進化した #ユニモーション(#Unimotion)の9点フルトラで他デバイスと比較してみた #VRChat 20240914【Uni-studio v.1.4.1版】

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ヒロヒロ
こんにちは!フルトラ研究所所長のヒロです。当記事はスクショ転載NGです。詳しくはサイト内のルールをご確認ください。長文のため、PCで見ることをお勧めします。

Unimotionがアップデートしました。アップデートに伴い、どれ位性能がアップしたのか比較動画を作りました。
本記事は、前回のおさらいをのぞいた分について、動画でも紹介しています。

この記事は随時更新をかけていく予定です。

今回変更となったUnimotionの設定について

以前と変わった点は、開発者(未来ゆうきさん)のコメントによると

Uni-studioバージョン1.4.0を公開しました!
2023/12/18リリース

・Uni-sensorの電源オフ操作を変更しました。
・Uni-sensorのボタン操作でキャリブレーションできるようになりました。
・PCを利用せず、Uni-station単体で起動する「スタンドアローンモード」を追加!
・「腰と胸を強力にオートコレクトする」機能を追加。
・Uni-sensorのバッテリー残量が少ない場合、バッテリーステータスを赤色で表示するように変更。
・OSCトラッカーの番号が1から順番に並ぶように変更しました。これにより、clusterでもOSC Trackerモードが利用可能に。
・その他、細かいバグを修正

(ディスコード内のコメントより)

とのこと。色々さらっと言っていますが、それもうVer2なんじゃない?っていうぐらいの機能追加と改良が多いのがポイントです。
以降の内容は、前回までのおさらいと新しい内容を記載しています。前回のおさらいをご存じの方は、こちらは飛ばしてください。

前回までのおさらいや改良前について

前回の記事はこちらですが、あまりに長文となってしまったため、今回以下にUnimotion分だけ抽出してまとめました。

設定方法等前回の分をご存じでしたら、こちらは飛ばしてください。

価格

Uni-motion Full:39,800円です。

Uni-motionの仕様、基本的なスペック

は以下の通りです。Uni-motion Fullだと6個、Coreだと5個で、Fullだと9点までのフルトラができます。

Uni-station × 1個
胸・腰用ベルト(95cm) × 2本
Uni-motion (現在のUni-motion Full)
Uni-sensor × 6個
太もも用ベルト(60cm) × 2本
すね用ベルト(39cm) × 2本
トラッキング点数:胸、腰、両太もも、両すね

公式の動作動画はこちら

設定方法

公式に記載してあります。また、こはろぐにも設定方法含め、全部書いてあるので、ご参照ください

【VRChatで検証】外部センサーなしで使える完全ワイヤレスのフルトラ機材!「Uni-Motion」の使用感レビュー!

設定トラブル時のサポートについて

ディスコードの回答が早いです。理由は簡単で、非公式といいながら、開発者本人がいたり、回答することが多いからです。絵も描いたり、サポートもしたり、生産したり多彩ですね・・・。いつ寝てるんだろう(困惑

IMU方式のフルトラデバイス(HaritoraXシリーズ、Unimotion)のトラブルが発生した場合の問い合わせ先

開封した様子(2022年末購入)

現在複数種類展開のため、異なる点はあります。

✅箱開封。付属品が奥にあり
✅ハリトラワイヤレスのベルトと比べると幅広で、端が堅め
✅本体を入れるケースを作る必要あり
✅ベルトは3種類。フック式ではなく、カチッと閉まる、そうでないタイプの2つ
✅ゆにもちゃんかわいい

注意点について公式が解説しています。

https://x.com/unimotionen/status/1819646960262869160

 

VRChatで遊べるまでの時間

それでは、Unistudio→VRchatを始めるまでの設定について書いていきます。
所要時間としては大体30分でした。主にやった内容としては、1~6まであるトラッカーの順番を整理したのと
やり方どおりにやっただけです。https://help.uni-motion.com/ja/vr-fbt-mode と https://help.uni-motion.com/ja/vrchat です

 

ここまでは結構簡単でした。よくあるのが、白い球がアバターからかけ離れている場合がありますが、その際は、Uni-Studioを再起動しましょう。そうすると、SteamVR側に適切な座標が送られてもとに戻ります。ユニモーションは、そもそも先ほど作ったポケットに本体を入れている構造のため、トラッカーベルトを着け間違えちゃった場合は、入れ替えるだけでOKということができます。これは非常に便利です。

デバイスの装着時間

装着時間:5分 やっぱり、VIVEトラッカー+Eoz+ガーターベルト構成よりかははるかに時間がかかります。単体ごとにとりつけるのは、時間がどうしてもかかります

 

外寸・箱の大きさ

外寸は、乾電池駆動ってことを考えると、Unimotionもかなり健闘していると思います。

 

地磁気センサーを利用する場合の注意点

基本的に、地磁気センサー搭載のフルトラ機材は、下記について弱いことがわかっているため、それがない環境で実施しました。公式サイトには記載されているのですが、読まれるのは購入後という方がほとんどだと思います。皆さん、結構悪い条件でやっているんじゃないでしょうか?

