカー (Ultimate)が上位に入っております。mocopiはVRChat利用だと、少ない印象です。ただ実稼働かどうかは不明です。各社とも在庫切れがなくなってきたため、好きなフルトラデバイスを選べる状況となっており、ベースステーションの在庫不足で苦しんでいたVIVE TrackerやTundra Trackerも高価なデバイスですが、動きの再現性の高さから、結局伸びている印象です。
https://x.com/hiro124_VRC/status/1840222539244810420
まとめ:みんなが使っているVRchat内でのフルトラデバイス
VIVE Tracker >>ハリトラワイヤレス>ハリトラ(有線タイプ)>PICO Motion Tracker>Tundra Tracker>VIVEトラッカー (Ultimate)>ユニモーション>mocopi
*VRchatユーザーを目的にアンケートを作成しましたが、RTで拡散された後で、Vtuberさん用途で使われていたりする可能性もあります。アンケートは下に行けば行くほど回答数がどうしても減ってしまったり、RTによって回答数が異なる点はご注意ください。
フルトラってどう使われているの?
フルトラムーブ別の各デバイスのおすすめを紹介
先ほどの調査でよくする動き別におススメデバイスをまとめてみました。
ムーブの種類 | ムーブの説明 | IMU方式/Joy-conなど *デバイスや環境による差が激しいです | VIVEトラッカー(光学式) | TDPT/MocapForAll/ARマーカー等 |
---|---|---|---|---|
おはつい | Twitter等でおはようのあいさつと一緒に添付する写真。静止画。 | 可能 | おすすめ | 可能 |
VR睡眠 | 毛布やブランケットを被ってフルトラ状態で寝ること | 可能 | ×認識しない | ×認識しない |
座る | 机やいすや床に座る。VRchatは話しているときの方が多い | 可能 | 可能(座った際に腰トラッカーが隠れやすく、腰トビが発生しやすい) | 条件付きで可(膝同士をつけると認識しない) |
ラジオ体操 | ラジオ体操をみんなでやるイベント等あります | 可能 | おすすめ | 可能 |
簡単な踊り | 盆踊りのようなゆったりとした踊り | 可能だけど遅い | おすすめ | 条件付きで可(特定角度のみできる) |
激しい踊り | シャッフルダンスのような激しい踊り | 可能だけどおすすめしない | おすすめ | |
ひろさんムーブ | ひろがフルトラテスト用で使うくねくねした特殊動き | 可能だけど遅い | おすすめ | 特定角度、条件のみ |
没入感はリアルな動きの再現性とキャリブレーションの少なさが大事!
フルトラデバイス各種の紹介
光学式 【1】一番人気!VIVEトラッカー 予算:8万円台~
光学式は、他の方式と比べても最も絶対位置の精度が高いです。VRchatの場合、Viveトラッカーのケースが多い(ツンドラトラッカー等もあります)ですので、Viveトラッカーについて紹介していきます。デメリットとしては、ベースステーション(Viveトラッカーの場合)の設置が必要です。また、障害物がベースステーション間にあると、動きをとらえることができません。
VIVEトラッカーの概要とメリット
市販品で一番初期導入が楽。没入感、動きの再現性、値段全て高い。在庫があれば公式以外からも購入可
・ベースステーション 最低1個 (1個 25,570 円)
・Viveトラッカー 3個 (1個 19,000 円)
がともに必要です。トラッカーとベースステーション間に障害物があると、トラッキングできないので、あらゆる動きに対応させるには、ベースステーションが2個最低でも必要です。2022年8月まで、すぐ入手できるのはviveトラッカーのみでしたが、最近はベースステーションも購入できるようになりました。ではなぜ高価なViveトラッカーが、今でも人気なのでしょうか?
なぜ高価なのにVIVEトラッカーを買うの? 理由:市販品で楽で高性能だから
トラッカーは、6点→8点→11点とトラッキング点数を増やすと、トラッカーと取り付けるベルトを購入すればすぐに拡張できることや日によって、6点~11点に簡単に調整できます。ほかのデバイスだと、市販されていないため、すぐに購入できません。初期設定もほかのIMU方式等と比べると簡単です。価格と在庫の少なさ、装着が大変等がデメリットになります。カメラ関係のフルトラと比べると、IMU方式同様に装着しないといけません。
Viveトラッカー3.0はずっと同じものを使えます。トータルの出費は高いですが、ムーブの種類が変わったり、激しい動きが必要になった時でも、トラッカー自体を変更しなくても、ベースステーションの更新をしていけば、動きを改善できます。
ベースステーション1.0と2.0と個数による違いを動画で紹介!!