磁石・モーター入りの家電
大型のスピーカーは磁石が入っており、1メートル以上離して利用されることをお勧めします。また、足のセンサーが良くずれる場合には、磁石付きの電源タップがないかご確認ください。掃除機、扇風機、冷蔵庫などの家電製品も磁気を発します。

スマートフォン
ポケットにスマートホンが入っていませんか?スマートホン本体や、ケースに磁石が使われている場合があります。

VRコントローラー
VR用のコントローラーの中にはトリガーなどに磁石が入っている製品があります。なるべくコントローラーをセンサーへ接近しないようにすることでドリフトを防ぐことができます。(かなり近くまで接近させないと通常発生しません。)

スチール製の家具
椅子やベッド、デスクがスチール製の場合、近づくと磁気の影響を受ける可能性があります。

ビルなどの鉄筋コンクリートの構造物
利用される場所がちょうど鉄骨の直上・直下の場合や、壁に鉄骨が入っている場合、正しいモーションが取得できなくなる場合があります(特に足のセンサー)。その場合は、ご利用場所の移動か、磁気補正オフでの利用をご検討ください。

https://help.uni-motion.com/ja/faq#q19より引用 (公式見ていない人向け)

国土地理院で地磁気を推定できます。そこまでの必要はないと思います。なんかうまくいかない場合は、まずは部屋の整理を優先してください

計算サイトから求める(偏角,伏角,全磁力,水平分力,鉛直分力)

https://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/geomag/menu_00/index.html

宇宙からの太陽フレア等で地磁気に影響与えるケースはこちらから観測できます

https://swc.nict.go.jp/trend/geomag.html

地球や太陽のせいにしていないで、まずは自分の建屋に鉄筋あるかどうか、鉄骨、そのほか上記のデバイスがないか確認してみてください。公式の案内通りにやれば基本的に上手くいくはずです。ただ、やはり鉄骨とか鉄筋とか構造上変更できないものが要因の場合
もうIMU方式自体諦める方向で検討したほうがいいケースは必ず出てくるので、やってみないとわからないという恐怖の要素がIMU方式にはあります。

ただ、何度もいっているのですが、フルトラで没入感を高めるので一番重要なのは、部屋の整理です。ボクは実はひろさんムーブという謎のムーブをするときがあるのですが、ひろさんムーブを真似する人でリアルコライダーに接触する人がたまにいます。そういった人は部屋の整理と空間開ける工夫をまずされることをお勧めします。

 

前回までのユニモーションのいい点、悪い点まとめ

ユニモーションのGOOD

・しっかりキャリブレーションが正確な位置にすぐ来た
・fpsを選べるので、電池の持ちを調整できる
・安くて導入しやすい、装着点数が5点からと1点少ない
・複数ラインナップがあるが、商品自体は変わらず、数だけ違うのでわかりやすい

ユニモーションのBAD

・乾電池式なので電池交換によるキャリブレーションの手間が発生する
・ハリトラワイヤレスより大きい

・ドリフトが多いので、違和感は感じやすい

ユニモーション開発の経緯、メリット、デメリットについて(開発者と対談)

開発者の方と対談してきました。詳しくはこちら

新しくなって動きはどのように変わったか?

毛布を掛けてVR睡眠

今回、VR睡眠する人に向けて、毛布を掛けた時の動作例も記載しました!当然、前回と変わらず、毛布を掛けて寝ることは可能です、

 

HMDが異なる場合どのような動きになるか?

 

Unimotion Quest3を使った場合

胸、腰、両肘、両膝をご確認ください。Quest3コンが飛びまくっている関係で、両腕は参考になりません。

 

Unimotion valve Indexを使った場合

胸、腰、両肘、両膝をご確認ください。

 

Quest3単機(スタンドアローンモード)でのトライ結果

スマホなしでの単機の起動可能に!という連絡があり

12/18にUnimotionがついに大型アップデートを開始したとのことで今回修正しました。

Unimotion Fullの方のみQuest単機で利用できます

設定方法

設定方法は公式を見ながらやりましょう。

https://help.uni-motion.com/ja/standalone

1時間半ぐらいかかりました。躓いた点は (6) スマートフォンのブラウザで http://unimo.local を開きます。のところで
開くのを忘れて、設定していた点です。

結果

単機で試しました。トラッカーの位置とリアルの体の位置がなかなか合わず苦労しています。
OSCを使うので、動きの再現性や難しい点などは、どちらかというと初代mocopiと同じ感覚ですので
こちらのVRChatでの動画をご覧ください。

感想としては大体mocopiと同じです。

mocopiとの比較

mocopiはPCモードでこのひどさだったのでSlimeVRは早急に必要でしたが、UnimotionはQuest3のみでこれなのが大きく違うポイントです。他にも接続方法等も大きく異なりますが、ただ、Unimotionのほうが、位置やトラッキングの追従性は高いです。
デメリットとしては、専用アプリのmocopiと比べて、普通に使いづらい点や持ち運びにはmocopiと比べると大きくて、別途Uni-stationの電源が必要なところでしょう。UIは、mocopiのようにアプリで動作すれば気軽に使えると思いますが、どちらかというと動きの再現性がやっぱり低いので、そちらを向上させることの方がはるかに重要な気がします。

mocopiはモーションキャプチャーが優れているので、モバイル用途だけでフルトラになりたいのだったら、mocopiのほうがモーションキャプチャーがスマホで完結する、防水性がある、丈夫というメリットがあるのでmocopiでいいかと思います。

 

以前と他デバイスとの比較

以前と比べてドリフトが圧倒的に減って改善しています。以前もValve Indexだったので
バージョンアップによる変化でここまで変わっています

 

 

Unimotion 設定情報

左すねは電池ぎりぎりで撮影しています。磁器補正はOFFです。