メリット
■購入する際のメリット
・市販品。また、中古品が結構出回っていて、入手しやすい
・王道で多くの人が入手しているので、情報が多い
■ソフトウェアトラブル、キャリブレーション回数が圧倒的に少ない
・ベースステーションの設置以外の導入が簡単。追加も簡単。
・導入後の毎回のキャリブレーション回数も少ない。30分以上の没入感を楽しめる
・応答速度が圧倒的に速く、起動時間も実用的で十分
・指トラッキングもIndexコントローラの導入のみで済み、非常に簡単。
(*2024年よりIndexコントローラの入手が非常に難しくなっています)
■動きの再現性や応答速度が非常に高い
・床をしっかり認識し、市販IMU方式等にある足が床にうもれたり、足が左右に振れない
・ベースステーションからの距離を正確に測定するため、トラッカーの絶対座標を検出して、トラッキングするため再現性が高い
・リアルな動きの再現性がこの中では一番よく、ダンスや動きの激しいものの再現、没入感重視だとこれ一択
VIVEトラッカーのデメリット
高い
高いです。他のフルトラデバイスと比べると、十万円台で初めての人にはおススメのフルトラができるようになります。
Viveトラッカーのデメリット
■購入する際のデメリット
・高い。導入時お勧めのベースステーション2台と両足腰用のVIVEトラッカー3個で10万8千円必要
・トングル用のUSB拡張、充電用のケーブルなどが必要
■設置する際のデメリット
・ベースステーションを設置する手間、PC側にトングルをトラッカー1個につき、1台設置する必要がある
■使う際のデメリット
・スマホ単体でできるフルトラもある中で、どうしてもPCが必要。
・VRで睡眠するときは、毛布等かけると追従しなくなる。遮蔽物があると追従しなくなる。
実際トライした記事がこちら
■Viveトラッカーでフルトラになるには、こちらの記事を参照ください
【フルトラ VRChat】VIVEトラッカーとベースステーションでフルトラになる方法をヘッドマウント別に紹介。ベースステーションの仕組みや台数、違いなどを紹介!!【1/4】
VIVEトラッカーはどういった原理でフルトラできるのか?ベースステーション(1.0)について解説します【比較動画】ベースステーション1.0×2とベースステーション2.0×2とベースステーション2.0×...
■購入方法・購入先の詳細はこちら
【フルトラ VRChat】VIVEトラッカー、ベースステーション、Indexコントローラーの購入方法、購入先などを中古、新品の場合で一挙紹介【3/4】!!【20240714版】
記事前編VIVEトラッカーの仕組みやベースステーションの台数の違いなどについてhttps://vrchat-fbt.com/vivetracker_basestation/ベースステーションを購入する...
■設定方法はこちら
【フルトラ VRChat】VIVEトラッカーとベースステーションってどう設定するの?どういったトラブルが発生しているの?ドングルの設置方法等を紹介!【4/4編】
前回までの記事一覧【1/4編】 VIVEトラッカーの仕組みやベースステーションの台数の違いなどについてhttps://vrchat-fbt.com/vivetracker_basestation/【3...
光学式【2】Tundra Tracker
こちらは、まずベースステーション(ライトハウス方式ができる環境であること)が、重要です。
また、メルカリでの新品は盗品の可能性がありますので、ご注意ください
https://twitter.com/Tundra_Labs_JP/status/1775389753531420795
なお、日本法人ができ、日本での購入が可能です。詳細な使い方については以下のページが参考になります。
公式サイト等の情報はこちらをご覧ください。
GOOD
とにかく軽い
導入が簡単。追加も簡単
応答速度が速い
BAD
市販品でないため、VIVEトラッカーと比べて入手しづらい
複合方式
カメラとIMU方式を組み合わせたもの、IMU方式と等複合的なものはその他に入れております。IMU方式の詳細は、ここのデバイス各種の紹介の後で記載します。
【3】VIVEトラッカー (Ultimate)予算:9万円~
VIVE公式
VIVEトラッカー (Ultimate)【英名:VIVE Ultimate Tracker】基本情報
VIVEトラッカー (Ultimate)
・最大5台のトラッカー(どう頑張っても8点まで)
・¥31,000 (税込)/個
・重量94 g 充電時間:Quick Charge 3.0で平均2.2時間
・PCは必須ではなくなり、ベースステーション不要。VIVEワイヤレスドングルをヘッドセットに差し込むだけ。
・接続 専用の2.4 GHz/5 GHz Wi-Fi
・接続時、VIVEワイヤレスドングルが必要:VIVE XR Elite、VIVE Focus 3。他のスタンドアロンおよびPC VRヘッドセットに対する
・サポートは現在計画中。
実際トライしてViveTrackerと比較した記事がこちら
体全身をトラッキングすることをフルボディトラッキング、略してフルトラといいますが、VRゴーグルを被ってフルトラになることができるVive Ultimate tracker(アルティメットトラッカー 略...
【4】PICO Motion Trackers 11.800円~
実際動いた映像がこちらになります
ここがいい
・Picoユーザーなら、一万円台でフルトラ導入できて、圧倒的に安い。
・2個だけでなく、3個つけれます。3個つけると腰回りの動きが改善します
・軽くて小さくて凹凸が少ない。11月のアップデートでVR睡眠も可能に。
・足首に二つ巻くだけで長時間(メーカー25時間)使える
・とにかく手軽に始めれるし、継続もできる
・足と手、頭以外はAIとカメラやトラッカーからの赤外線等を利用して、位置を取得している
・座った状態、胸のひねりといった表現も再現できており、没入感だけ味わいたい人に向いている
ここがダメ
・Picoユーザーの一部しか使えないし、VirtualDesktop環境では使えない(PICO CONNECTのみ)
・膝を使った表現に弱い。特に膝を上げる動作の表現が弱く、トビ膝蹴りといった腰上の膝表現が再現できない。膝はひざより下に来る動きは再現できている。
・HMD側から見て、膝で足が隠れた状態の時、膝が上がるのを認識しずらい。
・HMDを外したあとの挙動が怖い
・腰の追従が若干遅れる。
実際トライした記事
実際トライした結果はこちらにあります。詳細知りたい方はこちら
PICO Motion Trackerを自腹で4個買ってVRChatで他のデバイスとフルトラ比較してみた【2024年11月12日ピコモーショントラッカーレビュー記事】
PICO Motion Tracker(ピコモーショントラッカー)は、PICO 4 UltraとPICO 4、PICO 4 PRO、PICO Neo 3ユーザーの一部Picoシリーズでのみ使用可能なフ...
また、市販しています。発売先はこちらです
IMU方式 (Inertial Measurement Unit)とは何か?共通点は?
慣性計測ユニット(IMU)方式は、加速度(直線的な動きの方向と量)、角速度(回転した動きの方向と量)、地磁気(地球上の地磁気を検出して方角を測定)を測定することで位置を検出するものです。地磁気を利用しないIMUもありますが、いくつか共通点があります。
共通点1:キャリブレーションした位置から推測して位置を検出
絶対位置の計測ではなく、キャリブレーションした位置をベースとして、加速度、角速度、地磁気を測定し、推測した位置情報で検出します。常時位置を検出している光学式と比較すると、位置精度が低いのがデメリットです。
共通点2:誤差が蓄積するので、都度キャリブレーションが必要
時間が経過したり、移動が増えることで、誤差が蓄積するのも特徴で、都度キャリブレーションをする必要があります。体感ですが、動く場合は20分毎ぐらいでキャリブレーションが必要です。対して光学式は、常時vivetrackerより位置情報を計測しているため、ズレが発生しづらいです。(基本にずっとプレイしていてもズレはほとんど感じません)
共通点3:ソフトによってデバイスの取り付け位置や数が違う
体の情報を読み取るために、デバイスを取り付けるので、デバイスやソフトによって取り付け必須の数が異なります。
共通点4:体の情報を読み取るために取り付けるので、取り付けた位置=トラッキングポイントではない
VIVE Trackerのようにつけた数だけトラッキングするわけではありません。頭➡胸➡腰➡膝➡足等と各センサーの情報を読み込むことで、体の各部の位置を推定するものになります。
共通点5:動かない場合でも、常時絶対距離を測定するVIVE Trackerよりも確実にずれる
反復横跳びのように行ったり来たりの動き、歩いて元の位置に戻るような動きをよくする人は、加速度が少しでも違ってくると、元の位置にぴったりと戻ることが難しいため、ずれていきます。全く動かない、立っているだけ、たまに足をあげるだけ、行ったり来たりの動きをあまりしないといった動作の場合は、ズレが軽減されます。(軽減はされるが、常時測定しているVIVE Trackerにはかないません。また、UltimateTrackerも常時カメラを使って測定しているため、ズレが補正されます)
PICOMotionTrackerでVR睡眠したときの様子です。両足を伸ばして、軽く寝返りを打っている程度の軽い動きですが、10分経つとずれていきます。
このように、キャリブレーションは長くて20分位で必要になります。
IMU方式のメリット(VIVEトラッカーとの比較)
・価格が安い
・V睡するときに毛布とか掛けることができる
IMU方式のデメリット(VIVEトラッカーとの比較)
・動きの再現性が悪い、追従が遅い、動いた場合の一体感や没入感は低い
・(mocopiを除く)磁力に弱い。
・動く動かない問わず、キャリブレーション後に、体がだんだんずれていき、一体感が失われる。
・床を滑るように動く傾向がある(ドリフトと言われる)
・毎回の設定が圧倒的にめんどくさい。動く場合、20分に一回程度、キャリブレーションしなおす必要がある
・トラブルが多い。
IMU方式のメリット(pico motion trackerとの比較)
・動きの再現性は高い
・ズレが少ない
IMU方式のデメリット(pico motion trackerとの比較)
・キャリブレーション、取り付け等にセッティングに時間がかかる
9軸IMUが主な位置検出方法のPICOMotionTrackerの場合ですが、ズレは約5cm位、角度ズレは6°、25時間持つと公式HPでは発表しています。
【5】ユニモーション(Uni-motion) 価格:3~5万円
価格については、3万円台からでトラッキング点数によって値段が変わります。
実際トライした記事
最新でのトライはこちら
ユニモーションでVRChat上でフルトラして、他デバイスと比較してやってみた 20241127版(Unimotion)【Uni-studio v.1.4.4版】
(写真;ユニモーション一式)Unimotionがアップデートしました。アップデートに伴い、どれ位性能がアップしたのか比較動画を作りました。本記事は、前回のおさらいをのぞいた分について、動画でも紹介して...
市販IMU方式のデバイスとアルトラとViveトラッカーを比較!VRChatではどのフルトラデバイスがいいのか?全て自腹で買って実際にやってみた【2024年9月21日版】
mocopi、ハリトラワイヤレス(HaritoraX ワイヤレスが正式名称ですが、以下ハリトラワイヤレス)、ユニモーション(Uni-motion)、VIVEトラッカー、Vive Ultimate tr...
最初は公式での利用を推奨いたします。
公式非サポート!! #SlimeVR のユニモーション、#Unislime を使ってどれ位動きが変わるか比べてみた
ユニモーション(Uni-motion)が以前発表したSlimeVRを使えるようになるソフト「ユニスライム(UniSlime)」公式が非サポートということで当サイトも今までやってきませんでした。しかし、...
公式
Uni-motionのメリット(ハリトラワイヤレスと比べて)
・トラッカーが5個からでフルトラができる
・V睡するときに毛布とか掛けることができる
・動きに合わせてモードが選べる。144Hzモードがあり、他のIMU方式と比べて、なめらかな動きを表現できる
・乾電池駆動のため、電源がないところでも使いやすい
・上半身モードがあり、Vtuberの運用にも使える
・ベルトが幅広なので、きつくなりづらい。VR睡眠等にはこちらのベルトが向いている
Uni-motionのデメリット(ハリトラワイヤレスと比べて)
・乾電池駆動なので、毎回電池交換の手間が発生する
・Wifi環境がないと使えない
・トラッカーベルトが外しづらい。
・トラッカーベルト+デバイス入れを作る初期セットアップに時間がかかる
【6】HaritoraXワイヤレス(ハリトラワイヤレス) 価格:3~5万円
実際トライした記事
市販IMU方式のデバイスとアルトラとViveトラッカーを比較!VRChatではどのフルトラデバイスがいいのか?全て自腹で買って実際にやってみた【2024年9月21日版】
mocopi、ハリトラワイヤレス(HaritoraX ワイヤレスが正式名称ですが、以下ハリトラワイヤレス)、ユニモーション(Uni-motion)、VIVEトラッカー、Vive Ultimate tr...
公式
https://ja.shiftall.net/our-products
HaritoraXワイヤレスのメリット
・軽くて小さい
・ユニモーションやmocopiと比べて、ワンタッチで外せる機構があり、トラッカーベルトが取り外ししやすい
・専用ドングルとBluetoothで接続方式が選べる。
・ベルトに伸縮性があり、ワンタッチで外しやすい
・USBで充電できる
HaritoraXワイヤレスのデメリット
・初期設定がめんどくさい。中には12回ボタンを押す×6個といった作業も。
・ベルトが外れやすい。きつく締めるなどの対応が必要
・Bluetoothで利用する場合は、PC側の他の接続機器の台数の確認が必要
・同時接続用の充電ケーブルが特殊。充電がVIVEトラッカーよりは面倒
・足、膝を左右間違えて取り付けやすい。間違えてつけてしまった場合もう一度付け直す必要あり
その他の詳細は、こちらの記事をご確認ください。
市販IMU方式のデバイスとアルトラとViveトラッカーを比較!VRChatではどのフルトラデバイスがいいのか?全て自腹で買って実際にやってみた【2024年9月21日版】
mocopi、ハリトラワイヤレス(HaritoraX ワイヤレスが正式名称ですが、以下ハリトラワイヤレス)、ユニモーション(Uni-motion)、VIVEトラッカー、Vive Ultimate tr...
【6】HaritoraX2【12/21予約開始】39999円から
https://ja.shiftall.net/products/haritorax2
わたしも予約購入してみました。製造は開始している模様ですが、1月に到着するかは、いつも通り未定です。ハリトラワイヤレスの際は遅延していました。HaritoraX 2+拡張ユニットの場合なら、肘もBluetooth接続で対応できるとのことですが、結局Bluetooth接続数も6個になるので、以前の様なカクカクになり、専用ドングルが必要なのではないかと思っています。以前の時に発生した問題はこちら
また、同時接続数をへらすためか、膝と足が有線で一体となった構造となっているため、ひっかかったり、線が気になって没入感を損なうのではないかという懸念もあります。
2024年1月に発表されていた年内発売予定だったハリトラワイヤレスRとは?
ここでは、2024年12月21日発表されたHaritoraX2の登場により、当初発表されていたカメラ併設型のフルトラデバイス「HaritoraXワイヤレスR」の記事をアーカイブしております。2024年...
【7】mocopi 価格:4万円~ +(別途スマホ必要)
実際トライした記事
mocopiでVRchat上のフルトラをしてみた【自腹レビュー】(モコピ比較レビュー)
mocopiはソニーが発売しているモーションキャプチャーデバイスです。一応VRchatにも対応しているとのことで今回トライをしています。以降はVRchat上での話です。注意:今回の記事は、古いバージョ...
直近ではSlimeVRでの利用をお勧めします。
SlimeVRモードのフルトラでVRChatのmocopiを自腹トライしてみた。
mocopi がアップデートして、SlimeVRを使えるようになりました。従来のものと比較したので、レビューしました。結論として、前より大幅に動きが改善しているし、 VRchat上のフルトラとして使う...
mocopiVRも利用してみましたが・・・。
mocopiVRをVRChatで試してみた【ファーストインプレッション】
mocopiはソニーが出している6軸IMU方式のモバイルキャプチャーを重視したフルトラデバイスです。アップデートや接続方式が非常に多いのですが、当サイトでは、VRChat用途のみ限定でトライしています...
公式
mocopiのメリット(ハリトラワイヤレスやユニモーションとの比較)
・軽くて小さい
・外で使える
・専用ケースに端子を1つさすだけで充電できる
・スマホ単体でモーションデータを取得・録画することができる
・SteamVR経由、OSC経由どちらも使うことができる新しいタイプのIMU方式のフルトラデバイス
・公式でSlimeVR対応している。
・モーションキャプチャー等が手軽にとれ、様々な出力に対応している
mocopiのデメリット(ハリトラワイヤレスやユニモーションとの比較)
・地磁気センサーなしのため、動きの再現性は劣る
・肘の拡張キットがないので、肘トラッキングができない。
・VRChat用としては、他のフルトラ用デバイスと比べて、コスパが悪く、リアルな動きの再現性も低い
・対応したスマホが別途必要
・トラッカーベルトがほぼおまけみたいなもの。他のものよりも圧倒的に出来が良くない。長時間は完全不向き。
・床が滑る現象が強めに出る
・下半身強化モード、SlimeVRモードとモードが多数あり、モードによってリアルな動きの再現性や動きが変わってくるが、VRChat用途では、ハリトラワイヤレスやユニモーションよりもリアルな動きの再現性は劣る
・モードによってはスマホを見ないとキャリブレーションできないことが多いため、没入感が減る
その他の詳細は、こちらをご確認ください。
SlimeVRモードのフルトラでVRChatのmocopiを自腹トライしてみた。
mocopi がアップデートして、SlimeVRを使えるようになりました。従来のものと比較したので、レビューしました。結論として、前より大幅に動きが改善しているし、 VRchat上のフルトラとして使う...
■HaritoraX ワイヤレス、ユニモーション、VIVEトラッカー、mocopiどれがリアルな動きの再現性がいいのか?
市販IMU方式のデバイスとアルトラとViveトラッカーを比較!VRChatではどのフルトラデバイスがいいのか?全て自腹で買って実際にやってみた【2024年9月21日版】
mocopi、ハリトラワイヤレス(HaritoraX ワイヤレスが正式名称ですが、以下ハリトラワイヤレス)、ユニモーション(Uni-motion)、VIVEトラッカー、Vive Ultimate tr...
カメラ方式
カメラでモーションを読み取って、AIや姿勢推定して、VRchat上で動きを反映するタイプのフルトラです。トラッカー等を取り付ける手間がなく、スマホで手軽に始められるものもある点がお勧めです。光学式やIMU方式のトラッカーのものと比べると、再現性や速度も半分以上落ちますし、姿勢も限られます。画像から動きを推定するので、暗いところや映っていないところは体が読み取れないため、原則できません。全身を短い距離で映す必要があるため、カメラも120°程の広角カメラが必須です。市販webカメラが30fpsほどしかなく、動きをなめらかにするには、高額なカメラ等が必要です。スマホでできる場合はそちらでの利用を推奨です。
カメラ方式で共通でよい点(光学式やIMU方式と比較して)
・装着するものなしでできる
・PC一台とカメラででき、市販のWebカメラを使えるのではじめやすい
カメラ方式で共通で悪い点(光学式やIMU方式と比較して)
・再現性や速度も半分以上落ちる
・カメラから映っていないといけないため、再現できる姿勢が限られる。
・カメラに体全体映る必要があるため、距離か広角カメラが必要
【8】MocapForAll 予算:3万円(ソフト1万円、カメラ等で2万円)
GOOD
TDPTとの比較
・早い動きができる
BAD
TDPTとの比較
・PCが必要でGPUのパワーが必要。RTX3060以上は必要。
・カメラも120°程の広角カメラが2台以上必要で、2台のカメラが同じもしくは、遅延が発生しないようにする必要がある
・メジャーなフルトラと比べるとできるポーズが限られる。一回キャリブレーションしなおすと調整が必要
・色んなポーズをとったり、動くためには、他のフルトラよりも広いスペースが必要
【後編】フルトラをVRChatで遊ぶための18種類のツールを全く知らない人向けに一挙紹介!【後編】【2024年12月21日現在】
こちらの記事は、下記の後編になります。読まれていること前提に記載していきます 前編はこちら 【11】HaritoraX(以下ハリトラX(有線)) 価格:3~5万円ハリトラはどうい...
【9】Vseeface 予算:ソフト自体は無料、カメラ等で1万円(VTuber用途としても大活躍)
【10】TDPT 予算:ソフト自体は無料、カメラ等で3000円 (VTuber用途としても大活躍)
TDPTは、Vketreal等のイベントや展示会を実施しているため、実際試すことも可能です。
Vtuber向け講座ですが、TDPTの使用については金曜日のびすたんさんの動画が詳しいです。
GOOD
MocapForAllとの比較
・カメラ1台ででき、非常に手軽、購入しやすい
・カメラ代、アプリ代のみではじめられる。入手しやすく、すぐに始められる
・マシンパワーがそんなにいらない
BAD
MocapForAllとの比較
・カメラから視界が外れると動作しなくなり、変な動きになる
・メジャーなフルトラと比べるとできるポーズが限られる
・MocapForAllと比べて、動きがもっさりする
・動きの再現性が光学式と比べて低い、床がすべる。
おススメのwebカメラについては、TDPTの青柳さんが公開しています。当サイトでも、こちらで公開しています。
https://youtu.be/uMnP1EEg7ww?si=14sWTZkPwI2-vguK
【後半につづく】の別記事には、有線IMU方式、発売予定のデバイス、自作、フリーソフトのフルトラデバイス詳細を記載しています
後半に続きます。
【後編】フルトラをVRChatで遊ぶための18種類のツールを全く知らない人向けに一挙紹介!【後編】【2024年12月21日現在】
こちらの記事は、下記の後編になります。読まれていること前提に記載していきます 前編はこちら 【11】HaritoraX(以下ハリトラX(有線)) 価格:3~5万円ハリトラはどうい...